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GALLERIA UA9C-R38実機レビュー | ガチ4K時代が来た!RTX3080搭載のハイエンドマシン

      2021/09/27

大人気の最新ハイエンドグラフィックボード「GeForce RTX 3080」を搭載したゲーミングPC「GALLERIA UA9C-R38」をドスパラからお借りしたので実機レビューします。

本当に人気で、販売再開してもすぐに売り切れてしまうくらいなのですが、果たしてその実力は…?

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ドスパラ
CPU:i9-10900K
GPU:RTX 3080
メモリ:32GB
ストレージ:1TB SSD, 2TB HDD

※本レビューモデルは終息となり、後継機種が出ています。

※2020/10/31 「動作音と電力」の動作音について再考

Contents

GALLERIA UA9C-R38実機レビューで伝えたいこと

GALLERIA UA9C-R38のテストをしてわかったことを先に述べます。

・ 4K解像度を本当に高画質に遊べるゲーミングPCです(12タイトル平均で100fps越え)

・ 画質や滑らかさでPS5を圧倒できるスペックだと思います

・ドスパラオリジナルの【リジッドカードサポート】でグラボをこれ以上なくガッチリ支え、安心です

・消費電力は全力動作で550Wは見た方が良いけど、消費電力を下げる手もあります

・ドスパラのRTX 3080搭載PCの価格はさまざま。記事の最後にグレード別のRTX 3080搭載機を紹介します

PS5に余裕で勝てるゲーミングPC性能

家庭用ゲーム機としてPS5が今後発売されますね。

PS5自体のスペックは既に明らかになっており、グラフィック演算力を比較すると以下のようになります。

FLOPS(浮動小数点数演算能力)の理論値

RTX 3080
29.8TFLOPS
RTX 2080 Ti
13.4TFLOPS
RTX 2080 SUPER
11.2TFLOPS
PS5
10.3TFLOPS
RTX 2070 SUPER
9.1TFLOPS
GTX 1660 SUPER
5TFLOPS
PS4 Pro
4.2TFLOPS
PS4
1.84TFLOPS

 

RTX 3080の演算能力はPS5のおよそ3倍を見込まれ、次世代の4K画質と滑らかさを味わうことが出来ます。

GALLERIA UA9C-R38でのゲームの平均fpsまとめ

GALLERIA UA9C-R38で私が実際にゲームでどれくらいfpsが出るかを試してまとめました。

ゲーム12タイトルの平均fps

FHD
194fps
WQHD
162fps
4K
113fps

私が「これは計測すべき」と考える比較的動作が重いAAA級タイトルや、高いフレームレートが求められるFPS/TPSなどのタイトルを中心に計測したものの平均値です。

計測タイトル

  • Red Dead Redemption 2 ベンチマーク
  • Microsoft Flight Simulator 2020 ゲームプレイ
  • Battlefield V ゲームプレイ
  • VALORANT 射撃場
  • フォートナイト ゲームプレイ
  • Apex Legends トレーニングモード
  • Final Fantasy XIV 漆黒のヴィランズベンチマーク
  • モンスターハンターワールド:アイスボーン ゲームプレイ
  • Division 2 ベンチマーク
  • 黒い砂漠 ゲームプレイ
  • デス・ストランディング ゲームプレイ
  • Assetto Corsa ベンチマーク

それぞれ1920x1080(FHD)、2560x1440(WQHD)、3820x2160(4K)の解像度で時間をかけてしっかりテストしました。

2560x1080のウルトラワイドをお使いの方はFHDWQHDの間くらいになります。3820x1440のウルトラワイドをお使いならWQHDと4Kの間くらいだと見ればOKです。

GALLERIA UA9C-R38は画質を妥協しなくても4Kの平均が100fpsを越えてきます。重量級タイトルでは60fpsを切ることもありましたが、ほんの少しの設定の妥協で満足できる程度の値です。

4Kの一般的な60Hzモニタはもちろん、75Hzや144Hzなどの高速なディスプレイを使う価値があるPCとなっています。

私は正直なところ、RTX20シリーズまでは4Kゲーミングを謳うにはまだ早い性能だと思っていたんです。軽いゲームだけが妥協なく動くのを「4K Ready」と言って良いのでしょうか?ということです。

重いゲームだとRTX 2080 Tiをもってしてギリギリ4Kが使えるくらいだなと思っていたのが正直なところでした。

しかしRTX 3080はようやくゲームを問わずに4Kで遊べるレベルに達したと感じ、「本当に4Kで遊べるマシン」として新時代を認めても良いと思えました。

ゲームタイトルごとの平均fps

基本的にベンチマークモードがあるゲームはベンチマークモードで取得し、それ以外のゲームでは実際のゲームプレイをMSI Afterburnerを用いて取得しました。

記事終盤のそれぞれのタイトル項目で詳しく解説しています。

GALLERIA UA9C-R38のスペック、外観

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ドスパラ
CPU:i9-10900K
GPU:RTX 3080
メモリ:32GB
ストレージ:1TB SSD, 2TB HDD

GALLERIA UA9C-R38のスペック詳細です。注文時にカスタマイズが可能です。

パーツ等 標準構成 おすすめカスタマイズ
OS Windows 10 Home 64ビット
CPU インテル Core i9-10900K
(3.70GHz-5.20GHz/10コア/20スレッド)
CPUファン Scythe 虎徹 MarkⅡ(SCKTT-2000)
CPUグリス ノーマルグリス Thermal Grizzly製グリス
(TG-K-001-RS)
グラフィック NVIDIA GeForce RTX 3080 10GB GDDR6X
(HDMI x1,DisplayPort x3/LEDライティング機能搭載)
電源 750W 静音電源
(80PLUS GOLD)
メモリ 32GB DDR4 SDRAM
(PC4-23400/16GBx2/2チャネル)
SSD 1TB NVMe SSD
(M.2 2280,読込速度 3200MB/s,書込速度 3000MB/s)
ハードディスク/SSD 2TB HDD
光学ドライブ なし お好みで
サウンド マザーボード 標準 オンボードHDサウンド
ケース ガレリア専用 SKケース (ATX) プレミアム(アルミ)
LAN ギガビットLANポート x1 (マザーボードオンボード)
マザーボード インテル Z490 チップセット ATXマザーボード
PCI-E x16 x2, PCI-E x1 x4 / メモリスロット x4(最大128GB) / SATA3 x4 / M.2 x2
※M.2_2 ソケットとSATA6G_2 ポートは排他利用となり、同時に使用はできません。
入出力ポート 前面:USB 3.2 Gen1 Type-A x4
背面:USB2.0 x2 USB3.2 Gen2 x2 (Type A x2)
USB3.2 Gen1 x2 (Type A x2)
キーボード なし お好みで
マウス なし お好みで
保証 持ち込み1年保証 3年延長保証

※上記は執筆現在の構成となります。GALLERIA UA9C-R38商品ページでご確認ください。

ケース外観

GALLERIA UA9C-R38はGALLERIAシリーズ共通のミドルタワーケース「SKケース (ATX) プレミアム(アルミ)」を採用しています。

GALLERIAシリーズのケースは2020年に刷新され、SKケースとなりました。

Uシリーズだけのアルミ製ケースにはヘアライン加工が施されており、高級感が漂っています。これはZシリーズやXシリーズが採用するガンメタリックのスタンダードケースにはない加工です。

写真によってかなり写りが違いますが、多分これが一番イメージに近いと思います。

本体サイズ

メーカー公称値

  • 幅:22cm(220mm)
  • 奥行:44cm(440mm)
  • 高さ:48cm(480mm)
  • 本体重量:約14kg

前面

ケース前面はプラスチック製のフロントパネルで覆われています。標準ではDVDなどの光学ドライブがついていませんが、オプションで付けることが出来ます。

電源を入れるとフロントの逆U字のLEDが光ります。UEFIからオンオフなどが出来ます。


コンソール部分には電源スイッチやリセットボタン、USB3.2(Gen1)ポートx4とマイクやヘッドフォンのオーディオ入出力端子があります。

ストレージインジケーターはSATA SSD / HDDが搭載されている場合、アクセスがあると点滅します。M.2 NVMe SSDでは点滅しません。

サイド

フロントサイドから吸気され天面と背面から排熱する構造です。

14cmのフロントケースファンを採用し、風量が確保されています。

サイドの吸気部にはブルーのフィルターが中から貼ってあり、ホコリが入らないように配慮されています。

左側面のサイドパネルはアクリルパネルとなり、中が見えるようになっています。中で光っているのはグラフィックボードです。

右側面です。こちらからも吸気します。

天面

ケーストップ部は完全にフラットになっていて、ちょっとした物が置けるスペースになっています。「ゲーマーはPCの上に色々置く」という思想からこのデザインになったそうです。

確かに私もPCの上にはコントローラを置いたり外付けHDDを置いたりと、物置スペースになっています。

ケース後部は天面に向かって排熱するファンが回っています。外付けHDDなどを置くなら前半分が良いでしょう。

背面の2つのネジを外せば、清掃などのためにトップカバーを外すことが出来ます。

内部にゴミが落ちないようにフィルターが挟まれています。取り外して清掃できます。

フィルタの裏面です。ケースにぴったりフィットするように、マグネットが四辺に取り付けられています。

底面

ケース底面には電源ユニットのホコリ侵入を防ぐ為、着脱可能なフィルターがついています。

床との接地面はインシュレーターがついており、振動を吸収するように工夫されています。

背面

背面はオーソドックスなレイアウトになっています。電源位置は底面です。

背面上部にはキーボードやマウスを接続できるPS/2ポート、各種USBポート、LANやオーディオ端子があります。

高速なUSB3.2 Gen2端子が2つついているので、高速な外付けSSDなども活かせます。

USB 3.2 Gen1
5Gbps
USB 3.2 Gen2
10Gbps

映像出力端子(グラフィックボード)

グラフィックボードからの映像出力は、HDMI x1, DisplayPort x3となっています。

ケース内部とパーツレビュー

貸出機内のケース内部を解説しながらカスタマイズ例を挙げていきます。

※パーツ構成は変わる可能性があります。

マザーボード

www.asus.com

貸出機ではASUS PRIME Z490-Pが搭載されていました。USB3.2 Gen2に対応しており、外付けSSDなどで転送速度のアドバンテージがあります。

M.2 NVMe SSDに冷却カバーがついており、SSDの温度上昇を防いで安定動作させるための工夫がなされています。

CPUCPUクーラー

CPUは10コア20スレッドのIntel Core i9-10900Kが搭載されます。

CPUクーラーについては貸出機ではサイドフロータイプのScythe 虎徹 MarkⅡ(SCKTT-2000)が搭載されていました。

虎徹は私も利用しているのですが、メモリ交換や増設などを邪魔しない絶妙なサイズで、空冷性能のバランスが良く取れたクーラーだと思います。

トップとリアに排熱用の14cmケースファンが標準搭載されています。

CPU温度とクロック(室温26℃)

CPU20スレッドすべてを使う「デス・ストランディング」で試したところ、最高温度は86℃でした。

CPUクロックは全コアが4895MHzで動作していました。

グラフィックボードと「リジッドカードサポート

グラフィックボードはPalit製のGeForce RTX 3080が搭載されていました。3スロットを占有します。

RTX 3080は3連ファンとなっており大型で重量があります。マザーボードのPCIeスロットを傷めてしまうおそれがあります。

そこでリジッドカードサポートというケース純正のグラフィックボードサポートを搭載しています。

上下方向からねじ止めでしっかりとグラフィックボードを固定し、マザーボードへテンションがかからないように工夫されています。

宅配便などで送られてくる時も、普段の運用時も安心です。

ケースとの接続部はこんな感じ。ネジ止めでガッチリ固定してくれるところが頼もしいです。

RTX30シリーズはこういったサポートがないとPCIeスロットがたわむくらいグラボが重いという評判なので。

後方の固定も抜かりはありません。カバーでブラケット(L字の金属部分)全体を挟み込む仕様になっています。

ブラケット部分がケースより外側に出て、ネジ部だけでなくブラケット全面で固定されるようになっています。

ネジで簡単に開閉できるので、メンテナンスで困ることはありません。

GPU温度(室温26℃)

グラボを全力で使うデス・ストランディング4Kプレイ時のデータから。最高温度は75℃で抑えています。

温度的なリミッターが作動することはありませんでした。

ファン回転数については高負荷時でも55%程度です。騒音性については後述します。

RTX 3080の標準仕様のブーストクロックは1710MHzですが、それよりも200MHzほど高い値で動作していました。

電源

電源については750Wの80 PLUS GOLD規格の電源が搭載されます。貸出機ではAcBel製の電源が搭載されていました。

ドスパラではよく使われているメーカーです。

PC内部へ伸びるケーブルは一体型です。

おすすめカスタマイズ

おすすめ:Seasonic FOCUS-GX-850

電源はコストカットのポイントでもあるし、拘ろうと思えば拘れるポイントでもあります。

電源容量はHDDなどを追加するにしても、初期の750Wで問題ないと思います。CPUもかなり使うゲーム時で550W程度だからです。

 

電源を良いものにアップグレードすると、私の経験則では以下の効果が得られます。

  1. 静かになる
  2. 信頼性が上がり、よくわからないトラブルが起きにくくなる
  3. 寿命が延びる

今回のAcBel製電源は、動作はもちろん安定していたのですが、RTX 3080は電気食いなのである程度負荷がかかると結構ファンノイズがしました。

Seasonicの高級電源では流体動圧軸受などのファンを導入しており、動作時の静音性が考慮されています。AcBelについてはその辺りの拘りは全くノーデータです。

SeasonicのFOCUS-GX-850はフルプラグインタイプでケーブルの取り回しも良く、日本メーカー製の105℃アルミ電解コンデンサと固体コンデンサを利用しており耐久性が高いです。単品購入時は10年の保証という信頼性もウリの製品です。

また、S2FC(ファンレスモードを含まないファン制御)とS3FC(ファンレスモードを含むファン制御)のいずれかを選択できる切り換えスイッチを搭載し、ファンレス動作が可能で静音性が高いのが特徴です。

ドスパラの採用電源は以下のページでまとめています。

メモリ

メモリは標準で16GBを搭載しています。速度を活かせる8GBx2のデュアルチャネルです。高速なPC4-23400が搭載されています。

SSD

ストレージは標準で1TBのM.2 NVMe SSDが搭載されます。位置的にはグラフィックボードの下でした。

速度はM.2 NVMe SSDとして十分な速度が出ています。データの読み込みは3.4GB/sとSATA SSDの6倍以上の速度を叩き出していました。

こちらが2.5インチSATA SSDでの速度例です。「SSD」とだけ書かれている場合はこのくらいの速度のSSDが搭載されます。

CPUグラフィックボードの間にM.2スロットがもう一つ空いているので、ご自身でM.2 NVMe SSDを購入して増設も可能です。

2.5インチ/3.5インチベイ(SSD/HDD)

2.5インチSATA SSD、3.5インチSATA HDDはケースの右サイドパネル側に搭載されます。2.5インチSSDが2台、3.5インチHDDが2台まで搭載可能です。

HDDは3.5インチトレイに増設できます。つまんで引き出すだけでサイドから出し入れがしやすくなっています。貸出機ではSeagate製の2TBHDDが搭載されていました。

2.5インチのSSDを増設する場合はこちらのトレイにセットされます。

SSDは私物です

このような感じにセットされると思われます。

おすすめカスタマイズ

おすすめ:8TB HDD

ハードディスク/SSDでは、4TBや8TBのHDDを追加するのがオススメです。

近年はコストカットのため、ドスパラに限らず様々なメーカーでHDD非搭載PCが増えました。

しかし、SSDは容量がそこまで多くないため、物置としてはやはりHDDが欲しくなると思います。

データの長期保存の点でもHDDが適していますので、HDDを増設するのはほぼマストとなるでしょう。

ゲームのスクリーンショットはもちろん、動画などを撮りためるとあっという間に1TBを超過します。大容量HDDを1つ追加してデータ保存用にしましょう。

価格やラインナップは異なる場合があります

おすすめ:Samsung 1TB SSD

ハードディスク(追加1)は必須ではありませんが、コアゲーマーの方は1TB SSDを追加がオススメです。

色々なゲームを並行プレイする場合にやりくりがしやすくなるでしょう。

ローディングの速さが非常に重要なゲームはM.2 NVMe SSDに、それ以外のゲームは追加したSSDに入れます。

大量に撮ったスクリーンショット画像などのサムネイルを一瞬で出したい場合も、HDDではなくSSDで管理すると読み込みが早いです。

HDDにはしばらく見ないスクリーンショットや動画などを入れるようにしてSSDの容量を常に空けておきましょう。

光学ドライブ

標準では非搭載ですが、内蔵の光学ドライブを追加することもできます。

おすすめカスタマイズ

価格やラインナップは異なる場合があります

PCにはWindowsのDVD-ROM(DSP版)が付属し、Windowsの再インストールにDVD-ROMディスクを使用します。

ただし、購入後に回復ドライブをUSBメモリ上に作成することによって、ディスクレスでWindows再インストールも可能です。

そのため、トラブル時も含めて必ずしも光学ドライブは必要ではありません。

DVDやBlu-rayの映像作品などを見たい場合はそれらのドライブを選択すると良いでしょう。

付属するもの、しないもの

主な付属品

  • PC本体、電源ケーブル
  • 取扱説明書

標準では付属しないもの(オプション)

  • モニタ(ディスプレイ)
  • モニタとの接続ケーブル
  • マウス
  • キーボード
  • 光学ドライブ
  • LANケーブル

など

GALLERIA UA9C-R38のベンチマーク

ベンチマークは、マシンに負荷をかけてどのくらいの能力があるかを測定するテストです。

専用のベンチマークソフトを使って行います。ある程度、マシンの動作レベルがわかります。

※各ベンチマークの値は、私がドスパラより実機をお借りした時点でのものです。OSやソフトアップデート、ドライバ、構成や個体差などで結果が異なる可能性があります。

Cinebench R15 (CPUベンチマーク)

Cinebench R15はCPUの純粋な性能を比較できる代表的なベンチマークソフトです。

最近のオープンワールドゲームなどはCPUによる複雑な演算を必要とするため、CPUが良くないと性能を引き出しきれないことがあるために性能をチェックします。

CPU(マルチスレッド)

複数のスレッドを並行的に処理する「マルチスレッド性能」のテストです。

マルチスレッドの能力が発揮されるのは以下のようなシチュエーションです。

  • マルチスレッドに対応したゲームのプレイ時
  • ゲームの実況配信
  • 映像編集ソフトでの編集時
  • 複数タスクを同時に行う時(ゲームを複数同時に実行など)

i9-10900Kはハイパースレッディングテクノロジー(HTT)を搭載しており、1つのコアで2つのスレッドを効率的に動かすことが出来ます。ただし、一部のゲームの場合はオフの方が性能が出ることがあります。

Ryzen 9 3900X
12C/24T
3160
i9-10900K
10C/20T
2627
Ryzen 7 3700X
8C/16T
2126
i9-10900K
10C/10T
2076
i9-9900K
8C/16T
2060
i9-9900KF
8C/16T
2024
i7-10700
8C/16T(TDP無制限)
1844
i7-9700K
8C/8T
1540
i7-10700
8C/16T(TDP65W)
1526
Ryzen 5 3600
6C/12T
1489
i7-9700F
8C/8T
1431
i7-9700K
8C/8T
1409
i7-8700K
6C/12T
1378
i7-9750H
6C/12T
1305
Ryzen 5 3500
6C/6T
1036
i7-8750H
6C/12T
940
i7-6700K
4C/8T
901

※当サイト調べ

CPU(シングルスレッド)

シングルスレッドテストは、1つのコアの1スレッドだけを使う場合のシンプルな性能指標です。

ゲームでは複数のスレッドに上手く処理を配分できない部分もあるため、シングルスレッドは非常に重要な性能となります。

i9-10900K
10C/20T
228
i9-9900KF
8C/16T
217
i9-9900K
8C/16T
213
i7-9700K
8C/8T
212
i7-9700K
8C/8T
210
i7-10700
8C/16T
209
Ryzen 9 3900X
12C/24T
208
Ryzen 7 3700X
6C/12T
204
i7-9700F
8C/8T
202
i7-8700K
6C/12T
201
Ryzen5 3600
6C/12T
197
i7-6700K
4C/8T
188
i7-9750H
6C/12T
187
Ryzen 5 3500
6C/6C
186
i7-8750H
6C/12T
177

※当サイト調べ

i9-10900Kのシングルスレッド性能は堂々トップでした。

3DMARK TimeSpy(DirectX12テスト)

定番のベンチマークソフト、3DMARKのテストです。

ゲーム画面のようなリアルタイムレンダリングのカットシーンを表示するテストです。

DirectX12で動作させるTime SpyではCPUでのスコアも算出するため、CPUの能力でも点差が大きく開きます。

これまでレビューしてきたGALLERIAシリーズの中でもダントツの結果となりました。

GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
16070
GALLERIA ZZ 10900K
i9-10900K & RTX 2080 Ti
13797
GALLERIA AXZ
Ryzen 9 3900X & RTX 2080 Ti
13293
GALLERIA ZA9C-R80T
i9-10900K & RTX 2080 Ti
13060
GALLERIA ZZ
i9-9900KF & RTX 2080 Ti
12899
GALLERIA ZG
i9-9900KF & RTX 2080 SUPER
11284
GALLERIA ZG
i7-9700K & RTX 2080搭載時
9986
GALLERIA XA7C-R70S
i7-10700 & RTX 2070 SUPER
9855
GALLERIA XF
i7-9700K & RTX 2070 SUPER
9568
GALLERIA XF
i7-9700F & RTX 2070 SUPER
9529
GALLERIA AXV
Ryzen 7 3700X & RTX 2060 SUPER
8746
GALLERIA XV
i7-8700 & RTX 2060 SUPER
7330
GALLERIA GCR2070RGF-E
i7-9750H & RTX 2070 MAX-Q
6424
GALLERIA XA7C-G60S
i7-10700 & GTX 1660 SUPER
6364
GALLERIA RT5
Ryzen 5 3500 & GTX 1660 SUPER
5871

※当サイト調べ

3DMARK Fire Strike(DX11テスト)

DirectX11テストのFire Strikeです。こちらも圧倒的。

GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
29579
GALLERIA ZZ 10900K
i9-10900K & RTX 2080 Ti
26774
GALLERIA ZZ
i9-9900KF & RTX 2080 Ti
26696
GALLERIA AXZ
Ryzen 9 3900X & RTX 2080 Ti
26578
GALLERIA ZA9C-R80T
i9-10900K & RTX 2080 Ti
26262
GALLERIA ZG
i9-9900KF & RTX 2080 SUPER
24464
GALLERIA ZG
i9-9700K & RTX 2080
22387
GALLERIA XF
i7-9700K & RTX 2070 SUPER
21565
GALLERIA XA7C-R70S
i7-10700 & RTX 2070 SUPER
21148
GALLERIA XF
i7-9700F & RTX 2070 SUPER
20934
GALLERIA AXV
Ryzen 7 3700X & RTX 2060 SUPER
19906
GALLERIA XV
i7-8700 & RTX 2060 SUPER
18832
GALLERIA GCR2070RGF-E
i7-9750H & RTX 2070 MAX-Q
15252
GALLERIA XA7C-G60S
i7-10700 & GTX 1660 SUPER
14727
GALLERIA RT5
Ryzen 5 3500 & GTX 1660 SUPER
13590

※当サイト調べ

FF14ベンチ(紅蓮のリベレーター)

FF14のエンジンを使ったベンチマークソフトです。23242点で「非常に快適」のスコアを出しました。こちらも私が行ったGALLERIAシリーズのテストでは歴代1位でした。

GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
23242
GALLERIA ZZ 10900K
i9-10900K(10T) & RTX 2080 Ti
22817
GALLERIA ZA9C-R80T
i9-10900K & RTX 2080 Ti
22556
GALLERIA ZZ 10900K
i9-10900K & RTX 2080 Ti
22421
GALLERIA ZZ
i9-9900KF & RTX 2080 Ti
20153
GALLERIA AXZ
Ryzen 9 3900X & RTX 2080 TI
19338
GALLERIA ZG
i9-9900KF & RTX 2080 SUPER
19271
GALLERIA XA7C-R70S
i7-10700 & RTX 2070 SUPER
18738
GALLERIA XF
i7-9700F & RTX 2070 SUPER
17721
GALLERIA AXV
Ryzen 7 3700X & RTX 2060 SUPER
16625
GALLERIA XA7C-G60S
i7-10700 & GTX 1660 SUPER
14897
GALLERIA RT5
Ryzen 5 3500 & GTX 1660 SUPER
12985

※当サイト調べ

FF14ベンチ(漆黒のヴィランズ)

FF14の漆黒のヴィランズベンチマークではFHDだけでなく、WQHDと4K解像度でもテストを行ってみました。いずれも「非常に快適」の評価です。

FHD
22440
WQHD
19804
4K
14447

VRMark Orange Room

VR環境での快適性を示すVRMark Orange Roomのテストです。Oculus Riftの最低要件はもちろん、VRMarkの推奨fpsを余裕でクリアしています。

GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
318.65fps
VRMark推奨fps
109fps
Oculus Rift最低必要fps
81fps

PCMARK 10 EXTENDED

PC MARK 10 EXTENDEDでは、ウェブブラウズや写真編集、ビデオチャット、Excelなどのスプレッドシート、デジタルコンテンツ制作、そしてゲーミングまでの総合的な評価を算出してくれます。

総合的な得点としてもハイエンドゲーミングPCとして十分な能力を持っていることがわかります。

GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
10434
ハイエンドゲーミングPC(2020)
10311
ゲーミングPC(2020)
9466
ゲーミングノートPC(2020)
5773
オフィス用ノートPC(2020)
3916

 

【RDR2】Red Dead Redemption 2

Read Dead Redemption 2(RDR2)は私の知る中でも最重量級のオープンワールドゲームであり、RDR2が動けば2020年のゲーミングPCとして安心して良いと思っています。

RDR2では精密プリセットレベルを「画質重視」の最高側にスライダー設定し、ベンチマークモードの値を取得しています。APIはVULKANです。

FHD
115fps
WQHD
94fps
4K
62fps

 

FHDで平均115fpsとなり、4Kでも平均60fpsは越えてきました。

いずれの解像度でもRTX 3080のGPU使用率は95%以上と、ほぼ限界に達します。

【MSFS2020】Microsoft Flight Simulator

Microsoft Flight Simulatorでは、シーナリーの美しさを楽しめるウルトラ設定でテストしています。

東京上空

生成オブジェクトが多くて重い東京上空でテスト。羽田空港を離陸し、東京スカイツリーまで移動した際の平均fpsを測定します。

FHD
37fps
WQHD
38fps
4K
37fps

MSFSは昔から非常に重いタイトルで、30fps出れば合格と言われます。東京上空では40fps程度です。

FHDから4Kまでのどの解像度でもフレームレートが変わらないのは、グラフィックボードではなくCPU的なボトルネックが発生しているからです。

都市部は建物などの自動生成されるオブジェクトなどが重さの主因となります。

富士山周辺

FHD
56fps
WQHD
50fps
4K
46fps

富士山周辺など建築物が少ない場所に行けばFHDで60fps近くを得ることが出来ます。

RTX 3080ではWQHDまではCPUが主要なボトルネックとなり、4KではGPU使用率が97~98%に達してGPUが限界に達しました。

60fpsを望まなければ4K解像度を十分に楽しむことが出来ると言えるでしょう。

【BF5】Battlefield V

DXR対応タイトルであるBF5は、RTXシリーズで鏡面反射などの真価を発揮するDXR設定と、DXRを使わないDX12設定をテストしました。200fpsがゲームの上限となっています。

シングルプレイ(大戦の書「ティライユール」>「平等」序盤)のfps(1920×1080)を測定します。樹木やフォグが多くて重いマップです。

DX12最高設定+DXR(レイトレーシングあり)

FHD
130fps
WQHD
98fps
4K
59fps

 

最高品質設定DXRをオンにして最高品質でのプレイでは、解像度アップに伴って順当にフレームレートが下がっていきます。

4Kの最高品質DXRでも59fps出るのは流石です。ソロプレイなら画質重視で遊ぶ際のチョイスとしてアリかも。ただ、爆炎などの負荷が発生するとDXRの演算が間に合わないのか、解像度に関係なくカクつきを感じることもありました。

DX12最高設定

FHD
194fps
WQHD
171fps
4K
104fps

DXRをオフにしたDX12設定では、WQHDはもちろん、4Kでも100fpsを越えて来ます。144Hzのモニタが活かせるレベルです。

VALORANT

RIOT Gamesの新作FPS「VALORANT」では、トレーニング用の射撃場を使って最高設定でのテストを行いました。

フレームレートが比較的落ちやすい「オーディン」を使ってスキルテストからスパイク解除シナリオまでを通してプレイしました。

FHD
446fps
WQHD
452fps
4K
451fps

 

今回のテストではFHDから4Kまで、どのテストでも平均フレームレートは変わりませんでした。つまりGPU的ボトルネックは発生しなかったことになります。

ソロでのテストなので、実プレイではfpsはこれより落ちると思います。

【Fortnite】フォートナイト

フォートナイトではバトルロイヤルのソロモードをプレイし、リプレイを利用して同一シーンを検証しました。

DX12最高設定

FHD
221fps
WQHD
167fps
4K
86fps

DX12の最高設定では、FHDでは平均221fpsとなりました。

WQHDまでは平均144Hz以上になっているので、ゲーミングモニタを利用するメリットがあります。

4Kは流石にRTX 3080でも86fpsと重さが効いてきます。

DX12最高設定+DXR(レイトレーシング)最高設定

FHD
42fps
WQHD
26fps
4K
13fps

レイトレーシングの最高設定にするとFHDでも平均42fpsです。とにかく重いです。

フォートナイトでレイトレする人がどれくらいいるのかって話なんですけれどもね、とりあえずやってみました。

DX12 描画距離最高、解像度100%、それ以外は最低設定

FHD
348fps
WQHD
348fps
4K
313fps

描画設定を落とした実践的な設定の場合、4Kでも300fps以上が期待できます。勝負なら設定下げ一択ですね。

Apex Legends

Apex Legendsは144fps上限を解除してのテストです。

コマンドラインに「-novid -high -fullscreen +m_rawinput 1 -useforcedmparms -noforcemaccel -noforcemspd +FPS_MAX Unlimited」をつけました。

画質を最高設定にして変化の少ないトレーニングモードを進めた場合の平均fpsを測定します。ソロテストなので負荷は低めです。実プレイ時にはもっとfpsが落ちるでしょう。

FHD
297fps
WQHD
255fps
4K
157fps

 

【FF14】Final Fantasy XIV

FHD
210fps
WQHD
164fps
4K
105fps

FF14では漆黒のヴィランズベンチマークの平均フレームレートを取得しました。

4Kでも100fps以上を維持し、MMOとしては全く問題のない性能を発揮しました。

4KでGShadeなどを利用して画質モリモリスクショなどを撮りたい人には本当にオススメのマシンです。

【MHW:IB】モンスターハンターワールド:アイスボーン

FHD
139fps
WQHD
103fps
4K
57fps

MHW:IBのテストでは重いマップである「渡りの凍て地」で動作を見ると良いです。今回は「深雪のダイバー」でチェックしました。DX12で雪品質も最高設定でプレイしました。HDRはなしです。ハイレゾテクスチャパックを使用しています。

ダイナミックレンジもよほど良いHDRディスプレイでなければ効果が感じられないので32bitとしています。

4KやWQHDはもちろん、FHDでもGPU使用率が限界域となってのフレームレート頭打ちです。とはいえこのフレームレートは立派。

【Division 2】ディビジョン 2 ウォーロードオブニューヨーク

オープンワールドシューターDivision2では、ベンチマークモードでテストを行いました。

FHD
178fps
WQHD
131fps
4K
72fps

解像度が上がるとフレームレートが落ちますが、4Kでも平均72fpsと、60fpsラインは越えました。

Division2はTPSとして肩越しのエイムが有利であり、スコープを覗かないことが多いです。4Kだと遠距離の敵が見やすく、FHDより弱点が判別しやすく当てやすかったです。

黒い砂漠

黒い砂漠はMMORPGとして高画質かつ、アクションも激しいゲームです。通常、フルウインドウより全画面モードの方が格段にfpsが出るので、全画面モードでテストしています。

テストはクザカが湧くセレンディア神殿内を一周しての平均fpsです。普段はほぼ人がいなくて環境変化が少ない場所なので、基本的なfpsをチェックするために使っています。

戦闘については周回上で攻撃を行うポイントと使用スキルを決め、なるべく各テストで差がないようにしています。

また、ハイパースレッディングをオフにすると性能が出やすいので、ハイパースレッディングオフの10コア10スレッド設定でテストしています。

HIGH / ウルトラ

FHD
107fps
WQHD
71fps
4K
21fps

最高画質のウルトラでは、FHDでついに平均3桁fpsを達成しました。2080Tiだと平均は75fpsくらいでした。

4KはSS撮影用ならなんとか使えるかなと思います。動きのあるシーンでは4K/8K撮影モードが非アクティブになるので、SS勢は画質の差がつけられますよ。

HIGH / リマスター

FHD
211fps
WQHD
154fps
4K
75fps

リマスターでは4Kでも平均75fpsと、60fpsを超えるシーンが多くなって実用性が上がりました。そこでリマスターの4Kで撮ってみたのがこちらの動画です。

 

HIGH / VERY HIGH

FHD
240fps
WQHD
221fps
4K
139fps

VERY HIGHでは4Kでも平均139fpsと、4K144Hzモニタを使う意味が出てきます。

HIGH / VERY LOW

FHD
235fps
WQHD
226fps
4K
180fps

FHDWQHDはもう頭打ちですかね。4KはGPU的に余裕が出て更にフレームレートが伸びました。

デス・ストランディング

小島秀夫監督作品「デス・ストランディング」は、CPUの全スレッドをほぼ使い切るほどの最適化がされており、グラフィックレベルも高い重量級のオープンワールド作品です。

「レイク・ノットシティ[K4]」から「K4南配送センター」までの国道をバイクで走る形でテストしました。

テストはもちろん最高設定で、DLSSなどは使っていない「TRUE 4K」なテストです。

FHD
107fps
WQHD
108fps
4K
92fps

WQHDまでは差がつきません。主にCPUによるボトルネックが原因だと思われます。

Assetto Corsa

MODなどを入れられるレーシングシミュレータ「Assetto Corsa」のベンチマークモードの結果です。

FHD
244fps
WQHD
187fps
4K
108fps

インストール直後での最高設定です。シミュレータタイトルとしてCPU負荷も高いのですが、4Kでも108fpsと快適です。

VRヘッドセット利用時などでも安定したゲームプレイが可能なスペックだと思います。

動作音と電力

動作音

デジタル集音計でサイド50cmくらいの距離から動作音をチェックしました。室温26℃です。一般家屋で空調の音などが入っており、値はそこまで正確ではありません。

停止時(基準)
37.8dbA
アイドル時
38dbA
ゲーム中
44.4dbA

CPUファン、グラフィックボードファン(GPUファン)、電源ファンの3つが主なPCの騒音源となります。

ゲームはCPU/GPU共に電力が最大化するデス・ストランディングプレイ時で取得しました。

最も音がするのは電源からでした。電源のすぐ後ろだと55dbAくらいで、電源が騒音源であるとはっきりわかります。

500Wオーバーの消費電力であるため、電源が熱を持ち、ファンが多く回るのは仕方ない所です。

PCから50cmで44.4dbAは、ゲーミングPCとしては割と普通か、少しうるさいくらいです。

ヘッドフォンでゲームする人や割と音量が出せるスピーカー環境の人なら気にならないレベルだと思います。

予算があれば電源をSeasonic FOCUS-GX-850にアップグレードして注文すると良いと思います。

消費電力

アイドル時
130W
デススト
553W
砂漠最小化放置
153W

ワットモニターで電力を簡単にチェックしました。

CPU&GPUを両方酷使するデス・ストランディングをプレイ時、消費電力はPC全体で553Wを記録しました。

重量級ゲームや4Kゲーミングではグラボ単体の電力上限である320Wを使うことを確認しました。

CPUをそこまで使わないゲームでPC全体で470Wくらい、CPUを全力で使うようなゲームだと550Wを越えていくこともあるわけです。

全体的にCPUを使うデス・ストランディングの4Kプレイでは、PC全体で510Wくらいが平均。バイクなどで進んでいって新しいオブジェクトが見えた時、CPUが一瞬頑張るために瞬間的に550Wを瞬間的に超える、という感じでした。

消費電力を減らすには

  1. GPUをダウンクロックする(GPUの消費電力低減)
  2. ゲームやグラボ設定で「垂直同期」をオンにし、60fpsなどに制限する(CPUの消費電力低減)

MSI AfterburnerでRTX 3080のパワーリミットを85%に落とすと、デスストでは約4fpsの低下とトレードオフに、510Wから456Wへ消費電力が低下。-2dbAの静音性も得られました。

ただしこれらは自己責任の世界となり、動作が安定しないこともあるかもしれませんので参考程度でお願いします。

GALLERIA UA9C-R38まとめ

良いところ

  • 真の4K対応マシン
  • グラフィックボードのRTX 3080はDLSSなしでも4K60fpsを達成できるゲームが多い
  • 重量級グラフィックボードをしっかり支えるドスパラオリジナルの「リジッドカードサポート
  • LEDが光る新しい設計のケース
  • シルバーに輝くアルミケースの高級感
  • 裏配線でエアフローが良い
  • 電源部が斜めでどこからでも押しやすく、USBポートも挿しやすい
  • CPUのi7-10900KがRTX 3080の能力をしっかり引き出している
  • SATA SSDよりおよそ6倍も高速なM.2 NVMe SSDを搭載
  • USB3.0の2倍高速なUSB 3.2 Gen2搭載
  • 軽作業やアイドル時は省エネで静か

惜しいところ

  • 消費電力
  • ファンノイズ
  • 人気過ぎて品薄

総評

現状のハイエンドPCとして、DLSSを使用しないTRUE 4Kを高画質でプレイすることができるマシンだと思いました。

FHD解像度でも黒い砂漠やRDR2、MHW+ハイレゾテクスチャなど、グラボ負荷が重いゲームではRTX 2080 Tiのフレームレートを上回るため、RTX 3080に乗り換える意味はあります。

ケースとしての注目はやはりグラボの重さをしっかり支える「リジッドカードサポート」です。

ケースがネイティブに重たいグラボをサポートして支える構造はドスパラのGALLERIAだけ。

グラボの支えがないとマザボが歪むらしいですから、安心感がホント凄いですね。

まさに「ケースが欲しい!」と思えるBTOになりました。

GALLERIA RTX 3080シリーズは5種類から選べます

GALLERIAのRTX 3080シリーズは現在5種類ラインナップされています。

カスタマイズはいずれの機種でも電源をSeasonic 850Wにするのが信頼性や静音性向上の意味でおすすめです。その他はお好みで。

品薄ですがある時はあるので、気になる方はこまめにチェックしてみてください。

No1:GALLERIA UA9C-R38【CPU/メモリ/ストレージが最高】

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ドスパラ
CPU:i9-10900K
GPU:RTX 3080
メモリ:32GB
ストレージ:1TB SSD, 2TB HDD

今回レビューで使用したRTX 3080のハイエンド機です。ゲームだけではなく動画編集なども見据えている人は間違いなくおすすめ。

ヘビーユースに必要なメモリ量、SSDストレージ量が確保されています。

アルミケースの高級感はこのグレードだけなので、「せっかくなら良いものを!」と思う場合におすすめです。

※本レビューモデルは終息となり、後継機種が出ています。

No2:GALLERIA ZA9C-R38【価格と性能のバランスが高い】

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ドスパラ
CPU:i9-10850K
GPU:RTX 3080
メモリ:16GB
ストレージ:1TB SSD

CPUクロックが少し下がり、メモリ量を減らし、HDD非搭載としたモデルです。ケースも一般のガンメタケースです。価格と性能のバランスでは3080搭載機で最も優れていると思います。

CPUクロックの差は本当にわずかなので、コスパを重視したハイスぺックモデルとしておすすめです。

No3:GALLERIA XA7C-R38【最も安い】

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CPU:i7-11700
GPU:RTX 3080
メモリ:16GB
ストレージ:1TB NVMe SSD

CPUがワンランク下のi7-11700となったモデルです。CPUは若干弱くなる分、価格が下がっているのでお買い得。

シンプルにゲームだけやる人で、非常に高いfpsを目指さないとか、WQHD以上の解像度をメインで使う方であれば、おすすめ度は高いモデルです。

No4:GALLERIA UA9R-R38【Ryzen最上位機種】

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ドスパラ
CPU:Ryzen 9 3900X
GPU:RTX 3080
メモリ:32GB
ストレージ:1TB(Gen4 NVMe) SSD, 2TB HDD

AMD Ryzen 9 3900Xを搭載した機種です。黒い砂漠やFPSなどのゲームでフレームレート出す用途だとIntelに劣りますが、4Kなら差はあまり出ないのではないかと思います。

4Kゲーム動画を撮影して動画エンコードをするというのがメイン用途ならアリだと思います。

No5:GALLERIA ZA9R-R38【Ryzen上位機種】

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ドスパラ
CPU:Ryzen 9 3900X
GPU:RTX 3080
メモリ:16GB
ストレージ:1TB(Gen4 NVMe) SSD

Ryzen 9 3900XでHDDを省いたモデルです。これも同じく黒い砂漠やFPSなどのゲームでの高フレームレート用途だとおすすめが難しく、4Kゲーム動画を撮影して動画エンコードをするというのがメイン用途ならアリだと思います。

 


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