Geforce GTX 1080 Tiのスペックとリリース日予想
VRゲームへの期待などもあるのか、Geforce GTX 1080が高額な部類のビデオカードとしては予想外の売れ行きを示していてびっくりする今日このごろですが、早くもGTX 1080 Tiの性能などをリークしたとの情報が海外では出回ってきています。(まあウソなんだけど)
Contents
OC3DによるGTX 1080 Tiのリーク情報
OC3DによるとGTX 1080 Tiの情報をリークした、という話がありました。
しかしこれはウソで、ソースはなく「これくらいじゃないかな」という見立てによるものでした。
そりゃあ、つい先月にTitan X (Pascal)が出たばかりですからね。まだまだ出ませんよ。
しかしながら、Titan Xや1080の間を取るようなスペックは、「ああ、実際にこれくらいになりそうだ」という点では参考になるのかもしれません。
というわけで、そのシートを見ながら、買うか買わないかを考えていきましょう。
GTX 1080 Tiはこれくらい?スペックシート
Titan X (Pascal) | (架空の)GTX 1080 Ti | GTX 1080 | GTX 980 Ti | GTX 1070 | GTX 1060 | |
発表年月 | 2016/8 | 2017/1Q? | 2016/5 | 2015/6 | 2016/5 | 2016/7 |
GPUアーキテクチャ | Pacal | Pacal | Pacal | Maxwell | Pacal | Pacal |
プロセス・ルール | 16nm | 16nm | 16nm | 28nm | 16nm | 16nm |
SMユニット | 56 | 52 | 40 | 22 | 30 | 20 |
SMあたりのCUDAコア | 64 | 64 | 64 | 128 | 64 | 64 |
単精度浮動小数点性能 | 11 TFLOPS | 10.8 TFLOPS | 9 TFLOPS | 5.6TFLOP | 6.5 TFLOPS | 4.4TFLOPS |
CUDAコア数 | 3584 | 3328 | 2560 | 2816 | 1920 | 1280 |
VRAMタイプ | GDDR5X | GDDR5X | GDDR5X | GDDR5 | GDDR5 | GDDR5 |
VRAM 容量 | 12GB | 12GB | 8GB | 6GB | 8GB | 6GB |
メモリバスサイズ | 384ビット | 384ビット | 256ビット | 384ビット | 256ビット | 192ビット |
メモリ帯域幅 | 480GB/秒 | 384GB/秒 | 320GB/秒 | 336GB/秒 | 256GB/秒 | 192GB/秒 |
ベースクロック速度 | 1417MHz | 1503MHz | 1607MHz | 1000MHz | 1506Mhz | 1506MHz |
ブーストクロック速度 | 1531MHz | 1623MHz | 1733MHz | 1076MHz | 1683MHz | 1708MHz |
TDP | 250W | 250W | 180W | 250W | 150W | 120W |
電源接続 | 1×8ピンの1x 6ピン | 1×8ピンの1x 6ピン |
1×8ピン | 1X8ピン | 6ピン | |
PCI Express | PCIe 3.0 | PCIe 3.0 | PCIe 3.0 | PCIe 3.0 | PCIe 3.0 | PCIe 3.0 |
http://www.overclock3d.net/news/gpu_displays/nvidia_gtx_1080ti_specifications_leak/1 を元に一部編集
そしてこちらがその、GTX 1080 Tiの予想シートです。一部明らかにミスと思われる部分(VRAMタイプ)があったので直しました。
まず、2016年9月現在、最もハイグレードなNVidiaのビデオカードは8月に発売されたTITAN X (Pascal)です。
赤く塗った部分がTitan XがGTX 1080より上回っている部分です。GTX 1080に比べるとやはり、一回り違う性能を持っていることがわかります。
青く塗った部分はTitan XがGTX 1080より下回っている部分です。クロック周りは実は、GTX 1080の方が上なんですね~。
そこで、「それらの間くらいに1080 Tiが入ってくるんじゃないかね?」というのがOC3Dフォーラムの人の考えたGTX 1080 Tiの意見、というわけです。
グラボ用語について
表中の用語についても軽く触れておきましょう。
プロセス・ルール
ざっくり言えば「どれくらいの細かさでボードに回路を載せていくか」の規格。つまり、これが小さければ小さいほど、たくさんの演算装置が載せられるということ。
単精度浮動小数点性能
演算能力です。そのビデオカードがどれだけの計算力があるかです。
CUDAコアとSM
ビデオカード上にはSM(ストリーミングマルチプロセッサ)という演算部が複数搭載されています。
そして、SMの中にCUDAコアと呼ばれる演算装置がたくさん入っているわけです。
当然、これらが多いほど演算能力が高いことになります。
メモリ帯域幅
ビデオカードのメモリは大容量のデータを扱うため転送速度も早くなければなりません。
このメモリ帯域幅が大きいほど、データの転送が早くなる為、早く処理ができます。
GTX 1080 Tiは980 Tiの完全上位になるはず
表を見ていただければわかるようにGTX 1080はGTX 980 Tiに完全には勝っていない部分があります。それはメモリ帯域幅です。
この点がGTX 1080の発売前後に最も懸念された部分で、「なんでそこだけ負けてんねん!」というツッコミが多く入りました。
この点は技術的なものか販売戦略的なものかわかりませんが、GTX 1080 Tiの発売となれば、この点は確実にクリアにしてくることでしょう。
GTX 1080 Tiは2017年初旬か
表にそれぞれの発表年月を入れておきましたが、今までの流れから行くとGTX 1080 Tiは来年の初旬から中旬あたりに出てきてもおかしくなさそうですね。
しかし、GTX 1070が登場してGTX 1080の価格がかなりこなれてきているのも確か。
GTX 1080 Tiを待つべき人は980以降以前のカードを使っていて、4Kでのゲームなどをする人でしょうね。
おっさんみたいに600番台とかで頑張っている人はお手頃な1070や1080にそろそろ買い替えですな。
ZOTAC Geforce GTX 1080 AMP EDITION グラフィックスボード VD6068 ZTGTX1080-8GD5XAMP01 |
GIGABYTE ビデオカード NVIDIA GeForce GTX 1070搭載 オーバークロック ゲーミングモデル GV-N1070G1 Gaming-8GD |
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