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DLSSをオンにすると何が変わるのか?

   

ウォッチドッグスレギオンやサイバーパンク2077など、近年の重量級タイトルにおいてDLSSはもはや必須設定となっています。

モンハンなどで使われていた初代DLSSは個人的にイマイチな画質でしたが、DLSS2.0世代のタイトルではどうなっているでしょうか。

DLSSとは何か?

ざっくり言えば「NVIDIAが開発した、PCゲームのグラボ負荷を低くする技術」です。

もう少し詳しく言うと、1920x1080などの低解像度のデータから4Kのゲーム画面を創り出す技術です。

もちろん、解像度が低いデータをそのまま拡大すると、荒くなってしまいます。

そこで、単純に引き延ばすだけではなく、AI処理によってイイ感じに補完する。

これがDLSSの特徴です。

初期のDLSSはザラついた画質だった

左がネイティブ4K、右が4K+DLSS1.0のクオリティ設定です。

モンスターハンターワールド:アイスボーンなどで採用されている初期のDLSSは、適用すると明らかな画質劣化を感じてしまうものでした。

最新のDLSSは画質が滑らかになった

左がネイティブ4K、右が4K+DLSS2.0のクオリティ設定です。

ウォッチドッグスレギオンやサイバーパンク2077で採用されている最新のDLSSでは、画質面では若干のボケ感は出るものの、初期のDLSSと比べるとかなり美しい画像になっています。

DLSSを使うには

DLSSに対応しているゲームで、オプションでDLSSを有効にします。

DLSS2.0対応タイトルでは、オン・オフだけではなく、DLSSのクオリティレベルを設定できるようになっています。

画質の良い順(元の解像度が高い順)で並べると

  • DLSSクオリティ(品質)
  • DLSSバランス
  • DLSSパフォーマンス(高性能)
  • DLSSウルトラパフォーマンス

といった感じです。クオリティから試して、重いと感じる場合はパフォーマンスの方に設定を下げて使います。

DLSSには良い所と惜しい所がある

DLSSには利用する上でメリットとデメリットがあるので、本記事ではそのあたりをわかりやすく比較したいと思います。

DLSSが優れている部分

フレームレート(fps)が上がる

サイバーパンク 2077 1080p レイトレーシング:ウルトラ設定(RTX 3070)

DLSSなし
28fps
DLSSパフォーマンス
71fps

DLSSを使うと、GPU負荷を減らしてフレームレートを上げ、より滑らかな表示にすることが出来ます。

最新のDLSSでは1920x1080の解像度でもDLSSを適用することが出来ます。

サイバーパンク 2077 4K レイトレーシング:ウルトラ設定(RTX 3070)

DLSSなし
1fps
DLSSパフォーマンス
37fps

余力が出来るので解像度を上げることも可能になります。

RTX 3070でのサイバーパンクは、DLSSなしではレイトレ4Kは1fpsという結果ですが、DLSSパフォーマンスを適用することで30fps以上を出すことが出来ました。

遠景の細部などの再現がネイティブ解像度より優れる

右の画像がDLSSオンの状態です。

DLSSは遠くの電線など、そのまま描くと細すぎて途切れ途切れになるラインを正しく表示することが出来ます。

右のDLSSオンでは、橋の上のフェンスや遠くのオブジェクトがしっかり描画されていますよね。

これらは4Kなどの高解像度でなければ再現できなかった部分です。

ゲーム動作を軽量化させるだけでなく、遠景などのディテールをアップさせることができる点がDLSSの凄さの一つです。

DLSSの惜しい所

とはいえ、DLSSは万能ではありません。

ボケ感や劣化感

DLSSは鮮鋭さに欠け、ややボヤっとした画像になりやすいです。これがシンプルかつ一番大きな欠点です。

処理が上手く行かない時もある

橋のフェンス部分の細かな処理がDLSSで上手くいかなかった例で、描画がぐちゃっと潰れています。

GeForceでしか使えない

NVIDIAの開発した独自技術であるため、AMD Radeonでは使えません。

GeForce RTXシリーズのグラフィックボードで利用可能です。

DLSSの3行まとめ

  1. 軽くなり、遠景がより細かく描かれる
  2. ボケ感などで画質が落ちることもあり、時々不正確
  3. 重いゲームではDLSSをオンにし、低い解像度や軽いゲームではオフがおすすめ

DLSSは軽量化と遠景の精細な描画などの点にメリットがあります。

しかし、基本的にはアップスケーリングなので、ちょっとボケた感じがする点はデメリットです。

グラボパワーがあればDLSSを使わない選択も

画質を重視する方は、DLSSをオフに出来るように、ハイエンドなグラボを搭載したPCがおすすめです。

ハイエンドグラボでも4K+レイトレなどになるとDLSSが必須になってきますが、DLSSのクオリティ設定を高めにすることが可能です。

もちろん、フルHDなどの解像度では、DLSSを使わずにクッキリハッキリとした高画質でゲームを楽しめます。

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CPU:i9-10900K
GPU:RTX 3080
メモリ:32GB
ストレージ:1TB SSD, 2TB HDD

 


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