GeForce RTX 4070搭載PCが登場
2023年4月13日にGeForce RTX 4070が発売開始となり、搭載PCも同時に登場しています。
RTX 4070の特徴
RTX 3080に近い性能
4Gamerの評価を見る限り、RTX 3080に近い性能だそうです。前世代80番並の性能を今世代70番で出す、という観点ではこれまでと同じ感じですね。
VRAM12GB搭載GeForceの新たな選択肢
高速なGDDR6XのVRAMを12GB搭載という点ではRTX 4070 Tiと同じです。画像AIなどのブームで12GB程度のVRAM搭載グラボが人気ですが、RTX 3060 12GBとRTX 4070 Tiの間に、価格的にも性能的にも間を埋める新たな選択肢がRTX 4070だと言えるでしょう。Stable DiffusionではRTX 4070 Tiのパワーがかなり良かったので数を出す人におすすめしていましたが、RTX 4070もコスパ的に良さそうです。
2560x1440(WQHD)までがメイン用途
1920x1080~2560x1440くらいまでの解像度が推奨されます。NVIDIAはRTX 4070のパフォーマンスを示す際に、2560x1440(WQHD)解像度でのデータサンプルを提供しています。これはRTX 4070 Tiの時からそうでしたし、RTX 4070 Tiでも4KになるとDLSSパフォーマンスなどを利用して、負荷を低減する必要がありました。もちろん、画質設定を下げることで4Kで快適にプレイさせることは可能です。
DLSS3とフレーム生成の恩恵
RTX 40シリーズ(Ada Lovelace)の強みのひとつは、アップスケーリング技術のDLSS3および、AIによる「フレーム生成(Frame Generation)技術です。これらによって、RTX 30シリーズよりやや狭いメモリ帯域幅でも、それを凌駕する性能を発揮できるようになっています。
NVENCによるAV1エンコードをサポートし、AV1形式の高画質配信が可能
GeForce RTX 40シリーズでのみ、ビデオエンコーダであるNVENCにAV1形式がサポートされています。「OBS Studio 28.1」以降などで配信する際に、AV1形式を利用できます。
ワットパフォーマンスの良さ
RTX30シリーズよりも洗練されたAda Lovelaceアーキテクチャによって、高クロック動作を実現しながらも動作温度が低く抑えられています。ワットパフォーマンスも良く、利用者の経済的にも大きなメリットです。
GALLERIAシリーズラインナップ
価格はすべて執筆時点のものです。
機種一覧
機種名 個人的おすすめ度 |
価格 | CPU | GPU | メモリ | NVMe SSD |
GALLERIA UA9C-R47 ★★★★ |
389,980円 | i9-13900KF | RTX 4070 12GB | 32GB DDR5 | 1TB(Gen4) |
GALLERIA UA9R-R47 ★★★ |
439,980円 | Ryzen 9 7950X | RTX 4070 12GB | 32GB DDR5 | 1TB(Gen4) |
GALLERIA XA7C-R47 ★★★★★ |
264,980円 | i7-13700F | RTX 4070 12GB | 16GB DDR4 | 1TB(Gen3) |
GALLERIA XA7R-R47 ★★★ |
229,980円 | Ryzen 7 5700X | RTX 4070 12GB | 16GB DDR4 | 1TB(Gen3) |
人気のゲーミングPCブランドGALLERIAからは、4機種のRTX 4070搭載PCが登場しています。
GALLERIA UA9C-R47 : 389,980円
GPU:RTX 4070 12GB
メモリ:32GB DDR5
ストレージ:1TB(Gen4) NVMe SSD
まずはフラッグシップとなるUシリーズから、GALLERIA UA9C-R47が登場。i9-13900KFを搭載し、ゲーミング性能を高く引き出します。ゲームにおけるCPU性能の高さは非常に重要で、RTX 40シリーズが得意とするDLSSにおいて、いくらGPUの負荷を減らしたとしてもCPUがしっかり能力を発揮できないとパフォーマンスを出せません。その点では、i9-13900KFはIntel最高峰のCPUで、Pコアx8(HTT)とEコアx16という非対称型の24コア32スレッドCPUとなっています。Uシリーズとして初期のメモリは32GBが設定されているほか、アルミ製のケースも高級感があります。
GALLERIA UA9R-R47:439,980円
GPU:RTX 4070 12GB
メモリ:32GB DDR5
ストレージ:1TB(Gen4) NVMe SSD
GALLERIA UA97-R47は、CPUにAMD Ryzen 9 7950Xを搭載したモデルです。Intelと異なり16コア32スレッドCPUとなっています。ゲーム的にもクリエイティブ作業にも、ハイエンドクラスは個人的にIntelでいいのでは?と思っているし、更にそれより価格も高くなってしまっているので推し度は低いです。
GALLERIA XA7C-R47:264,980円
GPU:RTX 4070 12GB
メモリ:16GB DDR4
ストレージ:1TB(Gen3) NVMe SSD
おそらく一番売れる価格帯のRTX 4070搭載機で、私としても4070機のイチオシに近いです。i7-13700Fのバランスの良さ、なんだかんだで今も根強い人気のDDR4でコスパ重視の構成。
価格としてもRTX 3080機並に落ち着いており、「このくらいなら」という方も増えてくるゾーンですよね。
i7-13700FはTDP65Wであり、空冷サイドクーラーがデフォルトでチョイスされています。水冷にもカスタムできるけど、私はこれ、空冷の方が使い勝手的におすすめです。全体的に静かに動くからです。
そのあたりは、グラボだけ違うRTX 4070 Ti機のレビュー記事が参考になると思います。
GALLERIA XA7R-R47:229,980円
GPU:RTX 4070 12GB
メモリ:16GB DDR4
ストレージ:1TB(Gen3) NVMe SSD
CPUを1世代前の5700Xとすることで、価格を更に抑えたモデル。これはCPU処理がそこまで重くないゲームや、画像AI向けならアリという感じでしょうか。最新のCPU重めレイトレタイトルみたいなのだと、やはりちょっと動作レベル的に劣るかもしれないです。それでも安さは魅力。
raytrek 4Cシリーズラインナップ
価格はすべて執筆時点のものです。
機種一覧
機種名 個人的おすすめ度 |
価格 | CPU | GPU | メモリ | NVMe SSD |
raytrek 4CZ ★★★★★ |
359,980円 | i9-13900KF | RTX 4070 12GB | 32GB DDR5 | 1TB(Gen4) |
raytrek 4CXF ★★★★★ |
269,980円 | i7-13700F | RTX 4070 12GB | 16GB DDR4 | 1TB(Gen3) |
クリエイター向けのラインナップとして知られるraytrekの上位シリーズ「raytrek 4C」からは、2つのラインナップが登場しています。
raytrekは購入時に5000円割引できるクーポン「retouch2032」がありますので、ぜひ利用してお得に購入してください。クーポンはこちらの記事で公開されている記念クーポンで、2023年7月31日まで利用できるとのことです。
raytrek 4CZ : 359,980円
GPU:RTX 4070 12GB
メモリ:32GB DDR5
ストレージ:1TB(Gen3) NVMe SSD
まずはCPUが最強クラスのi9-13900KFとなるraytrek 4CZ。CPU強め希望ならイチオシです。そもそもなんですけどraytrek 4Cはケースの使い勝手が良いんですよ。
そして、GALLERIAと違って光るパーツに投資していないので、同等スペックの場合、raytrek 4Cの方がコスパ的に上です。デザインの好みはあると思いますけどね。
raytrek 4CXF : 269,980円
GPU:RTX 4070 12GB
メモリ:16GB DDR4
ストレージ:1TB(Gen3) NVMe SSD
GALLERIAも昔は「XF」という名モデルがあって、ミドルハイのPCとして人気が高かったんです。raytrek 4CXFも、「普通よりちょっと良い」スペックを、高品質なケースで包み込んだ機種としておすすめできます。
カタログスペックとしては5000円安いGALLERIA XA7C-R47と同等で、i7-13700Fに空冷CPUクーラーが標準でチョイスされている点も同様です。個人的には空冷で良いと思うなあ。
4/21までのキャンペーンもお忘れなく!
また、2023年4/21までは最大「全額還元」が当たる、ドスパラポイント還元キャンペーンが行われています。上限10万円ぶんなので今回紹介のPCは10万円ぶんとなりますね。
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