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【黒い砂漠】頑張れヘビ野郎たち!スカラーのストーリーについての考察

   

某所に寄稿するためにスカラーの記事を書いているんだけど、あちらでゴリゴリのネタバレ考察を書くわけに以下ないのでこっちに書いていこうかなと。

あらかじめ断っておくと、この記事は正史を断定するものでもなく「こうなんじゃないかなあ」という話である点についてはご理解いただきたい。

また、スカラーの強い使い方などのゲームプレイに役立つネタは一切出てこない、純粋な読み物である。

彼女、なぜハンマー?

皆さんご存知の通り、スカラーのハンマー攻撃の大半は「グラビティコア」によって重力や加速度、位相をコントロールすることで成り立っているという設定だ。

それで、「そもそもなんでメイン武器としてのハンマーを使い始めたんだろう?」というところが気になったりしたのだけど、カルフェオン宴会でのキム・ジェヒPDの言葉を思い出すと「彼女が普段使っている錬金道具」だということが発表されていた。

ただ、エイブリンの冒険では序盤からグラビティコアがあったわけではないんじゃないかなと。少なくとも、覚醒武器を確立して使えるようになったのは、ストーリームービーを見てもわかるように「黒い砂漠世界への帰還途中」だ。

ハンマーマスタリー

「いわゆる通常攻撃」がどのクラスにもあるが、その解説を読んでみると「その武器を使う理由」が書いてあったりする。

例えば、ウサの蝶画扇術だったら「右道房の基礎的な攻撃手段」ということで、ウサが特別に扇を使っているのではなく「右道房に所属する道士はみんなこれなんだな」ってのがわかる。

スカラーはどうかというと、こんな感じ。

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「生き残るために必死だった頃、手にした道具で自らを守る術を身に付けた。」

だそうで。

そもそも錬金術は、中世の頃に「鉄や鉛のようなコモンメタルを金などの貴金属にしてえなあ」という目的で行われた取り組みだと言われている。スカラーも金属相手だからハンマーを使ってぶっ叩いてみたりもしたのではないだろうか。

また、スカラーは古代遺跡の秘密を解き明かして「タリブレの門」を作り、その向こうへと進んだ。そのくらいの人であるからそりゃあもうなにかトントン叩いていても不思議ではない。

そのうえで、あとからグラビティコアを嵌めてぴょんぴょんできるようにしたんじゃないかな。

ハンマーマスタリー以外にも、初期の原始的攻撃手段は散見される。

シェイクオフ(E)

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シェイクオフも極普通のハンマーによる打撃技だ。これがまたコンボが出せるようになるまでは、ごく普通のハンマー殴りなんだよな…

ドロップキック(F)

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「全身を使って跳び上がり、両方の足の裏で相手を蹴り倒す」

体術の中でも「ドロップキック」というのは捨て身の技である。これを出して九死に一生を得た時もあったのだろう。

グラビティコア

グラビティコアを嵌め込んだハンマーは、重力を自在に操ることができるようになったため、戦闘スタイルも一気に変わったはずだ。

グラビティコア設置 (Q) > 引力生成 (Q)

とりあえず全スカラー使いが重用するこのコンボ。

グラビティコアをはめたハンマーを前方に投げて「設置」し、自身の重力ベクトルをグラビティコア側に変えることで瞬間移動、そこで発生した運動エネルギーを衝撃波として放出する。

↓+Shift長押しの「コンボ:重力爆撃」、スロット発動の「グラビティプレス」など、ハンマー投げ移動系はこの原理のようだ。

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ハンマーステップ(↑ + F)

Q>Qよりもめっちゃ使うのが第二の移動手段であるハンマーステップ。

こちらは、グラビティコアを活性化して自身の重量を軽くすることができるとある。

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しかし、このあたりのグラビティコアの使い方はまだ序の口だ。

プレイヤーのスカラーは何者か?

グラビティコアは黒い砂漠の世界と異次元を繋ぐ鍵でもあった。スカラーが「門」をくぐることが出来たのはグラビティコアを「融合」させることができたからだ。

それを描いたのがスカラーのトレーラーだ。

スカラーのトレーラー自体は、「グラビティコアを融合して敵を蹴散らし、門を通って帰還するエイブリンの姿」を描いている。これは誰でもわかるところだろう。

しかし…である。はたしてトレーラーのエイブリンは無事に元の世界に帰れたのであろうか?彼女が門を潜ろうとした時点でトレーラーが終わっており、その後は定かではない。

つまり、我々が操作しているスカラーと、スカラートレーラーのエイブリンは同一人物だという確証はない。

「我々のスカラー」がストーリーを始めて最初に出会う「記憶」はイレズラとのもので、その後、どこかしらの場所で目を覚ますわけだ。

そして解放依頼まで進めてみると、エイブリンの記憶装置は解放依頼の中で、グラビティコアを「発見」したと言っている。

タイミングは定かではないが、遺跡調査で発見した可能性は高いだろう。我々もよく古代遺跡から色々やばいものを発見しているので。

しかし、プレイヤーのスカラーは、何故かこれを最初から所持しており、それが当たり前にあるもののように感じているかのような反応を見せる。

しかも、その真価である「融合」については、エイブリンの記憶装置に教わるまで記憶になかった。

そう、我々のスカラーは、そもそも門をくぐっていない可能性がある。

解放依頼の中で判明することだが、エイブリンはこの世界に戻ってくる中で失敗しているのだ。

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エイブリンが戻ってきたのは276年である。276年に戻ってこようとしていた。私達がトレーラーを見て、あのまま戻ってきて誕生したのが我々のスカラーだと思ってしまいそうだが、そうではない可能性も十分にあるわけだ。

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エリアン暦 276年の前後には色々事件が起きている。

270年にはイレズラがカルティアンの書を奪い、277年には「三日間の闇」を起こしてメディア城を焼き払ったそうだ。

それと本件が直接関係あるかはわからない。

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エイブリンの記憶によれば、276年に無数に分かれた私が救いを受けるのだという。

その救いがもしかしたらプロローグのイレズラとの同行、裏切り、そして闇の精霊との出会いだったりするのかも知れない。少なくとも「我々のスカラー」はその記憶がある。

ただし、我々のスカラーはエイブリンの持つ記憶をほぼ失っており、自分が何者なのかもわからない。ただ微かに「門」の記憶と、体に染み込んだ武器の使い方だけをレベルアップとともに思い出してきている。

そういうことも想定してか、賢いエイブリンは散り散りになった「私」が、エイブリンの知識を取り戻せる仕組みを作り上げていた。そのトリガーとなるのが「グラビティコア」である。

グラビティコアがトリガーとなり、「門」が現れ、エイブリンの記憶装置「地上の星」にアクセスできるようになっていた。

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この事象について、SF好きなら多元宇宙論、マルチバース、ひも理論などと紐づけて考察することができるだろう。

多元宇宙論の中でも「重力」というキーワードからは「ブレーン仮説」を想起する。

 

ブレーン宇宙論(brane cosmology)とは、『我々の認識している4次元時空(3次元空間+時間)の宇宙は、さらに高次元の時空(バルク(bulk))に埋め込まれた膜(ブレーン(brane))のような時空なのではないか』と考える宇宙モデルである

ブレーンワールド - Wikipedia

これに基づくと、以下のような予想ができる。

高次元時空 バルク
オリジナルのエイブリンが行った門の先の世界
守護者たち、自律型兵器などに守られている
4次元時空 ブレーン1
(スカラー1)
ブレーン2
(スカラー2)
ブレーン3
(スカラー3)
ブレーン4
(スカラー4)

 

無数にある単一のブレーン=4次元的世界にはそれぞれの時間が流れる。そして高次元時空であるバルクとブレーンを繋ぐものが「門」というわけだ。

ブレーン仮説はその門に相当するものとして「重力」に注目している点も親和性がある。

低エネルギーでは(我々自身を含む)標準模型の素粒子の相互作用が4次元世界面(ブレーン)上に閉じ込められ、重力だけが余剰次元(5次元目以降の次元)方向に伝播できる、とする。

それで、エイブリンは重力を媒介とすることで高次元のバルク領域に到達でき、黒い死が蔓延したブレーン(既存世界)の時空と「時間的にも」切り離された。

それなら「時間を止めて病気を止めた」という流れをシンプルに理解できる。なんといっても上位世界なのだから、四次元時空の時間の概念外にあるわけで、不老不死にもなる。

ストーリームービーに出てきた悪者と思われるものの幻影も登場し、「命を救う力を得たと同時に死に至る力を見つけた」と黄色文字で述べている。

これについて言及することはこれ以上なく妄想の域になるのでやめておこう。今後明らかになっていくことを期待したい。

上位次元の産物「スレッジハンマー」

なにはともあれ、エイブリンが残してくれた記憶のおかげで、我々のスカラーはスレッジハンマーを扱うことができるようになった。

粒子加速

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スカラーの開放依頼で「粒子加速」スキル(30秒バフ)を得ることができる。

「粒子加速」は、おそらく粒子物理学における「粒子同士が衝突する際に新たな粒子を生成したり、異なる物理現象を引き起こす事象」をモチーフにしていると思われる。

そして、スカラーの場合は位相変化が起きるとし、このスキルの習得を機に、強力な覚醒武器スキルの利用が可能になっていく。

融合するグラビティコア (C)

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粒子加速の知見を得たことにより、スカラーはスレッジハンマーとハンマーを変化させることができるようになる。

2つのハンマーのグラビティコアを融合させることでスレッジハンマーとなり、それを分ければハンマーになるようだ。

これがスカラーのトレーラー中に彼女の身を助けたわけだ。どう考えてもグラビティコアが意思を持ったかのように動いたわけだけど。

 

以降の「粒子加速」習得後に開放される主なスレッジハンマー攻撃は「Shift + 何か」というキーコマンドになっており、覚えやすい点が助かる。

スカラーがグラビティコアを融合することが出来たからこそスレッジハンマーを具現化出来ているのだけど、そうなると覚醒のスレッジハンマーコンボが序盤から使えるのは何でじゃ?となる。

まあそこは序盤のゲーム進行を楽しく進めるためというメタ的な理由もあるだろうが、個人的には「スレッジハンマーの使い方を断片的に思い出してきてるため」という解釈を落とし所にしている。

そして、解放依頼のエイブリンの知識によって、その完全な使い方を理解するわけだ。

限界突破 (Shift + 左クリック)

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「振り回した後足を上げてドン!」という、いかにも巨大ハンマーらしい攻撃。

抑えきれない力 (Shift+右クリック)

Pasted-56

「溜めからの振り下ろし」というシンプルな攻撃。

スウィープアウェイ (Shift+C)

Pasted-57

「ぐるぐるドン!」であるが、良い火力である。

戦慄の錬成陣 (Shift + F)

Pasted-58

スレッジハンマーで地面を二度攻撃することで二重錬成を行う。

絶対ストーリーの追加が来る…いや、来ないと困るよねえ!?

そんなわけでね、私はSFも好きだから結構スカラーのバックグラウンドやストーリーが好きなんだ。謎の敵とか、多元宇宙論的なものの回収とかやってほしいんだよな。

ただ、ある意味ではMMORPGそのものが多元宇宙論との親和性が高いんだ。サーバーチャンネルが違っても同じNPCがいるわけで、同じストーリーを進めることができることとかね。

開発の活動域 大枠のストーリー
成長のステップ
強化成功確率の決定
キャラクターの運命の決定
プレイヤー活動域 ch1 ch2 ch3 ch4

MMOの構造をブレーン仮説に当てはめれば、エイブリンが「ハッカー」かつ「チーター」のような存在だということを身近に感じられる。

実際、彼女は1プレイヤーであったが、不正アクセスを通じてあちらの領域で自分のキャラルールを変えちゃった。そりゃヤバいから「守護者たち(不正アクセスセキュリティ)」に排除されそうになっているわけでな。

そして彼女の改ざんデータはプレイヤー活動域にばらまかれ、自作の記憶装置を通じて開発領域にあるべきデータにアクセスできるようにしてしまったに等しい。そりゃ排除されそうにもなる。頑張れヘビ野郎たち!

 


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