ブルプロNTの経験から必要なPCスペックを再考してみる
BLUE PROTOCOL公式配信「ブルプロ通信 #7」が2023年5月23日に行われ、正式サービス開始日が6月14日(水)になることが明らかになった。
サービス開始に向けてPCのプレゼントキャンペーンも行われることもあり、必要なスペックが現実味を帯びてきた。
今回はブルプロに必要なPCスペックについて、実際にネットワークテストに参加して実感したことなども交えて考察してみよう。
Contents
PCプレゼントキャンペーンのPCについて
「ブルプロ通信 #7」では、以下のPCが抽選でプレゼントされるキャンペーンが発表された。当然、ブルプロが動作するPCと考えていいだろう。
G-Tune DG-I7G6T
項目 | 詳細 |
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OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core i7-13700F プロセッサー |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 Ti 8GB |
メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 500GB (NVMe Gen4×4) |
無線 | Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 |
保証期間 | 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート |
詳細 | マウスコンピューター製品ページ |
ブルプロの推奨動作環境
併せて、ブループロトコルの推奨動作環境も確認してみよう。「最高画質」の動作環境は以下のとおりで、NT時点から変わっていない。
項目 | 詳細 |
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OS | Windows 10 / 11(64ビット) |
CPU | Intel® Core i7-11700 または AMD Ryzen 7 5800X |
メモリ | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA® Geforce® RTX 2070 Super(8GB)または AMD Radeon RX5700XT(8GB) |
HDD/SSD空き容量 | SSD 40GB 以上 |
モニタ解像度 | 1920 × 1080 |
インターネット接続環境 | ブロードバンドインターネット接続 |
DirectX® | DirectX® 12 |
GPU : RTX 3060 Tiについて
プレゼントPCに搭載されるRTX 3060 Tiは、推奨動作環境であるRTX 2070 Super以上の性能を持つグラフィックボードとなっている。
RTX 3060 Ti |
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RTX 2070 SUPER |
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Toms Hardware : GPU Benchmarks and Hierarchy 2023: Graphics Cards Rankedより1080p Ultra
CPU : i7-13700Fについて
CPUは13世代のi7-13700Fが搭載される。こちらも推奨CPUとなる11世代のi7-11700よりも強力なCPUだ。
Cinebench r15シングルスレッドテスト
i7-13700F |
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Ryzen 7 5800X |
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i7-11700 |
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当サイトでGALLERIA/raytrekの実機から取得したデータでは、i7-11700や5800Xより、明らかにシングルスレッド性能が高い。
なお、マルチスレッド性能はあまり意識しなくていいだろう。ベンチマークソフトにおいては、3スレッド程度が主に負荷が上がっていた。
ネットワークテストの過密時をi9-13900KF & RTX 4090でテスト
4月に行われたネットワークテストには、i9-13900FK(HTTオフ) & RTX 4090という、現行最高峰のスペックで参加した。
この際には、ベンチマークでは体験できない「大勢の人が集まった時の4Kの重さ」を測定した。以下ようなシーンである。
ここまでプレイヤーキャラが集まると、この13900KF & RTX 4090というモンスタースペックでも30fps程度である。
ただ、それがPC環境側のボトルネックなのか?というと疑問はある。というのも、CPU各スレッドとグラフィックボードの使用率の両方の使用率が上がらず常に余裕が見られたので、その他の部分がボトルネックである可能性を疑っている。
たとえば、サーバー側の処理の余裕がなく、サーバーから送られるデータの遅延が発生していることが予想される。
CPU & GPU使用率
混雑時CPU使用率(%) i9-13900KF ※Pコアのみ
混雑時GPU使用率(%) RTX 4090
このように、一定負荷以上ではPCのスペックが活かしきれない可能性があるため、一部のプレイヤーが「ベンチマークの意味がなかった」と言っていたのもある意味では納得だ。
少なくとも、プレゼントPCにも搭載されるi7-13700Fにおいて、CPUが高負荷になって間に合わないとか、ましてや落ちるような状況というのはそこまで心配しなくて良いと思う。
VRAM使用量 (ブルプロ単体) (MB)
グラフィックボードに搭載されるビデオメモリ「VRAM」の使用量をチェックした。RTX 4090 24GB環境下でも、ブルプロのプロセスは8GB以内のVRAM使用量となっていた。RTX 3060 Tiの8GBのVRAMで問題ないだろう。
メモリ(ブルプロ単体) (MB)
ブループロトコルが単体で使うシステムメモリの使用料は7GB以下であった。16GB搭載の標準的なマシンで問題ないだろう。
i7-13700F & RTX 3060 TiのPCの選択肢
以上のことから、少なくとも1920x1080の一般的なモニタでゲームをプレイする場合、公式プレゼントの対象であるi7-13700F & RTX 3060 TiのPCは、推奨スペックを少し超えるくらいであり、ブルプロを遊ぶのにちょうどいいスペックだと思われる。
G-Tune DG-I7G6T
項目 | 詳細 |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core i7-13700F プロセッサー |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 Ti 8GB |
メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 500GB (NVMe Gen4×4) |
無線 | Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 |
保証期間 | 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート |
価格(執筆時点) | 264,800円(税込) |
詳細 | G-Tune DG-I7G6T製品ページ |
今回のプレゼントキャンペーン対象PCである、「G-Tune DG-I7G6T」は、手厚い保証と無線LAN(Wi-Fi)接続のための機能、Gen4のNVMe SSDが標準で搭載されていることが特徴だ。
保証期間は3年で、24時間365日の電話サポートもある。
GALLERIA XA7C-R36T
項目 | 詳細 |
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OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core i7-13700F プロセッサー |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 Ti 8GB |
メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 1TB (NVMe Gen3) |
無線 | なし |
保証期間 | 保証期間1年 |
価格(執筆時点) | 194,980円(税込) |
ゲーミングPCとして有名なGALLERIAは、スペックと価格のバランスに優れたPCを提供している。M.2 SSDは1TBを搭載し、価格は20万円を切る。ブルプロ以外のゲームも並行して遊びたい人などには助かる容量だ。延長保証も申し込むことができる。
更に安いRTX 3060搭載PCはアリ?
RTX 3060 Tiよりパワーが劣るが、安く買えるのがRTX 3060搭載PCだ。
RTX 3060 Ti |
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RTX 2070 SUPER |
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RTX 3060 |
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Toms Hardware : GPU Benchmarks and Hierarchy 2023: Graphics Cards Rankedより1080p Ultra
1920x1080においては、RTX 3060はRTX 2070 SUPERより若干劣る性能であることは事実である。
しかし、1920x1080であればベンチマークで「極めて快適」を叩きだし、ベンチマークでは1920x1080でプレイに十分なフレームレートを出していた。
「もしちょっと重かったら画質調整すればいいや」という予算重視プレイヤーの場合、RTX 3060もアリだろう。
raytrek MV
項目 | 詳細 |
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OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core i7-13700F プロセッサー |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 12GB(GDDR6X) |
メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 1TB (NVMe Gen3) |
無線 | なし |
保証期間 | 保証期間1年 |
価格(執筆時点) | 169,980円(税込) |
RTX 3060搭載機はエントリーとしてCore i5などのCPUが積まれることが多いが、raytrek MVはクリエイターの使用に耐えるPCとして、i7-13700Fを搭載している。
性能としては標準的な重さのゲームを1920x1080@60Hzのモニタで楽しむのに向いている。以下はレビュー記事だ。
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