Once HumanのラジオBGMにはロイヤリティフリー楽曲が多数含まれている
NetEaseが提供するオープンワールドサバイバルアクション「Once Human」。
ゲーム内で車やバイクなどの乗り物に乗った時や、自宅に設置したラジオからは、BGM楽曲を楽しむことができる。
そして、ここで採用されている楽曲のクオリティが高いと評判だ。
「Artlist」で公開されている楽曲を多く確認
redditでは、Once Humanの採用楽曲をまとめているスレッドがある。
調べてみると、商用利用可能なロイヤリティフリー音楽サービスの「Artlist」に登録されている楽曲が多いことがわかった。なお、Artlistは個人でもサブスクリプションに登録すれば、SNSなどで登録音楽を自由に利用できる。
ゲーム制作において、外部の音楽を利用するとライセンスの問題で個々のアーティストと揉めるなどが起こってしまう。
Once Humanでは「あらかじめ安価に公開されているハイクオリティな楽曲を採用する」という形でコストカットやトラブルの回避をしているのだろう。NetEaseがArtlistと契約しているかどうかまでは不明だが、ArtlistはGoogle、Apple、Microsoftなど、多くの企業に利用されている。契約していても全く不思議ではない。
もちろん、ゲームのためだけに作曲された音楽にくらべて、劣る点は色々とある。ゲームのための楽曲は唯一無二であり、特別な存在だ。他社のサービスで無許可で流れることもない。しかし、作曲に求められるコストは高い割に、ユーザーの好みと不一致であったりすれば、すぐ飽きられてしまう。
その点、Once Humanのように「ゲーム内ラジオ」の概念で楽曲を利用する場合には、ロイヤリティフリー音楽サービスとの相性は抜群だ。膨大なリストの中からたまに採用楽曲を更新するだけで、ゲームプレイヤーの興味が引ける可能性もある。また、ラジオから流れる楽曲ということで、ゲームの世界観との統一感を図る必要性も薄いと思う。
そして、同サービスに楽曲を提供するアーティスト側にもメリットは有るだろう。Once Humanの採用楽曲のYouTube動画には「Once Humanから来た」といったコメントが少なからず見られ、アクセスが増えているようだ。
インディーズゲームメーカーや個人のデベロッパーなども、さりげなくこういったサービスを利用していることだろう。
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