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PS5とゲーミングPCで悩む人は「PCにしかないメリット」を知って考えよう

   

ぶっちゃけ、高画質にゲームをするだけなら家庭用ゲーム機でいいと思いますよ。本体が安いし、プレイも手軽ですからね。

しかし、PCゲームやゲーミングPCには、ゲーム機ユーザーにあまり知られていないメリットがいっぱいあるんですよね…

PCは「ゲームの先行テスト」に参加しやすい

PCは家庭用ゲーム機版に比べると、ゲームのアップデートなどの先行テストに参加しやすいというメリットがあります。

例えば家庭用ゲーム機版とPC版があるゲームで、PC版ユーザーだけが「先行テストサーバー」でプレイ出来ることがあります。これには合理的な理由があります。

Division 2を提供するUbisoftによれば、家庭用ゲーム機では「定められた認証をクリアしたゲーム」しか配信できない事情があると言います。

つまり、テスト用のゲームデータをプレステやXboxに投げてチェックしてもらっていると、待っている間テストが遅くなってしまうわけです。でもPC版なら自社でドンと出すだけです。

このため、テストを行うプラットフォームとして家庭用ゲーム機は対象としていないのだそうです。

表現規制がない場合が多い

海外ゲームのPC版は、元の表現を修正なしで楽しめることが多いです。

例えば成人向けのゲームなど、海外ゲームの家庭用ゲーム機版は、日本でリリースする際に表現規制をされることがあります。

しかし、ユーザーとしてはクリエイターが本当に伝えたかったビジュアルや表現をそのまま味わいたいですよね。

海外の人たちが普通に見ているものを、なぜ日本では見られないの?という不満が残ります。

その点、PC版は修正なくリリースされることが多いです。もうこの点だけで「PC版に決まり!」というゲームも少なくないです。

英語や海外文化の勉強になる

PCゲームでは、外国語圏にも触れやすいので、語学やスラングなどの生きた文化の勉強になります。

PCゲームは日本語化されていない、英語のゲームをたくさんプレイできる土壌があります。

そして、MODなどを含め、日本語化されていない便利なソフトウェアもたくさんあります。

これらに触れる上で、PCゲーマーは英語と向き合う機会が日常的にあると言えます。

自分のPCに合ったゲーム画質を楽しめる

「ゲーミングPCの方が画質が良い」とよく言われますが、それはゲーミングPCのグレードによります。

正確には「画質を細かく選択できる」と表現する方が良いでしょう。

PS5ではパフォーマンスの簡単な切替えがありますが、家庭用ゲーム機は基本的に画質は決め打ちです。

設定に詳しくない人でも快適に遊べるように、必要最低限の設定項目にしているのだと思います。

 

対してPCゲームは、自分でゲームの詳細な画質を決められるタイトルが多いです。

家庭用ゲーム機と違って、人によって使っているPCスペックがバラバラなので、ユーザー側である程度対応できるようにしているわけです。

ユーザー好みに改造できる「MOD」

PCゲームの場合はMODを使って、ユーザーがゲーム改造を行える場合があります。

更に高画質な画面にしたり、ゲームバランスを調整したり、操作しやすくしたり、キャラクターモデルの置き換えだったりと、できることは様々です。

国産ゲームでは、FF15がMODに公式に対応しており、キャラクターモデルを置き換えることが許可されています。

PCなら魅惑の「ウルトラワイドモニタ」が使える

ゲーミングPCを使っているなら、ウルトラワイドモニタ(21:9、2560x1080など)はぜひ使って見て欲しいです。本当におすすめです。

上の写真の後ろに映っているのが16:9の1920x1080なので、横に広いのがよくわかると思います。

ウルトラワイドモニタはゲームの見える範囲を広げ、ゲームの世界を文字通り広げます。ゲーミングPCデビューと一緒に買ってもいいくらいです。

家庭用ゲーム機をベースにしたなどでは、16:9の解像度にしか対応していないゲームもあります。その場合はゲームが出来ないわけではなく、中央の領域だけ使われます。

 

なお、ウルトラワイドでおすすめのスペックは、上のような2560x1080で144Hz以上のモニタです。

3440x1440のモニタも増えてきていますが、スペック的に高画質設定で十分なフレームレートが出ないゲームが多いと思います。

GeForce RTX 3080 Ti以上でグラフィックを重視するなら3440x1440でも良いかもしれません。

FPSなどのフレームレートを重視したゲームでも使う人や、利用者が多いミドルクラスまでのグラフィックボードでの利用を考えると、負荷的に2560x1080は無難なチョイスだと思っています。

「ゲームの録画と編集」を素早くできる

ゲームを録画して編集し、YouTubeなどへ投稿することは、ゲーミングPC一台で完結できます。

ゲーミングPCで動画編集をするメリットは、グラフィックボードを使用した高速なハードウェアエンコードが利用できることです。

もし、ハードウェアエンコードで問題が発生した場合は、CPUによるソフトウェアエンコードに切り替えることができます。

ゲーム実況動画を作りたい場合は別途マイクやオーディオインターフェースなどを買う必要があります。色々なグレードがあるので好みのものを選べます。

私は失敗して買い直したくないので、最初からある程度良いものを買いました。

「ネットで調べる」も超高速に完了する

PCを使うことで、ネットの検索効率がスマホの2倍以上になる可能性があります。

「ネットで調べるスキル」を上げるために何が必要か?というと、調べやすい環境です。

キーボード&マウスでの入力の早さや、ゲーミングPCならではの画面表示の早さ、モニタの表示領域の広さが、検索の効率を爆上げします。

スマホで1件検索している時間に、PCなら2件の結果を得られ、大事な部分をコピーして保存できるくらいには違いがあります。

これがいわゆる「デバイス格差」です。時間あたりの情報取得量の違いは、いずれ知識量の差となって現れます。

特に、PCゲーマーはゲームやPCのことについて、日常的にネットで調べ物をすることが多いと思います。その際にPCの素晴らしさを実感できるでしょう。

ゲーミングPCで「ゲーム以外の趣味」も始められる

ゲーミングPCは高性能PCですから、ゲーム以外でも活用できます。

パソコンでゲームをやりつつ、その他のこともやってみるのはどうでしょうか。

文章、映像、音楽といった、PCで扱えるメディアに関する趣味は、ゲーミングPC1台で完結出来ます。

例えば、私は2015年に、MMORPGの「黒い砂漠」がものすごく気に入ったので、黒い砂漠をこのブログで紹介することを始めました。動画編集や画像編集など、やってみたかったことを実践する場にもなりました。

ゲーミングPCの活用方法として気分転換にやるのが楽器演奏や作曲です。DTMのソフト(DAW)を使い、MIDIキーボードでの演奏を楽しみます。

ゲームのファンイラストを描く人もいますよね。自分の作ったキャラをMODとしてゲームに登場させたりするために、3DCGに挑戦する人もいます。

PCゲームには「インターネット回線」も重要に

PCゲームをDVDやBlu-rayなどのディスクで買う文化は今はあまりないので、ネット回線が重要です。

ゲームやソフトの入手は、スマホのようにほぼ100%ダウンロードであるためです。

スマホと違う点はゲーム1タイトルのデータサイズ。ゲームの画質が良いため、1タイトルで150GBオーバーといった作品もあります。

動画編集を行う人は、数GBになったゲームプレイ動画をYouTubeに頻繁にアップロードしたい場合もあるでしょう。

私はNURO 光の回線を使っています。2022年6月現在、私の接続速度は以下のような感じです。

利用者が少ない時間 (金曜午前6時)

利用者が多い時間(金曜午後9時)

前の光回線では100Mbps契約で実測20Mbpsくらいしか出なかったので、それと比べると本当に速くなったことを感じます。

コロナ禍が始まる前からNURO光を利用していますが、NUROの責任が明らかな通信不良になったのは一度だけ。宅外の機器が故障していて出力が弱くなっていたためでした。NTTに修理をしてもらってからは好調です。

初心者におすすめの「色々出来るPC」

せっかくの新しいPCを買うなら、ゲームはもちろん、動画編集や配信、MODを入れたり、色々なことを楽しめるポテンシャルが欲しいですよね。

そうなると、よく初心者に奨められるエントリークラスのゲーミングPCはちょっと物足りないかもしれません。安く買えたとしてもスペックが低くてやりたいことが出来ないと、PC自体が嫌いになってしまいます。

そこで、PCレビューの経験を元に、初心者にも奨められる「コスパも性能も良いPC」をグレード別に紹介します。

【コスパ良し】raytrek XF【RTX 3070】

CPU:i7-12700
GPU:RTX 3070 8GB
メモリ:16GB DDR4
ストレージ:500GB NVMe SSD

「クリエイター向けPC」として販売されるraytrekシリーズのミドルハイクラス製品です。まさに、色々やる人向けのバランス機。

CPUに「Intel Core i7-12700」、グラフィックボードとして「NVIDIA GeForce RTX 3070」を搭載し、最新ゲームを高画質でしっかりプレイできる性能があります。

M.2 NVMe SSDの容量だけ控えめなので、1TB以上のものに変更して注文がおすすめです。色々やるなら2TBあってもいいくらい。

見た目がシンプルな点も人を選ばないと思います。以下はレビュー記事です。

【家庭用ゲーム機より高品質な4Kを】GALLERIA XA7C-R38T【RTX 3080 Ti】

CPU:i7-12700
GPU:RTX 3080 Ti 12GB
メモリ:16GB DDR4
ストレージ:1TB NVMe SSD

もう一台はゲーミングブランドのGALLERIAから、価格が安めのハイスペックモデルを紹介します。

CPUは「Intel Core i7-12700」である点は同じですが、圧倒的なパワーを持つハイエンドグラフィックボード「GeForce RTX 3080 Ti」を搭載しています。

家庭用ゲーム機よりも美しくなめらかな4Kでのゲームプレイや、PC用VRゲームの快適なプレイも実現できるマシンです。

【VRAMが大量に欲しい人向けの最上位クラス】GALLERIA UA9C-R39【RTX 3090】

CPU:i9-12900K
GPU:RTX 3090 24GB
メモリ:32GB DDR5
ストレージ:1TB(Gen4) NVMe SSD, 2TB HDD

最上位クラスも紹介しておきます。RTX 3080 Tiの一つ上がRTX 3090にあります。RTX 3080 Tiの2倍となる24GBのVRAM(映像用メモリ)を搭載しますが、これは通常のPCゲームを4Kでプレイしても使い切ることは稀です。

ディープラーニングなどのAIトレーニングや、VRChatなどで最適化されていないユーザーデータがドカンと入ってくる可能性がある環境など、とにかくVRAM量が欲しい環境で活かせるものになります。

そういった先端技術に興味があり、予算が潤沢な人にはおすすめですが、「ゲーム用途」を中心に考えると、RTX 3080 Tiで十分な人が多いと思います。

 


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