「妥協しなくてよかった!」の声も。RTX 4070 Ti搭載GALLERIA XA7C-R47Tレビュー
2024/01/06
i7-13700FとGeForce RTX 4070 Tiを搭載したミドルハイスペックPC、GALLERIA XA7C-R47Tのレビューをお届けする。
購入者レビューでは「妥協しなくてよかった!」という声も。どのようなPCなのかをじっくり紹介していきたい。
※2024/1/6 代替機種、後継機種について紹介
2023/9/15 Starfieldのデータを追加
2023/8/30 ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONのデータを追加
Contents
2024年1月現在は3つの選択肢
GALLERIA XA7C-R47Tは、この記事で紹介しているスペックから一部仕様が変更になり、価格も変わっている。
2023年に、GALLERIAはミドルクラスの「Xシリーズ」に32GBのメモリを標準搭載するようになった。
そこまで必要としないユーザーのため、メモリ16GB、SSD500GBを搭載するエントリーグレードの「Rシリーズ」も展開されている。
違いを簡単に比較すると以下の通りだ。
カグラナナ | Xシリーズ | Rシリーズ | |
SSD | 1TB | 1TB | 500GB |
メモリ | 16GB | 32GB | 16GB |
電源 | 750W | 850W | 750W |
参考価格 | 272980円 | 347160円 | 267980円 |
1. 【イチオシ】カグラナナコラボモデル
GPU:GeForce RTX 4070 Ti 12GB
メモリ:16GBメモリ
ストレージ:1TB Gen4 SSD
ゲームベンチ:★★★★★(20974)
参考価格(執筆時):272980円(税込)
本レビューに最も近い構成と価格のメモリ16GB・1TB SSDモデルで、2024年1月現在イチオシである。
マイナーチェンジ前の企画製品と考えられるため、迷っているなら急いだほうが良いと思う。いつ現仕様になって価格が上がるかわからない。
2. 【Xシリーズ】通常モデル
GPU:GeForce RTX 4070 Ti 12GB
メモリ:32GBメモリ
ストレージ:1TB Gen4 SSD
ゲームベンチ:★★★★★(20974)
参考価格(執筆時):347160円(税込)
現行のGALLERIA XA7C-R47T。メモリが32GBに、電源が850Wになったが、価格も結構上がってしまった。
3. 【Rシリーズ】エントリーモデル
GPU:GeForce RTX 4070 Ti 12GB
メモリ:16GBメモリ
ストレージ:500GB NVMe SSD
ゲームベンチ:★★★★★(18909)
参考価格(執筆時):267980円(税込)
エントリーグレードの「Rシリーズ」は、SSDが500GBである以外は特に気になるところはない。購入者レビューも割とつき始めていて、受け入れられていることがわかる。
【レビュー時点】GALLERIA XA7C-R47Tのスペック
パーツ等 | 標準構成 |
OS | Windows 11 Home 64ビット (ディスク付属) |
CPU | インテル Core i7-13700F (2.10GHz-5.20GHz/16コア/24スレッド) |
CPUファン | (空冷式) 静音パックまんぞくコース |
CPUグリス | ノーマルグリス 熱伝導率: 0.8W/m・K程度 |
グラフィック | NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti 12GB GDDR6X (HDMI x1,DisplayPort x3) |
電源 | 750W 電源 (80PLUS GOLD) |
メモリ | 16GB (8GBx2) (DDR4-3200) |
SSD | 1TB SSD (NVMe Gen3) |
ハードディスク/SSD | なし |
光学ドライブ | なし |
サウンド | マザーボード 標準 オンボードHDサウンド |
ケース | ガレリア専用 SKケース (ATX) スタンダード(ガンメタリック) |
フロントケースファン | 14cm 静音FAN |
LAN | 2.5Gb 対応LANポート×1(オンボード) |
マザーボード | インテル B760 チップセット ATXマザーボード 拡張スロット:PCIe 4.0 x16 ×1 / PCIe 3.0 x16 ×1 / PCIe x1 ×2 / M.2 Key-E for WiFi ×1 メモリ:DDR4対応メモリスロット ×4(最大128GB) ストレージ:SATA 6GB ×4 / M.2 slot ×3 (PCIe 4.0 x4 ×2、PCIe 4.0 x2 ×1) |
入出力ポート | 前面:USB 3.2 Gen1 Type-A x4 背面:USB 2.0 ×2 、USB 3.2 Gen1 Type-A ×3 、USB 3.2 Gen1 Type-C ×1 映像出力:HDMI ×1 ※グラフィックボードを搭載しているモデルは、こちらの端子は使用しません。 |
キーボード | なし |
マウス | なし |
サイズ | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm |
重量 | 約14kg |
持込修理保証 | 保証期間1年 |
価格 | 274,980円(税込) |
執筆時点の情報となるため、価格等の最新情報は製品ページでご確認ください。
本稿はサードウェーブにサンプルとしてお借りした機種でのレビューとなる。
GALLERIA XA7C-R47Tの外観
GALLERIA XA7C-R47Tは、GALLERIAの中ではミドルグレードに位置する、Xシリーズのミドルタワーマシンだ。
電源を入れると、PC正面に逆U字型のLEDが光り、ゲーミングPCらしい先進的なイメージを演出してくれる。
標準では光学ドライブは標準搭載されないが、追加注文すると前面から光学ドライブにアクセスできるようになる。
サイドパネルには内部が見えるアクリル製の窓があり、中の動作が見えるようになっている。
ホコリの侵入を防ぐフィルター類が充実
内部へのホコリの侵入を防ぐフィルター類は、PCの隠れた品質の一つだ。GALLERIAでは以下の点にフィルターが装着されている。
ケーストップ部
ケーストップはちょっとした物が置けるようにフラットな構造になっていて、その内側にフィルターが設置されている。上からのホコリは掃除機などで吸い取ればOK。
フロントファン部
左右サイドパネルのブルーの部分がフィルターとなっており、空気の取り込み口となる。
ケース底面部
ケースの底面後方には電源が設置されるため、電源ファンが外気を吸うためのスリットがある。そこにもフィルターが設置されている。
底面フィルターは引き抜くだけで手軽に掃除できる。本体を倒さなくても後ろ側から素手で着脱できる。
どこに置いても押しやすいコンソール部
電源スイッチ等のコンソール部は斜めにレイアウトされており、デスクの上下の設置位置を問わずアクセスしやすい設計だ。
前面端子の構成は以下のとおり。
- USB 3.0 Type-A x4
- ステレオミニオーディオ端子(IN/OUT)
背面端子
背面の端子は搭載されるマザーボードおよびグラフィックボードに依存する。
マザーボード端子類
GALLERIA XA7C-R47Tではインテル B760 チップセットのATXマザーボードが搭載される。
貸出機ではASRock B760 TW/D4が搭載されていた。ASRockによるOEM製品のようで、価格を安く抑えるためのポイントになっていると思う。
背面端子は以下のとおり。
- USB 2.0 ×2
- USB 3.2 Gen1 Type-A ×3
- USB 3.2 Gen1 Type-C ×1
- 2.5Gb 対応LANポート×1
- HDMI ×1 (使用不可シール済)
USB3.2 Gen1についてはType-A、Type-Cともに理論値5Gbps(およそ625MB/s)上限で、USB 3.0と同じ速度となる。
また、HDMIポートがあり「使用不可シール」で隠されている。こちらはCPU内蔵のGPU機能を使ってモニタに出力する際に利用するのだが、ゲーミングPCではグラフィックボードから出力するため利用しないように「使用不可」となっている。また、搭載されるCPUのi7-13700F自体にも、映像出力機能はついていない。
グラフィックボード端子類
グラフィックボードのポートの標準構成は以下のとおり。
- DisplayPort x3
- HDMI x1
内部構造・パーツチェック
GALLERIA XA7C-R47Tの内部をチェックしていく。
CPUクーラー
搭載されるi7-13700FはTDP 65Wと省エネであるため、CPUクーラーもサイドフロータイプの120mm空冷クーラーになっている。
グラフィックボード
グラフィックボードはGeForce RTX 4070 Ti 12GBが搭載される。
貸出機ではPalit製の3連ファンタイプが搭載されていた。RTX 40シリーズは電源に12VHPWRコネクタを採用している。GALLERIA XA7C-R47Tでは変換ケーブルを使って2本のPCIe電源ケーブルと接続されていた。電源カバー部からケーブルが無理なく伸びている。
金属ステーでグラフィックボードをガッチリ固定
グラフィックボードは結構な重さがあるため、輸送中に外れたりする事故がないように、金属ステー(支え棒)で強固に固定されている。
これには、グラフィックボードの重さでマザーボード側の端子などに負荷がかからないというメリットもある。
グラフィックボードを挟み込む部分はクッションが挟んであるので、グラフィックボードを傷つける心配はない。
M.2 NVMe SSD
貸出機に搭載されていたM.2 NVMe SSDはSolidigm製で、1TBとなっている。速度的にはGen3としては普通な印象だ。
M.2 NVMe SSDのベンチマーク結果
2.5インチ SSD & 3.5インチ HDD
3.5インチベイは2つあり、マザーボードの下、電源シュラウドの上に設置される。オプションでHDDを2台まで追加注文することができる。
裏面には2.5インチマウントが2つあるので、2.5インチSATA SSDも増設できる。
メモリ
メモリはDDR4-3200(PC4-25600)の16GB(8GBx2)が搭載される。レビュー時はHynix製のメモリが搭載されていた。
電源
電源は80PLUS GOLDの750Wが搭載される。電源容量はスペックに対して十分だ。貸出機ではEnhance製のATX-3175GAが搭載されていた。
電源ケーブルは直出しで、SATA電源ケーブルなど、接続に使用していないものも前方にまとめられている。
ゲーミングPCとして非常に高い性能
搭載されるGeForce RTX 4070 Tiは、前世代王者のRTX 3090 Tiに近い性能を持つ優れたグラフィックボードだ。
グラフィックの演算能力を示すFLOPSで言えば、PS5よりも4倍近く性能が上ということになる。
FLOPS
RTX 4090 |
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RTX 4080 |
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RTX 4070 Ti |
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RTX 3090 Ti |
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RTX 3090 |
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RTX 3080 Ti |
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RTX 3080 |
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RTX 4070 |
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RTX 4060 Ti |
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RTX 3070 Ti |
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RTX 3070 |
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RTX 4060 |
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RTX 3060 Ti |
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RTX 3060 |
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PS5 |
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PS4 Pro |
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PS4 |
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ゲームで重要な「秒間フレームレート(fps)」とは
この後は実際にゲームがどのくらいなめらかに動くのか、ゲームごとの平均フレームレート(fps)をテストしていく。
1秒間に何コマ表示するかを「秒間フレームレート」と呼び、単位は「fps」で表す。fpsが高いほど動きがなめらかに見え、内部処理速度も上がり、操作から画面表示までのラグが少ない。
アクションゲームでは最低でも30fpsないと操作が難しく、60fpsあればまあまあで、FPSなどをプレイする場合は100fps以上あることが理想となる。
一般的なモニタは60fpsまでを表示できるが、ゲーミング用では144fps、240fpsなどまで表示できるものがあり、60fpsよりも更に滑らかだ。
ゲームの平均フレームレート(fps)
GALLERIA XA7C-R47Tでのゲームの平均フレームレートをチェックしていこう。
DLSS3(フレーム生成)対応タイトル
はじめに、RTX 40シリーズが得意とするDLSSや、フレーム生成(Frame Generation = FG)を活かせるタイトルから見ていく。
ホグワーツ・レガシーではレイトレーシングをオンにするかどうかでかなり重さが違ってくるタイトルだ。また、計測場所によってかなり重さが変わるので、当サイトでは特に重たいホグズミードでの移動テストを行っている。
濃い青はレイトレオンでのテスト。レイトレはかなり重いのだが、DLSSとFGをオンにすればWQHD以下なら実用になると思われる。4Kはホグズミードだとちょっときつく、おそらく最高設定ではVRAMが足りない可能性がある。実際のところ、VRAM8GBのGPUを搭載したPCでは、ホグワーツレガシーの4Kテストは起動もしなかった。
レイトレをオフにした場合は4Kでも快適なプレイが可能だが、こちらもDLSSはオンにするのがおすすめとなる。
サイバーパンク2077では、レイトレーシング:ウルトラに設定し、フレーム生成をオンにしてのベンチマーク。4Kレイトレでも平均90fpsとなり快適にプレイ可能だ。
Microsoft Flight Simulator(MSFS2020)では、重い東京上空でオートフライトでテスト。DLSS3とフレーム生成を活かして、4Kで平均120fpsを超える快適な空の旅を楽しめた。これくらいフレームレートが出るとVRも楽しめそう。
DLSS2対応タイトル
Call of Duty : Modern Warfare IIでは、最高画質の「極限」設定にDLSSパフォーマンスを設定してテスト。FHDでは平均208fpsとなり、画質を楽しみながら撃ち合いができる。
Read Dead Redemption 2にてDLSSパフォーマンス設定でのテスト。4Kでも平均110fpsを出せるので、マウスで快適なガンアクションを楽しめる。
Forza Horizon 5では、エクストリーム設定とDLSSパフォーマンスを設定してのテスト。4Kでも100fpsを超えるので、細かなステアリング操作にもダイレクトに反応でき、レースやドリフトポイント稼ぎなどでも勝ちやすくなる。
DLSSなしタイトル
以降は特にRTX 40シリーズによる機能的な恩恵がないタイトルで、グラボの基本性能が試される。
Starfieldは2023年に登場したタイトルの中でもかなり重いタイトルとなっている。DLSSには今後対応する予定とされている。
Starfieldは最高画質設定の「ウルトラ」ではプリセットの解像度が75%になり、FSR2もオンになったままであるため、本当のところの最高画質ではない。このため、1つめのテストではウルトラ設定をベースにFSR2をオフにし、100%解像度でテストを行った。そして、もう1つのテストでは4Kなどの高解像度動作のため、ウルトラ設定をベースにFSR2をオンにし、内部解像度を50%に落としたテストを行った。場所はゲーム開始後の初戦闘の後、ベクテラの屋外空間である。
Starfieldは、FHDでもウルトラ設定では60fps級となり、60fpsターゲットで考えたときでもRTX 4070 Tiが欲しくなるタイトルだった。WQHD以上ではFSR2を使って、内部解像度を調整して必要なフレームレートを稼ぐ必要がある。DLSS3が搭載されれば、RTX 4070 Tiならウルトラ設定で更に快適になるだろう。
ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON(AC6)はベンチマーク機能がないため、ほどよく描画負荷のある序盤のミッション「移設型砲台破壊」にて一定の動作を手動テストした。
120fpsまでオフィシャルで対応し、21:9や32:9などのウルトラワイドモニタも対応するタイトルとなっているのが特徴で、執筆時点ではDLSSやFSRに対応していない。
テストではWQHDまでは120Hzモニタが活かせ、4Kも60Hz級のゲームプレイが十分にできる感触だった。実際、4K最高画質のプレイでボスなどは問題なく討伐できる。
ガレージ画面(ACが映るホーム画面のようなもの)ではレイトレーシングにも対応し、カッコいい自機のスクリーンショットを高画質に撮ることもできる。もちろん、当機で問題なくレイトレーシングオンのガレージを利用することができる。
ブループロトコルのベンチマークを最高設定で実行した。テスト時点ではDLSSやFSRといった超解像度技術が実装されていないため、高解像度では意外と重いタイトルとなる。
それでも4K最高設定で「極めて快適」となる11892点のスコアを出していた。
Apex Legendsでは射撃訓練場で高設定における「テルミットグレネード」を10発投げる描画負荷テストを行った。
FHDで平均227fpsを記録しており、画質を下げないで快適なプレイが可能だ。
首都高MODなどが人気のAssetto Corsaは、最高設定でのベンチマークテスト。4Kでも120fpsを超えるので、MODを入れてプレイしたり、VRで遊ぶことも十分可能なスペックだ。
VALORANTは屋外射撃場を移動するテストを行った。競技系タイトルのため、最高設定でも十分軽い。
FF14は暁のフィナーレベンチマークを利用して、平均フレームレートを計測した。4Kでも平均120fpsを叩き出し、「非常に快適」の評価を得た。
黒い砂漠では、ウルトラモードとリマスターモードを使い、エルビアサウニールで戦闘テストを行った。リマスターは戦闘の実用性だとWQHDくらいまで、4Kでも遊べなくはない感じだ。ウルトラでもWQHDくらいまでは動作、4Kもスクショや生活コンテンツくらいなら遊べるだろう。
【CPU】Intel Core i7-13700Fの特徴と性能
第13世代のIntel Coreプロセッサーは「高性能コアであるPコア」と「高効率コアであるEコア」を組み合わせたCPUとなっている。
Core i7-13700Fの場合は、8個のPコア(パフォーマンスコア)がHTTで16スレッドで動作し、8個のEコア(高効率コア)は8スレッドで動作する。
つまり、8コア16スレッド+8コア8スレッドからなる、変則的な16コア24スレッドCPUなのだ。
ゲームや動画編集などのパワーが求められる場面では主にPコアが最高クラスのCPU性能を発揮し、そこまでパワーを必要としないオフィスワークやブラウジングなどではEコアが低電力で働いてくれるという仕組みである。
【CPUマルチスレッド】Cinebench r23
CPUのマルチスレッド性能のテスト。i7-13700Fは出荷時設定のTDP65Wで運用したところ、20591ポイントを記録した。
CPUのポテンシャル自体はもっと高く、例えばUEFIからOC Tweaker > CPU Configurationにて、Long Duration Power Limitを250など高い値にすることによって、PL1の65W制限が解除され、12900Kに迫るような性能を発揮する。
その場合は当然発熱が多くなり、CPUクーラーの冷却も間に合わなくなるため、サーマルスロットリングが発生することになる。
なお、本テスト以外はすべて65W制限の出荷時状態で行っている。
i9-13900K |
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i9-13900KF |
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i9-12900K |
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i7-13700F(当機) |
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i7-12700K |
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Ryzen 9 5900X |
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i7-13700F(当機) |
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i7-12700 |
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i5-12400 |
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Ryzen 5 5600X |
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【CPUシングルスレッド】Cinebench r23
CPUの1コアの性能を計測するテスト。シングルスレッド性能も12900Kに並ぶくらいの性能がある。ゲームではシングルスレッド性能がフレームレートに直結するので、ゲーム向けとしても高性能なCPUだと言えるだろう。
i9-13900K |
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i9-13900KF |
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i7-13700F |
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i9-12900K |
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i7-12700K |
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i7-12700 |
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i5-12400 |
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Ryzen 9 5900X |
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Ryzen 5 5600X |
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3DMARK
【DX12】3DMARK Timespy
DirectX12を利用したテスト。近年の高画質なゲームはDirectX12を利用しているタイトルが多い。
テスト結果としてはこれまで当サイトでテストしてきたマシンの中ではTOP3に入った。RTX 40シリーズの強さを感じる。
raytrek 4CZZ |
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GALLERIA ZA9C-R48(13900KF) |
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GALLERIA XA7C-R47T(13700F) |
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GALLERIA ZA9C-R39 |
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GALLERIA UA9C-R38(12900K) |
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GALLERIA ZA7R-R38T |
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GALLERIA ZA9R-68XT |
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GALLERIA ZA7R-R38 |
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GALLERIA ZA9R-R38(5900X) |
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GALLERIA ZA7C-R37T(12700K) |
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GALLERIA XA7C-R37(12700) |
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GALLERIA XA7C-R36T(12700) |
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GALLERIA RM5C-R36T(11400) |
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GALLERIA UL7C-R37 |
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GALLERIA XA7R-R36 |
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GALLERIA RM5C-R35(12400) |
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【DX11】3DMARK Firestrike
DirectX11を利用したテスト。DirectX11は少し古いゲームや軽いゲームなどに使われている。
こちらも同じくTOP3に入った。
raytrek 4CZZ |
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GALLERIA ZA9C-R48(13900KF) |
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GALLERIA XA7C-R47T(13700F) |
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Presence CAGE(5950X) |
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GALLERIA ZA9R-68XT |
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GALLERIA UA9C-R38(12900K) |
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GALLERIA ZA7R-R38T |
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GALLERIA ZA7R-R38 |
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GALLERIA ZA9R-R38(5900X) |
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GALLERIA ZA9C-R39 |
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GALLERIA ZA7C-R37T(12700K) |
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raytrek XF |
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GALLERIA XA7C-R36T(12700) |
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Presence BEMO |
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GALLERIA RM5C-R36T(11400) |
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GALLERIA UL7C-R37 |
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【動画書き出し】Adobe Premiere Pro CC 2023
Adobe Premiere Pro CC 2023(v23.6)を使い、ゲーム動画編集後の書き出し時間をテストしたが、性能から期待される処理速度が出なかった。
i7-12700 & RTX 3070と同程度しかでていなかったので、ソフトやドライバなどが未成熟である可能性はある。
ただ、処理自体は問題なく出来ていたし、極端に遅いと感じるほどではない。
- ソースは約10分の3840x2160(4K) 60fps映像
- テロップとディゾルブ、Lumetriカラーを適用
- 「H.264 YouTube 2160p 4K Ultra HD」プリセットで書き出し
書き出し時間
raytrek 4CZZ |
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GALLERIA ZA9C-R48(13900KF) |
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GALLERIA ZA7C-R37T(12700K) |
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GALLERIA UA9C-R38(12900K) |
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Presence CAGE(5950X) |
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GALLERIA XA7C-R37(12700) |
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raytrek XF |
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GALLERIA XA7C-R47T(13700F) |
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GALLERIA XA7C-R36T(12700) |
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Presence BEMO |
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GALLERIA RM5C-G60S |
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GALLERIA RM5C-R35(12400) |
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【画像AI】Stable Diffusions
画像出力AIのStable Diffusion Web UIで、16枚の512x512px画像を1バッチで出力するのにかかる時間をテストした。
Stable Diffusion Web UIは、ver1.1.0以降、PyTorch2.0+cu118、cuDNN 8.7.0.0に対応したため、RTX 40シリーズでの出力時間が大幅に早くなった。それ以前のRTX 40系のテストについても掲載しているがcuDNNを入れ替えることで高速化していたため、それなりの「旧データ」との比較になってしまう点はご了承いただきたい。
16枚の512x512px画像を出力するテストの所要時間
i9-13900KF/RTX 4090 24GB(cuDNN入れ替え) |
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i7-13700F/RTX 4070 12GB(WebUI 1.1.0) |
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i7-13700F/RTX 4070 Ti 12GB(WebUI 1.5.2) |
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5800X/RTX 3070 Ti 8GB |
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i5-13400F/RTX 4060 Ti 8GB(WebUI 1.1.0) |
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i5-13400F/RTX 4060 8GB(WebUI 1.5.0) |
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i7-13700F/RTX 3060 12GB(cuDNN入れ替え) |
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PC全体としての性能
【PCの総合性能】PCMARK 10 Extend
PCMark 10 Extendは、オフィスワークからゲームまで、これ一本で総合テストを行うことのできるベンチマークソフトだ。
テスト結果としては、プレミアムゲーミングPCのラインをらくらくクリアしている。
raytrek 4CZZ |
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GALLERIA ZA9C-R48(13900KF) |
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GALLERIA XA7C-R47T(13700F) |
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GALLERIA UA9C-R38(12900K) |
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GALLERIA ZA7C-R37T(12700K) |
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Presence CAGE(5950X) |
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GALLERIA ZA7R-R38T |
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GALLERIA ZA9R-68XT |
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GALLERIA ZA9C-R39 |
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プレミアムゲーミングPC |
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GALLERIA XA7C-R38 |
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ハイエンドゲーミングPC |
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ゲーミングPC |
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ゲーミングノートPC |
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オフィス用ノートPC |
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温度チェック
パーツごとの温度チェックを行った。
CPU温度(Cinebench r23 10分テスト)
CPUに意図的に100%の使用率をかける、Cinebench r23の10分間テストで、空冷CPUクーラーの安定度を確認する。
i7-13700Fがどれだけ頑張っているかは青い線を見てほしい。最初の短い時間はPコアが5GHzで全開で動作するが、所定の時間が過ぎてもCPUに高い負荷が続いている場合、一定の動作周波数(3.1GHzくらい)にパワーを抑える。CPU温度もはじめは100℃に到達していたが、パワーがセーブされてからは60℃ほどで動作している。これらは製品としては正常な挙動となる。そして、この負荷に見合う程度のCPUクーラーが搭載されている。
ゲームプレイにおいてはこのテストのように長時間CPU使用率が100%になることは考えにくいので、基本的にはPコアが5GHz前後で動作し、高い性能を発揮する。
対してPremiere Proなどの動画書き出しではCPUの高負荷が長時間続くため、このようなパワーセーブが発生して処理速度のボトルネックになる可能性がある。
処理速度を優先したい場合は13700Kと簡易水冷を搭載した上位製品のGALLERIA ZA7C-R47Tなどが選択肢になるが、簡易水冷はどうしても動作音が大きくなるというトレードオフがある。
「エンコード中も静か」という点では空冷の当機の方が上だ。
CPU&GPU温度(Fire Strike Ultra Stress Test)
続いて、GPUに高い負荷をかけるFire Strike Ultra Stress Testを行った。高負荷ゲームのプレイに近い動作をチェックできる。
結果としては、実用上全く問題のない値である。GPU温度は66℃程度をキープしつつ、GPUクロックは2800MHzを超えている。CPUクロックはおよそ5GHzを維持し、CPU温度は65℃未満で収まっている。
グラフィックボードと12VHPWRコネクタ接合部の温度もチェックしたが、こちらも全く問題ない値だった。
動作音
電源オフ |
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アイドル |
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ゲーム中 |
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CPUベンチ |
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動作音について、ケースサイド50cmにてデジタル騒音計を使って測定した。
高負荷時でもかなり静かな方だと感じられる。
静かな理由は、CPUの発熱が(出荷時設定では)65W程度と低く、サイドフロー空冷クーラーの動作も静かであること。
そして、RTX 4070 Tiの消費電力がそこまで高くない上にグラボが大型なだけあって冷却性能が高く、ファンをブン回さなくても冷えるためだと思われる。
消費電力
ワットチェッカーを用いて消費電力を測定した。
マシン全体の消費電力目安
アイドル |
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Cinebench r23(瞬間最高値) |
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ゲーム中(CP2077) |
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砂漠最小化放置 |
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性能に対しての使用電力という意味ではかなり優秀なのは間違いない。短時間で終わらせる処理を素早く行うためにCPUの消費電力を瞬間的にブワっと上げることはあるが、負荷が長く続く時は省エネ性を重視してCPUは65W前後に抑える動きになる。
RTX 4070 Ti自体もTDP285W程度であるため、マシントータルで高負荷ゲーム中でも400Wくらい。750Wの標準電源で容量は十分だ。
GALLERIA XA7C-R47Tまとめ
「速さ」と「静音性」の高バランスマシンで、コスパも考えられているモデルだと感じた。
ゲーミングPCは何fps出るかも大事だが、真夜中に4Kゲーミングしても問題ないレベルの動作音で済ませられる方が、多くの人にとって使い勝手が良いのではないだろうか。
当機はCPU性能を最大まで引き出す構成ではなく、おとなしめのクーラーで間に合うチューニングだ。結果として静かで省エネ性も全体的に高く仕上がっている。
グラボの能力的には4K解像度になると60fpsクラスではあるものの、DLSSを使えるタイトルなら4K120fpsが狙えるポテンシャルがあるのも魅力。WQHDくらいまでなら激重で評判のホグワーツも問題なしである。
USBがUSB3.2 "Gen1"だという点は注意が必要だ。そこはちょっとケチった感じは正直あったので拡張性評価を下げた。ただ、個人的にもそんなに"Gen2必須"なUSB機器って普段あまり使わないので、メーカーとしてもあまり困らないだろうという判断なのかもしれない。
GPU:RTX 4070 Ti 12GB
メモリ:16GB DDR4
ストレージ:1TB(Gen3) NVMe SSD
こんな人におすすめ
- 静かで省エネで高性能な最新ゲーミングPCが欲しい
- レイトレ対応タイトルを高fpsで遊びたい
- 最高画質かつ144fpsオーバーでFPSをプレイしたい
- 画像AIなどを学習したり推論(出力)させたい
- VRやMODなどを使ったPCゲームを楽しみたい
購入者評価 (旧製品ページより引用)
注文してから一週間以内と届くのが速かった。
スペックはApex 、バトルフィールド等最高画質でも高レートを維持。温度もさほど高くならない上、ファンの音も動いてるのかって位静かです。この先何年も使えそうで満足。
結論から言いますと大満足です。
「妥協しなくてよかった。」この一言に尽きます。
やりたいゲームがタルコフっていうこともあってメモリを32GBに増設してこちらのPCを購入しました。
問題なくサクサク動いております。
30万程でゲーミングPCを探してらっしゃる方はおすすめです。
RTX4070Ti & Core i7-13700F搭載モデルのこちらを購入させていただきました!
現行ハイエンド、ミドルハイという事でFHD、WQHDで遊ぶ分には充分過ぎる性能になっています!
4K レイトレを使用してもDLSS3を活用すれば3090Ti以上のfpsを出せるのでコスパも高くて大満足です!このPCを購入すれば故障しない限り現役で使用し続けられると思います!
使用しているマザボがASRock製の特注品の場合があります!全面LEDの色を変更したい時、この特注品だとアプリコントロールではなくBIOS画面から色変更をする事になるのでご注意下さい!
RTX4070Tiのファンが大きいからか低回転で冷却が出来る為非常に静かです!
ワッパも良いため値段以上の価値を感じる事が出来ました!
raytrekも良いぞ
GALLERIAも良いが、同社のraytrek 4Cもおすすめできるポイントが多いので紹介しておく。
raytrek 4C | GALLERIA | |
サイドパネル | フィルター付きの 通気口あり |
閉じていて 中が見える |
ケーストップ | フィルターを 外して清掃がかんたん |
フィルターを外すのに ドライバーなどが必要 |
ケースが光るか | 光るパーツは一切なし | フロント部が逆U字に光る |
ケース内の印象 | ミドルタワーとしては 空間が少し広め |
普通 |
raytrek 4CXFi
GPU:RTX 4070 Ti 12GB
メモリ:16GB DDR4
ストレージ:1TB(Gen4) NVMe SSD
CPU&GPUは今回のレビュー機と同等だが、こちらはH770のマザーボードで、USB 3.2 Gen2 Type-A ×2 、USB 3.2 Gen2 Type-C ×1端子がついていたりと格上感だ。
同型ケースで近いスペックのマシンとして、RTX 4070搭載のraytrek 4CXFをレビューしているので、そちらもご参考に。
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