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【AfterShokz Aeropexレビュー】高音質骨伝導ヘッドフォンの大本命!前々世代との比較も

   

以前AfterShokz Trekz Titaniumという骨伝導ヘッドフォンをレビューしたことがありました。その時は初めての骨伝導だったので「初めてだからボチボチの数年前の製品で良いかな」と思っていたんですよね。

でも使ってみると予想以上に利用シーンが多いもんで、最新のAfterShokz Aeropexにすればよかったんじゃないかなあと。AfterShokz Trekz Titaniumのレビュー記事にもそんな感じで締めていました。

そんな想いがAfterShokzさんに伝わり…!?

Aeropexを実際に使ってみぃ!」と日本広報代理店のCyberMedia Japanさんにサンプルを送っていただきました。

というわけで、今回はAfterShokz Aeropexの紹介をしつつ、価格も違うAfterShokz Trekz Titaniumとどう違うのかなどを比較していきます。

Lifestyle VGP 2020「金賞」やGOOD DESIGN AWARD 2019を受賞

AfterShokz Aeropexのパッケージには、「ライフスタイルVGP2020金賞」、「2019年度グッドデザイン賞受賞」など、優れたプロダクトに送られるアワードの受賞歴が示されていました。

VGPについて

「VGP」は、1987年にスタートした国内最大級を誇るオーディオビジュアル機器の総合アワードです。

http://vgp.phileweb.com/vgp2020/category.html

VGP2020の「ライフスタイル部門」で、AfterShokz Aeropexは金賞を取得しています。

ライフスタイルをより豊かにするプロダクトであることが認められました。

グッドデザイン賞

「グッドデザイン賞」は、デザインによって私たちの暮らしをより良くしていくための活動です。

https://www.g-mark.org/award/describe/48586?token=cO7a7g7PM4

AfterShokz Aeropexは2019年のグッドデザイン賞を受賞しています。

製品の梱包もAfterShokz Trekz Titaniumに比べると比べ物にならないくらいリッチな外装になっており、製品を開けるワクワク感があります。

「BE OPEN」のキャッチフレーズには「開放される」という意味合いがあり、私達の耳が真に開放された状態で、音楽などを楽しめることを表しています。

同梱物

同梱物は以下の通りです。

  • AfterShokz Aeropex Bluetoothヘッドホン
  • マグネット充電ケーブル *2
  • シリコーンゴムの収納袋
  • イヤープラグ(耳栓)
  • ユーザガイド(日本語を含む12言語対応)
  • 保証書(2年保証)

AfterShokz Aeropex Bluetoothヘッドホン

AfterShokz Aeropexは、わずか26gの軽量設計ながらも、骨伝導ヘッドフォンとしては非常に高いクォリティのサウンドを楽しむことが出来るヘッドフォンです。

サウンド機器との接続規格はBluetooth v5.0です。v5.0は通信範囲がv4.2に比べて4倍広くなった規格です。

もちろん、既存のBluetooth v4.2などの機器でも利用可能です。(その場合は4.2準拠の動作になります)

今回はまだまだシェアが高いであろうBluetooth 4.2で試しています。

スポーツシーンなどでも活用できる防水・防塵規格「IP67」

AfterShokz Aeropexは水に強いのが特徴です。

IECやJISで定められた保護等級として「IP67」に適合しています。

「IP67」ってどれくらい?

  • 粉塵が内部に侵入しない
  • 水深15cmから1m程度で30分水につけても有害な影響がない

これは私が最初に買ったAfterShokz Trekz Titaniumにはない保護で、よりスポーツシーンを意識した仕様になっています。

例えば夏のジョギングシーンなどはどうしても汗をかきます。

通常のヘッドフォンではヘッド部分に水分や塩分が入って故障の原因となりやすいですが、Aeropexなら問題ありません。

屋外で突然雨が降った時なども慌てて外す必要がありません。そのまま利用を続けられます。

マグネット充電ケーブル

充電ケーブルは2本付属します。長さは60cmほどです。ACアダプタはありませんので、適当なUSB充電機器を用意する必要があります。

Aeropex専用設計となっており、先端はマグネットでピタっとつきます。これがすごい。コネクタ部に磁性があるので絶対に逆にはつかないし、近づけるだけでピタっと適切な位置にくっついてくれます。

これ便利だなあ、色んな機器がこれになって欲しい!

漏電防止アラート

マグネットの充電部は常に露出していますが、充電時の漏電対策はしっかりと行われています。

漏電防止アラートが搭載されており、充電部が濡れたり汚れた状態では充電できないようにお知らせしてくれます。

シリコーンゴムの収納袋

AfterShokzロゴ入りのシリコーンゴム製の収納ケースがついています。

シリコーンゴムは耐熱・耐寒・耐水などの特性があります。

アウトドアシーンで利用することが想定されるAeropexのケースとしては最適なものとなっています。

マグネットでピタっと留まるので出し入れも煩わしさがありません。

Aeropexヘッドフォン本体はもちろん、充電ケーブルやイヤープラグ(耳栓)なども一緒に入れておくことが出来ます。

ケースやヘッドフォン本体は防水性がありますが、充電ケーブルなどの付属品には耐水性がないので、アウトドアシーンではヘッドフォン本体のみを入れるのが良いでしょう。

イヤープラグ(耳栓)

密閉性、遮音性が高いソフトタイプのイヤープラグ(耳栓)が付属しています。58dbほどならほぼ無音にしてくれる感じの強力なもので、特に低音の遮音性が高いです。

耳栓は以下のシーンで活用できると思います。

  • 騒音の激しいストレスフルな場所
  • 睡眠時の利用
  • 低音をより強調したい時

なお、耳栓をして音楽を聴くとやや籠った印象になり、やや音量が下がった印象を受けます。これは骨伝導の仕組み上仕方がない部分だと思います。

骨伝導ヘッド部分からも音がいくらか出ているのですが、耳栓をすることで耳で聞き取りやすい高音部が遮られるためだと思われます。ヘッドの接触部分によってもだいぶ聞こえが変わるので調整してみてください。

音楽用のおすすめ耳栓は別にある

試しに耳に指を突っ込んでみればわかると思いますが、付属の密閉性の高い耳栓よりも指を軽く突っ込んだ方がバランスの良い音するんですよね。

また、MOLDEXなどの耳栓を使い分けてみましたが、耳栓の特性やサイズなどでも聞こえ具合が変わります。

私のAeropex用おすすめ耳栓は「外の音が多少聞こえるくらいの密閉度の耳栓」です。

私はAeropexと併用するのにMOLDEX メテオスモールが良かったです。

小型でほどほどの遮音性の耳栓で、軽く装着することで外部の音を多少軽減しつつ、低音が増強出来て良い感じでした。

イコライザーモードの切り替え

Aeropexではボリュームアップ、ダウンボタンを同時に3秒間押すと、「イコライザーモード」の切り替えが可能です。

イコライザーモードを切り替えると低音域の出力量が変わります。耳栓時などに適切なバランスを作り出してくれます。

アナウンスが日本語なのが嬉しい

AfterShokz Trekz Titaniumではヘッドフォンの音声ガイドが英語でした。

これはこれで海外製品っぽくて良かったのですが、英語に慣れていない人はちょっと状況判断に慣れが必要でした。

その点、AfterShokz Aeropexの日本仕様は音声ガイドも女性の日本語音声となっていてわかりやすいです。

再生機器とのBluetooth接続

Bluetoothでのペアリング

Bluetooth ver 5.0で接続するので、PCでもスマホでも利用できます。

PCで利用する場合

Bluetoothが搭載されていればオンにします。搭載されていない場合はPCにBluetoothドングルを接続します。(Bluetooth 4.0のものでもOK)

Windows左下の検索窓に「Bluetooth」と入力して「Bluetooth とその他のデバイスの設定」を開きます。

Bluetoothをオンにして、「Bluetooth またはその他のデバイスを追加する」を押します。

「Bluetooth」を押します。

ヘッドホンの電源/ペアリングボタンを5秒以上長押しして電源を入れるとLEDが点滅してペアリングが始まります。

Windows側で「Aeropex by AfterShokz」が検出されたらクリックします。

これで接続完了です。

PC側からもボリュームコントロールが出来ることを確認してください。

スマホの場合

スマホの場合も同様です。Bluetoothの検出をしたらペアリングをします。

接続を切る

ペアリングを解除するときは同じく「Bluetooth とその他のデバイス」の画面から切断します。

マルチボタン

左耳部にある「マルチボタン」は親機の状態によっていろいろ機能が違います。

スマートフォン操作例

機能 操作方法 音声
音楽再生/一時停止 1回押し ビープ音1回
次の曲 音楽再生時に2回押し ビープ音1回
前の曲 音楽再生時に3回押し ビープ音1回
電話に出る 1回押し ビープ音2回
電話を切る 1回押し ビープ音1回
現在の通話を切って、
二つ目の着信に出る
通話時に2秒間長押し ビープ音1回
通話を拒否する 着信時に2秒間長押し ビープ音2回
音声ダイヤル 2秒間長押し ビープ音
最後に発信した番号を
リダイヤル
音楽停止時に2回押し "リダイヤルします"

 

Windows10の場合

Win10では長押しでコルタナを呼んで音声入力をすることが出来ます。

そう、マイクがついているんでヘッドセットとして使えます。

PC版のLINEやDiscordで通話をしたりする際に利用すれば、耳に負担をかけません。

音漏れについて

耳からも多少音を聞くような設計になっているようなので、特に高音の音漏れはあります。

電車など、人との距離が近い公共の場所ではちょっと使いづらく感じるかもしれません。

しかし、旧モデルのAfterShokz Trekz Titaniumと比べるとやや軽減されている印象です。

装着感

AfterShokz.jp

骨伝導ヘッドフォンは、ヘッド部分を耳のちょっと前で挟み込んで使います。

AfterShokz Aeropexはヘッドが小型なので圧迫感が限りなく少ない印象を受けました。

なので装着していても「着けているなあ」という違和感も少ないです。

軽量ですがホールド感はしっかりあるので、ジョギングや頭を動かす運動をしても外れる心配はないでしょう。

音質評価

骨伝導ヘッドフォンを使ったことがない方が一番気になるのは「音質」だと思います。

普通に聞く:中音域から高音域にかけての豊かな音場感

普通に聞くとどのように聞こえるか?というと、オープンエアーの耳掛けヘッドホンに近いです。

ピアノ曲、ボーカルなどは想像以上にクリアに聞こえるので驚くほど不満がないです。

これはもう普通のヘッドフォンと遜色ないと言って良いレベル。

クラシックやジャズ、ロックなどあんまり低音低音していないアコースティックな音楽の相性は良いと思います。

ただし低音は耳から抜ける

低音については、普通に利用していると旧世代のAfterShokz Trekz Titaniumとあまり評価は変わらないです。

それは、骨を伝わった低音が耳の穴から抜けるからです。そのために耳栓が付属しているわけなんですね。

これはもう、骨伝導的にしょうがないなと思います。

指や耳栓で耳を塞ぐと低音がしっかり聞こえてくるので、低音を求める場合は耳栓などで耳の穴塞ぐしかありません。

EQなどを使って帯域をチェックしてみましたが、大体80Hzより下の低音域は耳栓をしていないと聞こえづらいです。

80Hzがどれくらいかというと、バスドラムの主成分が80Hz~200Hzくらいだと思います。

逆に、高音域(ドンシャリのシャリな感じ、透明感)は耳栓をしていると聞こえづらくなります。

Aeropexの活用シーンを考える

耳が聞こえづらい人にはもちろんおススメですが、良く聞こえる人でも利用シーンは色々と考えられます。

耳を労わりつつ音楽などを聴きたい時

普段から長時間のヘッドフォン、イヤホン利用をしている方や、難聴などが心配な方に良いと思います。

耳の側で大きな音が鳴り続けると疲れますが、骨伝導は耳がオープンなので自然な感じがして、疲れにくく感じます。

スポーツシーンや歩行時

周囲の安全を確認しやすく、自然な状態に近い環境音を得ることが出来ます。

自転車で利用することが出来るかは、各都道府県の条例などに従ってください。

スマホやPCでのハンズフリー通話

手を動かしながら通話したい時にはかなり便利です。

スマホで通話しながらメモアプリにメモを取ったり、PCでゲームをしながら通話したりといったことが可能です。

これはちょっとした発見だったのですが、ヘッドフォンのように耳を塞がないので、自分がどれくらいの音量で喋っているかがフィードバックされてわかりやすいです。

周囲の音に気を配ることが出来るので安全です。

VR用

お手軽なスマホVRなどでの音声用に。VRでは視覚が塞がれるので、周囲の状況判断はおのずと耳に頼ることになります。

その際に、オープンイヤーで周囲の音が聞こえるAeropexは安全性や快適性の意味でもおすすめできます。

FPS/TPSなど、長時間のヘッドフォンプレイの代わりに

ヘッドフォンプレイを余儀なくされるFPSなどでは、耳への負担が心配です。

Aeropexなら耳を塞ぐことなくプレイできるので、身体的な負荷をかけません。

耳栓を使いながら寝る時

耳栓をして寝る人などは、寝る前の音楽鑑賞時に耳栓をしたまま利用できるので良いですよ。

ヘッド部分が耳の前に大体当たっていれば音が聞こえるので、ネック部分を前に持ってきて仰向けになって聴くこともできます。

まとめ:隙のない作りの"新世代"骨伝導ヘッドフォン

外に出る時はもちろん、ゲーミング用途や耳栓をしながらの就寝前など、屋内でも使いやすいですね。

私は深夜にゲームをする時などに利用しています。完全にヘッドフォンをして周りの音が聞こえないことに抵抗がある方は使ってみると世界が変わりますよ。

AfterShokz Trekz Titaniumとは執筆時点で1万円ほど価格が違いますが、装着感や充電の快適さ、そして音の解像度が違うので、1万円の差は感じられるはずです。特に充電のマグネットがピタッと簡単に始められる感じが良いですね。

「骨伝導ヘッドフォンが気になってるんだけど」という方は是非Aeropexを試してみて欲しいと思いました。

AfterShokz
骨伝導ワイヤレスヘッドホン
防水
bluetooth5.0 
コズミックブラック

 


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