骨伝導ヘッドフォンAfterShokz TREKZ TITANIUMを買ってめっちゃ後悔した!
2020/06/16
友人がヘッドホンのし過ぎで慢性の耳鳴りになってから、私はヘッドホンをほとんど使用しなくなりました。
外出時にもよほどのことがない限り音楽を聴かなくなり、耳のそばで音が鳴ることに不快感を感じるようになっちゃったんですよね。
とはいえ、夜中にゲームをやってて音を出さないといけないこともあるし、ウォーキングしながら音楽聞いたりできたらいいなと思っているのも事実です。
そこで試しに買ってみたのが「骨伝導ヘッドホン」です。
Contents
AfterShokz TREKZ TITANIUMを買った
骨伝導というと音質がどうなんだろう?という疑問がありましたが、アウトドアシーンなどでの利用にも、普通に鑑賞にも耐えるレベルの製品が出てきています。
あまりに安いのは品質が怪しいので、ネームバリューがあるAfterShokz製品を選びました。
パッケージ、同梱物など
パッケージにも書いてある「外の音が聞こえる安心感」には従来のヘッドフォンにはない価値があります。後で詳しく紹介しますね。
2年保証とGOOD DESIGN AWARDの受賞歴などが記載されており、信頼性の高い製品であることがアピールされています。
ヘッドフォンで2年保証はなかなかないですよ。
本体とおまけでついてきた防水スポーツベルト。スマホと鍵が入るスペースがありました。ウェストポーチです。
- AfterShokz TREKZ TITANIUM本体
- micro USBケーブル(充電用)
- 耳栓
- 専用ポーチ
- 保証書
- 取説類
となっています。
使い方も簡単
1時間程度の充電
開封直後は電源が入らなかったので付属ケーブルでの充電を行いました。
micro USBケーブルだけが入っているので「ACアダプターは自前で何とかしてね」ということでしょう。
スマホなどで利用するUSBの口がついた急速充電コネクタを使うと良いです。充電は約1時間弱で終わりました。充電が終わると赤ランプが青に変わります。
「スマホも一緒に充電したい!」という場合は、以下の様なマルチポートアダプターがオススメです。
Bluetoothでのペアリング
Bluetooth ver 4.1で接続するので、PCでもスマホでも利用できます。
PCで利用する場合
Bluetoothが搭載されていればオンにします。搭載されていない場合はPCに以下のようなBluetoothドングルを接続します。(Bluetooth 4.0のものでOK)
Windows左下の検索窓に「Bluetooth」と入力して「Bluetooth とその他のデバイスの設定」を開きます。
Bluetoothをオンにして、「Bluetooth またはその他のデバイスを追加する」を押します。
「Bluetooth」を押します。
ヘッドホンの電源/ペアリングボタンを5秒以上長押しして電源を入れるとLEDが点滅してペアリングが始まります。
Windows側で「TREKZ Titanium by AfterShokz」が検出されたらクリックします。
これで接続完了です。
PC側からもボリュームコントロールが出来ることを確認してください。
スマホの場合も同様に、Bluetoothの検出をしたらペアリングをします。
接続を切る
接続を切る時は同じく「Bluetooth とその他のデバイス」の画面から切断します。
スマホとPC両方で使える
BluetoothPCでもスマホでも使えます。
ただし、一度にスマホやPC一台としかペアリングできませんので、現在接続中の危機で「切断」をしてから別の親機で接続します。
マルチキー
左耳部にある「マルチキー」。多分親機の状態によっていろいろ機能が違うと思います。
- 音楽再生コントロール(ワンタッチで一時停止と再生、2度押しで曲送り)
- 長押しで何かを呼び出す(Win10だとコルタナの音声コントロールが開始される)
Win10ではコルタナを呼んで音声入力をすることが出来ます。そう、マイクがついているんでヘッドセットとして使えます。
装着感
ドライバ部で挟み込む
耳にかけつつ先端のドライバと言われる部分で頬骨を挟んで固定します。
本体はチタン製で柔らかくも頑丈なつくり。折れないですねこれなら。
ラバーコーティングされているので金属アレルギーなどがある人でも大丈夫です。
メガネと併用でも大丈夫
メガネをしてからAfterShokz TREKZ TITANIUMを着用しても、AfterShokz TREKZ TITANIUMを着用してからメガネをかけてもどちらでも大丈夫です。
元々スポーツシーンを想定しているので、サングラスなどと併用しても問題ないように作られているのでしょう。
音質評価
一番気になるのが骨伝導ヘッドホンの音質ですよね。
やっぱりちゃんとした製品を買ってよかったと思います。
普通に聞く:中音域から高音域にかけての豊かな音場感
普通に聞くとどのように聞こえるか?というと、オープンエアーの耳掛けヘッドホンに近いですかね。
ピアノ曲などは想像以上にクリアに聞こえるので驚くほど不満がないです。
低音は耳から抜けるよ
低音はオフィシャルでもそこまでアピールしていなかったしレビューでもあまり良い評価ではなかったのですが、その通りです。
EQなどを使って帯域をチェックしてみましたが、大体80Hzより下の低音域は聞こえづらいです。
80Hzってどれくらいかというと、バスドラムの主成分が80Hz~200Hzくらいだと思います。
なので、30Hzとかがブンブン言うような超低音のベースミュージックみたいなのは用途として合わないです。
半面、クラシックやジャズ、ロックなどあんまり低音低音していないアコースティックな音楽の相性は良いと思います。
耳栓を使う:低音が逃げないし耳に悪くない
そこで、耳栓が同梱されています。
しかもこれ結構遮音性の高い奴だ。MOLDEXのっぽい。
これをつけるとベース音もしっかり聞こえます。
つまり、耳の穴から低音が漏れているのを実感できます。
耳の穴をふさぐカナルタイプのイヤホンあるじゃないですか。さきっちょがラバーみたいなのになっているやつね。
あれが低音が出やすい理由がわかります。耳をふさいでいるからです。
これはAfterShokzは屋内用や飛行機搭乗時など騒音のある環境下での利用時のために同梱しています。
人間が不快になる騒音レベルになると、イライラしやすくストレスに繋がります。
その時に耳栓をするか、音楽を聴くために完全密閉型のカナルタイプイヤホンをするか迷います。
カナルタイプイヤホンは音もいいし迫力があるんだけど、やっぱり長時間の着用はあんまりよくないなあと思います。
音漏れ
音量を上げると音漏れは多少あります。これは外部の音が直接聞こえる以上は仕方のないトレードオフだと思います。
音漏れを気にしなければならないようなシチュエーションだと少し音量を下げた方が良いでしょう。
「音楽を聴く」というより「BGMが日常生活に加わる」素晴らしさ
ながら聞きデバイスとしての骨伝導ヘッドホンは本当に新しい世界を見せてくれます。
ヘッドホンやイヤホンはどうしても周りの人とコミュニケーションが取りづらくなるじゃないですか。
その点、好きな音を聞きながら人と会話が出来る。この感覚は是非味わってみて欲しいですね。
そして、耳に負担がない点もポイントです。
屋外で安全に楽しむためには「音楽に入り込む」というよりは「日常生活にBGMが加わる」くらいの音量がベストだと感じます。
そうすれば通勤、通学中に次の駅名を聞き逃すこともありませんし、車が死角からやってくることにも気づくことが出来ます。
やっぱり耳が開いていても爆音で聞いてると意識がそっちに向いちゃいますからね。
自分の意識はどれだけヘッドフォンが優れていても解決できません。
ゲーミングや動画視聴でも使える?
ゲーミング用途で使えるかを試しました。
Bluetooth特有のごくごくわずかな遅延はあるはずなんだけど…あるんかなあ?というレベル。
YouTubeでの動画視聴
動画はトークでのズレをチェックしてみましたが、特に気になるほどの遅延を感じませんでした。
マジの遅延があるとこの時点で「ん?」となりますよね。この時点で色々行けるなと確信。
FPS/TPS
CS:GO、PUBG、theHunter: Call of the Wildなどをやってみました。
敵が右にいるのか左にいるのかは、適当に置いたスピーカーよりよっぽどよくわかります。
そして、銃声も鼓膜に響くわけではないので耳にとても優しいのがポイント。
ゲーム中に完全にゲーム音しか聞こえなくて、周囲の音が聞こえないのってやっぱり怖いなあと思っていたので、これはいい!
音ゲー
スマホのデレステをやってみました。
これが一番厳しいかなと思ったんですがタイミング調整が出来るので普通に遊べます。
そしてこれらを耳がオープンなまま楽しめる!
音が絶対に必要なゲームを、他の人に迷惑にならないように楽しめる…これは最高だな!
- ゲームや動画に集中していて家族がいつの間にか部屋に入ってきてビックリした
- インターホンの呼び出しに気づかなかった
そういったのって今まで「ゲームをするか」「人のために諦めるか」のどちらかしかなかったわけです。
しかし、ちゃんとした骨伝導ヘッドホンを買うだけで、それがもう今の時代は古い考え方だったんだ!両方取れるんだ!ということに気が付くんです。
唯一の後悔は…?
私は今回買ったAfterShokz TREKZ TITANIUMに感動しつつ、実は結構後悔しています。
何に後悔しているかって?
「現行の最もいい製品にしなかったこと」です。またやってしまった!
「初めてだからボチボチの数年前の製品で良いかな」と思ってしまった…
今、最新のAfterShokz製品は明らかに製品性能が上がっています。
骨伝導ヘッドホンがこんなに良いと知っていたら、プラス1万出してもっと良い物を買っても良かったと正直に思っています。
だって2年間、音楽やゲームという個人のエゴと人とのコミュニケーションや安全を両立できるデバイスですからね?
2年間使うわけでしょ?
2年で1万円違うとしたら、1カ月あたり416円しか違わないんです。
買えばよかった現行のAfterShokz Aeropex
「ああ~!こっちにしておけばよかった~!なんで1万円をケチったんだ~!」
- 音漏れを前世代モデルに加えて50%も抑える「Leak Slayer」技術
- 振動制御技術「Premium Pitch 2+」
- 水中に潜っても耐えられる防水技術「IP67」
- 連続再生最大8時間(TITANIUMは6時間)
「最初の体験だからエントリーモデルや旧モデルでいいや」という考え方、これは確かにリスクコントロールとして大事ではある。
でもそれが必ずしも正解とは限らないんですよね。今の時代は新製品の良いところをガンガン色んな人が伝えてくれるから。
PCレビューでも言ってるけど、良い物を買うと一段階も二段階も良い体験ができるんです。
もうこれは今回最大の反省。
「これはきっと私の人生を変える」と思えるくらいのデバイスに出会ったら、現時点で買える最高の物を買うこと。
もちろん「今予算がない!1万円くらいが限度!」
ということであれば、2世代前製品のTREKZ TITANIUMでもいいですよ。実際私は感動しました。
でもこれを買った後、おそらくAfterShokzの製品のファンに一発でなると思うんですよね。
そして「あそこで1万足して最新モデルにしていたら…!」と感じる方もたぶん、いると思うんですよね。
だからTREKZ TITANIUMは今はそんなには奨められない。
ただ失敗しなかったこともあって、明らかに安いものにしなかったこと。
この点ではTREKZ TITANIUMを買って正解でした。
初めてのジャンルで明らかに粗悪な製品にすると、そのジャンル自体を否定しちゃうんですよね。これはPCでも一緒。
自分のチョイスが悪いのに「骨伝導ヘッドホン使ったけど大したことなかったよ」ってなっちゃう。
これがもっとも自分の人生体験をちっちゃくしちゃう原因だということを私は知っています。
というわけで、個人的に骨伝導ヘッドホンは自宅で使うにも屋外で使うにも本当にいい製品なんで
私はこれを買ったけど
買った後に買えばよかったなと思っているのが
だということです。
記事の内容は執筆、更新日時時点の情報であり、現在は異なっている場合があります。 記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
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