【ドスパラ】RTX 3080搭載のGALLERIAが3機種同時に発売開始。どれを買うか?
新型グラフィックボード「GeForce RTX 3080」を搭載したGALLERIAが発売を開始しています。
Contents
GALLERIAシリーズのケースの特徴
まずはGALLERIAのケース的な特徴を先にざっくりお伝えします。(以降の画像はRTX 2080 Ti搭載のGALLERIA ZA7C-R80Tであることをお断りしておきます)
ケースが刷新されて内部の配線がケース背面側を通る「裏配線」となり、フロントファンも140mmになってエアフローが増強されました。
SSDやHDDは裏側にセットされるようになり、ケース内部も洗練された印象です。
PCIeスロットは頑丈に補強されたモデルになっていて、大型化が懸念されるRTX30シリーズへの対策がされています。
グラフィックボードのブラケットは、挟み込んで頑強に固定する仕組みが採用されています。
重量級のグラフィックボードの場合は必要に応じて上下からカードを挟み込んで固定するサポートがつくとのことです。
それでは、RTX3080マシン3種のラインナップを見て行きましょう。
【最上位モデル】GALLERIA UA9C-R38
GALLERIA UA9C-R38は最上位モデルで、アルミパーツを使用したケースが外観上の特徴です。
標準構成
- CPU
インテル Core i9-10900K (3.70GHz-5.20GHz/10コア/20スレッド) - CPUファン
Scythe 虎徹 MarkⅡ(SCKTT-2000) - グラフィック機能
NVIDIA GeForce RTX 3080 10GB GDDR6X (HDMI x1,DisplayPort x3/LEDライティング機能搭載) - 電源
750W 静音電源 (80PLUS GOLD) - メモリ
32GB DDR4 SDRAM(PC4-23400/16GBx2/2チャネル) - SSD
1TB NVMe SSD (M.2 2280, 読込速度 3200MB/s, 書込速度 3000MB/s) - ハードディスク/SSD
2TB HDD - マザーボード
インテル Z490 チップセット ATXマザーボード
【上位モデル】GALLERIA ZA9C-R38
GALLERIA ZA9C-R38は上位モデルです。ケースはガンメタリックのスタンダードケースとなっています。
標準構成
- CPU
インテル Core i9-10850K (3.60GHz-5.20GHz/10コア/20スレッド) - CPUファン
Scythe 虎徹 MarkⅡ(SCKTT-2000) - グラフィック機能
NVIDIA GeForce RTX 3080 10GB GDDR6X (HDMI x1,DisplayPort x3/LEDライティング機能搭載) - 電源
750W 静音電源 (80PLUS GOLD) - メモリ
16GB DDR4 SDRAM(PC4-23400/8GBx2/2チャネル) - SSD
1TB NVMe SSD (M.2 2280, 読込速度 3200MB/s, 書込速度 3000MB/s) - マザーボード
インテル Z490 チップセット ATXマザーボード
【エントリーモデル】GALLERIA XA7C-R38
GALLERIA XA7C-R38はCPUのオーバークロック機能などをオミットしたエントリー向けのモデルです。ケースはガンメタリックのスタンダードケースとなっています。
標準構成
- CPU
インテル Core i7-10700 (2.90GHz-4.80GHz/8コア/16スレッド) - グラフィック機能
NVIDIA GeForce RTX 3080 10GB GDDR6X (HDMI x1,DisplayPort x3/LEDライティング機能搭載) - 電源
750W 静音電源 (80PLUS GOLD) - メモリ
16GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/8GBx2/2チャネル) - SSD
512GB NVMe SSD (M.2 2280, 読込速度 3200MB/s, 書込速度 2000MB/s) - マザーボード
インテル H470 チップセット ATXマザーボード
GeForce RTX 3080のスペック
出典:Nvidia
NVIDIAによればRTX 3080はRTX 2080の2倍の性能を持つとされており、最上位であったRTX 2080 Tiよりも高速です。
特に4K解像度などの高解像度環境で力を発揮します。
これまでのRTX20シリーズでは「4Kゲーミングは60fps出ればなんとか」という感じでしたが、RTX 3080シリーズでは4Kがまさに実用域となり、最近予約を開始したばかりのPS5を過去に追いやるほどの描画性能を発揮するといっても過言ではありません。
単精度浮動小数点数
RTX 3080 |
|
---|---|
RTX 2080 Ti |
|
RTX 2080 SUPER |
|
PS5* |
|
RTX 2070 SUPER |
|
GTX 1660 SUPER |
|
*wccftech.comによる
グラボスペック比較表
GPU | RTX 3080 | RTX 2080 Ti |
RTX 2080 SUPER |
RTX 2080 |
RTX 2070 SUPER |
RTX 2070 |
RTX 2060 SUPER |
RTX 2060 |
GTX 1660 Ti |
アーキテクチャ | Ampere | Turing | |||||||
CUDAコア | 8704 | 4352 | 3072 | 2944 | 2560 | 2304 | 2176 | 1920 | 1536 |
ブーストクロック(MHz) | 1710 | 1545 | 1815 | 1710 | 1770 | 1620 | 1650 | 1680 | 1770 |
ベースクロック(MHz) | 1440 | 1350 | 1650 | 1515 | 1605 | 1410 | 1470 | 1365 | 1500 |
メモリ速度 | 19Gbps | 14Gbps | 15.5Gbps | 14Gbps | 14Gbps | 14Gbps | 14Gbps | 14Gbps | 12Gbps |
標準メモリ構成 | 10GB GDDR6X |
11GB GDDR6 |
8GB GDDR6 |
8GB GDDR6 |
8GB GDDR6 |
8GB GDDR6 |
8GB GDDR6 |
6GB GDDR6 |
6GB GDDR6 |
メモリインターフェイス幅 | 320bit | 352bit | 256bit | 256bit | 256bit | 256bit | 256bit | 192bit | 192big |
メモリ帯域幅 | 760.3GB/s | 616GB/s | 496GB/s | 448GB/s | 448GB/s | 448GB/s | 448GB/s | 336GB/s | 288GB/s |
リアルタイムレイトレーシング対応 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
Tensorコア | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
NVIDIA G-SYNC® NVIDIA G-SYNC® Compatible |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
NVIDIA® Ansel | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
VR Ready | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
最高GPU温度 | 93℃ | 89℃ | 89℃ | 88℃ | 88℃ | 89℃ | 89℃ | 88℃ | 95℃ |
電力 | 320 | 260W | 250W | 215W | 215W | 175W | 175W | 160W | 120W |
推奨システム電力 | 750W | 650W | 650W | 650W | 650W | 550W | 550W | 500W | 450W |
「GALLERIA UA9C-R38」か「GALLERIA ZA9C-R38」がおすすめ
RTX 3080を搭載した3台のマシンのうち、どれを買うのが良いでしょうか?
まず見るべきはCPUです。
RTX 3080を活かしきるためにもCPUはなるべく妥協しない方が良いです。CPUが足かせとなってRTX 3080の性能を出し切れない場合があるからです。
i9-10900K(UA9C-R38) |
|
---|---|
i9-10850K(ZA9C-R38) |
|
i7-10700(XA7C-R38) |
|
3機種の大きな違いはCPU性能にあります。
GALLERIA UA9C-R38は最高のゲーミングCPUであるi9-10900Kを搭載しています。メモリも32GBなので十分でしょう。ストレージなどもヘビーゲーマーの人が満足できる初期サイズだと思います。
ドスパラとして出している一番良いマシンなので、スペック的にはこれが一番おすすめです。
2台の間のグレードがGALLERIA ZA9C-R38です。
CPUがi9-10850Kになっています。CPUだけで約1万円の差があるのですが、10900Kに比べると動作クロックが100MHz低い程度の違いであり、それでいてi7-10700よりは400MHz高いです。
GALLERIA UA9C-R38とのスペック的な差異はメモリ搭載量が16GBでHDDがついていない点です。
メモリやストレージは必要に応じてユーザーでアップグレードしやすい部分なので、初期コストを抑えたい場合はコレもいいですね。
GALLERIA XA7C-R38は最も安価なモデルです。CPUにはi7-10700を搭載しているのですが、これがちょっと物足りなく感じる可能性があります。
以前i7-10700と2070SUPER搭載のGALLERIAをレビューした際にも、10700の性能限界で2070 SUPERを活かしきれないゲームがちょいちょいありました。
CPUをそこまで使わないようなゲームで4Kゲーミングをする場合は良いと思いますが、高fpsを狙うとなるとCPUで伸び悩むシチュエーションがあるかもしれません。
H470チップセットでありCPUもK付きモデルではないので、マザーボード&CPU共にオーバークロックには対応していない点も考慮してください。
※構成などは執筆時点のものです。最新の情報は各製品ページをご確認ください。
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