【音楽】美波「ライラック」は背景を知るとさらに面白い曲
「最近の若い人」が聞く音楽をおっさんたちも時々聞かないといけないと思いますね。
今日TwitterのTLに流れてきた曲が良かったので記事にしてみようと思いました。
美波「ライラック」
この曲の評価が高いのはやはり歌詞だと思いますし、若い人たちの共感を得ているのだと思います。
そして、彼女のバックグラウンドを理解してから聞くと、なお一層楽しめると思います。
19年1月、メジャーデビュー予定
美波さんは第2回フライングドッグオーディショングランプリを受賞し、来年1月に「ドメスティックな彼女」というアニメの主題歌を担当。
メジャーデビュー予定だそうです。
メジャーデビューしてこのままの路線で「表現」を続けられるかどうか。その大きな分岐点となることでしょう。
「遠くに行ってしまう」のがメジャーの常
美波さんはツイキャスをやっています。
現在のツイキャスは音楽をやる現代っ子の「最初のライブハウス」と言っていいでしょう。
そんな人がメジャーデビューへの舵を切る時に何が起きるか。
それは「ファンとの接点が減り、力を入れる方向が変わる」ということです。
「何か」を選び、捨てないといけない。
以下は美波さんのツイキャスやライブなどに行っていた(と思われる人)の記事です。
昔はコメントも全部読んでたし、リクエストも誰のリクエストを歌うのかリスナーが喧嘩していた時に、「この枠で喧嘩するなよ!!!リクエストメモってくれればリクエストなくなるまで配信して全部歌ってやるよ!」
と言っていた
(中略)
でも。1st ワンマン辺りから少しずつ変わって行った
髪はウィッグをつけ始めたり衣装はおしゃれ系の物に変わって行った
体型も少し痩せて来たし、歌にも変化が出て来たように感じる
ライブも回数が減って来て、出演するライブもeggmanやO-Crestなどの大きめの箱だけになった
ツイキャスも配信回数は減って、コメントはほとんど読まなくなった
双方向性のあるツイキャスが、美波の語り枠みたいになってて非常に残念だった
この人の気持ちもわかりつつも「そりゃそういうもんだよ」と。
いやあ、おっさんの話で恐縮ですが、例えばTwitterでもフォロワー5000とかになった時、「自分はどうやってこの世界と接していったらいいのだろう?」ということに直面します。
5000のフォローを維持するためには、自分の発信物の価値を高めることが最優先であって、一人一人のフォロワーやコメントに丁寧に対応するのはもう、物理的限界も近づくだろうと思っています。
そこで美波さんの場合どうしたか?
自分から離別していく元ファンへのカウンターメッセージを歌にしちゃった。
それが「ライラック」じゃないかなと。おっさんはそう捉えました。
「媚びてたら進めない」という気持ちと、「それでもファンでいてもらえるのか」の葛藤が読み取れるような歌詞が散見されます。
変わらなきゃ 飽きましたって
変われば 変わりましたよねって
一体なんだい?それなんだい?
矛(ほこ)と 盾(たて)は 無くならないようでして
自分が成長して、ステージを上げていく時にファンから受け取る(であろう)思いや不安。
人生そうハイに
人生そう前に
人生聡明に
生きたいのは 山々だが
割と 根拠も証明もないような
現状世界くらいが 丁度よくて
現在の心境を推し量るに十分な生々しさがあり、今はまだ心地よい世界にいたいかのようです。
このように、この曲から感じられる「等身大の彼女」を想像しながら聞くのが「ライラック」の一番面白い聞き方だと思います。
今後どうなっていくか楽しみですねえ。
「ライラック」も収録されるメジャーマキシシングル「カワキヲアメク」は2019/1/30に発売です。
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