【PCレビュー】レイトレ対応超コスパ機「GALLERIA ZG」レビュー!するけどオススメは別にある
2019/02/17
新世代のGeForceグラボ、「RTX」シリーズが華々しく登場!
でも値段が高い!と言われています。
新しく「レイトレ」や「DLSS」という機能がついたからでしょう。
では皆さん、レイトレ、DLSSってなんだかわかりますか?
おっさんはこの記事を書くまでよくわかりませんでした。
しかしこれが「実はすごい機能だぞ」とわかれば、ちょっと高いRTXに投資してもいいなって思えるんですよ。
今回は初心者向けに
「RTX」ってなんなの?レイトレってなんなの?
これを軽めに触れます。
その後、すごいパソコンを紹介します。
レイトレ系がわかっている人は目次からGALLERIA ZG以降をどうぞ!
Contents
今のRTXは「よくわからなくて当然」
まず、RTXグラフィックボードの新機能に対応したゲームタイトルや環境がまだ出ていないんですよね。
これがイマイチな評価になってしまう最大のポイントです。
なので、イメージしやすいような動画資料などをご紹介しつつ
- RTXの何がすごいのか
- 新機能周りは現在どういう状況なのか
このあたりからを書いていきますね。
リアルタイムレイトレーシングってなんぞや?
「視線」をたどるのが「レイトレーシング」
レイトレは言ってみれば、「視線」を使って見え方を作っていく手法です。
- 視線の先にオブジェクトがあります!
- オブジェクトと太陽の位置はここです!
- 現在位置とオブジェクト、太陽の位置から計算すると、このオブジェクトはこんなふうに輝くはずです!
- ピカーン!
ものすごく省略したけど、これがレイトレで作る「世界の見え方」です。
視線を調べることで、見え方をリアルにすることに役立てよう、という話なんですね。
だから、視線をいっぱい送れると、あっちもこっちもチェックできるからリアルになるわけですね。
今まではゲームで「レイトレ」できなかった
ただ、今まではあんまり視線が送れなかった。レイトレは計算量がすごくて大変なんです。
だから今までのグラボでは、ゲームでリアルタイムに視線を送りまくって位置関係をチェックすることができませんでした。
だから、今までの高度な反射などは「SSR(Screen Space Reflections)」という技術でやっていました。
黒い砂漠のリマスタリング関連での資料にも載っていますね。
Screen Space Ray Tracingと書いてありますが、これは反射を表現するために、今どんな物が見えているのか、極々少量の視線(レイトレ)を使う、ということに過ぎません。
それでもかなりの画質を得ていますけどね。
つまり、超重い方のウルトラ画質でさえ、色々と妥協した映像だったわけです。
RTXならめちゃくちゃ「視線」送れます
そこにRTXシリーズが登場。何が変わるのか。
RTXでは「視線を送る専用のコア(RTコア)」を搭載しました。
これによって視線がいっぱい送れるようになりました。
画面の「外」の物体にも視線を飛ばして、何があるか調べられるようになったんです。
だから「超リアルな映像のゲーム」が作れるようになりました。
柔らかい影とリアルな質感
この柔らかで正確な影の出方もリアルタイムレイトレーシングの特徴。
今までのGTXシリーズではできません。GTX 1080 Tiでもです。
地面の反射のディテールもRTXならではです。
金属とコンクリート、床の質感の違いは、もはや実写並ですね。
「そこにあるもの」がちゃんと映り込む
上のSS。今までよくあったごまかしの反射です。
ゲーム内のガラスや鏡って、大抵近づいても自分が正しく映らないじゃないですか。
それは、反射する対象をチェックする「視線」がなかったからです。
RTXならそこにあるものがリアルに反射するように作ることが出来ます。
これってめちゃくちゃ革新的なことなんですよ。
DLSSについて
レイトレの後に発表されたのが「DLSS」という機能です。
簡単に言えば「AIを使ったすごいアンチエイリアス(ギザギザ除去)」なんですけど
それを使って「4Kゲームをもっと軽くしようぜ」というのが一番の狙いです。
GTX 1080 Tiあたりが出た時、4Kゲームってすごい話題になりました。
でも「4Kゲームスゴイ重いじゃん、遊べねえじゃん!」
そう感じた人も少なくないと思います。
このままでは、4Kゲームコンテンツが一般ユーザーに普及することは難しい…
そこでRTX世代のグラボでは「AIに画面きれいにするコツを勉強させて楽しようぜ」と考えました。
そんなことできるのか?
できちゃったみたい。それがこちら。
DLSSにするとfpsが上がります。これがDLSSのわかりやすいメリットです。
テクスチャ面はところどころぼやっとするところもありますが、ぱっと見ではよくわかりません。
ちょっとの妥協で1枚のグラボで遊べるレベルに持っていこうよ、ということですね。
4Kプレイの選択肢が増えた感じです。
以上が(リアルタイム)レイトレとDLSSのざっくりした説明です。
この2つが、名前に「RTX」がついた新世代のグラボで出来ることです。
旧世代の「GTX」ではレイトレ、DLSSできないんです
少し安くなったGTX搭載マシンを買おうかな?と考えている人は、ちょっと考えて欲しい。
そのPC、何年使います?
数年は使いますよね。
新しい話題のゲーム、全然やらないんです?
やりますよね。
その時に、「あの時新しい方を買っておけばレイトレで遊べたのに…」ってなりますよ。
という話なんです。
今後、レイトレやDLSSはAAA級タイトルを始め、続々と採用されるでしょう。
レイトレーシング対応タイトルで間もなく発売されるタイトルとしては「Battlefield V(BF5)」があります。
車好きの人には「Assetto Corsa Competizione」があります。
リアルタイムレイトレーシング対応予定タイトル
- Assetto Corsa Competizione
- Atomic Heart
- Battlefield V
- Control
- Mechwarrior V: Mercenaries
- Metro Exodus
- Shadow of the Tomb Raider
DLSS対応予定タイトル
- Ark: Survival Evolved
- Atomic Heart
- Darksiders III
- Dauntless
- Deliver Us The Moon: Fortuna
- Fear The Wolves
- Final Fantasy XV
- Fractured Lands
- Hellblade: Senua's Sacrifice
- Hitman 2
- Islands of Nyne
- Justice
- JX3
- KINETIK
- Mechwarrior V: Mercenaries
- Outpost Zero
- Overkill's The Walking Dead
- PlayerUnknown’s BattleGrounds
- Remnant from the Ashes
- SCUM
- Serious Sam 4: Planet Badass
- Shadow of the Tomb Raider
- Stormdivers
- We Happy Few
Windows10じゃないとレイトレできません
「RTXグラボだけ買おうかな!」というのもいいと思います。
ただ、Win7、8、8.1ではレイトレが使えない点にご注意下さい。
Win10じゃないとダメなんです。
Win10でこれから「リアルタイムレイトレーシング」が利用できる「Windows 10 October 2018 Update」がきます。それがレイトレの始まりの合図です。
また、古いPCをお使いの皆さんはグラボだけ変えてもダメで、CPUもそれなりのものにしないとグラボのパワーを引き出せません。
そうすると「ドスパラなどのBTOで買っちゃうのもアリだよね」ということなんですね。
アプデ来ないからこそ「買い時」
つまりです。
レイトレのためにWindows 10 October 2018 Updateを適用する必要があります。
しかし、11月に入ってもまだ出てないんだなこれが。
- RTXカード発売した!うおお!
- RTX対応タイトル(BF5とか)がもうすぐ発売だ!うおお!
- なのにWindowsアプデこなーい!えー…
このアプデ来ない!によって話題がちょっと冷めちゃったのが今のタイミングです。
これは冷える。市場が冷える。
RTX搭載マシンの価格もなんだかやんわり下がってくる。更に冬ボの時期が迫ってる。
つまり、人気絶頂!というわけではない今、RTXマシンが安く買えるチャンスである。というわけです。
GALLERIA ZGを触ってみた
というわけで、おっさんの元にもRTX 2080搭載マシンのGALLERIA ZGの実機レビューのお話が来ました。
このマシンでやるべき本当のレビューはですね…
「うわあああ!RTXのレイトレってスゴイのぉぉおん!!」
これですよ。
感動を伝えてナンボでしょ?
しかし今は残念ながらRTXの実力が出せません。
対応ゲームが出るのはこれからだからです。
というわけで、おっさん考えました。
現時点で買うとして大事なことは…
「RTXコンテンツまでの間も、感動できるか?」ですよね。
なので、「レイトレが多少遅れてもちゃんと満足できるのか?」という点をお伝えしようと思います。
GALLERIA ZGの何がスゴイか3行で
- 新技術「リアルタイムレイトレーシング」「DLSS」を楽しめる
- GTX 1080 Ti搭載の先代GALLERIA ZZより「速い」
- なのにGTX 1080 Tiを積んだ「先代GALLERIA ZZ」と同レベルのプライス
まとめるとこれです。
レイトレ、DLSSについてはもう書いたし、現時点ではこれ以上書けません!
既存のマシンとの比較を書きたいと思います。
GALLERIA ZG(RTX 2080) vs GALLERIA ZZ(GTX 1080 Ti)
GALLERIA ZGの価格帯として比較対象となるのが、先代のGALLERIA ZZ(GTX 1080 Ti搭載)です。
RTXに移行する前にかなり人気となり、惜しまれながら販売終了した名機です。
そして今、同等価格なのがGALLERIA ZGなんですよ。
果たして名機の後継になれるのか?
私、気になります。
スペック比較
まずはスペックを比べてみましょう。
先代GALLERIA ZZと比べても、グラボ以外はほとんどの部分が共通していることがわかります。
パーツ | GALLERIA ZG | GALLERIA ZZ(先代) |
OS | Windows 10 Home 64ビット | |
M/B | インテル Z390 チップセット ATXマザーボード PCI-Ex16 x2, PCI-Ex1 x3 / メモリスロット x4 (最大 64GB) / SATA3 x6 / M.2 x2 |
インテル Z370 チップセット ATXマザーボード PCI-Ex16 x2, PCI-Ex1 x3 / メモリスロット x4 (最大 64GB) / SATA3 x6 / M.2 x2 |
CPU | Intel Core i7-8700K (3.70GHz-4.7GHz/6コア/12MBキャッシュ)
|
Intel Core i7-8700K (3.70GHz-4.7GHz/6コア/12MBキャッシュ) |
CPUファン | 静音パックまんぞくコース | |
CPUグリス | ノーマルグリス (もっと冷えるThermal Grizzly製グリスがおすすめ) |
|
GPU | NVIDIA GeForce RTX2080 8GB (3スロット使用/HDMI x1, DisplayPort x3, USB TYPE-C x1) |
NVIDIA GeForce GTX1080 Ti 11GB (2スロット使用/DVI x1,HDMI x1, DisplayPort x3) |
電源 | SILVERSTONE 750W 静音電源 (80PLUS PLATINUM / SST-ST75F-PT) |
オウルテック 700W静音電源 (80 PLUS GOLD/ AS-700) |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM (PC4-21300/8GBx2/2チャネル) |
|
SSD | 500GB SSD(M.2) (NVMeへ変更で更に高速化も可能) |
500GB SSD |
HDD | 3TB HDD |
|
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (DVD±R DL 対応) | |
サウンド | マザーボード標準オンボードHDサウンド | |
ケース | ガレリア専用 KXケース(ATX) |
|
フロントケースファン | 12cm 静音FAN | |
リアケースファン | 背面ケースFAN (12cm 静音FAN) | |
トップケースファン後部 | 14cm 静音FAN (約900rpm) |
|
LAN | ギガビットLANポート x 1(マザーボードオンボード) | |
Bluetooth | なし | |
キーボード | GALLERIA Gaming Keyboard | |
マウス | GALLERIA レーザーマウス(3200dpi レーザーセンサー、8ボタン、有線) |
※スペックは変更になる場合もあります。詳細はGALLERIA ZG商品ページでご確認下さい。
GTX 1080 Tiと同レベル以上のパフォーマンス
最上位の「RTX 2080 Ti」が先代GTX 1080 Tiを追い抜くのは当然でした。
では、ワンランク下の「RTX 2080」はGTX 1080 Tiを抜けるのか?
実際、RTX 2080はGTX 1080 Tiと比べてスペック的にはVRAMが3GB少ないなど、格下ではあるんです。Tiがついてないからね。
とはいえ、RTX 2080搭載のGALLERIA ZGは、GTX 1080 Ti搭載の先代GALLERIA ZZのスコアを結果として追い抜く部分もあります。
DX12 - 3DMARK TimeSpy
DX12でのGPU性能は先代GALLERIA ZZより約10%上がっています。DX12世代のゲーム(Win10用のゲームなど)は特に強そうです。
DX11 - FF14ベンチマーク(1920 x 1080 最高品質)
DX12が出たとは言え、今も多くの人がプレイするのはDX11(Win7などで遊べる)ゲームです。
そのDX11のFF14ベンチはGTX 1080 Tiと同等レベルの結果を出しています。
DX11 - FF15ベンチマーク
DX11のFF15も、GTX 1080 Tiに近い結果を出しています。
高画質 1920 x 1080
FF15の最高画質設定で1日を過ごしてみる
実際にFF15をやってみましょう。
FF15の最高画質設定ってめちゃくちゃ重いんですよ。NVIDIAの様々な高品質テクノロジーを使っているからです。
フィールドで草がふさふさしたり、モンスターの毛がふさふさしたり、影の出方がリアルになったりする技術です。
CPUも酷使するのでパワーは要るし、ガンガン温度が上がります。
つまり、PCのトータルの能力が非常に試されるゲームってわけです。
そんなFF15の画質をこれでもか!と最高に。
フレームレートを上限の120FPSに設定し、NVIDIA系エフェクトを全てオンにします。
もうやめて!GTX 1060だったら死んでしまいます。
その状態で、ゲーム内で朝起きてから狩りに行って寝るまでの、一般的な一日を過ごした時のfpsがこちら。
1920 x 1080でのfps
平均fps
これはかなり出てる方だと思うんですよね。低い方でもほぼ60fps以上をキープしています。一気に下がっている部分はローディング時ですので。
間違いなくGTX 1080 Ti以上のグラボでなければ味わえないグラフィックレベル&フレームレートです。
MHW
比較的負荷の高いマップである「瘴気の谷」を1クエストこなし、fpsを見てみます。
平均fps
1920 x 1080で平均は108fpsでした。もちろん画質は最高にしていますよ。
黒い砂漠(ウルトラモード)の動作
黒い砂漠も見てみましょう。
おっさんはドスパラのさまざまな黒い砂漠推奨PCで、どこのブロガーより黒い砂漠を遊んできたと自負しています。
その上でGALLERIA ZGについて言えることは「GTX 1080 TiのZZに負けない性能だった」ということです。
GPUを全力で使う「ウルトラモード」のデータがあったので、なるべく条件を近づけてデータを取ってみました。
なんと、1920 x 1080の「ウルトラモード」が、GALLERIA ZZ(GTX 1080 Ti)と同等以上のレベルで動きます!
ウルトラモードはGPUが100%近くに張り付く超重量級モードのため、1920 x 1080でもグラボの性能を比較しやすいですね。
平均fps
こちらはクザカが湧く「セレンディア神殿」の中を一周ぐるっと回って取得したものです。
いずれもゲーム設定は同じで、HIGH/ウルトラ設定です。
GALLERIA ZGがGTX 1080 TiのGALLERIA ZZとほぼ同等に動いていることがわかります。ええやろ?
リマスターモードで狩りは全然いけます
セレンディア神殿のテスト、リマスターモードではこんな感じ。
平均fps
約120fpsです。これなら十分リマスターのままで狩りに行けますね。
総評
実ゲームレビューが少なめで申し訳ないっす。
しかしながら、CPU使用率が高いオープンワールド系ゲーム(オンラインなら黒い砂漠、オフならFF15あたり)をチェックしておけば、大体PCゲームの全体的な性能は見えると感じています。
ゲームや使用ドライバによっては、GTX 1080 TiよりもRTX 2080の方がもっと出たり、逆にRTX 2080がちょっと下がることもあると思います。
なので「GTX 1080 Tiを完全に上回ります!」とまでは言いません。
RTX 2080は、DirectX11世代ゲームでも先代王者のGTX 1080 Tiに引けを取らない、十分な能力を発揮しますよ。
それくらいの評価ならまず嘘にはならないですね。
fpsがGTX 1080 Tiと同等であれば、80番代としては十分な進歩ですし、わざわざちょっと安い程度のGTX 1080 Tiを選ぶ理由もないと思います。
RTXに最も期待するのはやはりレイトレ、DLSSなどの将来性です。
そしてそれを真っ先に楽しめる「ワクワク感」ではないでしょうか。
GALLERIA ZGのFAQ
Q. 価格と性能は見合ってる?
いくら性能が良くても、価格が見合っていないと買う気になれませんよね。
特に、RTXグラボは高いと言われているからなおさらです。
ただ、ドスパラはそこをなんとか安くしようと努力してくれるショップです。
GALLERIA ZGは価格も先代GALLERIA ZZ(GTX 1080 Ti)の最終的な価格とほぼ同じ。
ゲーミング性能も同等レベルです。
というかゲーミングが同じくらいだな、と思ったので同じくらいに合わせよう!と考えてくれたのかもしれません。
RTXの新機能2つを考えれば、価格と性能は全然見合っています。
ただ、グラボの温度はちょっと高めで、高負荷時には83度くらいまで上昇することがあります。
これは「安全圏内」ということでドスパラさんにも確認を取っていますのでご安心下さい。
温度が既定値に到達すると、多少パワーを落として温度が上がりすぎないように調整する機能が働くので安全です。
Q. もっと安いマシンないの?
既存のゲームをライトにやるだけならもっとやすい選択肢があります。
グラボも先代のGTX 1070Tiレベルならしばらく現役だと思います。
GTX 1070 TiのGALLERIA XVやGALLERIA ZVなどはまだまだ選ばれる候補でしょう。予算によっては選択肢です。
GTX 1070 TiのGALLERIA XVやGALLERIA ZVもメモリを実用レベルの16GBにすると大体20万くらいにはなります。
その点、メモリ16GBかつGTX 1080 Tiクラスの動作能力があるGALLERIA ZGは20プラス数万で買えちゃうんです。
数万の差額でRTXの新機能を遊べる…グラボ的にもGTX 1080 Tiクラスになる…
GALLERIA ZGってRTX搭載なのにむしろ安いのでは?
いずれにせよ、RTXシリーズに対応した新しいゲームをプレイすることを考えれば、これからGTX10番代を選ぶ理由はありません。
また、ドスパラは分割払いも出来るので、一括だと重い場合には分けて支払うのもアリです。
Q. レイトレの要件満たしてるの?
ご安心下さい。例えばもうすぐ出る「BF5」のレイトレ要件を満たしたPCです!
GALLERIA ZGはもちろん、BF5のレイトレに求められるスペックを満たしています。
満たしていると言うか、レイトレ対応タイトルがRTXカードで動くように作っているから当たり前ですね。
BF5にあまり興味がなくても、今後のレイトレ対応タイトルはこれくらいのスペックが要るんだなあ、という点で見て下さい。
BF5の要求スペックは以下の通りです。
パーツ | 要求スペック | GALLERIA ZG |
OS | Windows 10 October 2018 Update (64bit) | 配信待ち! |
CPU | Intel Core i7 8700 AMD Ryzen 7 2700 |
OK! |
メモリ | 16GB RAM | OK! |
グラボ | GeForce RTX 2070 | OK! |
DirectX | DirectX Raytracing対応ビデオカード | OK! |
ストレージ | 空き容量50GB | OK! |
CPUの要件が結構高いんですよ。しかしi7-8086Kを搭載のGALLERIA ZGならまさにReady to Play!
レイトレーシング対応ゲームが来た時にすぐ遊べるのがGALLERIA ZGというわけです。
MSは早くWin10のアプデ配って!
Q. RTXの他のマシンはどう? RTX 2080 Tiは?
RTX 2080 Tiは史上最強のグラボです。
GALLERIA ZGに搭載のRTX 2080より性能も価格もかなり上です。
どうせRTX 2080 Tiをイヤッホーするなら、CPUも最新最強のi9-9900K + RTX 2080 TiのGALLERIA ZZ i9-9900Kにするのがおすすめです。
RTX 2080を検討している場合は?
今回レビューしたGALLERIA ZGもいいんですけど、実は新型のCPU「i7-9700K」が出始めました。
新型を搭載した「GALLERIA ZG i7-9700K」もおすすめです。
グラボはGALLERIA ZGのRTX 2080のまま、CPUがより強力になっています。
コア数が6→8に増えています。
ただしハイパースレッディングという機能がなくなり、スレッド数が4減っています。
PCの能力的には「スレッド数<コア数」なので、GALLERIA ZGよりGALLERIA ZG i7-9700Kの方が能力的に上回ります。
ドスパラ商品ページにて公開されているベンチスコアもこの通り。
3DMARK FireStrike(3840*2160)
3DMARK FireStrike(1920*1080)
3DMARK Time Spy
PC Mark 10(PC総合ベンチマーク)
価格は少し上がりますが、その分かなりいい気がするので、1番は無理でも2~3番手くらいのハイスペックマシンは欲しい!という人にはGALLERIA ZG i7-9700Kがおすすめです。おっさんも欲しい!
- バランス的に一押し:GALLERIA ZG i7-9700K(2080)
- 最強を求める人に:GALLERIA ZZ i9-9900K(2080Ti)
- コスパ的に強い:GALLERIA ZG(2080)
こんな感じですかね。
Q.付属品は?買わないといけないものは?
GALLERIA専用のキーボードとマウスがついてきて、後は本体です。
モニタはついていません。モニタのケーブルも別売りです。
この点は今お使いのものをそのまま流用できると思います。
無線LAN、Bluetoothなどもついていませんので、そのあたりが必要な方は別途購入となります。
GALLERIA ZGのパーツとカスタマイズのススメ
BTOは色々構成がいじれるけど、どうすればいいかわからない!
わかります。失敗したくないですよね。
GALLERIA ZGで気にしたいカスタマイズポイントを見てみましょう。
GALLERIA ZG i7-9700KやGALLERIA ZZ i9-9900Kにする場合も、カスタマイズはこの項目を参考にして大丈夫です。
商品ページに行くと「構成内容を変更する」ボタンがあります。
カスタマイズをしながら価格が確認できます。
オレンジのボタンを押せばカスタマイズ画面に行くことが出来ます。
おすすめカスタマイズはお手軽!
ドスパラの注文画面では、上部に「人気カスタマイズBEST3」や「プレイ配信・動画編集に最適」というボタンがあります。
これによって詳しくない人でも一発でオススメ構成に出来たり、他の人がどんな構成を選んでいるかを知ることも出来ます。
予算もあると思うので、以下の内容を見て「それは要らないや」と思ったら、ノーマルでも良いと思います。
延長保証
延長保証は他を差し置いてもオススメです。有料で3年まで保証の追加が可能です。
20万円を超えるPCには3年をフルにつけておきたい所です。
PCパーツは、1年保証が切れるタイミングが最初の故障の境目だと思います。
特に壊れやすい部分は、電源やグラボなどです。
熱の発生と可動部品が組み合わさった所ですね。
一日中高負荷のゲームをやるなど、使い方がハードだったりすれば、早くヘタります。
せっかくのBTOなので、延長保証は上手く利用しましょう。
CPU
GALLERIA ZGとGALLERIA ZG i7-9700K、GALLERIA ZZ i9-9900Kで違うところです。
GALLERIA ZGは執筆現在では無料で第8世代のi7-8086Kになっています。
GALLERIA ZG i7-9700Kは第9世代、i7-9700Kです。
GALLERIA ZZ i9-9900Kは第9世代、i9-9900Kです。
第9世代は注目度高いので品切れになるかもしれません。
CPUファン
CPUファンは「静音パックまんぞくコース」のみが選択可でした。
GALLERIA ZGの場合、12cm角のDEEP COOL製のファンが搭載されています。必要十分な感じです。
CPUグリス
CPUグリスはCPUの熱をどれだけ逃してくれるかに大きく関わっています。
ZGは発熱量の多い第8世代Core i7を使っているので、おっさんも使っているThermal Grizzly製グリスがおすすめです。
ダイヤ、シルバー、ナノは使ったことないんですが、一番高いナノダイヤモンドも人気のようです。
グラフィック機能
GALLERIA ZGのレビュー機ではASUS製のRTX 2080が搭載されていました。TURBO-RTX2080-8Gと思われます。
外排気(ブロワー)タイプで、ファンから吸って、リアからケース外に吐き出します。
ファンの音は、個人的には特に気にならないですね。PCをデスク下に置くなどならまず気にならないと思います。
米Amazonでは
144時間の検証プログラムにより、厳しい作業負荷で厳密で広範なテストを行い、GPUの最高の安定性を保証します
144 hour validation program ensures the best stability of your GPU through rigorous and extensive Testing with heavy workloads
とあります。
モニタとの接続は以下の通りです。
- USB-TypeC
- DisplayPort 1.4 x 2
- HDMI 2.0
となっています。どのようなモニタでも問題なく接続が可能です。
GALLERIA ZZ i9-9900Kでは更に強力なRTX 2080 Tiを積んでいます。
マザーボード
マザーボードは「PCの土台」に相当する大きな基盤で、すべてのパーツがマザーボードに接続されます。
GALLERIA ZG、GALLERIA ZG i7-9700K、GALLERIA ZZ i9-9900K
3機種ともにZ390シリーズの最新型マザーボードが搭載されます。
拡張性もバッチリで、例えば4Kビデオキャプチャーボードやサウンドボードなどを接続できます。
ビデオカードを接続するためのPCI Express x16スロットが1つ余っているので、そこにPCI-Expressのx1~x16カードがどれでも挿し込めるわけですね!
電源
標準のSILVERSTONEの電源も、アップグレードで選択できるCorsairの電源も、プラグインタイプの電源となっています。
ケーブルが着脱しやすいのが良いですよね。
世の中の「電源は大事おじさん」の言う通り、電源はアップグレードした方が良いとおっさんも考えます。
理由は「電源由来のトラブルをなるべく減らせるから」です。
PCにとっての電気は、人間に例えれば新鮮な空気です。
私達が新鮮な空気を吸えなくなったら、おそらく一瞬で意識を失ってしまいますよね。
PCも、安定した電気があるからこそエラーを分析して報告する余裕があるんです。
電気が突然不安定になったら、ただ落ちるだけ。
理由を分析して残している隙がないのです。
だからPC玄人の人は、電源ユニットを最初から信頼性の高いものにしておくのです。
エラー分析がめんどくさいからね!
また、高い電源はエネルギー効率が良く節電になります。
容量が大きければ、ヘタってきても余裕が生まれます。
パーツ増設時にも余裕があります。
なお、RTX 2080搭載機と言えど、通常ゲームをする分には400Wも使わないです。
GALLERIA ZGでは、GPUを100%ぶん回しつつCPUも使うような場合で370W行くかなあくらいでした。(ワットチェッカー調べ)
なので標準電源の750Wはその2倍程度ということで、不足するわけではありません。
ドスパラさんでも当然、電源容量が足りるようにパーツを選んでいます。
高級な電源はあくまでも個人的な信頼性のためです。
「ゲーム専用なんで壊れたら修理に出すだけ」という人は標準のままでもいいと思います。
「SSD」はM.2スロットのSSD
SSDの項目ですが、これはM.2スロットに挿し込まれたSSDです。
GALLERIA ZGでは2つのうち1つのスロットだけが使われています。
M.2スロットのSSDアップグレードには主に2つの選択肢があります。
SSD容量を追加する
1つは単純な容量追加です。
最近はゲーム1タイトルで30~100GBくらいを占有します。
そのため、ゲームを数本入れると500GBは意外とすぐになくなります。
個人的には1TBあれば、そのシーズンにやるゲームを色々入れて遊ぶのにも足りると思います。
NVMeで高速化
NVMe対応のSSDにすることで、読み書きの速度がめちゃくちゃ上がります。
Samsungの970 EVOはNVMe対応でめちゃ速いのでオススメです。
GALLERIA ZZ i9-9900Kでは標準でSamsung 970 EVOが搭載されるぶんお得です。
ゲームでもローディング時間が通常のSSDより更に早くなります。
おっさんはNVMeのSSDにしたところ、黒い砂漠で通常のSSDに比べ、2秒以上ローディングが早くなりました。
2秒もあれば、戦争で死んだ時の復活などで差が出ますよ。
SSDやハードディスク追加のススメ
3.5インチベイは標準ではHDDが1つだけ設置されています。残りの4箇所を自由に使えます。
なので、コスト優先の場合はSSDをカスタムしないで買ってしまって、後でSSDやHDDを自分で増設することも可能です。
もちろん、ドスパラで最初から「ハードディスク(追加1)」や「ハードディスク(追加2)」項目にて、SSDやHDDを追加してオーダーも可能です。
例えば
- 「SSD」をNVMeにして高速化、メインでやるゲームを入れる(Windowsもここに入ります)
- 「ハードディスク(追加1)」に1TBのSSDにして、サブ的なゲームを入れる
- 「ハードディスク(追加2)」は3TBのHDDにして、ゲームのSSや撮影した動画を保管する
なんてのも良いですね。
おっさんのPCはトータルのSSDが1TB、HDD容量が7TBくらいです。
特に映像編集などをやる人はそれくらいないと記録できる領域が十分ではないと思います。
メモリ
ゲームだけするなら標準の16GBで足りると思います。
ただし、ゲームの録画や配信をしたり、別ゲーを同時起動するなど、色々同時にやりたい人は32GB以上がおすすめです。
メモリは自分で交換がしやすいパーツなので、不足を感じた時に買い直したりしても大丈夫です。
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RTX搭載マシンまとめ
GALLERIA ZGシリーズは、搭載GPUが「RTXである」ということと、名機GTX 1080 Tiと並ぶ性能を持っている点がポイントです。
- RTX 2080はGTX 1080 Ti並のグラボとして使える←基本
- RTX 2080はレイトレーシングによる正確でリアルな陰影、反射表現ができる←本命!
- RTX 2080はDLSSによる高解像度でのパフォーマンスアップを実現できる←本命!
というわけなんです。
確かに、性能の上がり幅だけ見たら高めかと思いますよ。
しかし、GTX 1070 Tiはもちろん、GTX 1080 Tiを買ってもレイトレやDLSSは使えないです。
「新しいPC買ったの!?あっ…レイトレじゃないんだ…ふーん…」
せっかく新しいPC買うなら、このグラでゲームして感動したいじゃないですか。
GALLERIA ZGなら、先代ZZ(GTX 1080 Ti)の最終値下げ価格とほぼ同一の値段を保持しているので、奮発してもいいと思いますね。
GTX 1080以下のマシンで買い替えを予定している人などは間違いなく満足できるでしょう。
他社BTOで同等のマシン組んでみたら、4万くらい高かったです。コスパは間違いない。
なにより、まだレイトレゲームが出てない今ですら、ゲームPCの中で人気2位ですからね。
なんだかんだみんなレイトレが来て盛り上がるのを楽しみにしているんだと思います。
レイトレなどの対応ゲームが来るまでは既存のゲームをGTX 1080 Ti並の性能として楽しめます。
というわけでチョイスとしては
- 現時点でもお得なGALLERIA ZG
- お目が高い人はもうちょっとだけ出してGALLERIA ZG i7-9700K
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ということです。
今買えば混んでないからすぐ来て遊べますし、「支払いは分割や冬ボ」とかにしてもいいですね。
自作と違って「すぐ届いて安心して遊べる」のはホント、最大のメリットだと思います。
以上です。大変な長文となりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました!
良いPCゲーミングライフを!
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