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「黒い砂漠」をはじめ、PCゲームやゲーマー向けの情報をお届けするブログです。記事には商品やサービスのPRを含みます。

VRAM12GB搭載!RTX 3060搭載GALLERIA XA7R-R36実機レビュー

   

GeForce RTX 3060搭載、ドスパラのGALLERIA XA7R-R36を実機でテストしました。

RTX 30シリーズのエントリークラスグラボですが、果たしてどのくらい動くのか!?

Contents

GALLERIA XA7R-R36のスペック

GALLERIA XA7R-R36のスペック詳細です。注文時にカスタマイズが可能です。

パーツ等 標準構成 おすすめカスタマイズ
OS Windows 10 Home 64ビット
CPU AMD Ryzen 7 3700X
(3.6GHz-4.4GHz/8コア/16スレッド)
CPUファン AMD静音CPUファン
CPUグリス ノーマルグリス ナノダイヤモンドグリス OC7
など
グラフィック NVIDIA GeForce RTX 3060 12GB GDDR6
(HDMI x1,DisplayPort x3)
電源 650W 静音電源
(80PLUS BRONZE)
メモリ 16GB DDR4 SDRAM
(PC4-25600/8GBx2/2チャネル)
SSD Intel 512GB NVMe SSD
(660pシリーズ,M.2,読込速度 1500MB/s,書込速度 1000MB/s,QLC)
1TB NVMe SSD
ハードディスク/SSD なし 1TB SSD,8TB HDDなど
光学ドライブ なし お好みで
サウンド マザーボード 標準 オンボードHDサウンド
ケース ガレリア専用 SKケース (ATX) スタンダード(ガンメタリック)
LAN ギガビットLANポート x1 (マザーボードオンボード)
マザーボード ASRock B550 TW (AMD B550チップセットATXマザーボード)
PCI-E x16 Gen4.0 x1, PCI-E x4 ×1, PCI-E x1 x2 /
メモリスロット x4(最大128GB) /SATA3 x6 /
M.2 Key-M x2(Gen4x4 ×1 , Gen3x2 ×1)/M.2 Key-E×1
※M.2_3 ソケットとSATA3_5/6 ポートは排他利用となり、
同時に使用はできません。
入出力ポート 前面:USB 3.2 Gen1 Type-A x4
背面: USB3.1 Gen1(Type-A) x6
キーボード なし お好みで
マウス なし お好みで
保証 持ち込み1年保証 3年延長保証

※上記は執筆現在の構成となります。最新の内容はGALLERIA XA7R-R36商品ページでご確認ください。

FHDゲーミングのためのマシン

FHD(1920x1080)解像度で遊ぶためのマシンです。

WQHDや4Kでも最高画質設定でなんとか動作するゲームもありますし、設定を下げれば実用域にできると思いますが、やはりWQHDや4Kを使う場合はRTX 3070、RTX 3080搭載マシンが良いです。

RTX 30シリーズの中ではエントリー向け

RTX 3060の性能は、RTX 30シリーズの中ではエントリー向けとなっていて、現行だとGTX 1660 SUPERとRTX 3060 Tiの間、先代ではRTX 2060 SUPERとRTX 2070 SUPERの間くらいというスペックになっています。

Tom's Hardwareによる総合評価

RTX 3090
100%
RTX 3080
93%
RTX 3070
76.4%
RTX 3060 Ti
69.6%
RTX 2080 Ti
77.5%
RTX 2080 SUPER
66.9%
RTX 2070 SUPER
59.7%
RTX 3060
54.7%
RTX 2060 SUPER
50.6%
GTX 1660 SUPER
37.9%
GTX 1650 SUPER
28.5%
GTX 1650
20.9%
出典:GPU Benchmarks and Hierarchy: Graphics Cards Ranked

レイトレーシングタイトルも遊べる

FHDまでとはいえ、RTXシリーズのエントリークラスということで、レイトレーシング(DXR)に対応しています。

ゲーム12タイトルの平均fps

比較的動作が重いAAA級タイトルや、高いフレームレートが求められるFPS/TPSなどのゲームタイトルを中心に計測したものの平均値です。

FHD
106fps
WQHD
85fps
4K
55fps

FHDで60fpsくらいで遊べれば十分、という人向けです。

計測タイトル

  • Red Dead Redemption 2 ベンチマーク(Vulkan)
  • Microsoft Flight Simulator 2020 東京上空(DX11)
  • VALORANT 射撃場ソロテスト(DX11)
  • Apex Legends トレーニングモード(DX11)
  • Final Fantasy XIV 漆黒のヴィランズベンチマーク(DX11)
  • モンスターハンターワールド:アイスボーン 「深雪のダイバー」ゲームプレイ(DX12)
  • Division 2 ベンチマーク(DX12)
  • 黒い砂漠 リマスターモードゲームプレイ(DX11)
  • デス・ストランディング ゲームプレイ(DX12)
  • Watch Dogs Legion ベンチマーク(DXR)
  • Assetto Corsa ベンチマーク(DX11)
  • Cyberpunk 2077 ゲームプレイ(DXR)

それぞれ1920x1080(FHD)、2560x1440(WQHD)、3820x2160(4K)の解像度でテストしました。

【RDR2】Red Dead Redemption 2

高画質な設定でFHDで平均60fps以上で遊ぶことが出来るでしょう。

「画質重視」最高設定 (Vulkan) 平均フレームレート

FHD
68fps
WQHD
54fps
4K
34fps

精密プリセットレベルを「画質重視」の最高側にスライダー設定し、ベンチマークモードの値を取得しています。

【MSFS2020】Microsoft Flight Simulator

Microsoft Flight Simulatorでは、東京上空などの都市部が重いです。飛べなくはないですが着陸はシビアかもしれないです。

東京上空 ウルトラ設定 (DX11) 平均フレームレート

FHD
28fps
WQHD
29fps
4K
22fps

生成オブジェクトが多くて重い東京上空でテスト。羽田空港を離陸し、東京スカイツリーまで移動した際の平均fpsを測定します。

MSFSは昔から非常に重いタイトルで、30fps出れば遊べる感じです。

FHD~WQHDでは、RTX 3060の能力を活かしきる前にCPUが限界になっている印象でした。

富士山周辺 ウルトラ設定 (DX11)平均フレームレート

FHD
39fps
WQHD
32fps
4K
24fps

東京より建物が少ない、御殿場から富士山への飛行です。FHDで40fps近くを得ることが出来ます。

VALORANT

VALORANTでは、RTX 3060で十分実戦に耐えるフレームレートを出しています。

射撃場 最高設定(DX11)平均フレームレート

FHD
320fps
WQHD
321fps
4K
265fps

トレーニング用の射撃場を使って最高設定でのテストを行いました。フレームレートが比較的落ちやすい「オーディン」を使ってスキルテストからスパイク解除シナリオまでを通してプレイしました。

今回のテストではFHDからWQHDまでで差がついていません。CPUの限界が先に訪れているためです。

ソロでのテストなので、実プレイでのfpsはこれより落ちると思いますが、十分高い水準にあると思います。

Apex Legends

Apex Legendsでは最高画質設定でも平均182fpsを記録しています。

トレーニングモード 最高設定 (DX11)平均フレームレート

FHD
182fps
WQHD
132fps
4K
75fps

画質を最高設定にして変化の少ないトレーニングモードを進めた場合の平均fpsを測定しました。

トレーニングモードは負荷が低めなので、実プレイ時にはもっとfpsが落ちると思いますが、設定を下げれば144fps以上のプレイに十分なフレームレートが稼げるでしょう。

【FF14】Final Fantasy XIV

FF14は、WQHDくらいまでのモニタで快適なプレイが出来ると思います。

漆黒のヴィランズベンチマーク 最高設定 (DX11)平均フレームレート

FHD
131fps
WQHD
99fps
4K
51fps

漆黒のヴィランズベンチマークの平均フレームレートを取得しました。

FHD、WQHDなら全く問題のない性能を発揮しました。

【MHW:IB】モンスターハンターワールド:アイスボーン

モンスターハンターワールド:アイスボーンは、美しいハイレゾテクスチャパックDLCを使ってもFHDで60fpsを出せそうです。

クエスト「深雪のダイバー」最高設定+ハイレゾテクスチャパック (DX12)平均フレームレート

FHD
78fps
WQHD
52fps
4K
27fps

MHW:IBのテストでは重いマップである「渡りの凍て地」で動作を見ています。今回は「深雪のダイバー」でチェックしました。DX12で雪品質も最高設定でプレイしました。HDRはなしです。ハイレゾテクスチャパックを使用しています。

ダイナミックレンジもよほど良いHDRディスプレイでなければ効果が感じられないので32bitとしています。

FHDならハイレゾテクスチャありでも60fps級のプレイができそうです。

【Division 2】ディビジョン 2 ウォーロードオブニューヨーク

Division2は最高画質でプレイできます。設定を下げれば3桁fpsでのプレイもできます。

ベンチマークモード ウルトラ設定 (DX12)平均フレームレート

FHD
94fps
WQHD
62fps
4K
32fps

ベンチマークモードでテストを行いました。

DX12で取得しています。画質設定は最高設定の「ウルトラ」です。

FHDで平均94fpsということで、画質重視のプレイも可能です。

黒い砂漠

黒い砂漠はリマスターのFHD解像度がおすすめの設定となります。

戦闘では好みに応じてVERY HIGH以下に落とした方が良いかもしれません。

 

テストでは、クザカが湧くセレンディア神殿内を一周しての平均fpsとしています。

戦闘については周回上で攻撃を行うポイントと使用スキルを決め、なるべく各テストで差がないようにしています。

屋外の実戦的なフレームレートよりは高めに出ますがご了承ください。

全画面モードかつSMTオフの8コア8スレッド設定でテストしています。

セレンディア神殿 HIGH / ウルトラ (DX11, SMTオフ)平均フレームレート

FHD
35fps
WQHD
22fps
4K
5fps

最高画質のウルトラでは、FHDで平均35fpsを記録しました。思ったよりは動きますが戦闘は厳しいです。

セレンディア神殿 HIGH / リマスター (DX11, SMTオフ)平均フレームレート

FHD
120fps
WQHD
78fps
4K
39fps

リマスターではFHD平均120fpsと、実用的な値になりました。画質重視でのPvEを楽しむことができる水準だと思います。

セレンディア神殿 HIGH / VERY HIGH (DX11, SMTオフ)平均フレームレート

FHD
169fps
WQHD
130fps
4K
68fps

VERY HIGHまで落とすと、WQHDでも平均100fpsを越え、4Kで60fpsを越えました。

セレンディア神殿 HIGH / VERY LOW (DX11, SMTオフ)平均フレームレート

FHD
195fps
WQHD
188fps
4K
137fps

VERY LOWまで落とすと、CPUのボトルネックとなって、FHD,WHQDではあまりフレームレートが変わらなくなります。

Watch Dogs Legion

Watch Dogs Legionでは、レイトレオンならDLSS高性能で、レイトレオフのウルトラではDLSSオフで遊べます。

ベンチマークモード レイトレ最大、最高設定、DLSS高性能、HD Texture Pack (DXR)平均フレームレート

FHD
61fps
WQHD
50fps
4K
33fps

レイトレ最大の最高設定をベースに、DLSSを「高性能」にした場合です。

FHDで平均61fpsということで、DLSSを入れればレイトレ最大でも遊ぶことが出来ます。

ベンチマークモード レイトレ最大、最高設定、DLSSなし、HD Texture Pack (DXR)平均フレームレート

FHD
38fps
WQHD
26fps
4K
14fps

ではDLSSを使わないとどうなるか?というと、FHDでは30fpsになってしまいます。FHDでもDLSSが必要です。スクリーンショットを撮るくらいなら使えそう。

ベンチマークモード レイトレなし、最高設定、DLSSなし、HD Texture Pack (DX12)平均フレームレート

FHD
59fps
WQHD
45fps
4K
27fps

レイトレなしだとFHDがギリギリ実用域という感じです。

Assetto Corsa

Assetto Corsaでは、FHDなら重い首都高MODもSolなどのMODを入れて遊べるレベルです。

ベンチマークモード 最高設定 (DX11)平均フレームレート

FHD
115fps
WQHD
89fps
4K
52fps

MODなどを入れられるレーシングシミュレータ「Assetto Corsa」のベンチマークモードの結果です。インストール直後での最高設定です。

サイバーパンク2077

サイバーパンク2077では、「レイトレーシング:中設定 + DLSS」でFHD解像度がおすすめです。

 

比較的重かったワトソンのカブキ地域、銃砲店付近で18:00~19:00の間のフレームレートを計測しました。

実用域としてはFHDからWQHDまでで、レイトレを使う場合はDLSSが必須です。

レイトレーシング:ウルトラ、DLSSパフォーマンス(DXR)平均フレームレート

FHD
60fps
WQHD
44fps
4K
24fps

レイトレーシング:中、DLSSパフォーマンス(DXR)平均フレームレート

FHD
63fps
WQHD
53fps
4K
31fps

ウルトラ、DLSSパフォーマンス(DX12)平均フレームレート

FHD
57fps
WQHD
82fps
4K
69fps

レイトレーシング:ウルトラ、DLSSなし(DXR)平均フレームレート

FHD
29fps
WQHD
18fps
4K
8fps

ウルトラ、DLSSなし(DX12)平均フレームレート

FHD
57fps
WQHD
39fps
4K
19fps

 

原神

シングルプレイではFHD~4Kまで、60fpsでプレイ出来ました。

オープンワールド散策&戦闘 (DX11)平均フレームレート

FHD
60fps
WQHD
60fps
4K
60fps

GALLERIA XA7R-R36のケース

外観

ケースはガンメタリックなグレーカラーです。前面パネルの周囲には逆U字型にLEDが設置されており、電源を入れると光ります。設定でオフにもできます。

前面のコンソール部分です。ストレージインジケータはストレージアクセスに応じて光ります。M.2 NVMe SSDでは光りません。前面にはUSBポートが4つ、ステレオミニのオーディオ端子があります。斜めになっているので設置場所はデスクの上下を問わずアクセスしやすいです。

リアです。電源は底面配置です。

USB 3.1 Gen1端子が6個搭載されています。

ホコリの侵入を防ぐフィルターが充実

PCは長く利用しているとホコリが内部に侵入し、ヒートシンクやファンなどに付着して冷却性能低下を引き起こします。

ホコリの侵入を防ぐため、GALLERIAのケースは各所にフィルターが取り付けられています。

フロントサイドの吸気口は細かなフィルターでホコリが入らないように工夫されています。

底面の電源吸気部も着脱可能なフィルターが取り付けられており、ホコリが電源内部に入りにくくなっています。

天面は物が起きやすいフルフラットになっていますが、ここも抜かりなくフィルターつき。分解して清掃も可能です。

ケース内部

ケースファンはフロント x1,トップ後方 x1、リアの3箇所に、140mmファンが搭載されています。裏配線のおかげで内部がすっきりしているため、エアフローは良好です。

3.5インチトレイは電源カバー部の上に載せてネジ止めする形となっています。

マザーボード背面側です。主要な配線が背面側を通る「裏配線」になっています。配線はキレイに収まっていて、ケースカバーと干渉するようなことはありませんでした。

背面側はM.2スロットが2つ(1台は標準搭載)の他、2.5インチベイ(SSD用)2つ、3.5インチベイ(HDD用)が2つついています。

【M/B】ガレリア専用マザーボード ASRock B550 TW

貸出機ではマザーボードにASRock B550 TWが搭載されていました。"TW"はドスパラの運営会社であるサードウェーブ(THIRDWAVE)のTWです。

GALLERIAで使うパーツに合わせて、特別にチューニング&カラーリングされたモデルとなっており、BIOSまで特製となっているそうです。ミドルな価格帯でも拘って作られていることが感じられます。

【CPU】AMD Ryzen 7 3700X(8C/16T)

CPUはAMD Ryzen 7 3700X(8コア/16スレッド)を搭載しています。

Zen2アーキテクチャのCPUということで1世代前のモデルになりますが、画質重視のゲーム設定だとRTX 3060が先に限界になることが多いので悪くはありません。

CPUクーラーについては、貸出機では3700Xに標準で付属するWraith PRISMが搭載されていました。

動作中はLEDで美しく光ります。

Cinebench r15

2021年のCPU性能としては、ザ・普通。平均的なマルチスレッド性能を持っています。

マルチスレッド性能(当サイト調べ)

Ryzen 9 3900X
12C/24T
3160
i9-10900K
10C/20T
2627
Ryzen 7 5800X
8C/16T
2615
i9-10850K
10C/20T
2588
Ryzen 7 3700X
8C/16T
2105
i9-9900K
8C/16T
2060
i7-10700
8C/16T
1990
i7-9700K
8C/8T
1540
Ryzen 5 3600
6C/12T
1489
i7-9700K
8C/8T
1409
i7-8700K
6C/12T
1378
Ryzen 5 3500
6C/6T
1036

 

シングルスレッド性能

ゲームに重要とされるシングルスレッド性能も平均的な性能を持っています。

Ryzen 7 5800X
8C/16T
266
i9-10900K
10C/20T
228
i9-10850K
10C/20T
227
i9-9900K
8C/16T
213
i7-9700K
8C/8T
212
i7-10700
8C/16T
211
i7-9700K
8C/8T
210
Ryzen 9 3900X
12C/24T
208
Ryzen 7 3700X
6C/12T
207
i7-8700K
6C/12T
201
Ryzen 5 3500
6C/6C
186

※当サイト調べ

【グラボ】NVIDIA GeForce RTX 3060 12GB

グラフィックボードは、NVIDIA GeForce RTX 3060 12GBが搭載されます。シングルファンで小型のグラフィックボードになっているのが特徴です。GALLERIAシリーズ専用グラボステー(支え)である「リジッドカードサポート」は付属しません。

HDMI端子x1、DisplayPort端子x3が搭載されます。

12GBのVRAMは、ゲームだとあまり意味がない

RTX 3060は、エントリーモデルながらも異例の12GBのVRAMを積んでいるのが特徴です。

各グラボのVRAM搭載量

RTX 3090
24GB
RTX 3080
10GB
RTX 3070
8GB
RTX 3060 Ti
8GB
RTX 3060
12GB

せっかくの12GBですが、RTX 3060の性能ならFHDターゲットですので、8GBでも十分です。

とはいえ、6GBで不足するよりは全然良いと思います。もしRTX 3060がVRAM6GBだったら、4K解像度では起動させることも難しいタイトルも多かったでしょう。

【M.2 NVMe SSD】M.2 ARMORで冷却&保護

メインストレージであるM.2 NVMe SSDはグラボの下に設置されます。カバーとなるM.2 ARMORは、密着して冷却性能を高めるほか、グラボの着脱の際にも接触しないように保護する役割を担っています。

カバーを外すとこんな感じ。貸出機ではPHISON製の512GBのNVMe SSDが搭載されていましたが、執筆時点ではIntel 660pシリーズの512GBが搭載されるようです。

512GBのSSDだと100GB級の大容量ゲームを4本入れるだけで埋まってしまうので、1TB以上のNVMe SSDへのアップグレード注文がおすすめです。

【電源】650W 80PLUS BRONZE

電源はブランド等の指定はなく、80PLUS BRONZEという電源効率のグレードであることだけが指定されています。

貸出機では、電源にはAcBel P3Bシリーズの650W電源が搭載されていました。ドスパラではおなじみの電源です。

電源は消耗品なので、24時間起動の黒い砂漠プレイヤーなどはもうちょっと良いグレードにした方が良いと思います。

消費電力

アイドル
61W
ゲーム中
294W
砂漠最小化
78.5W

RTX 3070,RTX 3080などに比べると非常に大人しい消費電力です。標準の650W電源で容量は十分です。

動作音

騒音計を使い、本体のサイド50cmからの動作音を測定しました。

主観になりますが、全体的に静かだと思います。ファンの多いケース上部と底面の電源部が主な騒音源でした。

電源オフ
37.4dbA
アイドル
37.5dbA
ゲーム中
40.4dbA

ベンチマークで見る他グレードとの比較

3DMARK TimeSpy(DirectX12テスト)

定番のベンチマークソフト、3DMARKのテストです。

ゲーム画面のようなリアルタイムレンダリングのカットシーンを表示するテストです。

DirectX12で動作させるTime SpyではCPUでのスコアも算出するため、CPUの能力でも点差が大きく開きます。

DX12テストでは、前世代のRTX 2060 SUPERと同等の結果を出しています。

GALLERIA ZA9C-R39
i9-10850K & RTX 3090
17355
GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
16070
GALLERIA ZA7R-R38
Ryzen 7 5800X & RTX 3080
15258
GALLERIA XA7C-R38
i7-10700 & RTX 3080
14841
GALLERIA XA7C-R37
i7-10700 & RTX 3070
12689
GALLERIA ZG
i9-9900KF & RTX 2080 SUPER
11284
GALLERIA XA7C-R70S
i7-10700 & RTX 2070 SUPER
9855
GALLERIA AXV
Ryzen 7 3700X & RTX 2060 SUPER
8746
GALLERIA XA7R-R36
Ryzen 7 3700X & RTX 3060
8650
GALLERIA XV
i7-8700 & RTX 2060 SUPER搭載時
7330
GALLERIA GCR2070RGF-E
i7-9750H & RTX 2070 MAX-Q
6424
GALLERIA XA7C-G60S
i7-10700 & GTX 1660 SUPER
6364
GALLERIA RT5
Ryzen 5 3500 & GTX 1660 SUPER
5871

※当サイト調べ

3DMARK Fire Strike(DX11テスト)

DirectX11テストのFire Strikeです。

こちらでも、前世代RTX 2060 SUPERと同等の結果を出しています。

GALLERIA ZA7R-R38
Ryzen 7 5800X & RTX 3080
33583
GALLERIA ZA9C-R39
i9-10850K & RTX 3090
30630
GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
29579
GALLERIA XA7C-R38
i7-10700 & RTX 3080
27076
GALLERIA XA7C-R37
i7-10700 & RTX 3070
25964
GALLERIA ZG
i9-9900KF & RTX 2080 SUPER
24464
GALLERIA ZG
i9-9700K & RTX 2080
22387
GALLERIA XA7C-R70S
i7-10700 & RTX 2070 SUPER
21148
GALLERIA AXV
Ryzen 7 3700X & RTX 2060 SUPER
19906
GALLERIA XA7R-R36
Ryzen 7 3700X & RTX 3060
19598
GALLERIA XV
i7-8700 & RTX 2060 SUPER
18832
GALLERIA GCR2070RGF-E
i7-9750H & RTX 2070 MAX-Q
15252
GALLERIA XA7C-G60S
i7-10700 & GTX 1660 SUPER
14727
GALLERIA RT5
Ryzen 5 3500 & GTX 1660 SUPER
13590

※当サイト調べ

FF14ベンチ(紅蓮のリベレーター)

FF14のエンジン(DX11)を使ったベンチマークソフトです。ゲーム系ベンチでもRTX 2060 SUPERと近いスコアです。

GALLERIA ZA7R-R38
Ryzen 7 5800X & RTX 3080
25809
GALLERIA ZA9C-R39
i9-10850K & RTX 3090
24146
GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
23242
GALLERIA ZA9C-R80T
i9-10900K & RTX 2080 Ti
22556
GALLERIA XA7C-R38
i7-10700 & RTX 3080
21693
GALLERIA XA7C-R37
i7-10700 & RTX 3070
20767
GALLERIA ZZ
i9-9900KF & RTX 2080 Ti
20153
GALLERIA XA7C-R70S
i7-10700 & RTX 2070 SUPER
18738
GALLERIA XA7R-R36
Ryzen 7 3700X & RTX 3060
17080
GALLERIA AXV
Ryzen 7 3700X & RTX 2060 SUPER
16625
GALLERIA XA7C-G60S
i7-10700 & GTX 1660 SUPER
14897

※当サイト調べ

FF14ベンチ(漆黒のヴィランズ)

FF14の漆黒のヴィランズベンチマークではFHDだけでなく、WQHDと4K解像度でもテストを行ってみました。いずれも「非常に快適」の評価です。

FHD
16434
WQHD
13169
4K
7025

VRMark Orange Room

VR環境での快適性を示すVRMark Orange Roomのテストです。Oculus Riftの最低要件はもちろん、VRMarkの推奨fpsを余裕でクリアしています。

VR用に設計されているような軽めのVRゲームでは十分な力を持っていると言えるでしょう。

GALLERIA ZA7R-R38
Ryzen 7 5800X & RTX 3080
368.51fps
GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
318.65fps
GALLERIA ZA9C-R39
i9-10850K & RTX 3090
318.38fps
GALLERIA XA7C-R37
i7-10700 & RTX 3070
288.18fps
GALLERIA XA7C-R38
i7-10700 & RTX 3080
283.12fps
GALLERIA XA7R-R36
Ryzen 7 3700X & RTX 3060
244.7fps
VRMark推奨fps
109fps
Oculus Rift最低必要fps
81fps

※当サイト調べ

VRMARK Blue Room

重量級のVR環境をテストするBlue Roomでは、推奨fpsには届きませんでした。重量級のVRゲームでは力不足になると思われます。

GALLERIA ZA9C-R39
i9-10850K & RTX 3090
131.09fps
GALLERIA XA7R-R36
Ryzen 7 3700X & RTX 3060
54.93fps
VRMark推奨fps
109fps
Oculus Rift最低必要fps
81fps

※当サイト調べ

PCMARK 10 EXTENDED

PC MARK 10 EXTENDEDでは、ウェブブラウズや写真編集、ビデオチャット、Excelなどのスプレッドシート、デジタルコンテンツ制作、そしてゲーミングまでの総合的な評価を算出してくれます。

総合的な得点としては、近年のゲーミングデスクトップPCとしてはエントリークラスであることがわかります。

GALLERIA ZA7R-R38
Ryzen 7 5800X & RTX 3080
10571
GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
10434
GALLERIA ZA9C-R39
i9-10850K & RTX 3090
10354
プレミアムゲーミングPC(2020)
10311
GALLERIA XA7C-R38
i7-10700 & RTX 3080
9887
ハイエンドゲーミングPC(2020)
9466
GALLERIA XA7C-R37
i7-10700 & RTX 3070
9337
ゲーミングPC(2020)
8753
GALLERIA XA7R-R36
Ryzen 7 3700X RTX 3060
8105
ゲーミングノートPC(2020)
5773
オフィス用ノートPC(2020)
3916

※当サイト調べ

総評

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CPU:Ryzen 7 3700X
GPU:RTX 3060
メモリ:16GB
ストレージ:512GB NVMe SSD

RTX 3060はFHD(1920x1080)でのゲーミングであればそれなりに行ける感じです。

  • 原神
  • FF14
  • VALORANT
  • LOL

このあたりの軽量なタイトルを遊ぶために十分な性能を持っています。

VRAMを12GB搭載していますが、VRAM 8GBのRTX 3070に4K性能が勝てるわけではありません。やはりFHD解像度までのマシンとして考えた方が良いでしょう。

FHDの60Hzモニタでゲームが出来れば十分!という方や、フレームレートを稼ぐときには画質を落とすことに抵抗がない方にはコスパの良いマシンだと思います。

 

ただ…プラス3万くらいでRTX 3070に出来てしまうことを考えると…あまり強くは推せないのが正直なところでしょうか。

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CPU:i7-10700
GPU:RTX 3070
メモリ:16GB
ストレージ:512GB NVMe SSD

予算がもう少しあれば、快適に遊べるゲームの幅が広がるRTX 3070搭載PCをおすすめします。RTX 3070の方が製品寿命が長いと思います。144Hzのゲーミングモニターやウルトラワイドディスプレイなども実用域になります。VRも行けますね。

 

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CPU:Ryzen 7 5800X
GPU:RTX 3080
メモリ:16GB
ストレージ:1TB NVMe SSD

更に高画質かつ高フレームレートを目指す場合、RTX 3080搭載マシンです。こちらになるとRTX 3060搭載機から10万くらいあがってしまうため、予算がちょっと…と思う方も増えてくるかもしれないですね。ただし、個人的に正直イチオシマシンではあります。
前世代のRTX 2080 Ti機を軽く過去のものにしてしまった性能を持っています。PS5より美しく、滑らかに動く凌駕する次世代グラフィックスPCが欲しい方におすすめです。

 


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