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エアコン修理のおっちゃんが教えてくれた「冷房の仕組み」

   

この度おっさんの部屋のエアコン、冷房が全然冷たくなくて修理を依頼することになったのです。そこで今回修理のおっちゃんに見てもらいながら、エアコン、クーラーの冷え方のメカニズムを教わってきました!意外と知らないことがたくさんありました!

エアコンの冷房の仕組み

知っているようで知らないエアコンの仕組み。エアコンはどうやって冷風を出しているのでしょうか。ざっくり図にすると以下の様な感じだそうです。

エアコンが冷える仕組み

まず、キーワードは冷媒。冷媒が熱を運んでいるということで大体OK!

室外機の働き

室外機内のコンプレッサーで冷媒を圧縮することで、冷媒は高圧、高温になります。そして、室外機の熱交換器(ファンのあたり)を通ることで熱を外に排出します。凝縮されて低圧、低温となって液体化した冷媒は、室内に送られます。

室内機(エアコン)の働き

室内に送られた冷媒は冷たい状態の液体で、エアコンの熱交換器のあたりでおよそ5℃くらいで蒸発します。この蒸発する時に周囲の熱を吸い、冷たい空気となるわけです。そして、冷房では室内の空気より-8~10℃の吹き出しとなります。例えば30℃の室内の空気を吸うと、大体20~22℃くらいの冷風となって吐き出されます。熱を吸収して気体となった冷媒は室外機に送られます。

室内外で「空気」を送っているわけではない

つまり、エアコンは熱い空気を外に出していると言えますが、室内外で空気をそのまま送っているわけではありません。冷媒の化学反応を使って上手に熱のやり取りをしているんですね!

冷房で部屋がいきなり涼しくなるわけではない

エアコンの冷房は冷媒によって熱を交換して部屋を冷やしている。ということはつまり、交換量には限度があるということ。

エアコンが冷える仕組み1

先述したように、冷房を入れてエアコンが30℃で部屋の空気を吸った場合、20~22℃くらいの冷風しか出ないのです。その20~22℃の冷風を部屋に循環させて、室温を下げることになります。

エアコンが冷える仕組み2

そして、若干下がって29℃になりました。その空気をまた吸って、今度は19~21℃の冷風に交換する。この熱交換の繰り返しによって、部屋の温度は段々下がっていくというわけです。

仕組み上、暑い部屋の冷房から冷蔵庫のような冷たい風が突然出るということはないんですな。

ということはつまり、部屋がなかなか冷えないのはある程度しかたがないということ。エアコンを26℃に設定しようが、18℃に設定しようが、熱交換出来る量には限りがありますから冷え方は変わりません。冷房のスタート時に生ぬるい風が出る、ということもこれで説明ができます。

また、強風にすると生ぬるく感じるのも、交換できる熱量が一定であるから。強風で低設定が一番すぐに冷える!というわけでもないのです。

故障するところはココ!

では、エアコンの故障はどのようなところが考えられるのでしょうか。

冷媒の漏れ

冷媒となるガスは、「基本的には漏れないようにできている」と修理のおっちゃんは言っていました。つまり、普通に使っていれば減るものではないのです。しかし、エアコンの取付業者がいい加減だったり、室外機を移動させて配管接合部などが傷つくと、そこから冷媒が漏れてしまうことがあります。冷媒が漏れることによって冷却能力が落ちる、というわけです。このチェックは業者にしか出来ないので、メーカーなどに頼んでみましょう。おっさんの使っているメーカーの場合は、購入後5年間は無償で冷媒の補充をしてくれるとのことでした。で、おっさんのエアコンの故障原因は今回ココでした。

室外機の故障

屋外で運用するためにタフな作りになっているように見えて、意外とそうでもない室外機。動きをコントロールする基盤などは比較的壊れやすいようです。ファンが回らなくなると冷媒のサイクルが上手く働かなくなってしまうので、冷房は全くきかなくなります。

室内機の故障

エアコン本体の故障で多いのもやっぱり基盤の故障。例えばエアコンのカビ取りなどをする掃除スプレーってありますよね。あれを制御基盤の部分にかけてしまったりすると、ショートしたりして上手く動かなくなってしまうこともあるんだとか。

まとめ:冷えない時は温度をチェック!

いかがでしたでしょうか。とりあえず、冷えないな!と思ったらチェックすべきは吹き出し温度。室温に対して-10℃くらいなら正常です。また、あまりにも暑い時は冷房の効率が下がりますので、部屋の温度が上がり過ぎる前に冷房を入れることも大切ですね。

冷媒系の保証は意外と長いので、3年くらいでちょっと保証切れても購入したお店に問い合わせてみるといいですよ(∩^ω^∩)

 

 


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