【グレード別】ゲーミングPCのおすすめ【2021】
2021/04/01
新型グラボなども発売になって、ゲーミングPCを買い替えたいなあと思っている方も多いと思います。
30台以上のゲーミングPC実機のレビュー経験などを元に、2021年のおすすめPCを紹介していきたいと思います。
Contents
今年のおすすめはRTX 3090 / RTX 3080搭載PC
当サイトでも、新型のRTX 3090/RTX 3080/RTX 3070搭載PCを実際に触ってレビューすることができました。
性能は結構違います。
激重の最新AAA級レイトレゲームを遊ぶ場合、やはりRTX 3070以上が良いと感じました。
4Kで遊ぶ場合はRTX 3090かRTX 3080が良いです。
レイトレーシング対応タイトルをプレイすると乗り換えたくなる
RTX(リアルタイムレイトレーシング)対応タイトルは、次世代ゲーム機でも対応したことからこれからの目玉機能となることは間違いないでしょう。
例えば、ウォッチドッグスレギオン。PS5/Xbox Series Xだとレイトレオンの状態で4K30fpsですが、PCならDLSSを使うことでレイトレオンで4K60fpsを狙うこともできます。
また、G-SYNCに対応しているモニタを用意すれば、fpsが60fpsに届かないシチュエーションでも、カクツキなく滑らかな表示が可能となっています。
レイトレ自体の反射の精密性などもPC版の方が設定を上げて綺麗に出来ます。
対抗馬「Radeon RX 6000シリーズ」は不安要素がちょいちょいある
グラボはRTX 30シリーズのほかにもニュースがありました。
GeForce RTX 3080が登場した後、AMDは新型Radeon RX 6000シリーズをリリースしました。
しかしこれは、私は2021年初頭のゲームシーンでは、商品としてはまだ、おすすめできる段階ではないと考えています。
4Kアップスケーリングいつ対応?クォリティは?

「DLSSを使え」と書いてあるウォッチドッグスレギオン
まず、2020年の新作で「4K60fps動きます!」といったゲームは「DLSS有効の場合」が前提なところがあるんですよね。
ウォッチドッグスレギオンやサイバーパンク 2077では、DLSSオフの4Kだと、RTX 3080でも20fpsに落ちました。
同様に、DLSSなどでアップスケーリングする前提で、4K60fpsを謳う超重いゲームが今後増えて来るのではないかと思います。
その点、Radeon RX 6000シリーズは、DLSSを利用できません。DLSSはNVIDIAの技術だからです。
AMDは同様の機能となるアップスケーリング「FidelityFX Super Resolution」を開発中ですが、いつ使えるようになるのかわかりません。
そもそもDLSSがグラボに専用のコアを用意し、AIトレーニングを利用してアップスケールを行う高度な技術であるのに対し、オープンソースを目指すFidelityFX Super Resolutionでは、大して画質向上にならない可能性も考えられます。
レイトレ性能でRTXに勝てていない
そして、レイトレーシング自体もAMDは始めたばかりなので、性能がいまひとつ伸びていないようです。
DXRを有効にした途端、RX 6000シリーズのパフォーマンスは一気に下がってしまった。
ASCII
現時点ではRTXの安定性と実績を推したい
新型RadeonがRTX 3080に勝つ部分もあるようですが、トータル性能や信頼性ではもう一歩という感じです。
4Kモニターとレイトレ対応ゲームをたくさん持ってる人は、Nvidiaを選んでおくほうがいいと思います。
でもモニターが1440p以下でレイトレ対応ゲームはそんなに持ってない場合、とくにRyzen 5000シリーズのデスクトッププロセッサを買っちゃったとかなら、AMDのほうがいいかもしれません。
Radeonのドライバやアップスケーリングがもしかしたら、GeForceを上回ることもあるかもしれません。
しかし、完成するまで待っていたら、ゲームの旬を逃してしまうかもしれません。「時は金なり」なのです。
以上のことから、現時点で年末年始などでゲームを楽しみたい人がPCを買って、現行のゲームですぐに高いゲームパフォーマンスを楽しめるのは、信頼と実績のあるGeForce RTXシリーズだと考えます。
特にRTX 3090、RTX 3080搭載PCは、4Kとベストマッチです。
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RTX 3090搭載PC【4K/レイトレ/高fps】
RTX 3090 |
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RTX 3080 |
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RTX 3070 |
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RTX 3060 Ti |
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GTX 1660 SUPER |
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2021年現在、最高のグラフィックボードはRTX 3090です。
以前はコスパが今一つだったので特にご紹介しませんでしたが、最近はRTX 3080は品薄すぎるために値上がり傾向にあります。そして、RTX 3090も多少価格が落ち着いてきました。
それならいっそ最高のヤツを…!というニーズもあると思い、ご紹介することにしました。
RTX 3080以上の性能を実感するには、少なくともWQHD以上の解像度が必要であることが多いです。4Kのゲームプレイを主体にする場合や、とにかく最高のグラボ性能でプレイしたい!というハードコアゲーマーの方におすすめです。
ドスパラ:GALLERIA ZA9C-R39【水冷オプションあり】
ドスパラのRTX 3090搭載機の中でもコストパフォーマンスに優れているPCです。また、プロゲーミングチーム「DeToNator」とのコラボPCでも、最上位マシンに抜擢されています。
執筆時点では、オプションで水冷240mmクーラーも選択可能で、冷却性能を上げて更にCPU性能を引き出すこともできます。
他社と比べて一番大きなメリットは「リジッドカードサポート」というグラフィックボードを支える仕組みが追加されたことでしょう。
そこで、ケースに柱を追加し、上下からカードを支えることにしたのがリジッドカードサポートです。
グラボの重さでPCがダメになることがなく、安心して利用できます。
このためにドスパラはケースを刷新したと言っても過言ではないと思います。
実機レビューはこちら。
参考価格:373,978円(税込)
ドスパラ:GALLERIA XA7C-R39【お求めやすいRTX 3090マシン】
4KゲーミングではRTX 3090でも使い切るため、CPUはボトルネックになりにくいです。そこでグラボはそのままに、CPUの性能をやや控えめの10700Kにしたモデルもおすすめです。
参考価格:339,980 円(税込)
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RTX 3080搭載PC【4K/レイトレ/高fps】
RTX 3090 |
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RTX 3080 |
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RTX 3070 |
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GTX 1660 SUPER |
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「何でも遊べる性能」で満足したいなら、RTX 3080搭載PCで決まりです。(RTX 3090はフラッグシップモデルで、コスパが良くないので)
4KレイトレやVRも楽しみたいし、FPS/TPSの高fps環境も手に入れたいという人に最適です。
特に最新ゲームを最高画質で遊ぶことに拘るヘビーゲーマーになりそうなら、「妥協しなくて良かった!」と思うことでしょう。
値は張りますが、それに見合った品質があります。
人気に対して生産が追い付かず、品切れになっていることも多いモデルです。
ドスパラ:GALLERIA UA9C-R38【高級感と信頼性、水冷オプションもあり】
フルHDから4K解像度まで、全域で高い快適性を持つPCです。価格に見合ったオールラウンダーです。
また、他社と一線を画すアルミ製のケースは銀色に輝き、LED装飾を伴って高級感に溢れています。
実機レビューは以下の記事で。
参考価格:350,328 円(税込)
ドスパラ GALLERIA ZA9C-R38【安いハイエンド!初期投資を抑えたい方へおすすめ】
ドスパラのRTX 3080搭載PCで、中間グレードのマシンです。
GALLERIA UA9C-R38よりかなり安いので買いやすいと思います。もちろん、リジッドカードサポートもあります。
CPU性能を若干控えめに、メモリやストレージの量を減らし、ケースの見た目を少し控えめにしたモデルとなっています。
CPUをi9-10900Kにできますが、CPUクーラーの水冷オプションはありません。
メモリやHDDを自分で追加することはそこまで難しくないので、初期投資を抑えてRTX 3080搭載PCを安く手に入れたい場合におすすめです。
参考価格:289,828 円(税込)
ドスパラ GALLERIA XA7C-R38【4Kゲーミング向け最安級マシン】
当サイトでもレビューした、ドスパラのRTX 3080シリーズではエントリークラスに属するマシンです。
CPUがi7-10700となっており、FPSなどでとにかく高いフレームレート(fps)を出したい場合などは、i9-10900Kなどの上位モデルには劣ります。
CPUをゴリゴリ使うMicrosoft Flight Simulatorも同様です。
しかし、グラボが先に限界になる4Kゲーミング時などでは、上位モデルとの差が縮まって遜色ない性能となります。
そのため、画質重視のカジュアルなゲームプレイを中心とする方におすすめです。もちろんリジッドカードサポート付き。
参考価格:239,980 円(税込)
RTX 3070搭載PC【最新レイトレするならこのクラスを】
RTX 3090 |
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RTX 3080 |
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RTX 3070 |
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GTX 1660 SUPER |
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RTX 3070搭載のPCは、4Kモニタまでは使わないけど、レイトレしたい!という方におすすめです。
4K解像度でのレイトレはちょっと難しいと思いますが、2560x1440のWQHDモニタなどでは実用範囲です。
最新のレイトレ対応ゲームを、メーカーが示すサンプル動画並みの画質で快適に遊ぶなら、フルHDでもRTX 3070くらいが必要だと思います。
ドスパラ GALLERIA XA7C-R37【信頼性の高いケースが魅力】
ドスパラのRTX 3070搭載モデルでは、RTX 3080モデルと同様に、リジッドカードサポートが装着されています。
高速なM.2 NVMe SSDを搭載し、読み込み速度が非常に早く、ゲームのローディングなどの待ち時間を減らします。
参考価格:197,978 円(税込)
G-Tune XM-Z【小型ケースで設置しやすい】
Micro-ATXという小型のマザーボードを搭載することで、小型のPCとしてまとめたのがG-TuneのXM-Zです。
拡張性はあまりありませんが、i7-10700K & RTX 3070のパワフルなPCを、場所を取らずに設置できる点が魅力です。
参考価格:241,780 円 (税込)
RTX 3060 搭載PC【レイトレエントリーモデル】
RTX 3090 |
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RTX 3080 |
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RTX 3070 |
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RTX 3060 |
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GTX 1660 SUPER |
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RTX 3060はリアルタイムレイトレーシングに対応するエントリークラスのグラフィックボードです。
ただ、ちょっとだけ予算を頑張るとRTX 3070モデルも買えちゃうし、さらにもうちょい頑張ると安めのRTX 3080モデル行けちゃうし…と、結構お悩みの価格帯だよなあ、という感じがします。
2020年以降の重量級ゲームを楽しんで行きたいと思う人は、3070や3080に行った方が良さそうだと思います。
ドスパラ GALLERIA XA7R-R36【低価格のXシリーズ】
ゲーミングモニタを使わず、お手持ちのFHD(1920x1080)モニタで60fpsで遊べればOK!という場合には良いPCです。
参考価格:165,000円(税込)
GTX 1660 SUPER搭載PC【軽量級ゲーム向け】
RTX 3090 |
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RTX 3080 |
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RTX 3070 |
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GTX 1660 SUPER |
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最新のハイグラフィックゲームにはあまり興味がない方は、GTX 1660 SUPERを搭載したPCがおすすめです。
GTX 1660 SUPERの搭載PCをレビューして感じたことは、価格相応に「割り切り」が必要ということです。
2020年以降のAAA級ゲームの高画質プレイはやはり厳しいと思います。
とはいえ、グラフィック設定を落とせば動作するタイトルも多いです。
原神、FF14、ロストアークなど、このクラスで十分動く人気ゲームも多いです。
価格の強さもあって、今後まだまだ人気を保ちそうなグレードです。
G-Tune PL-B【ハンドル付きで持ち運びできる】
ハンドル付きで持ち運びがしやすい、G-Tune HL-Bの下位モデルです。
CPUがi5-9400、グラボがGTX 1650 SUPERと若干弱いですが、原神、FF14、ロストアークなどでは十分遊べるスペックです。カスタマイズでi7-9700、GTX 1660 SUPERへアップグレードもできます。
参考価格:98,780円(税込)
ドスパラ Lightning AT5【最安級ゲーミングPC】
ドスパラのGALLERIAブランドではない、一般PCラインの小型マシンです。
価格がグッと抑えられ、キーボードやマウスも付属する点がポイントとなっています。あとはモニタだけでゲームが開始できます。
参考価格:95,678 円(税込)
ドスパラ GALLERIA XA7C-G60S【将来カスタムする方向け】
ドスパラのGALLERIAブランドで、GTX 1660 SUPERを搭載するミドルタワーPCです。
CPUはやや強めのi7-10700を搭載しており、CPU負荷が高いオープンワールドゲームや、高いフレームレートが欲しいFPS/TPSなどにも対応できます。
ミドルタワーで拡張性もあり、将来最新のグラボに交換する前提で買うのにも良いと思います。グラボ交換を見越して買う場合、電源を750W以上にアップグレードして注文がおすすめです。
参考価格:141,878円(税込)
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