GALLERIA RM5R-R46T 7500F搭載機レビュー。RTX 4060 Ti搭載で高バランスのFHD向けPC
2024/10/30
GALLERIA RM5R-R46T 7500F搭載機を株式会社サードウェーブにお借りしてレビューする。
6コア12スレッドのCPU「Ryzen 5 7500F」と、1920x1080解像度でのゲームプレイに向いた「GeForce RTX 4060 Ti 8GB」を搭載する。
GALLERIAの小型高コスパモデル
GALLERIA RM5R-R46Tは、GALLERIAの中でも小型な「SKMケース」のミニタワーモデルだ。
外観
フロントは逆U字でLEDが輝く個性的な顔が特徴。GALLERIAロゴの上は5インチベイの切り欠きになっており、Blu-rayなどの内蔵型光学ドライブもオプションで追加できる。
サイドパネルはウインドウがついており、中が透けて見えるようになっている。
コンソール部は斜めになっており、デスクの上下どちらに設置してもアクセスしやすい設計。
コンソール部にある端子類は、USB3.0 x4と、ミニプラグのオーディオIN/OUT端子だ。
ケーストップは平らになっており、少しくぼんだところにフィルターが設置されている。掃除機などで上から吸うことで簡単に清掃が可能だ。
ケースの両サイドパネル前方は空気の取入口となっており、ここにもフィルターが設置される。
ケース底面は、後方の電源が吸気する部分にフィルターが設置されている。ケース後方からツールなしでフィルターを引き抜いて清掃できる。
ケース後方のインターフェースは、USB 2.0 ×2 、USB 3.2 Gen1 Type-A ×2が基本仕様となる。
今回お借りしたモデルでは、MSI製のA620チップセット搭載のMicro-ATXマザーボードが搭載されており、基本仕様の他にもType-AとType-CのUSBポートが搭載されていた。
仕入れ等の関係でマザーボードの種類が変わる場合があるようなので、その場合は仕様より端子が増える場合があるのかもしれない。
なお、「使用不可」のシールが張ってある部分は、HDMIとDisplayPortの端子だ。CPUからの映像出力を行う場合に使用する端子だが、グラフィックボード搭載のPCでは使用しないため、「使用不可」のシールが貼ってある。
モニタとPCとの接続は、こちらのグラフィックボードの端子から行う。DisplayPort x3、HDMI x1の構成となっている。
スペック
※レビュー時の製品構成です。最新の情報は製品ページでご確認ください。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 5 7500F(3.7GHz-5.0GHz/6コア/12スレッド) |
メモリ | 16GB (8GBx2) (DDR5-4800) |
グラフィック機能 | NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti 16GB (HDMI x1,DisplayPort x3) |
SSD | 500GB SSD (M.2 NVMe Gen4) |
電源 | 650W 電源 (80PLUS BRONZE) |
CPUファン | (空冷式) 12cmサイドフロー大型CPUファン |
LAN | 1Gb 対応LANポート×1(オンボード) |
光学ドライブ | 光学ドライブ無し (※カスタマイズで選択可能) |
ケース | ガレリア専用 SKMケース (MicroATX) スタンダード(ガンメタリック)Ver.2 |
マザーボード | AMD A620 チップセット マイクロATXマザーボード
拡張スロット:PCIe 4.0 x16 ×1 /PCIe 3.0 ×2 メモリ:DDR5対応メモリスロット ×2(最大96GB) ストレージ:SATA 6Gb/s ×4 / M.2 slot ×2 (PCIe 4.0 x4 ×2) |
サウンド | マザーボード 標準 オンボードHDサウンド |
入出力ポート | 前面:USB 3.2 Gen1 Type-A x4,背面:USB 2.0 ×2 、USB 3.2 Gen1 Type-A ×2
映像出力:HDMI ×1 、DisplayPort ×1 ※グラフィックボードを搭載しているモデルは、こちらの端子は使用しません。 |
サイズ | 220(幅)×440(奥行き)×425(高さ) mm |
重量 | 約14Kg |
持込修理保証 | 保証期間1年 |
ゲーム性能
RTX 4060 Tiは基本的に「1920x1080(FHD)」向けのグラボ
GeFoce RTX 4060 Tiは、基本的に1920x1080で利用するのに向いたグラフィックボードだ。NVIDIAも、1920x1080での参考性能のみを公開している。
8GBのVRAM(ビデオメモリ)容量などの点からも、高解像度でのゲームプレイや高画質テクスチャを利用するゲームはやや重荷となることが多い点は考慮したほうが良いだろう。
とはいえ、ゲームに搭載されるDLSSなどの超解像度技術を活用したり、負荷が低いゲームであれば、1920x1080を超える解像度も利用できる場合がある。
どんなゲームがどのくらい動くのかを見ていこう。
VALORANT
軽めのタイトルから見ていこう。VALORANTは競技系のFPSとして人気のタイトルだ。
競技用に画質設定を下げ、屋外射撃場でオーディンを撃ちまくっている時のフレームレートを測定した。
240Hzモニタなどを十分活用できるフレームレートを出している。
Apex Legends
Apex Legendsについても、競技向けの低画質設定で動作優先のテストを行った。
射撃訓練場で、描画負荷が高いテルミットグレネードを10発投げ、燃えきるまでのフレームレートを測定する。
結果としては、1920x1080で平均250fpsを超え、1% Lowも152fpsと良好な値を出した。
144Hzのゲーミングモニタはもちろん、240Hzのハイリフレッシュレートモニタを使える性能だ。
ゼンレスゾーンゼロ
ゼンレスゾーンゼロはスマホでも展開されるアクションRPGタイトルだ。
PC版では4K解像度や、無制限のフレームレートなどによって高いグラフィックスレベルを実現する。また、最大300fpsまで出すことができる。
最高画質設定で、VR訓練設備の基本素材 調査特化を実行して戦闘を行った際のフレームレートを測定した。
1920x1080では、平均219fpsを超える。また、4Kでも平均81fpsとなり、4Kモニタでアクションを楽しめる性能だ。
黒神話:悟空
Unreal Engine 5が登場した頃から話題になっていた、西遊記をフィーチャーした非常に美しい画面が特徴のアクションRPG。
今回はベンチマークプログラムを用い、最高設定、レイトレーシング、DLSS、フレーム生成オンでテストを行った。
DLSSについてはソフトの自動設定に準じ、3840x2160ではサンプリング解像度50(DLSSパフォーマンス相当)、2560x1440ではサンプリング解像度75(DLSSクオリティ相当)、1920x1080ではサンプリング解像度100(DLAA相当)となっている。
DLSSとフレーム生成を利用することで、2560x1440までは60fpsを超える結果が出ている。
サイバーパンク2077
2077年を舞台にした、オープンワールドアクションRPG。
レイトレーシングを採用した美しいグラフィックスが特徴で、ゲーミングPCのレビュー界隈でも「サイバーパンクが動けば大体大丈夫」と言われるほどメジャーな重量級ゲームである。
ベンチマークモードで、「RT:ウルトラ」プリセットでの動作をテストした。DLSSの設定は「自動」。
1920x1080は問題なく動作する。2560x1440以上は設定を落とさないと厳しいか。
The First Descendant
Unreal Engine 5で開発された次世代ルートシューター。
最高画質設定であるウルトラに、レイトレーシングウルトラを適用し、DLSSパフォーマンス優先設定とフレーム生成をオンにしてテストした。
エフェクト等が発生すると瞬間的にかなり重くなり、3840x2160ではゲームが起動しないなど、8GBのVRAMでは不足するような印象を受けた。
なお、設定を「高」に下げてレイトレをオフにすると挙動は一気に改善。4Kまでもが問題なく遊べるようになった。
パルワールド
2024年を代表するUnreal Engine 5タイトル。DLSSはパフォーマンス設定に。20体のパルを働かせる拠点での動作をテストした。
7500F & RTX 4060 Tiの当機では、CPUがボトルネックになるようで、解像度が変わっても平均フレームレートがあまり変わらなかった。
とはいえ、終盤のゲームでも基本的に問題なく遊べる結果だと言える。
Cities: Skylines II
街づくりシミュレーションゲームであるCities: Skylines IIは、街の中の人間一人一人まで計算し、描画するので、現行ゲームの中でも最高ランクに重いゲームだ。
RTX 4060 Tiでは、1920x1080でも最高画質ならDLSSが必要となる。
今回は画質の最高設定であるグローバルグラフィッククオリティ「高」でDLSSを「最大パフォーマンス」に設定した場合と、とにかく軽さを求めて最低画質にした場合の動作をチェックした。
都市は13万人まで育てた状態で、少し遠目から俯瞰で見つつ、「シミュレーションスピード」設定で最高速度(3キーを押した状態)でゲーム内1時間のフレームレートを測定する。
高設定ではRyzen 5 7500F、RTX 4060 Tiともに限界域だ。
最低設定ではフレームレート"こそ"出ているものの、CPUのボトルネックからシミュレーションのスピードは遅い。
本作を中心にプレイする方は正直なところ、7800X3Dなどを搭載したPCがおすすめ。
Final Fantasy XIV
Fianal Fantasy XIVについては、黄金のレガシーベンチマークでの最高設定をテスト。ベンチマークで出力されるスコアからフレームレートをチェックした。
リマスタリングが行われて負荷が高まったが、DLSSを使わない最高画質設定で2560x1440くらいまでは活用できる。4Kモニタの場合は最高画質設定だとちょっと厳しいので、FSRやDLSSを使うのが良いだろう。
黒い砂漠
アクションMMORPGの黒い砂漠では、エルビアサウニールでの狩りでフレームレートをチェックした。
現在の標準画質と言えるリマスターはなかなか重いのだが、1920x1080で平均143fpsで動作した。
4Kはさすがに60fpsは出ないものの一応動くので、スクリーンショットなどを撮るのに活用できるだろう。
また、画質が落ちても良ければ、超解像技術の「AMD FSR」を利用して軽量化することもできる。
ベンチマーク
【CPU】Cinebench r23 マルチスレッドテスト
マルチスレッド性能は、CPUの総合能力だ。Ryzen 5 7500Fは、6コア12スレッドのCPUとして、Ryzen 7 5700Xと同等クラスの性能を発揮していた。
同じ6コア12スレッドの前世代CPU「5600X」と比べると格段に性能が向上している。
i9-13900K |
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Ryzen 9 7950X3D |
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i7-14700KF |
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i7-14700F |
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Ryzen 7 7800X3D |
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Ryzen 5 7500F(RM5R-R46T) |
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Ryzen 7 5700X |
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i5-13400F |
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Ryzen 5 5600X |
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【CPU】Cinebench r23 シングルスレッドテスト
ゲームで重要となるシングルスレッド能力は、前世代より明確に向上。5700Xよりも高いスコアを出した。なお、ゲームバリバリの7800X3Dよりも高いが、ゲーム性能は7800X3Dのほうが上。
i9-13900K |
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i7-14700KF |
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Ryzen 9 7950X |
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i7-14700F |
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Ryzen 5 7500F(RM5R-R46T) |
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Ryzen 7 7800X3D |
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i5-13400F |
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Ryzen 7 5700X |
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Ryzen 5 5600X |
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【SSD】CrystalDiskMark
NVMe SSDの読み書き速度に関しては、Gen4世代の入口くらいの読み書き速度である。ゲーミングPCとしては必要十分で、ローディングの遅さなどを感じることもない。
【総合】Adobe Premiere Pro 4Kエンコードテスト
YouTuberなどにも多く使われる動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro CC 2023(v23.0)」を使い、ゲーム動画編集後の書き出し時間をテストした。
- ソースは約10分の3840x2160(4K) 60fps映像
- テロップとディゾルブ、Lumetriカラーを適用
- NVENCによるGPUエンコード支援あり
- 「H.264 YouTube 2160p 4K Ultra HD」プリセットで書き出し
GPUがメインのエンコードになるが、CPU能力も関係するので、総合的な性能でエンコード時間が変わってくる。 GALLERIA RM5R-R46T 7500F搭載モデルでは、6コア12スレッドのCPUとミドルクラスのGPUの組み合わせとして、中間的な性能を見せた。
raytrek 4CZZ |
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GALLERIA ZA9C-R48(13900KF) |
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GALLERIA XA7C-R47TS(14700F) |
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GALLERIA ZA7C-R47T(14700KF) |
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GALLERIA XA7R-R47T(7800X3D) |
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GALLERIA RM7C-R46T(7500F) |
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GALLERIA XA7C-R47T(13700F) |
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GALLERIA XA7R-R47(5700X) |
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GALLERIA RM5C-R46(13400F) |
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【総合】PassMark
PassMarkは、CPU、グラフィックス、メモリ、ディスクなど、システム全体のパフォーマンスを包括的に測定できるソフトウェアだ。
GALLERIA RM5R-R46T 7500F搭載機は85パーセンタイル、つまり「世界の85%のシステムより優れている」との結果を出した。
また、CPU、2D、3D、メモリ、Diskの評価は以下の通り。多くの項目が高めの結果を出しているが、ディスク(SSD)の速度だけは、やや弱さが見える結果となった。
項目 | パーセンタイル |
CPU Mark | 79% |
2D Graphics | 91% |
3D Graphics | 93% |
Memory | 71% |
Disk | 49% |
冷却性能とパフォーマンス
CPUとGPU(グラフィックボード)が高負荷時にどのくらいの温度になるか、きちんと高クロックで動作しているかをチェックした。 室温は26℃で測定している。
【CPU】Cinebench r23 マルチスレッド 10分テスト
Cinebench r23の10分間のテストでは、最大温度は85.62℃となった。
CPUクロックは平均4.7GHzで動作していた。
【GPU】サイバーパンク2077
ゲームでは、サイバーパンク2077の「RT:ウルトラ」プリセットにて、1920x1080解像度での実プレイ中のRTX 4060 Tiの動作をチェックした。
温度は最大75℃と、シングルファンでも十分実用的な温度で抑えていた。
動作クロックも平均2.7GHzと高く、温度由来などで動作クロックが低下するようなこともなさそうだった。
RTX 30シリーズまでに比べると、温度とクロック関連は本当に優秀になったと感じる。
動作音
ケースサイド50cmから、デジタル集音計で動作音を測定した。
電源オフ |
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アイドル |
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サイバーパンク2077 |
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CPUベンチ |
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高負荷動作中も比較的静かである。アイドル時の動作音がちょっと大きめなのは、小型機のために騒音源が密集しやすかったりするせいもあるかもしれない。
消費電力
PC全体の消費電力をワットモニターでテスト。省電力系パーツの組み合わせなので、650Wの標準電源で十分間に合う使用量。
CPUもGPUも使う重量級ゲームのサイバーパンクでも、281Wと経済的な電力使用量となっていた。
アイドル |
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Cinebench r23(瞬間最高値) |
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サイバーパンク2077 |
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パーツチェック
PCの内部パーツを確認していく。前後に140mmファンを1つずつ搭載しており、前方吸気・後方排気の構成となっている。
他のマシンだとリアファンは120mmだったりするので、排気力が高い構成だ。ケーストップにはファンは付属しない。
内部の配線は裏配線をベースに両面とも問題なくまとめられていて、サイドパネルが閉まりづらいなどの問題はなかった。
CPUファン
CPUファンはDeep Cool製の120mmサイドフロークーラーが搭載されていた。Ryzen 7 7500FはTDP65WのCPUとして、標準ではトップフロータイプの「AMD Wraith Stealth」クーラーが付属される。そちらをそのまま搭載するメーカーもあるが、GALLERIAではコストを掛けて、より冷却力や静音性に優れるサイドフロークーラーを搭載しているようだ。
Cinebenchでの負荷テストで最大85℃に達したことを考えると、CPUファンを更に良いものにしてもいいかもしれない。といっても、安さがウリのCPUなので、そこまで高級品でなくてもよいだろう。
私が選ぶとしたら、安価で人気の高い「DEEPCOOL AK400」をチョイスする。
メモリ
メモリスロットは2本で、そこにDDR5-4800のメモリが16GB (8GBx2)搭載される。
容量としては必要最低限であり、ヘビーなゲームや、ゲーム以外のタスクもこなす場合は32GBあってもよいだろう。
グラフィックボード
グラフィックボードは、GeForce RTX 4060 Ti 8GBが搭載される。貸出機では、Palit製のシングルファンのものが搭載されていた。
発熱量が低いグラフィックボードなので、ファン1つでも動作に問題はない。
SSD
ストレージは、Gen4のM.2 NVMe SSD 500GBが搭載される。
500GBは、ゲーミングPCとなっては最低限の容量だと思う。1タイトル100GB級のゲームも少なくないためだ。
色々なゲームをプレイする人は、1TB(約1000GB)以上のSSDにアップグレードしたほうが良い。
3.5インチHDD
3.5インチのハードディスクトレイが、ケース下部に2つ備えられている。オプションで3.5インチHDDを追加すると、ここに設置される。
2.5インチSSD
正面から右側サイドパネルを開けたところに、2.5インチ用のシャドウベイが2つある。SATA SSDを追加すると、ここに搭載される。
電源
電源は650Wの80PLUS BRONZEグレード。容量としては必要十分だ。直出しケーブルで、使われていないケーブル類は前方に束ねられている。
梱包
レンタル機材のため、梱包に関しては販売製品と異なる場合があるのでご留意いただきたい。
GALLERIAの化粧箱は、最初に大外の蓋を開けると、このような挨拶文がプリントされている。
更にフタを開けると、電源ケーブル等が含まれた同梱物が確認できる。
PC本体は不織布カバーに包まれ、4点のスチロールで箱と接しないように配慮されている。
不織布カバーはほどよい厚みがあって破れにくく、使わない時のホコリ避けに役立つ。また、GALLERIAのロゴも高級感を与えるワンポイントだ。
総評
良いところ
- 取り回しがしやすいミニタワーケース(Micro-ATX)
- 多くのゲームで必要十分なCPU性能
- 1920x1080をしっかり動かせるRTX 4060 Ti
- DLSS3が使える
- リアルタイムレイトレーシングが使える
- 低消費電力
- 3.5インチベイなど拡張性のあるPCケース
- 落ち着いたデザイン
惜しい所など
- SSD容量
- 動作音はそれなりにする
感想
1920x1080で最新ゲームも遊べるPCとして、バランスの良い性能でまとめた一台という印象だ。
ハードウェアサポートのDLSS3によるフレーム生成や、レイトレーシングによる高画質ゲームプレイも楽しめる。競技系のFPSなどをプレイする方にも向いている。
Ryzenは最新製品として9000シリーズも出ているが、新製品ならではのトラブルを警戒する人もいるかも知れない。
その点では、1世代前の"手堅い"エントリーグレードCPUである7500Fは、ライトゲーマーにとって、安心して選べる選択肢の一つになるだろう。
また、RTX 4060 Tiについては、1920x1080解像度でのゲームプレイに十分な性能を持っていて人気のグラフィックボードだ。
RTX 30シリーズの頃は、負荷をかけると80℃を超えてサーマルスロットリングが発生するようなことも少なくなかった。RTX 40シリーズはこういった安めのシングルファン搭載グラボでも、高負荷時の温度はしっかり低めに保たれ、「無理せず動いている」感じがする。熱効率や基本設計が良いのだろう。トータルの電力消費量も低めなので、学生さんなどにも向いている。(なお、ハイエンドは2倍くらいピーク電力を使う)
めちゃめちゃ重いCities: Skylines II以外は、普段ハイエンドPCを使っている私でも「これならOKかな」と思える体感レベルで動いていた。
価格もエントリー向けの現実的な価格であり、最近値上がりしたPS5と迷っている方のゲーミングPCデビューにもおすすめできるモデルだ。
知名度バツグンのGALLERIAブランドで、PCならではのゲームの世界を楽しんで欲しい。
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