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GALLERIA ZA9R-R38レビュー。何でもこなせるハイエンドゲーミングPC

   

「そもそも高いゲーミングPCって安いゲーミングPCと何が違うんです?」

私のように何十台も様々なPCをレビューしてきたPCゲームファンはつい忘れがちなのですが、「良いPCを買うと何ができるの?」というのは至極当然の疑問です。

そこで今回は、CPUに12コア24スレッドのRyzen 9 5900Xと、GeForce RTX 3080を搭載したGALLERIA ZA9R-R38をサードウェーブさんにお借りしました。

ハイスペックPCでゲームをじっくり楽しみつつ、「やっぱりここが良いよなあ」と思う点を紹介していこうと思います。

Ryzen 9 5900X & RTX 3080でできること

ハイスペックなゲーミングPCで出来ることはたくさんあるのですが、やはりグラフィック面の強さが一番でしょう。

1. ウルトラワイドモニタや4Kモニタでのゲームプレイ

21:9など、横に広い「ウルトラワイドモニタ」は、PS5やXboxでは使うことの出来ないモニタであり、PCゲームだけのアドバンテージです。

1920x1080のFHDは16:9という縦横の比率です。2560x1080など、横に長い21:9だと上記のように16:9では見えなかった部分が見えます。

人間の横長の視野に近づくので、まさに眼前がすべてモニタ!という感じになって、没入感がとても高いです。私も21:9の2560x1080モニタを愛用しているのですが、ゲームで使っていての心地よさという点では4Kよりも魅力を感じます。

2560x1080の場合、2560x1440のWQHDより負荷が低い点もポイントです。

 

ただ、FHDよりは描画領域が広くなるので、グラフィック負荷やVRAM(グラフィックボードのメモリ)使用量は上がります。

RTX 3080は10GBのVRAMを積んでいるため、高画質設定のままでもVRAM不足になることはほとんどなく、安心してゲームを楽しむことが出来ます。

4K解像度を本格的に使う場合も、VRAM量がネックになる場合があるのでRTX 3080以上がおすすめです。FF14のようなライトなゲームはリアル4Kで美しい画面をプレイできますし、最新の重いゲームはDLSSやFSRといった超解像度技術設定を使うことで快適にプレイできます。

10万円くらいのPCだとFHDで最高設定が動くかどうかという感じで、21:9はもちろん、4Kで動かす余裕はまずないと考えてください。

2. 画面が超キレイな「レイトレーシング対応ゲーム」

Cyberpunk 2077 | クリックで拡大(4Kサイズ)

リアルな光と影を演出する「レイトレーシング」という技術を採用したゲームをプレイできるのもハイエンドPCの強みです。

レイトレ対応で話題になったCyberpunk 2077は、PS5版ではCEROによって表現規制をされている部分がありますが、PC版なら日本語プレイでも表現規制がありません。

つまり、大人向けのリッチなグラフィックスのゲームを本来のままの表現で楽しむなら、ハイエンドゲーミングPCなのです。

CPUもかなり使うから5900Xは理想的

オープンワールド&レイトレという環境では、グラフィックボードだけでなくCPU使用率も高くなります。CPU使用率と言うとCPU全体を見ることが多いですが、「使用しているスレッド数」も重要です。

サイバーパンク2077の場合、13スレッドが40%以上を使っていました。8コア16スレッドのCPUでもゲームプレイ自体は間に合いますが、Ryzen 9 5900Xの12コア24スレッドというスペックなら、CPUをヘビーに使うゲームをしつつ、実況配信や録画などを行うだけのCPU的な余裕があるというわけです。

PS5にも余裕で勝てるGPU性能

私はせっかくPCでゲームをするなら、最新ゲーム機より良い画質、良いフレームレート(なめらかさ)でゲームがしたいと思っています。

ではどのくらいの製品なら最新ゲーム機に勝てるのか?

コンピューターの演算性能を示す単位の一つである「FLOPS(秒間浮動小数点演算回数)」の一覧で、処理性能の目安を見比べてみましょう。

RTX 3090
35.5TFLOPS
RTX 3080
29.8TFLOPS
RTX 3070
20.4TFLOPS
RTX 3060 Ti
16.2TFLOPS
PS5
10.3TFLOPS
GTX 1660 SUPER
5TFLOPS
PS4 Pro
4.2TFLOPS
PS4
1.84TFLOPS

最新ゲーム機であるPS5以上のグラフィック性能を目指すならRTX 30シリーズになるのですが、RTX 3080はPS5の3倍近い性能を持っていることがわかります。

もちろんこれは理論値であり、実際にPS5の3倍キレイ、3倍フレームレートが出るという話ではないのですが、少なくともPS5より優れたグラフィックスを実現する性能があるわけです。

10万円くらいのPCだとGTX 1650などが搭載されていることが多く、GTX 1660 SUPERよりやや劣るくらいの性能になります。

3. PCゲームならではの「MOD」で自分好みのゲームに改造

PCゲームのプレイメリットに「MOD」があります。MODはゲームファイルを改造して、自分好みの世界観やバランスに変えてしまうことが出来る、ユーザーが作成したファイル群です。

もっと画質を良くしたり、サウンドをリアルにしたり、オリジナルのキャラクターと入れ替えるなど、ゲームの楽しみ方の可能性を圧倒的に広げられるのがMODの特徴で、これを一度味わってしまうと家庭用ゲーム機でゲームをする気になれないのが本音です。

MODはゲーム改造の一種であるため、公平性が重要なオンラインゲームなどでは使えない場合が多いですが、オフラインゲームなどでは容認されていることがあります。

こちらはGrand Theft Auto V。PC版が2015年に発売されたにもかかわらず、今もなお高い人気を誇っているのは、ファンが積極的にMODを作成しているからでしょう。上の動画のようにレイトレーシングを活用することで実写のようなグラフィックスに改変するMODまで出てきていて、毎年美しさが更新されています。そして、こういったMOD動画作成者のマシンスペックを見ると、まず間違いなくハイエンド級のグラフィックボードが使われているのです。

MODを活用する場合、ゲームの公式な推奨PCスペックでは全く足りないことも多いです。MODを視野に入れるなら、なるべく良いPCを買っておいたほうが楽しみ方を増やせます。

4. VRなどの様々なデバイスを使える

FPSではキーボードとマウスを使うことが出来ますし、コントローラーもPS4やXboxのものなど、家庭用ゲーム機のものを使えたりします。

でもやっぱり最近のおすすめはコレでしょうか。

Oculus Quest 2

はい出た。VRシステムの「Oculus Quest 2」です。単体でVRを楽しめる点が特徴ですが、PCに繋いでPC用のVRゲームも楽しめるというお得なデバイスです。

通常のモニタだと上下左右という2次元的情報しかないのですが、VRだと立体視画像のように「奥行きを感じる」というところに最初に感じられる凄さがあります。

そして、Oculus Quest 2をゲーミングPCに繋いでVRゲームをすると、Quest 2内蔵性能では表現できないような、圧倒的にリアルな世界を楽しむことが出来ます。

ドライビングゲーム

例えば「Assetto Corsa」は、車好きにはたまらないシミュレーション系のレースタイトルです。首都高MODなどが人気を博しています。Quest 2に画面を映し出して、VRドライビングを楽しむことが出来ます。

実際にGALLERIA ZA9R-R38を使ってプレイしつつ撮影した動画です。ヘッドセットを装着してプレイしていると立体感が生まれ、臨場感が本当にヤバイです。知り合いにも試してもらいましたが「うわ、これは乗ってる!」と言っていました。

こういったレースゲームでは、各社からリリースされているハンドル型コントローラなどを組み合わせれば、更に本格的な環境でゲームプレイが可能です。

フライトシューティング

エースコンバットシリーズに強い影響を受けているProject Wingmanは、全編をVR環境でもプレイできるフライトシューティングゲームです。これもまさに「乗ってる感」が味わえるゲームです。ドッグファイトやロックオンが格段にやりやすく、空の広さも感じられます。この動画も実際にGALLERIA ZA9R-R38を使ってプレイしつつ撮影したものです。

ジョイスティックなど「HOTAS」周辺機器を使用することが出来るのも、PCゲーム環境の優れている点ですね。

5. 高性能なコンピューター(Windowsマシン)である

ゲーミングPCは高性能なWindowsマシンです。動画編集ソフトを使って録画したゲーム映像をカッコよく編集して、YouTubeにアップロードすることも出来ます。

VTuberのように、アバターを表示させながらゲームプレイを実況配信することができるのも、高性能なPCならではです。

動画編集にはCPU&GPU両方のパワーが活用できる

撮影したゲームプレイを動画にしてTwitterやYouTubeなどにアップする場合、何かしらの編集ソフトが必要です。

例えば無料で利用できる高性能な動画編集ソフトとして、Blackmagicdesignが提供する「DaVinci Resolve」というソフトがあります。

無料版でも有料版の95%以上の機能が開放されていることもあり、「Adobeはまだ早いかな…」と思うようなユーザーにもおすすめです。

そして、DaVinci Resolveでmp4動画(H.265)をエンコードする際には、Ryzen 9 5900XとRTX 3080のNVENCエンコーダ両方が同時に活用されるので、スピーディーにエンコードが可能です。

今回は2560x1440解像度の20分のゲームプレイビデオを、7分37秒で書き出すことが出来ました。しかもCPU使用率は余裕があるので、処理中に他の作業をすることもできます。

ゲームごとの平均フレームレート

GALLERIA ZA9R-R38で人気ゲームの動作をチェックしてみました。ベンチマーク機能を利用するなど、なるべく再現性があるようにデータを取っていますが、オンラインゲームの実プレイなどはその時の状況によるので目安程度で御覧ください。

60fps出ていればとりあえずは滑らかです。Watch Dogs Legionなどレイトレを使う非常に重いゲームは、最大画質だとFHDでも平均60fpsに届かない場合がありますが、大抵の重量級ゲームはRTX 3080なら平均60fpsに届きます。また、4Kでも60fpsを超えるタイトルが多いです。

90fpsくらい出ていれば60fpsとの違いを感じられると思うので、このマシンなら144Hzモニタなどを併せて使わないともったいないですね。

FHDとWQHDであまり差がないタイトルは、FHD時点でCPU性能の限界に達していると考えられます。ゲーム設定を下げてCPU負荷を減らすともっと伸びます。(BF2042はこれでも最低設定ですが…)

各タイトルのデータ取得方法
すべてSMTオン(12コア24スレッド)で取得

MSFS 2020:12:00 羽田空港を離陸後、東京スカイツリーを通過時点までの平均fps
BF2042:ALL-OUT-WARFARE 最大128人コンクエストで、1ゲーム中の平均fps(マップは色々です)
Apex Legends:射撃訓練場でテルミットグレネードを10発投げて全エフェクトが消えるまでの平均fps
FF14暁のフィナーレベンチマーク:ベンチマーク開始から終了までの平均fps
黒い砂漠:セレンディア神殿内部を戦闘しつつ一周した間の平均fps。FSRはUltra Quality設定
Watch Dogs Legion:内蔵ベンチマークモードの終了時に表示される平均fps
Assetto Corsa:内蔵ベンチマークモードの終了時に表示される平均fps
Cyberpunk 2077:カブキ地域で取得した平均fps
Forza Horizon 5:内蔵ベンチマークモードの終了時に表示される「達成済み」fps

GALLERIA ZA9R-R38の特徴

GALLERIA ZA9R-R38の詳細を紹介していきます。

スペック

パーツ等 標準構成 おすすめカスタマイズ
OS Windows 10 Home 64ビット (ディスク付属)
CPU AMD Ryzen 9 5900X
(3.7GHz-4.8GHz/12コア/24スレッド)
CPUグリス ノーマルグリス ナノダイヤモンドグリス OC7
グラフィック NVIDIA GeForce RTX 3080 10GB GDDR6X
(HDMI x1,DisplayPort x3
LEDライティング機能搭載)
電源 850W 静音電源
(80PLUS GOLD)
メモリ 16GB DDR4 SDRAM
(PC4-25600/8GBx2/2チャネル)
32GB DDR4 SDRAM
(PC4-25600/16GBx2/2チャネル)
SSD 1TB Gen4 NVMe SSD
(M.2 PCIe Gen4x4,読込速度 5000MB/s,
込速度 4000MB/s)
ハードディスク/SSD なし 1TB SSD
光学ドライブ なし お好みで
サウンド マザーボード 標準 オンボードHDサウンド
ケース ガレリア専用 SKケース (ATX) スタンダード
(ガンメタリック)
フロントケースファン 14cm 静音FAN
リアケースファン 14cm 静音FAN
トップケースファン後部 14cm 静音FAN (約900rpm)
LAN 1Gb 対応LANポート×1(オンボード)
マザーボード ASRock X570 Phantom Gaming4
(AMD X570チップセットATXマザーボード)
PCI-Ex16 x1, PCI-Ex4 x1, PCI-Ex1 x2 /
メモリスロット x4(最大 128GB) /
SATA3 x8 / M.2 x2
入出力ポート 前面:USB 3.2 Gen1 Type-A x4
背面:USB3.1Gen2 x2(Type-A)
USB3.1Gen1 x6
キーボード なし お好みで
マウス なし お好みで
サイズ 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm
保証 持込1年 3年延長保証

※執筆時点のスペックです。最新情報はGALLERIA ZA9R-R38製品ページをご覧ください

ケース外観

ケースはGALLERIAシリーズオリジナルのSKケース(ATX)です。カーデザイナーがデザインを手掛けたとのことで、シンプルながら特徴的な造形になっていると思います。

最も頻繁にアクセスするコンソール部分。左端のスイッチの他、USB3.0が4ポート、マイクとヘッドホンジャックがあります。斜めに配置していることで、卓上設置でも床上設置でもアクセスがしやすいです。

右側のアクリルパネルからは中が見えるようになっています。ガラスではないので温度で割れるなどの心配はありません。

ホコリの侵入を防ぐフィルター

PCでは内部を冷却するために空気が出入りするようになっていますが、中にホコリが入ると掃除が面倒です。そこで、GALLERIA ZA9R-R38には防塵フィルターが各所に設置されています。

こういったところに気を配っているかどうかが、BTOPCの品質の一つでもあります。

こちらは天面のフィルター。PCの上に物を置きやすいようにフルフラットになっていますが、そこから少し凹んだ部分にフィルターが設置されています。分解して洗うことも出来ます。

サイドのパネルのフィルター。サイドパネルも左右外せるので掃除が簡単です。

底面の電源ファン部にあるフィルター。こちらも取り外して掃除が可能になっています。

背面のコネクタ

こちらは後ろ側です。

USB3.1Gen2x2(Type-A)ポートが2つ、USB3.1Gen1ポートが6つあるので、キーボード、マウス、外付けSSD/HDD、VR機器などを繋ぐのに十分です。

マザーボードは、執筆時点ではASRockのX570 Phantom Gaming 4です。自分でカスタマイズをするなど、細かな対応規格などが知りたい方はASRockのオフィシャルサイトを御覧ください。

グラフィックボード(RTX 3080)のケーブル接続部です。こことモニタをケーブルで繋ぎます。左からHDMI x1、DisplayPort x3です。

ちょっと惜しいのはUSB Type-Cポートがないことですね。個人的にType-Cを使うのはOculus Quest 2の有線接続や外付けM.2 NVMe SSDを使う時くらいなので、ほとんど出番がないと言えばそうなのですが…

ケース内部

ケース内部はこんな感じです。(クリックで拡大)

裏面です。(クリックで拡大)

 

動いてるところ。(クリックで拡大)

 

CPUクーラーは簡易水冷クーラーで、DeepCool製のGAMMAXX L240 V2+です。

フロントの方に240mmラジエーターを縦に取り付ける設置になっています。

トップとリアの140mmファンは排気なので、エアフロー的には全排気になると思われます。

前面にラジエターを置くレイアウトは、熱源であるCPUやグラフィックボードの熱の干渉を受けにくく、効率的に排熱できるという利点があるようです。

CPU温度は最高で72℃ほどで、クロックも4600MHzを維持していました。(室温26℃時)

グラフィックボードは、ZOTAC製の3連ファンモデルが搭載されていました。全排気レイアウトはグラボ的にはやや気になるかもしれませんが、実働性能的には特段問題がなさそうでした。

グラボ温度はサイバーパンクをぶん回したところ、最高でも75℃ほどで安定していました。ブーストクロックは最大1980MHzを記録、高負荷時もリファレンスの1710MHz以上は出ていました。(室温26℃時)

RTX 30シリーズのグラフィックボードはPCIeスロットをほぼ3スロットを専有し、重量があります。

そこで、「リジッドカードサポート」という金属ステーで重いグラボを上下からガッチリ挟んで固定されています。リジッドカードサポートはGALLERIAのケースで特に評価されているポイントだと思います。

これによって、輸送中の脱落や故障を防ぎます。そして、グラボの重さでPCIeスロットへの負荷をかけずにPCを使用できます。内部清掃などメンテナンスでPCを動かす時も安心ですね。

メモリはDDR4-3200 8GB x2の16GB。ブラウザで攻略見つつゲームしたり、配信するような使い方だと32GBにアップグレード注文がおすすめです。

HDDなど3.5インチドライブは2スロットあります。

SATA SSDなど2.5インチドライブのスロットは背面側です。

電源は貸し出し機ではSilverStone製の80 PLUS GOLDの850W電源が搭載されていました。

以上の中で、型番で明記されていないパーツは仕入れ状況などによって同等の別パーツに変わることがあります。

PCの外観やパーツなどの特徴は以上です。

ベンチマークやデータ関連

PCの性能を計測するベンチマークテストやデータサンプルの結果です。すべて当サイトでGALLERIA製品から取得した結果です。

PC全体の性能(PCMARK 10 Extended)

表計算からゲームまでをテストするベンチマークソフトのスコアで、PC全体のざっくりとした性能評価です。GALLERIA ZA9R-R38はプレミアムゲーミングPCとして認められました。

GALLERIA ZA9R-68XT
Ryzen 9 5900X & Radeon RX 6800 XT
11252
GALLERIA ZA9R-R38(5900X)
Ryzen 7 5900X & RTX 3080
11051
GALLERIA ZA7R-R38
Ryzen 7 5800X & RTX 3080
10571
GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
10434
GALLERIA ZA9C-R39
i9-10850K & RTX 3090
10354
プレミアムゲーミングPC
10311
GALLERIA XA7C-R38
i7-10700 & RTX 3080
9887
GALLERIA XA7C-R37(11700)
i7-11700 & RTX 3070
9623
ハイエンドゲーミングPC
9466
GALLERIA XA7C-R37
i7-10700 & RTX 3070
9337
GALLERIA RM5C-R36T(11400)
i5-11400 & RTX 3060 Ti
8807
ゲーミングPC
8753
GALLERIA UL7C-R37
i7-11800H & RTX 3070
8671
GALLERIA XL7C-R36
i7-10875H & RTX 3060
6934
ゲーミングノートPC
5773
オフィス用ノートPC
3916

 

M.2 NVMe SSD (CrystalDiskMark)

M.2 NVMe SSDは、Windowsやゲームなどすべてがインストールされるドライブで、ZA9R-R38では1TBが標準搭載されます。

読み込みのスピードはWindowsの起動時間やゲームの読み込み速度などに影響します。

シーケンシャルリード

GALLERIA ZA9R-R38
5011MB/s
M.2 NVMe SSD(PCIe 3.0)
3500MB/s

ZA9R-R38はPCIe 4.0に対応しているマシンなのですが、搭載されるM.2 NVMe SSDの読書速度も非常に高速で、5000MB/sを超えました。

ちなみに、前世代規格であるPCIe 3.0規格のM.2 NVMe SSDでは3500MB/s程度です。

CPUマルチスレッド性能 (Cinebench r15)

Ryzen 9 5900Xのマルチスレッド性能は個人的には文句なしです。SMT(IntelCPUのハイパースレッディングに相当)をオフにした時でも、i9-10900Kのハイパースレッディングオン状態を上回る性能を持ちます。DX11ゲームではSMTオフの方がパフォーマンスが出る場合もあるので、SMTオフで12スレッド使えるというのも結構魅力なんですよね。

Ryzen 9 5900X
12C/24T
3605
Ryzen 9 3900X
12C/24T
3160
Ryzen 9 5900X
12C/12T
2846
i9-10900K
10C/20T
2627
Ryzen 7 5800X
8C/16T
2615
i9-10850K
10C/20T
2588
i7-11700
8C/16T(TDP制限解除)
2222
Ryzen 7 3700X
8C/16T
2105
i9-9900K
8C/16T
2060
i7-10700
8C/16T
1990
i7-11800H
8C/16T
1962
i7-9700K
8C/8T
1540
i5-11400
6C/12T
1520
Ryzen 5 3600
6C/12T
1489
i7-8700K
6C/12T
1378
i7-9750H
6C/12T
1305
Ryzen 5 3500
6C/6T
1036
i7-8750H
6C/12T
940
i7-6700K
4C/8T
901

 

CPUシングルスレッド性能(Cinebench r15)

1コアあたりの性能も文句なしの水準です。

Ryzen 7 5800X
8C/16T
266
Ryzen 9 5900X
12C/24T
265
i7-11700
8C/16T
243
i9-10900K
10C/20T
228
i9-10850K
10C/20T
227
i5-11400
6C/12T
227
i9-9900K
8C/16T
213
i7-9700K
8C/8T
212
i7-10700
8C/16T
211
i7-9700K
8C/8T
210
Ryzen 9 3900X
12C/24T
208
Ryzen 7 3700X
6C/12T
207
i7-8700K
6C/12T
201
Ryzen 5 3500
6C/6C
186

 

DirectX12 (3DMARK TimeSpy)

DX12を利用したゲームを想定した場合の性能テストです。TimeSpyは8スレッドくらいを想定したテストなのですが、その関係なのか8コア16スレッドの5800X搭載機のスコアとあまり変わらない結果となっています。

GALLERIA ZA9C-R39
i9-10850K & RTX 3090
17355
GALLERIA ZA9R-68XT
Ryzen 9 5900X & Radeon RX 6800 XT
16599
GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
16070
GALLERIA ZA7R-R38
Ryzen 7 5800X & RTX 3080
15258
GALLERIA ZA9R-R38(5900X)
Ryzen 9 5900X & RTX 3080
15068
GALLERIA XA7C-R38
i7-10700 & RTX 3080
14841
GALLERIA XA7C-R37(11700)
i7-11700 & RTX 3070
12036
GALLERIA RM5C-R36T(11400)
i5-11400 & RTX 3060 Ti
10414
GALLERIA ZG
i7-9700K & RTX 2080
9986
GALLERIA XA7C-R70S
i7-10700 & RTX 2070 SUPER
9855
GALLERIA UL7C-R37
i7-11800H & RTX 3070
9660
GALLERIA XF
i7-9700K & RTX 2070 SUPER
9568
GALLERIA AXV
Ryzen 7 3700X & RTX 2060 SUPER
8746
GALLERIA XA7R-R36
Ryzen 7 3700X & RTX 3060
8650
GALLERIA XV
i7-8700 & RTX 2060 SUPER搭載時
7330
GALLERIA GCR2070RGF-E
i7-9750H & RTX 2070 MAX-Q
6424
GALLERIA XA7C-G60S
i7-10700 & GTX 1660 SUPER
6364
GALLERIA RT5
Ryzen 5 3500 & GTX 1660 SUPER
5871

 

DirectX11 (3DMARK Firestrike)

DX11を利用したゲームを想定したテストです。Ryzen 5000番台の優れたパフォーマンスが結果に現れています。

GALLERIA ZA9R-68XT
Ryzen 9 5900X & Radeon RX 6800 XT
36818
GALLERIA ZA7R-R38
Ryzen 7 5800X & RTX 3080
33583
GALLERIA ZA9R-R38(5900X)
Ryzen 9 5900X & RTX 3080
32566
GALLERIA ZA9C-R39
i9-10850K & RTX 3090
30630
GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
29579
GALLERIA XA7C-R38
i7-10700 & RTX 3080
27076
GALLERIA XA7C-R37(11700)
i7-11700 & RTX 3070
23187
GALLERIA RM5C-R36T(11400)
i5-11400 & RTX 3060 Ti
22631
GALLERIA XF
i7-9700K & RTX 2070 SUPER
21565
GALLERIA UL7C-R37
i7-11800H & RTX 3070
21543
GALLERIA XA7C-R70S
i7-10700 & RTX 2070 SUPER
21148
GALLERIA AXV
Ryzen 7 3700X & RTX 2060 SUPER
19906
GALLERIA XA7R-R36
Ryzen 7 3700X & RTX 3060
19598
GALLERIA GCR2070RGF-E
i7-9750H & RTX 2070 MAX-Q
15252
GALLERIA XA7C-G60S
i7-10700 & GTX 1660 SUPER
14727
GALLERIA RT5
Ryzen 5 3500 & GTX 1660 SUPER
13590

 

レイトレ (3DMARK Port Royal)

レイトレーシングの処理性能テストでも高い結果を示しています。

GALLERIA ZA9C-R39
i9-10850K & RTX 3090
12341
GALLERIA ZA9R-R38(5900X)
Ryzen 9 5900X & RTX 3080
10963
GALLERIA ZA9R-68XT
Ryzen 9 5900X & Radeon RX 6800 XT
9097
GALLERIA XA7C-R37(11700)
i7-11700 & RTX 3070
7757
GALLERIA RM5C-R36T(11400)
i5-11400 & RTX 3060 Ti
6618
GALLERIA UL7C-R37
i7-11800H & RTX 3070
5865
GALLERIA XA7R-R36
Ryzen 7 3700X & RTX 3060
4934

 

重量級VR (VRMARK Blue Room)

PC用の重めのVRを想定したパフォーマンステストです。VRMARKが推奨する109fpsを超える、115.38fpsを記録しました。重いVRも合格ラインです。

GALLERIA ZA9C-R39
i9-10850K & RTX 3090
131.09fps
GALLERIA ZA9R-68XT
Ryzen 9 5900X & Radeon RX 6800 XT
118.67fps
GALLERIA ZA9R-R38(5900X)
Ryzen 7 5900X & RTX 3080
115.38fps
VRMark推奨fps
109fps
GALLERIA XA7C-R37(11700)
i7-11700 & RTX 3070
85.18fps
Oculus Rift最低必要fps
81fps
GALLERIA RM5C-R36T(11400)
i5-11400 & RTX 3060 Ti
72.67fps
GALLERIA XA7R-R36
Ryzen 7 3700X & RTX 3060
54.93fps
GALLERIA XL7C-R36
i7-10875H & RTX 3060
54.37fps
GALLERIA UL7C-R37
i7-11800H & RTX 3070
65.65fps

FF14 (紅蓮のリベレーターベンチマーク)

FF14のベンチマークソフトとしては、私は紅蓮のリベレーターを比較用に使っています。

GALLERIA ZA9R-R38はこれまで当サイトで実機テストしたPCの中で最も高いスコアを出しました。

GALLERIA ZA9R-R38(5900X)
Ryzen 9 5900X & RTX 3080
26142
GALLERIA ZA9R-68XT
Ryzen 9 5900X & Radeon RX 6800 XT
25835
GALLERIA ZA7R-R38
Ryzen 7 5800X & RTX 3080
25809
GALLERIA ZA9C-R39
i9-10850K & RTX 3090
24146
GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
23242
GALLERIA XA7C-R37(11700)
i7-11700 & RTX 3070
21750
GALLERIA XA7C-R38
i7-10700 & RTX 3080
21693
GALLERIA XA7C-R37
i7-10700 & RTX 3070
20767
GALLERIA RM5C-R36T(11400)
i5-11400 & RTX 3060 Ti
19479
GALLERIA XA7C-R70S
i7-10700 & RTX 2070 SUPER
18738
GALLERIA UL7C-R37
i7-11800H & RTX 3070
18120
GALLERIA XF
i7-9700F & RTX 2070 SUPER
17721
GALLERIA XA7R-R36
Ryzen 7 3700X & RTX 3060
17080
GALLERIA XL7C-R36
i7-10875H & RTX 3060
15263
GALLERIA XA7C-G60S
i7-10700 & GTX 1660 SUPER
14897
GALLERIA RT5
Ryzen 5 3500 & GTX 1660 SUPER
12985

 

騒音値

ケース横50cmにてデジタル騒音計で測定しました。

ゲーム時の動作音は「ザ・普通」という感じです。スピーカーでのゲームプレイも全く問題ありません。ヘッドホンをしていれば動作音は全く気にならないでしょう。

停止時(基準)
37.2dbA
アイドル時
38.9dbA
ゲーム中
44dbA

電力使用量

PC全体の電力使用量を測定しています。Ryzenはアイドル時の電力マネジメントはIntel機に劣ると思いますが、高負荷時のワットあたりのパフォーマンスは良いと思います。

アイドル
163W
ゲーム中(CP2077)
503W

GALLERIA ZA9R-R38まとめ

PR
CPU:Ryzen 9 5900X
GPU:RTX 3080
メモリ:16GB
ストレージ:1TB(Gen4) NVMe SSD

おっさんゲーマー評価

CPU性能
100
グラボ性能
98
静音性
80
拡張性
70
コスパ
85

「すべてを高水準でこなすことの出来るマシン」としては、2021年までに当サイトでレビューした中でもやはりイチオシと言って良いマシンです。

  • DX11 / DX12 / レイトレ / VR問わず高いプレイ水準を誇る
  • 動画編集などに力を発揮する高いマルチスレッド性能
  • ハイエンドクラスのRTX 3080の性能をしっかり引き出せるCPU
  • CPUのワットパフォーマンスの良さ
  • PCIe 4.0対応で速度や拡張性もある
  • USB Type-Cポートがない点は惜しい(必要な人は自前でPCIeスロットに増設は可能と思われる)

Ryzen 9 5900Xはコアとスレッド数が多いため、動画を高速に書き出せる点は魅力だと思います。PC初心者の方でも、「ゲームをプレイしたらTwitterやYouTubeに動画をアップしたい」というニーズがあるでしょう。慣れないうちは何度も動画の書き出しをやり直すので、待ち時間はなるべく減らしたいはずです。なのである意味PC初心者の方にも十分メリットがあるCPUなのです。

また、「ながらゲーム」で色々並行で処理したり、SMTをオフにした上である程度スレッド数が欲しい、というベテランユーザーなら、なおさら使い倒せる面白いCPUでしょう。私も5900Xを使っているのですが、本当にこのCPUにしてよかったです。

「何でも高水準にできる1台が欲しい」ということであれば、GALLERIA ZA9R-R38は満足度の高い一台となってくれるでしょう。

 

 

もちろん、PCでゲームしかやらない、という場合は、2021年に当サイトでも高い評価をした、8コア16スレッドのRyzen 7 5800Xを搭載したZA7R-R38でも十分だと思います。

 

PCを買うときのポイント

延長保証をつける

良質なものでもヘビーに使えば寿命は早く来ます。なので、私のように24時間PCを稼働させる人などは特に延長保証をつけたほうが良いです。ドスパラでは注文画面の「サービス」項目で、2~5年の間で好みの保証をつけて注文することができます。

何年保証をつけるかは人によって変わると思いますが、私なら2~3年くらいはつけますね。

手数料無料の分割払い

ドスパラではクレジットカード不要の分割支払いサービスであるJACCSショッピングクレジットと提携しており、48回まで分割払いの手数料が無料です。(18歳以上の方向け。審査があります)

「今すぐハイエンドなパソコンが欲しい!」という場合でも、なかなか一括払いだとキツイと思うので、分割払いも検討してみてください。

注文画面の中で、分割払いシミュレーションが行なえます。RTX 3080は高級機ながらも需要がかなりあり、品切れが続いていた時期もあります。年末年始で需要増が見込まれるため、気になる方は早めのオーダーがおすすめです。

 


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