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AIでNPCが「考える」時代へ─inZOIのスマートZoiの仕組みとPC要件まとめ

   

KRAFTONによるライフシミュレーションゲーム「inZOI」。

今回はその目玉機能であるAI機能「スマートZOI」を触ってみたので紹介したい。

スマートZoi機能の概要

スマートZoiは、NVIDIAによるAIキャラクター技術「NVIDIA ACE」を活用して、ゲーム内のキャラである「Zoi」の挙動を変更する機能だ。

以下の動画は「優しく親切な特性」を与えられたスマートZoiが、他のZoiキャラクターに自律的に優しく振る舞う姿を紹介する公式デモである。通常のゲームAIなら何もせずに素通りしてしまうところを、優しさを持つスマートZoiは立ち止まって助ける姿などが描かれている。

理屈はわかったが、本当にinZOIのスマートZoi機能はこのような振る舞いができるのか?

気になったので、アーリーアクセス版のinZOIを試してみた。

スマートZoiでできること・できないこと

以下は私がテストプレイしたバージョンでの分析および判断であり、公式に発表されている内容ではない。スマートZoiは「試験機能」として提供されているので、今後色々と仕様が変わる可能性はある。

できること

  • 作成したZoiに自由テキスト(英語のみ,100文字以内)で個性や設定をつけられる
  • AIがそれをもとに、Zoiの「本音(本心、内言的なもの)」を自動生成する
  • 生成された本音に基づいて、ゲームに用意された「行動」を取る
  • スマートZoiの適用範囲は設定で変更可能

 

今のところできないこと

  • 日本語での入力や出力 (公式に英語のみと発表されている)
  • サポートされている行動外でスマートZoiを働かせること(仕事中など)
  • 他のZoiのスマートZoiを変えるような行動

スマートZoiのテスト

テスト用のキャラとして、親切な中年男性「Adam Smith」と、同居人の女性「Kei」を作成し、スマートZoiでバックグラウンドを設定する。

作成したAdam

AdamのスマートZoiウインドウから機能をオンにし、ペンマークをクリックする。

Pasted-3

「Zoi名 is...」という形で、Zoiの説明文を書くウインドウが表示される。

Pasted-1

ここにキャラの性質を英文で書いていく。最大100文字まで入力できる。量としてはせいぜい2センテンスくらいだ。

テストとして、AdamはKeiが飼っていた老犬の生まれ変わりという設定にした。 

Adam is the reincarnation of Kei's old dog. Adam wants to tell Kei the truth.

(AdamはKeiが飼っていた老犬の生まれ変わりです。AdamはKeiにその真実を伝えたい)

こう変更すると、早速Adamは以下のような「本音」を生成し、設定内容が活かされていることが確認できた。

「ちょっと待って、なんだ?俺は犬じゃない…この変な感じは何!?」

そして、以下のような本心も生成された。

Did he notice? Maybe I'm overthinking this. But... does he even remember me?

(彼女は気づいただろうか?私が考えすぎているのかもしれない。でも…彼女は私のことを覚えているだろうか?)

I hope she sees me as more than just a dog—more than more than me.

(彼女が私をただの犬以上の存在として、私以上の存在として見てくれるといいな。)

I hope I look decent enough for her to take me seriously.

(彼女が私を真剣に受け止めてくれるくらい、私がきちんとした外見だといいな。)

それと共に、Adamは「周りを見回す」や「考える」、鏡の前で「自分の姿を確認する」モーションを取ることが多くなった。

つまり、「相手に重大なことを伝えようとしている」ということを文脈から理解し、悩んだり自分をよく見せようとする行動を選ぶようになっているようだ。

つまり、スマートZoiに与えた設定は彼らの「行動」にもリンクする。色々な設定や個性を与えてみると楽しめるだろう。

 

できなかったことも一応書いておこう。「Keiに真実を伝えたい」という指定をしても、それにKeiが反応する…というところまでは実現しなかった。それぞれのスマートZoiは別に存在しており、現状では一方的に振る舞うのみで「実際の会話」が行われるわけではない。「他者からの影響によって相手のスマートZoiを変化させられる」というシステムがあれば影響があったことを表現できるだろうが、アーリーアクセス時点でそれを望むのは時期尚早と言えるだろう。

このため、現時点でスマートZoiに設定する内容は、現時点のZoiのみで自己完結するような内容にすると良いと思う。たとえば「自分のことをスーパーマンだと信じていてポジティブ」」といった形だ。それだけでもこれまでになかったものなので、なかなか次世代感を感じられる。

inZOIでスマートZoiを試す場合の設定や基本的なポイント

スマートZoiを適切に動かす際にポイントになる点がいくつかある。

設定でスマートZoiを有効にする

個々のZoiのスマートZoiを有効にする前に、オプションからマスタースイッチ的をオンにする必要がある。

  • オプション > ゲームプレイ > スマートZoiを有効にする:オン

以下の項目はCPU/GPU性能などに応じて設定すると良いと思う。

  • 都市内のZoi適用範囲
  • 画面上のZoi適用範囲
  • リクエスト待機人数制限

ゲームスピードは「速い (x3.0)」までに抑える

数字キーでゲームスピードが変えられるが、x5.0以上になるとスマートZoiの思考が止まるとのこと。

数字キーと速度の対応は次の通り。AIの動きを正しくするためには1~3キーの範囲内でゲームスピードを進めるのが良い。

  • 1 (遅い)=x1.0 ←有効
  • 2 (普通)=x1.5←有効
  • 3 (速い)=x3.0←有効
  • 4 (非常に速い)=x5.0 ←無効

必要なPCスペックについて

ゲームの公式発表スペック

最小設定 推奨設定
OS Windows 10/11
CPU Intel i5 10400以上
AMD Ryzen 5 3600以上
Intel i7 12700K以上
AMD Ryzen 7 7800x3D以上
メモリ 12GB 16GB
グラフィック NVIDIA RTX 2060(6G VRAM)
AMD Radeon RX 5600 XT(6G VRAM)
NVIDIA RTX 3070(8G VRAM)
AMD Radeon RX 6800 XT(16GB VRAM)
ストレージ SSD 40GB SSD 60GB
DirectX Version 12

公式サイトやSteamページにある必要スペックでは、AMD Radeonもサポートに書かれている。

だが、これはゲームの基本的な機能の面についてのようで、実験機能であるスマートZoiについては別のスペックシートがある。

スマートZoiの必要スペック

最小設定 推奨設定 高設定
OS Windows 10/11
CPU Intel i5 10400以上
AMD Ryzen 5 3600以上
Intel i7 12700K以上
AMD Ryzen 7 7800x3D以上
Intel i7 14700K
AMD Ryzen 7 9800X3D
メモリ 12GB 16GB 32GB
グラフィック NVIDIA RTX 3060(8G VRAM) NVIDIA RTX 4070 SUPER(12G VRAM)
NVIDIA RTX 5070(12G VRAM)
NVIDIA RTX 5070 Ti(16G VRAM)
NVIDIA RTX 4080 SUPER(16G VRAM)
ストレージ SSD 40GB SSD 60GB SSD 75GB
DirectX Version 12

公式Xなどで告知されている「スマートZoi」のための要件は異なり、GeForce RTX 3060以上となっている。

Radeonは現状ではスマートZoiの公式サポート外なのでご注意を。

Radeonでも動作報告ありだが自己責任

ユーザーによるRadeon 7900XTXでの動作報告もあった。iniファイルの書き換えでスマートZoiを有効にできるそうだ。

  1. %LOCALAPPDATA%\BlueClient\Saved\Config\Windows\GameUserSettings.ini を開く
  2. SmartZoiActive=1 に設定する

ただ、執筆時点の推奨スペックにはRadeonは入っていない。動作しなくても自己責任となる。

VRAM使用量(1920x1080解像度、グラフィックスウルトラ設定)

測定環境はWin11 / i7-14700KF / 64GB RAM / RTX 4090 24GB

ブリスベイ遊園地でチェックした

  • スマートZoi オフ:10.4~11.6GB
  • スマートZoi オン:11.4~12.2GB

 

スマートZoiをオンにすると、多少VRAM使用量は増えるようだ。動作に問題がある場合はグラフィックレベルを調整するなどして、使用VRAM量を下げると良いと思う。

実際、スマートZoiの有効化時には、グラフィックレベルを下げることをおすすめするようなポップアップが出る。

先進的なAI機能を感じられるタイトル

スマートZoi機能は、設定によってキャラがどう振る舞うかを試すのが面白く、既存のライフシムゲームとは違った楽しみ方ができる。

この機能を試さないで本作を語るのはとてももったいない。実際、一度スマートZoiを味わうと、もう機能をオフにして遊ぶことは考えられなくなった。

というわけで、inZOIに興味がある人はスマートZoi対応となるGeForce RTXシリーズを搭載したPCが必然的におすすめになる。最近はRadeonもいいんだけど、最小要件にも入っていない以上、どうしても自己責任になっちゃうのでね…

1920x1080解像度であれば、GeForce RTX 5070でも良質なグラフィック設定でプレイできるだろう。

GeForce RTX 5070 12GB (Amazon)

GeForce RTX 5070 Ti 16GB (Amazon)

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Steam:inZOI

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