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14世代Intel Core搭載のGALLERIA6機種が発売

   

Pasted-1012023年10月17日の22時に最新の14世代Intel CoreシリーズCPUが発売となる。それに合わせ、ゲーミングPC「GALLERIA」でも早速14世代CPU搭載機種が登場している。

14世代搭載GALLERIA一覧

いずれも標準のメモリは32GB DDR5、NVMe SSDはGen4 1TBとなっている。

機種名 CPU GPU
GALLERIA ZA9C-R49 i9-14900KF
(24C/32T)
RTX 4090 24GB
GALLERIA ZA9C-R48 i9-14900KF
(24C/32T)
RTX 4080 16GB
GALLERIA ZA9C-R47T i9-14900KF
(24C/32T)
RTX 4070 Ti 12GB
GALLERIA ZA7C-R48 i7-14700KF
(20C/28T)
RTX 4080 16GB
GALLERIA ZA7C-R47T i7-14700KF
(20C/28T)
RTX 4070 Ti 12GB
GALLERIA ZA7C-R47 i7-14700KF
(20C/28T)
RTX 4070 12GB

 

いずれのGALLERIAも上位の「Zシリーズ」であり、Z790チップセット搭載マザーボードを搭載。

CPUファンには、ASETEK製240mm簡易水冷クーラー(ASETEK 624S-M2)が搭載される。

13世代から見ての性能アップ幅は、i7の方が高いだろう。i7-14700KFではEコアが4つ追加になったためだ。Eコアも使うマルチスレッド処理などでパワーを発揮するだろう。

また、i9-14900KF / i7-13700KFともに、クロックが100~200MHzほどアップしている。i9-14900KFに関しては最高で6GHzに到達するスペックとなっている。

いずれのGALLERIAも執筆時点では「翌日出荷」となっており、同社の強みである「すぐ届く」を最新スペックでも楽しめる形だ。

14世代Coreシリーズの特徴

14世代Coreプロセッサは13世代Raptor LakeのRefresh版であり、ソケットもFCLGA1700から変わらない。

Core i9 14900KF vs 13900KF

最上位となるi9-14900KFは、コア数などは変わらないが、各動作クロックが100~200MHzほどアップしている。

その状態で、ベースパワーや最大ターボパワーなどの電力周りが変わらないスペックとなっている。少し効率が上がったくらいだろうか。

項目 14900KF 13900KF
コア総数 24 24
Pコア 8 8
Eコア 16 16
スレッド数 32 32
ターボ・ブースト最大 6GHz 5.8GHz
インテル® ターボ・ブースト・
マックス・テクノロジー 3.0
5.8GHz 5.7GHz
Pコア最大ターボ 5.6GHz 5.4GHz
Eコアターボ・ブースト時最大 4.4GHz 4.3GHz
Pコア基本 3.2GHz 3GHz
Eコア基本 2.4GHz 2.2GHz
キャッシュ 36MB 36MB
L2キャッシュ 32MB 32GB
ベースパワー 125W 125W
最大ターボパワー 253W 253W

 

Core i7-14700KF vs i7-13700KF

一方、大きく変わったのはCore i7だ。14700KFでは13700KFからEコアが4つ増えたのだ。また、キャッシュ、L2キャッシュの容量が増えている。キャッシュはCPUが持っている「小さなメモリ」と言えるようなものだ。

そして、i9と同様に各コアの動作クロックが100~200MHz程度上がっている。このことから、i7-14700KFに関しては、マルチスレッド性能やその他性能が14世代i9よりも感じられることになりそうな予感がする。ただし、ゲームで主に活躍するPコアの数は増えていないため、Eコアまでフルに使うようなゲームでない限り、効果は限定的な可能性もある。

項目 14700KF 13700KF
コア総数 20 16
Pコア 8 8
Eコア 12 8
スレッド数 28 24
ターボ・ブースト最大 5.6GHz 5.4GHz
インテル® ターボ・ブースト・
マックス・テクノロジー 3.0
5.6GHz 5.4GHz
Pコア最大ターボ 5.5GHz 5.3GHz
Eコアターボ・ブースト時最大 4.3GHz 4.2GHz
Pコア基本 3.4GHz 3.4GHz
Eコア基本 2.5GHz 2.5GHz
キャッシュ 33MB 30MB
L2キャッシュ 28MB 24GB
ベースパワー 125W 125W
最大ターボパワー 253W 253W

 

新機能

Intel Application Performance Optimization(APO)

14世代Coreプロセッサに搭載される新しい機能で、ゲームに合わせてCPUの動作周波数(クロック)を最適化し、ゲームパフォーマンスを向上させるというもの。

Intelによれば、Tom Clancy's Rainbow Six Siegeでは13%、Metro Exodusでは16%のパフォーマンス向上が見られるという。

これは、既存のIntel Thread Director(PコアやEコアの制御をする機能)と連携して動くそうだ。

しかし、APOは対応ゲームが限られ、マザーボード上の設定やアプリによるオン・オフ設定が必要になるという。

どういったゲームが対応するかについては上記2タイトル以外は不明であるため、過度な期待は現状では出来ない。

Intel Extreme Tuning Utility with AI Assist

AIによるオーバークロック最適化機能。発売時はi9-14900K/KFのみに対応。その後、その他の14世代の「Kつき」CPUに対応していく予定とのこと。

 

 


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