【黒い砂漠】ウルトラ環境ならG-SYNCモニタがオススメっていう話
2020/03/07
「ウルトラモード、めっちゃキレイだけど重すぎる!」
困りますよね~。そんな激重シーンでこそG-SYNC対応のモニターがオススメなんです!
「え、グラボじゃなくてモニタなの?グラボ買ったほうが良いんじゃないの?」
と思うかもしれません。勿論グラボは必要。しかし、良いグラボでもぶっちゃけウルトラはカクつきを感じるでしょう。
G-SYNCモニタにすると何が良いかというと
- fpsが可変する状況でもひっかかりがないから酔いにくい
- 垂直同期がちゃんと効くから画面が乱れない
- だから画質を我慢しなくていい!
この3点がG-SYNCモニタのおすすめポイントとなります。これらの点を詳しく見ていきましょう!
Contents
普通のモニタの問題点
普通のモニタは映像を出力するための装置であり、現代のゲーム用としてはちょっと古いんです。それはなぜか。
モニタの表示できるコマ数が固定である
一般的なモニタは1秒間に描画できるコマ数が固定値なんです。
例えば60Hzのモニタは秒間60枚の絵を表示します。だから、グラボ側が60枚を安定して出力できれば滑らかに表示できるわけですね。
つまりよく言われる「60fps」というやつは、60Hzモニタの規格に合わせた数字というわけなんですね。
表示するfpsが足りてないと表示の問題が起こる
では、頑張ってもグラボが出せる秒間枚数が30枚だったり50枚だったりするとどうなるか?
残念ながら画面が崩壊します。
2通りの画面崩壊方法があります。
- 垂直同期オン設定の場合、モニタの更新に間に合わずにひっかかり、カクつく(スタッタリング)
- 垂直同期オフ設定の場合、無理やり表示させて画面が破綻する(ティアリング)
この2通りの画面崩壊のどちらかを選ぶことになります。
スタッタリング(カクつき、ひっかかり)
ゲームをやってて「カクつく」と感じる時、上記1のスタッタリングが起きています。
黒い砂漠の場合は基本では垂直同期オンになっていますので、fps の変化に応じてひっかかります。
ティアリング(上下での分断)
カクつきを嫌ってグラボの設定で垂直同期オフにする。それは「出来た部分からガンガン表示していく」というやり方を選んだことになります。
そのため、カクつきはないものの、ティアリングによって画面が上下で分断され、左右にズレた画が発生する瞬間があります。
動的なシーンばかりのプレイならいいけど、SS撮影も楽しみのひとつと考えると不完全な状態になるため厳しいわけです。
スタッタリング、ティアリングの2つの問題があるため、PCゲームにおいて…というか、60Hzのモニタなら60fpsを維持しているのが基本であり、理想なんですね。
維持できない場合、半分の30fpsに落とし、安定して垂直同期を取りつつ表示させる「ハーフリフレッシュレート」を選択するという手があります。
そうすると、60Hzのモニタは30ならちゃんと割り切れるので、安定した画像を供給し続ける事ができます。
60fpsにちょっと足りてないだけなのに…
60fpsは出たり出なかったりではなんの意味もありません。60Hzモニタなら60fpsを常時キープすることこそが、唯一の画質安定方法なのです。
しかし、PCゲームのfpsってのは本来そんなに安定しているものではありません。ウルトラモードのfpsを見てください。
現実は1080Tiでもこれです。60fpsを超えたり切ったりグニャグニャしてる。これでは60Hzの普通のモニタだと不安定なわけです。
せっかく60fps出たりしているのに、画面的に安定させるにはハーフリフレッシュレートにして30fps固定にするか、カクつきを我慢するしかの二択。
特にMMORPGは人が集まれば負荷が高まり、あっという間に60fpsなんて簡単に下回るわけで、「fpsを維持する」という考え方がそもそも時代に合ってないというわけなんですな。
G-SYNCモニタはグラボに合わせて動的に絵を出す
前置きが長くなりました、本題です。G-SYNC対応のモニタはそれらを解決します。
それは、モニタが秒間に表示するコマ数がグラボの出力に合わせて可変するからです。
だから、例えば40~60fpsをウロウロしていたら、40~60fpsをそのまま表示するんです。
ただそれだけの機能です。決してfpsがブーストされるわけじゃないんです。
しかしこれが圧倒的になめらかに感じられるのは
- 垂直同期オンのひっかかり(スタッタリング)がない
- 垂直同期オフの画面のズレ(ティアリング)がない
この2点を完全に解決しているからです。
実際のG-SYNCの体感、強みは?
実際G-SYNCモニタを使うとどうなの?という話をします。
例えば55fpsは出る環境だとしましょう。55fpsって限りなく60fpsに近い、比較的高いフレームレートだと思います。
しかし、60Hzモニタで55fpsをずっと維持しているとカクつきを感じると思います。
それは先述の通り、モニタとの周期が合っていないからです。
それが、G-SYNCのモニタだと、まるで60fpsを維持しているかのように滑らかだ、ということです。55fpsがそのままネイティブに表示されているからです。
30~60fpsをフラフラ~っとしているようなゲーミング環境で、G-SYNCのオン、オフを比べてみると明らかに快適性が違います。
言ってみれば、高性能なサスペンションが付いている車と、サスがついてないチャリくらい、衝撃吸収性が違います。
そう、「fpsの衝撃吸収性が違う」という表現が一番わかりやすいかもしれません。
どうしても引っかかりを感じるのは、一瞬で30fps落ち込むとか、そういう急激な変化が起きる時ですかね。これはさすがに変化を感じます。
とはいえ20fps前後でもそれが安定して表示されるので「安心感」があります。
なので、少なくとも60fps出ない可能性が高い超画質のゲームをする場合、G-SYNCは普通のモニタより違和感を感じにくく、視覚的に非常になめらかに見えるのです。
逆に言えば、100fpsを超えるような高いfps帯の細かな変化は、G-SYNCがあってもなくてもあんまりよくわかりません。
なので、不特定多数の人が集まったり、重い処理でfpsが出なかったりというMMORPGの環境には最適のモニタ機能だと言えるでしょう。
G-SYNCとFreeSyncの違い
このような、可変リフレッシュレートディスプレイはG-SYNCの他にAMD FreeSyncというものもあります。
G-SYNCはNVIDIAが作っていてGeForce専用です。FreeSyncはRadeonなどのAMD社のグラボで使えます。
GeForceを使う以上はG-SYNCでなければ意味がないのでご注意ください。
オススメのG-SYNCモニタ
MMOでバランスが非常にいい21:9ウルトラワイド
おっさんが使っているのはこのLG 34UG89G-Bです。普通のモニタに比べると正直高い。それでも「食費削ってでも買って良かったよなあマジで」と思える一品。レビュー記事はこちら。
緩やかな曲面ディスプレイが、横方向の発色の変化をカバーします。IPSで発色も安定していると思います。
解像度的にはFHDをベースとし、横に伸ばした2560x1080のこちらの製品。GTX1080Tiとて、グラボ1枚でウルトラモード運用するならこれが限界の解像度だと思ったほうがいいです。
1920 x 1080モードとして利用することも可能です。
砂漠の場合、負荷がキツイなら「クロップ」機能を使うのがめちゃくちゃオススメ。上記のように設定すると
こんな感じで、中央に1920x1080程度の表示領域を取りつつ、端にUI系が置けちゃうんです!
負荷は FHD 並に抑えつつ、21:9の表示領域を有効に使えるというわけ。なので砂漠的には21:9+G-SYNCはイチオシです。
4Kゲーミングモニタ
「うるせー!しらねー!SLIで4Kファンタジー」な人は、4Kモニタを買ってもいいと思います。ウルトラはきつくとも、リマスターモードなら結構行けるはず。
いずれにせよ4Kは、よほどのPC系エンスージアストでない限り、砂漠のウルトラモードで狙うものじゃないと思います。
別ゲーなどで4K使うとかならアリよりのアリ。で、4Kはなおさら60fps出るか出ないかみたいな世界なので、G-SYNCが効果的になります。
性能第一「240Hz、応答速度1ms 」
「俺はヨォ…FPSもガチでやっちゃう危ない男なんだゼ…」
そんなガチ系の人は240Hzという高速なリフレッシュレートを持ちつつ、激重な黒い砂漠ウルトラモードの60fps以下の環境にも対応できるFHDモニタを買っておくと良いと思います。
24.5インチだから場所的に問題なし。今までのモニタはデュアルディスプレイなどにしてもいいかも。
というわけで、G-SYNCのススメでした。Amazonでも色々なG-SYNCモニタが並んでいるので、気になった人は是非チェックしてみてください。
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