ネトゲにも通用する「勝つためにほんとうに必要なこと」
リオデジャネイロオリンピック、皆さん見ていますか?ゲーマーの皆さんに取ってはもしかしたらあまり興味のないイベントかもしれませんが、実はゲーマーにとっても学ぶことの多いイベントです。
卓球の石川佳純選手
卓球女子シングルスでは惜しくも初戦で敗退してしまった石川佳純選手。大変残念でした。卓球は本当に中国(人)が強く、ヨーロッパなども中国人のコーチや中国人の帰化選手などで溢れかえっています。
しかしおっさんが評価したいのは15日に行われた日本vsドイツの団体戦。第2試合でハン・インと対戦した石川佳純選手は、3本先取の試合で先に2本先取された崖っぷちの状態から3連続で取り返し、大逆転勝利を勝ち取りました。
2本先取された時の彼女の心境はどうだっただろう?と考えると、やはり「負けるかも」と言う恐れとの闘いだと思います。2セット目では石川佳純の持ち味である強打が見え始めるも落としてしまいました。
「もう後がない」から抜け出す思い切りの良さ
どんなに追いつめられても、弱気になった時点で試合は終わってしまいます。石川佳純選手も2セットを落とした、というところにずっと気持ちを置いていたら、守り重視の戦い方になってしまったでしょう。
「背水の陣」と言いますが、もう後がない状況になると人は思いもよらぬパワーを発揮したりします。守りを捨て、前進する力に変えるのです。そして、石川佳純選手も攻め方を切り替えます。3セット目からは目が離せなくなるような強打の連発!これによって拾いきれなくなった相手選手は段々と調子が出せなくなっていきました。その後も小さなミスはあったものの、最後まで石川佳純選手らしい、思い切りの良い強打で勝ち抜いたのです。
もしこれがネットゲームの世界だとしたら、強くなるためには「いつまでも同じ所でぬくぬくしていない」と言い換える事ができます。「より効率的な狩場はないか?」とか「もっと上手くなるにはどうしたら良いか?」など、自分を追い込んでこそ見える世界があるはずです。
ネガティブなことを考えても得るものは少ない
私たちはどうしても、調子が悪い時には「もうどうしようもない」というネガティブな考え方になりがちです。
ネガティブな考え方は人が生き残るための防衛戦略の一つですが、大抵の場合何も生み出しません。ネガティブになることの原因を追求すると、自分の弱さや能力の限界などと必ず向き合うことになります。「そこに向き合うことが大切」という人もいますが、おっさんはそうは思わないのです。
特にギルド活動などの集団意識に対して、ポジティブな人は良い影響を与えます。ゲームを楽しんでいて力強い人がいるギルドはそれだけで魅力的ですし、前向きな姿勢が伝播するものです。
とにかく自信をつける
「勝ち癖」というものがあります。とにかく勝つことを経験し、勝つことに執着することです。そのためには「自分には限界はない」と思えるくらいの自信が必要です。
不安や恐怖との闘いは、日常生活はもちろんのこと、人と競うゲームをしていてもあるものです。その時にあなたは不安や恐怖に負けたいと考えるでしょうか?
ゲームの、いわゆる「ガチ勢」と言われる人たちはまず間違いなくこの勝ち癖にこだわっているはずです。常に勝つための最善の手を考えています。
今よりも性能の良いアイテムが判明したらそれを使えるようにし、人脈も最大限に利用する彼らは、時には人に否定されることも当然にありえます。
しかし彼らは信念を貫き通すだけのタフネスを持っています。
どうしてそれが可能なのか?といえば、間違いなく自分の選択に「自信」があるからなのです。
自信があれば「即決」できる
自信がない人が自信家と最も違う点のひとつは「即決できない」ということです。
自信がある人はすべての決断を自分の責任のもとに行う覚悟があります。そのため、迷いがあっても決断が早いのです。
自信がない人は様々な情報を集め、自分の自信にしようとします。その分、決断が遅くなります。
人のアドバイスを聞き回ったり、リスクを計算したりすることは確かに重要ですが、ある程度のところで見切りをつけて動き出さなければ始まらないのです。
その「決断」の遅さの分、出遅れて負けてしまいます。
例えばMMORPGでは「仕様変更」が時々行われ、今まで強かったものが弱くなったり、その逆も往々にしてありますよね。
その時に今までの考え方や財産に見切りをつけ、損切りが出来るか?といったことは即決力のトレーニングの一つとしてはとても有効だと思います。日常生活でも役に立つでしょう。
自分の判断が正しいかを人に聞いているうちは、まだまだ自信が足りません。状況を判断するための最低限のデータが揃ったら、自分を信じて動き出したほうが良い結果を生むことが多いのです。
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