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Ryzen 7 5800X搭載の「GALLERIA ZA7R-R38」をレビュー。RTX 3080搭載でパワー抜群!

      2021/01/18

大人気の最新ハイエンドグラフィックボード「GeForce RTX 3080」を搭載したゲーミングPC「GALLERIA ZA7R-R38」をドスパラからお借りしたので実機レビューします。

Contents

GALLERIA ZA7R-R38実機レビューで伝えたいこと

GALLERIA ZA7R-R38のテストをしてわかったことを先に述べます。

・Ryzen 7 5800X搭載の簡易水冷PC

・価格が安め

・シングルスレッド性能が高く、特にDX11で高fpsを稼ぎやすい

・ 4K解像度を高画質に遊べるグラフィック性能

・ 画質や滑らかさでPS5を圧倒できるスペック

・重いRTX 3080を「リジッドカードサポート」でガッチリ支える安心感がある

・消費電力は470W程度

Intelマシンと比べてどうなのか?

Ryzen 7 5800Xは旧世代Ryzenから比べると、大きくシングルスレッド性能が高まりました。ゲームでも非常に高い性能を発揮します。

特に大きくRyzen 7 5800Xのメリットが出やすいのは、DX11を利用したFPSなどで低画質×高fpsを狙う場合です。

10900K搭載のGALLERIAでも及ばないような高fpsを叩き出すこともあります。SMT(Intelで言う所のHTT)をオフにすれば、より顕著になります。

ただ、DX12利用時などは、まだ10900K搭載機や10700搭載機の方が若干上回ることもありました。プレイするゲームとの相性は多少ありそうです。

240Hz、360Hzモニタなどを利用し、とにかく高いフレームレートでFPSやTPSをプレイしたい場合はイチオシです。

4KでRTX 3080を限界まで使うような重いゲームをプレイする場合、Intelの方がやや勝るかもしれません。

4Kの一般的な60Hzモニタはもちろん、軽量級FPSなどでは4K144Hzなどの高速なディスプレイを使う価値もあるPCとなっています。

PS5に勝てるゲーミングPC性能

グラフィックボードをPS5自体のスペックによるグラフィック演算力の理論値と比較すると以下のようになります。

FLOPS(浮動小数点数演算能力)の理論値

RTX 3080
29.8TFLOPS
RTX 2080 Ti
13.4TFLOPS
RTX 2080 SUPER
11.2TFLOPS
PS5
10.3TFLOPS
RTX 2070 SUPER
9.1TFLOPS
GTX 1660 SUPER
5TFLOPS
PS4 Pro
4.2TFLOPS
PS4
1.84TFLOPS

RTX 3080の演算能力はPS5のおよそ3倍を見込まれ、次世代の4K画質と滑らかさを味わうことが出来ます。

GALLERIA ZA7R-R38でのゲームの平均fpsまとめ

GALLERIA ZA7R-R38でゲームでどれくらいfpsが出るかを試してまとめました。

ゲーム14タイトルの平均fps

FHD
181.8fps
WQHD
153.6fps
4K
100.2fps

比較的動作が重いAAA級タイトルや、高いフレームレートが求められるFPS/TPSなどのゲームタイトルを中心に計測したものの平均値です。

計測タイトル

  • Red Dead Redemption 2 ベンチマーク(Vulkan)
  • Microsoft Flight Simulator 2020 東京上空(DX11)
  • Battlefield V シングルプレイ(DXR)
  • VALORANT 射撃場ソロテスト(DX11)
  • フォートナイト ソロバトルロイヤル(DX12)
  • Apex Legends トレーニングモード(DX11)
  • Final Fantasy XIV 漆黒のヴィランズベンチマーク(DX11)
  • モンスターハンターワールド:アイスボーン 「深雪のダイバー」ゲームプレイ(DX12)
  • Division 2 ベンチマーク(DX12)
  • 黒い砂漠 リマスターモードゲームプレイ(DX11)
  • デス・ストランディング ゲームプレイ(DX12)
  • Watch Dogs Legion ベンチマーク(DXR)
  • Assetto Corsa ベンチマーク(DX11)
  • Cyberpunk 2077 ゲームプレイ(DXR)

それぞれ1920x1080(FHD)、2560x1440(WQHD)、3820x2160(4K)の解像度で時間をかけてしっかりテストしました。

2560x1080のウルトラワイドをお使いの方はFHDとWQHDの間くらいになります。3820x1440のウルトラワイドをお使いならWQHDと4Kの間くらいだと見ればOKです。

ゲームタイトルごとの平均fps

基本的にベンチマークモードがあるゲームはベンチマークモードで取得し、それ以外のゲームでは実際のゲームプレイをMSI Afterburnerを用いて取得しました。

記事終盤のそれぞれのタイトル項目で詳しく解説しています。

GALLERIA ZA7R-R38のスペック、外観

CPU:Ryzen 7 5800X
GPU:RTX 3080
メモリ:16GB
ストレージ:1TB SSD

GALLERIA ZA7R-R38のスペック詳細です。注文時にカスタマイズが可能です。

パーツ等 標準構成 おすすめカスタマイズ
OS Windows 10 Home 64ビット
CPU AMD Ryzen 7 5800X
(3.8GHz-4.7GHz/8コア/16スレッド)
CPUグリス ノーマルグリス ナノダイヤモンドグリス OC7
グラフィック NVIDIA GeForce RTX 3080 10GB GDDR6X
(HDMI x1,DisplayPort x3)
電源 750W 静音電源
(80PLUS GOLD)
Seasonic FOCUS-GX-750
メモリ 16GB DDR4 SDRAM
(PC4-25600/8GBx2/2チャネル)
32GB DDR4 SDRAM
(PC4-25600/16GBx2/2チャネル)
SSD 1TB NVMe SSD
ハードディスク/SSD なし 1TB SSD
光学ドライブ なし 8TB HDD
サウンド マザーボード 標準 オンボードHDサウンド
ケース ガレリア専用 SKケース (ATX) スタンダード(ガンメタリック)
フロントケースファン 14cm 静音FAN
リアケースファン 14cm 静音FAN
トップケースファン後部 14cm 静音FAN (約900rpm)
LAN ギガビットLANポート x1 (マザーボードオンボード)
マザーボード ASRock X570 Phantom Gaming4
(AMD X570チップセットATXマザーボード)
PCI-Ex16 x1, PCI-Ex4 x1, PCI-Ex1 x2 
メモリスロット x4(最大 128GB)
SATA3 x8 / M.2 x2
入出力ポート 前面:USB 3.2 Gen1 Type-A x4
背面:USB3.1Gen2 x2(Type-A) USB3.1Gen1 x6
キーボード なし お好みで
マウス なし お好みで
保証 持ち込み1年保証 3年延長保証

※上記は執筆現在の構成となります。GALLERIA ZA7R-R38商品ページでご確認ください。

ケース外観

GALLERIA ZA7R-R38はGALLERIAシリーズ共通のミドルタワーケース「SKケース (ATX) スタンダード(ガンメタリック)」を採用しています。

GALLERIAシリーズのケースは2020年に刷新され、SKケースとなりました。

以降の外観写真は、都合上同ケースの別機種で撮影しているものもあります。

本体サイズ

メーカー公称値

  • 幅:22cm(220mm)
  • 奥行:44cm(440mm)
  • 高さ:48cm(480mm)
  • 本体重量:約14kg

前面

ケース前面はプラスチック製のフロントパネルで覆われています。標準ではDVDなどの光学ドライブがついていませんが、オプションで付けることが出来ます。

電源を入れるとフロントの逆U字のLEDが光ります。UEFIからオンオフなどが出来ます。

コンソール部分には電源スイッチやリセットボタン、USB3.2(Gen1)ポートx4とマイクやヘッドフォンのオーディオ入出力端子があります。

ストレージインジケーターはSATA SSD / HDDが搭載されている場合、アクセスがあると点滅します。M.2 NVMe SSDでは点滅しません。

ケーストップ部は完全にフラットになっていて、ちょっとした物が置けるスペースになっています。

「ゲーマーはPCの上に色々置く」という思想からこのデザインになったそうです。

サイド

フロントサイドから吸気され天面と背面から排熱する構造です。

左側面のサイドパネルはアクリルパネルとなり、中が見えるようになっています。

サイドの吸気部にはブルーのフィルターが中から貼ってあり、ホコリが入らないように配慮されています。

14cmのフロントケースファンを採用し、風量が確保されています。

右側面です。こちらからも吸気します。

天面カバーは外して掃除可能

背面の2つのネジを外せば、清掃などのためにトップカバーを外すことが出来ます。

内部にゴミが落ちないようにフィルターが挟まれています。取り外して清掃できます。

フィルタの裏面です。ケースにぴったりフィットするように、マグネットが四辺に取り付けられています。

底面

ケース底面には電源ユニットのホコリ侵入を防ぐ為、着脱可能なフィルターがついています。

床との接地面はインシュレーターがついており、振動を吸収するように工夫されています。

背面

背面はオーソドックスなレイアウトになっています。電源位置は底面です。

背面上部にはキーボードやマウスを接続できるPS/2ポート、各種USBポート、LANやオーディオ端子があります。

高速なUSB3.2 Gen2端子が2つついているので、高速な外付けSSDなども活かせます。

USB3.2 Gen1
5fps
USB3.2 Gen2
10fps

映像出力端子(グラフィックボード)

グラフィックボードからの映像出力は、HDMI x1, DisplayPort x3となっています。

ケース内部とパーツレビュー

貸出機内のケース内部を解説しながらカスタマイズ例を挙げていきます。

※パーツ構成は変わる可能性があります。

マザーボード

www.asrock.com

貸出機ではASRock X570 Phantom Gaming 4が搭載されていました。USB3.2 Gen2に対応しており、外付けSSDなどで転送速度のアドバンテージがあります。

CPU&CPUクーラー

CPUは8コア16スレッドのAMD Ryzen 7 5800Xが搭載されます。

CPUクーラーについては貸出機ではDEEPCOOL製の240mm簡易水冷クーラーが搭載されていました。

ラジエーター&ファンはフロント部に設置される形です。

 

トップとリアに排熱用の14cmケースファンが標準搭載されています。

CPU温度とクロック(室温26℃)

「ウォッチドッグスレギオン」で試したところ、最高温度は64℃でした。CPUベンチマークのCinebenchr15では74℃ほどでした。

おすすめカスタマイズ

CPUをヘビーに使う方は、16コア32スレッドのRyzen 9 5950Xを選ぶこともできます。

とはいえ、メインがゲーム用途であれば、そこまで要らないと思います。

おすすめ:ナノダイヤモンドグリス OC7

CPUグリスはCPUとクーラーを密着させて熱を逃がしやすくするための糊のようなものです。

標準ではノーマルグリスですが、上位品にカスタマイズすることでCPUクーラーへの熱伝導率をアップさせ、冷やしやすくします。

グラフィックボードと「リジッドカードサポート」

グラフィックボードは貸出機ではPalit製のGeForce RTX 3080が搭載されていました。2.7スロットを占有します。

RTX 3080は3連ファンとなっており大型で重量があります。マザーボードのPCIeスロットを傷めてしまうおそれがあります。

そこでリジッドカードサポートというケース備え付けの金属製グラフィックボードサポートを搭載しています。

RTX30シリーズはカードステーがないとPCIeスロットがたわむくらいグラボが重いです。

そのため、上下方向からねじ止めでしっかりとグラフィックボードを固定し、マザーボードへテンションがかからないように工夫されています。

宅配便で送られてくる時も、普段の運用時も安心です。

GPU温度(室温26℃)

ウォッチドッグスレギオン4Kレイトレプレイ時のデータから。最高温度は72℃で抑えています。

温度的なリミッターが作動することはありませんでした。

ファン回転数については50%まで上がりました。騒音性については後述します。

コアクロックは1900MHz以上で動作していました。

RTX 3080の標準仕様のブーストクロックは1710MHzですが、それよりも190MHzほど高い値で動作していました。

電源

電源については750Wの80 PLUS GOLD規格の電源が搭載されます。貸出機ではSilverStone製のSST-ST75F-GS V3.0が搭載されていました。

普段の構成からするとオプション相当です。

おすすめカスタマイズ

おすすめ:Seasonic FOCUS-GX-750

電源容量はHDDなどを追加するにしても、初期の750Wで問題ないと思います。CPUもGPUもかなり使うゲーム時で470W程度だからです。

電源を良いものにアップグレードすると、私の経験則では以下の効果が得られます。

  1. 静かになる
  2. 高負荷時などのトラブルが起きにくくなり、安心して使える
  3. 寿命が延びる

SeasonicのFOCUS-GX-750は、流体動圧軸受などのファンを導入しており、動作時の静音性が考慮されています。

フルプラグインタイプでケーブルの取り回しも良く、日本メーカー製の105℃アルミ電解コンデンサと固体コンデンサを利用しており耐久性が高いです。単品購入時は10年の保証という信頼性もウリの製品です。

また、S2FC(ファンレスモードを含まないファン制御)とS3FC(ファンレスモードを含むファン制御)のいずれかを選択できる切り換えスイッチを搭載し、ファンレス動作が可能で静音性が高いのが特徴です。

ドスパラの採用電源は以下のページでまとめています。

メモリ

メモリは標準で高速なPC4-25600(DDR4-3200)メモリを16GBを搭載しています。速度を活かせる8GBx2のデュアルチャネルです。

おすすめカスタマイズ

おすすめ:32GB DDR4 SDRAM

このグレードのPCを買うなら、メモリは32GBあった方が重量級ゲームプレイ時や動画配信・編集などを行う時も安心だと思います。

SSD

ストレージは標準で512GBのM.2 NVMe SSDが搭載されます。位置的にはグラフィックボードの真下でした。

速度はM.2 NVMe SSDとして十分な速度が出ています。データの読み込みは3.4GB/sとSATA SSDの6倍以上の速度を叩き出していました。

こちらが2.5インチSATA SSDでの速度例です。「SSD」とだけ書かれている場合はこのくらいの速度のSSDが搭載されます。

M.2スロットがもう一つ空いているので、ご自身でM.2 NVMe SSDを購入して増設も可能です。

2.5インチ/3.5インチベイ(SSD/HDD)

2.5インチSATA SSD、3.5インチSATA HDDはケースの右サイドパネル側に搭載されます。2.5インチSSDが2台、3.5インチHDDが2台まで搭載可能です。

HDD搭載時のイメージ

HDDを増設すると、3.5インチトレイに搭載されます。つまんで引き出すだけでサイドから出し入れがしやすくなっています。

2.5インチのSSDを増設する場合はこちらのトレイにセットされます。

SSDは私物です

このような感じにセットされると思われます。

おすすめカスタマイズ

おすすめ:8TB HDD

ハードディスク/SSDでは、4TBや8TBの大容量HDDを追加するのがオススメです。

SSDは容量がそこまで多くないため、物置としてはやはりHDDが欲しくなると思います。

そして、小容量のモデルだと意外と短期間で容量がなくなってしまいます。その時に交換するのが面倒です。

データの長期保存の点でもHDDが適していますので、HDDを増設するのはほぼマストとなるでしょう。

ゲームのスクリーンショットはもちろん、動画などを撮りためるとあっという間に1TBを超過します。大容量HDDを1つ追加してデータ保存用にすると長く使えます。

おすすめ:Samsung 1TB SSD

ハードディスク(追加1)は必須ではありませんが、コアゲーマーの方は1TB SSDを追加がオススメです。

色々なゲームを並行プレイする場合にやりくりがしやすくなるでしょう。

ローディングの速さが非常に重要なゲームはM.2 NVMe SSDに、それ以外のゲームは追加したSSDに入れます。

大量に撮ったスクリーンショット画像などのサムネイルを一瞬で出したい場合も、HDDではなくSSDで管理すると読み込みが速いです。

HDDにはしばらく見ないスクリーンショットや動画などを入れるようにしてSSDの容量を常に空けておきましょう。

光学ドライブ

標準では非搭載ですが、内蔵の光学ドライブを追加することもできます。

おすすめカスタマイズ

価格やラインナップは異なる場合があります

PCにはWindowsのDVD-ROM(DSP版)が付属し、Windowsの再インストールにDVD-ROMディスクを使用します。

ただし、購入後に回復ドライブをUSBメモリ上に作成することによって、ディスクレスでWindows再インストールも可能です。

そのため、トラブル時も含めて必ずしも光学ドライブは必要ではありません。

DVDやBlu-rayの映像作品などを見たい場合はそれらのドライブを選択すると良いでしょう。

付属するもの、しないもの

主な付属品

  • PC本体、電源ケーブル
  • 取扱説明書

標準では付属しないもの(オプション)

  • モニタ(ディスプレイ)
  • モニタとの接続ケーブル
  • マウス
  • キーボード
  • 光学ドライブ
  • LANケーブル

など

GALLERIA ZA7R-R38のベンチマーク

ベンチマークは、マシンに負荷をかけてどのくらいの能力があるかを測定するテストです。

専用のベンチマークソフトを使って行います。ある程度、マシンの動作レベルがわかります。

※各ベンチマークの値は、私がドスパラより実機をお借りした時点でのものです。OSやソフトアップデート、ドライバ、構成や個体差などで結果が異なる可能性があります。

Cinebench R15 (CPUベンチマーク)

Cinebench R15はCPUの純粋な性能を比較できる代表的なベンチマークソフトです。

最近のオープンワールドゲームなどはCPUによる複雑な演算を必要とするため、CPUが良くないと性能を引き出しきれないことがあるために性能をチェックします。

CPU(マルチスレッド)

複数のスレッドを並行的に処理する「マルチスレッド性能」のテストです。

マルチスレッドの能力が発揮されるのは以下のようなシチュエーションです。

  • マルチスレッドに対応したゲームのプレイ時
  • ゲームの実況配信
  • 映像編集ソフトでの編集時
  • 複数タスクを同時に行う時(ゲームを複数同時に実行など)

Ryzen 7 5800Xは、1つのコアで2つのスレッドを効率的に動かすことが出来ます。

Ryzen 9 3900X
12C/24T
3160
i9-10900K
10C/20T
2627
Ryzen 7 5800X
8C/16T
2615
Ryzen 7 3700X
8C/16T
2126
i9-10900K
10C/10T
2076
i9-9900K
8C/16T
2060
i9-9900KF
8C/16T
2024
i7-10700
8C/16T(TDP無制限)
1844
i7-9700K
8C/8T
1540
i7-10700
8C/16T(TDP65W)
1545
Ryzen 5 3600
6C/12T
1489
i7-9700F
8C/8T
1431
i7-9700K
8C/8T
1409
i7-8700K
6C/12T
1378
i7-9750H
6C/12T
1305
i7-10700
8C/8T
1299
Ryzen 5 3500
6C/6T
1036
i7-8750H
6C/12T
940
i7-6700K
4C/8T
901

※当サイト調べ

Ryzen 7 5800Xは、10コアCPUのi9-10900Kに並ぶ性能を持っています。

CPU(シングルスレッド)

シングルスレッドテストは、1つのコアの1スレッドだけを使う場合のシンプルな性能指標です。

ゲームでは複数のスレッドに上手く処理を配分できない部分もあるため、シングルスレッドは非常に重要な性能となります。

Ryzen 7 5800X
8C/16T
266
i9-10900K
10C/20T
228
i9-9900KF
8C/16T
217
i9-9900K
8C/16T
213
i7-9700K
8C/8T
212
i7-9700K
8C/8T
210
i7-10700
8C/16T
209
Ryzen 9 3900X
12C/24T
208
Ryzen 7 3700X
6C/12T
204
i7-9700F
8C/8T
202
i7-8700K
6C/12T
201
Ryzen5 3600
6C/12T
197
i7-6700K
4C/8T
188
i7-9750H
6C/12T
187
Ryzen 5 3500
6C/6C
186
i7-8750H
6C/12T
177

※当サイト調べ

Ryzen 7 5800Xは、i9-10900Kを約16%上回るシングルスレッド性能を持っていました。

3DMARK TimeSpy(DirectX12テスト)

定番のベンチマークソフト、3DMARKのテストです。

ゲーム画面のようなリアルタイムレンダリングのカットシーンを表示するテストです。

DirectX12で動作させるTime SpyではCPUでのスコアも算出するため、CPUの能力でも点差が大きく開きます。

DX12テストでは、i9-10900K搭載機に一歩及びませんでした。

GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
16070
GALLERIA ZA7R-R38
Ryzen 7 5800X & RTX 3080
15258
GALLERIA XA7C-R38
i7-10700 & RTX 3080
14841
GALLERIA ZZ 10900K
i9-10900K & RTX 2080 Ti
13797
GALLERIA ZA9C-R80T
i9-10900K & RTX 2080 Ti
13060
GALLERIA ZZ
i9-9900KF & RTX 2080 Ti
12899
GALLERIA ZZ
i9-9900KF & RTX 2080 Ti
12899
GALLERIA ZG
i9-9900KF & RTX 2080 SUPER
11284
GALLERIA ZG
i7-9700K & RTX 2080搭載時
9986
GALLERIA XA7C-R70S
i7-10700 & RTX 2070 SUPER
9855
GALLERIA XF
i7-9700K & RTX 2070 SUPER
9568
GALLERIA XF
i7-9700F & RTX 2070 SUPER
9529
GALLERIA AXV
Ryzen 7 3700X & RTX 2060 SUPER
8746
GALLERIA XV
i7-8700 & RTX 2060 SUPER搭載時
7330
GALLERIA GCR2070RGF-E
i7-9750H & RTX 2070 MAX-Q
6424
GALLERIA XA7C-G60S
i7-10700 & GTX 1660 SUPER
6364
GALLERIA RT5
Ryzen 5 3500 & GTX 1660 SUPER
5871

※当サイト調べ

3DMARK Fire Strike(DX11テスト)

DirectX11テストのFire Strikeです。

こちらはi9-10900Kを抑えて圧倒的な性能となりました。

GALLERIA ZA7R-R38
Ryzen 7 5800X & RTX 3080
33583
GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
29579
GALLERIA XA7C-R38
i7-10700 & RTX 3080
27076
GALLERIA ZZ 10900K
i9-10900K & RTX 2080 Ti
26774
GALLERIA ZZ
i9-9900KF & RTX 2080 Ti
26696
GALLERIA AXZ
Ryzen 9 3900X & RTX 2080 Ti
26578
GALLERIA ZA9C-R80T
i9-10900K & RTX 2080 Ti
26262
GALLERIA ZG
i9-9900KF & RTX 2080 SUPER
24464
GALLERIA ZG
i9-9700K & RTX 2080
22387
GALLERIA XF
i7-9700K & RTX 2070 SUPER
21565
GALLERIA XA7C-R70S
i7-10700 & RTX 2070 SUPER
21148
GALLERIA XF
i7-9700F & RTX 2070 SUPER
20934
GALLERIA AXV
Ryzen 7 3700X & RTX 2060 SUPER
19906
GALLERIA XV
i7-8700 & RTX 2060 SUPER
18832
GALLERIA GCR2070RGF-E
i7-9750H & RTX 2070 MAX-Q
15252
GALLERIA XA7C-G60S
i7-10700 & GTX 1660 SUPER
14727
GALLERIA RT5
Ryzen 5 3500 & GTX 1660 SUPER
13590

※当サイト調べ

FF14ベンチ(紅蓮のリベレーター)

FF14のエンジン(DX11)を使ったベンチマークソフトです。25809点で「非常に快適」のスコアを出しました。

GALLERIA ZA7R-R38
Ryzen 7 5800X & RTX 3080
25809
GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
23242
GALLERIA ZA9C-R80T
i9-10900K & RTX 2080 Ti
22556
GALLERIA XA7C-R38
i7-10700 & RTX 3080
21693
GALLERIA XA7C-R70S
i7-10700 & RTX 2070 SUPER
18738
GALLERIA XA7C-G60S
i7-10700 & GTX 1660 SUPER
14897

※当サイト調べ

FF14ベンチ(漆黒のヴィランズ)

FF14の漆黒のヴィランズベンチマークではFHDだけでなく、WQHDと4K解像度でもテストを行ってみました。いずれも「非常に快適」の評価です。

FHD
25134
WQHD
22135
4K
14395

VRMark Orange Room

VR環境での快適性を示すVRMark Orange Roomのテストです。Oculus Riftの最低要件はもちろん、VRMarkの推奨fpsを余裕でクリアしています。

GALLERIA ZA7R-R38
Ryzen 7 5800X & RTX 3080
368.51fps
GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
318.65fps
GALLERIA XA7C-R38
i7-10700 & RTX 3080
283.12fps
VRMark推奨fps
109fps
Oculus Rift最低必要fps
81fps

PCMARK 10 EXTENDED

PC MARK 10 EXTENDEDでは、ウェブブラウズや写真編集、ビデオチャット、Excelなどのスプレッドシート、デジタルコンテンツ制作、そしてゲーミングまでの総合的な評価を算出してくれます。

総合的な得点としても2020年のゲーミングPCとしてトップクラスの能力を持っていることがわかります。

GALLERIA ZA7R-R38
Ryzen 7 5800X & RTX 3080
10571
GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
10434
ハイエンドゲーミングPC(2020)
10311
GALLERIA XA7C-R38
i7-10700 & RTX 3080
9887
ゲーミングPC(2020)
9466
ゲーミングノートPC(2020)
5773
オフィス用ノートPC(2020)
3916

 

【RDR2】Red Dead Redemption 2

ここからはゲームのテスト結果です。

Read Dead Redemption 2(RDR2)はRDR2では精密プリセットレベルを「画質重視」の最高側にスライダー設定し、ベンチマークモードの値を取得しています。APIはVULKANです。

FHD
113fps
WQHD
96fps
4K
67fps

 

FHDで平均113fpsとなり、4Kでも平均60fpsを越えてきました。

いずれの解像度でもRTX 3080のGPU使用率は95%以上と、ほぼ限界に達します。

【MSFS2020】Microsoft Flight Simulator

Microsoft Flight Simulatorでは、シーナリーの美しさを楽しめるウルトラ設定でテストしています。

東京上空

生成オブジェクトが多くて重い東京上空5000ftでテスト。羽田空港を離陸し、東京スカイツリーまで移動した際の平均fpsを測定します。

FHD
38fps
WQHD
39fps
4K
38fps

MSFSは昔から非常に重いタイトルで、30fps出れば合格と言われます。東京上空では38fps程度です。

i7-10700だと30fps程度だったので、この点ではシングルスレッド性能が効いていることが伺えます。

FHDから4Kまでのどの解像度でもフレームレートが変わらないのは、グラフィックボードではなくCPU的なボトルネックが発生しているからです。

都市部は建物などの自動生成されるオブジェクトなどが重さの主因となります。

富士山周辺

FHD
54fps
WQHD
52fps
4K
43fps

 

富士山周辺など建築物が少ない場所に行けば、FHDやWQHDで50fps近くを得ることが出来ます。

60fpsを望まなければ4K解像度を十分に楽しむことが出来ると言えるでしょう。

【BF5】Battlefield V

DXR対応タイトルであるBF5は、RTXシリーズで鏡面反射などの真価を発揮するDXR設定と、DXRを使わないDX12設定をテストしました。200fpsがゲームの上限となっています。

シングルプレイ(大戦の書「ティライユール」>「平等」序盤)のfps(1920×1080)を測定します。樹木やフォグが多くて重いマップです。

DX12最高設定+DXR(レイトレーシングあり)

FHD
125fps
WQHD
94fps
4K
57fps

最高品質設定DXRをオンにして最高品質でのプレイでは、解像度アップに伴って順当にフレームレートが下がっていきます。

4Kの最高品質DXRでも57fps出るのは流石です。ソロプレイなら画質重視で遊ぶ際のチョイスとしてアリ。

DX12最高設定

FHD
190fps
WQHD
168fps
4K
101fps

DXRをオフにしたDX12設定では、4Kでも100fpsを越えて来ます。4K144Hzのモニタが活かせるレベルです。

VALORANT

RIOT GamesのFPS「VALORANT」では、トレーニング用の射撃場を使って最高設定でのテストを行いました。

フレームレートが比較的落ちやすい「オーディン」を使ってスキルテストからスパイク解除シナリオまでを通してプレイしました。

FHD
610fps
WQHD
620fps
4K
479fps

今回のテストではFHDからWQHDまでで、i9-10900Kを軽く超えてくるフレームレートを出しました。

4KではRTX 3080がボトルネックとなってフレームレートが落ちました。

ソロでのテストなので、実プレイではfpsはこれより落ちると思いますが、驚異的なスコアだと思います。

【Fortnite】フォートナイト

フォートナイトではバトルロイヤルのソロモードをプレイし、リプレイを利用して同一シーンを検証しました。

DX12最高設定

FHD
225fps
WQHD
157fps
4K
81fps

DX12の最高設定では、FHDでは平均225fpsとなりました。

WQHDまでは平均144Hz以上になっているので、ゲーミングモニタを利用するメリットがあります。

4Kは流石にRTX 3080でも81fpsと重さが効いてきます。

DX12最高設定+DXR(レイトレーシング)最高設定

FHD
42fps
WQHD
26fps
4K
12fps

レイトレーシングの最高設定にするとFHDでも平均42fpsです。とにかく重いです。

フォートナイトでレイトレする人がどれくらいいるのかわかりませんが、とりあえずやってみました。

DX12 描画距離最高、解像度100%、それ以外は最低設定

FHD
383fps
WQHD
384fps
4K
257fps

描画設定を落とした実践的な設定の場合、4Kでも250fps以上が期待できます。勝負なら設定下げ一択ですね。

Apex Legends

Apex Legendsは144fps上限を解除してのテストです。

コマンドラインに「-novid -high -fullscreen +m_rawinput 1 -useforcedmparms -noforcemaccel -noforcemspd +FPS_MAX Unlimited」をつけました。

画質を最高設定にして変化の少ないトレーニングモードを進めた場合の平均fpsを測定します。ソロテストなので負荷は低めです。実プレイ時にはもっとfpsが落ちるでしょう。

FHD
297fps
WQHD
251fps
4K
154fps

【FF14】Final Fantasy XIV

FHD
212fps
WQHD
173fps
4K
103fps

FF14では漆黒のヴィランズベンチマークの平均フレームレートを取得しました。

4Kでも100fps以上を維持し、MMOとしては全く問題のない性能を発揮しました。

4KでGShadeなどを利用して画質盛りのスクショなどを撮りたい人には、本当にオススメのマシンです。

【MHW:IB】モンスターハンターワールド:アイスボーン

FHD
122fps
WQHD
96fps
4K
54fps

MHW:IBのテストでは重いマップである「渡りの凍て地」で動作を見ると良いです。今回は「深雪のダイバー」でチェックしました。DX12で雪品質も最高設定でプレイしました。HDRはなしです。ハイレゾテクスチャパックを使用しています。

ダイナミックレンジもよほど良いHDRディスプレイでなければ効果が感じられないので32bitとしています。

手動でのテストなので揺らぎはありますが、Intelの方がもうちょっと出たなあという感じです。

【Division 2】ディビジョン 2 ウォーロードオブニューヨーク

FHD
168fps
WQHD
126fps
4K
71fps

オープンワールドシューターDivision2では、ベンチマークモードでテストを行いました。

DX12で取得しています。画質設定はウルトラです。

解像度が上がるとフレームレートが落ちますが、4Kでも平均71fpsと、60fpsラインは越えました。

Division2はTPSとして肩越しのエイムが有利であり、スコープを覗かないことが多いです。4Kだと遠距離の敵が見やすく、FHDより弱点が判別しやすくいです。

黒い砂漠

黒い砂漠はMMORPGとして高画質かつ、アクションも激しいゲームです。

スキルを一発撃つだけで瞬間的に50fpsなど落ちることなどもあり、厳密なフレームレート測定は難しいタイトルです。

そこで、当サイトのテストでは、クザカが湧くセレンディア神殿内を一周しての平均fpsとしています。

戦闘については周回上で攻撃を行うポイントと使用スキルを決め、なるべく各テストで差がないようにしています。

屋外の実戦的なフレームレートよりは高めに出ますがご了承ください。

全画面モードかつSMTオフの8コア8スレッド設定でテストしています。

HIGH / ウルトラ

FHD
104fps
WQHD
70fps
4K
22fps

最高画質のウルトラでは、FHDでついに平均3桁fpsを達成しました。

4KはSS撮影用ならなんとか使えるかなと思います。動きのあるシーンでは4K/8K撮影モードが非アクティブになるので、SS勢は画質の差がつけられます。

HIGH / リマスター

FHD
213fps
WQHD
147fps
4K
78fps

リマスターでは4Kでも平均78fpsと、60fpsを超えるシーンが多くなって実用性が上がりました。4Kリマスターはこの動画くらいの画質で遊べます。

HIGH / VERY HIGH

FHD
260fps
WQHD
230fps
4K
144fps

VERY HIGHでは4Kでも平均144fpsと、4K144Hzモニタを使う意味が出てきます。

HIGH / VERY LOW

FHD
311fps
WQHD
303fps
4K
254fps

FHDやWQHDはi9-10900Kでは240fps台で頭打ちだったのですが、5800Xでは300fpsを越えました。4Kも250fpsと、シングルスレッドの強さが出ています。

デス・ストランディング

小島秀夫監督作品「デス・ストランディング」は、CPUの全スレッドをほぼ使い切るほどの最適化がされており、グラフィックレベルも高い重量級のオープンワールド作品です。

「レイク・ノットシティ[K4]」から「K4南配送センター」までの国道をバイクで走る形でテストしました。

テストはもちろん最高設定で、DLSSなどは使っていない「TRUE 4K」なテストです。

FHD
94fps
WQHD
96fps
4K
87fps

4Kまで10fps弱しか差がつきません。主にCPUによるボトルネックが原因だと思われます。

Watch Dogs Legion

2020/10末にリリースされたWatch Dogsシリーズ最新タイトルです。

ベンチマークモードでレイトレーシング(DXR)の有無無しで取ってみました。DX12です。

グラフィック品質は「最大」。HD Texture Packも利用しています。

実ゲームでは、最高画質4Kならレイトレ有無を問わずにDLSSを入れないとVRAM10GBを突破します。FHDでも9GB突破します。

なので、RTX 3090でもない限りはHD Texture Packは使わない方が良さそうです。

また、オープンワールド作品でCPU負荷が非常に高いのも特徴です。

Ryzen 7 5800Xではもうちょっと伸びても良さそうでしたが、以前計測したi7-10700とfpsは同程度でした。

レイトレ最大、最高設定、DLSS高性能

FHD
72fps
WQHD
72fps
4K
59fps

まずは一番おすすめの、レイトレ最大の最高設定で、DLSSを「高性能」の設定にした場合です。

4Kでなんとか59fpsとなります。大体60fps前後でインゲームで遊ぶことができるでしょう。

レイトレ最大、最高設定、DLSSなし

FHD
66fps
WQHD
50fps
4K
27fps

DLSSをオフにすると、ガクっとフレームレートは落ちます。4Kは無理です。

レイトレなし、最高設定、DLSSなし

FHD
90fps
WQHD
78fps
4K
52fps

レイトレなしでもこのくらいの重さとなります。

Assetto Corsa

MODなどを入れられるレーシングシミュレータ「Assetto Corsa」のベンチマークモードの結果です。インストール直後での最高設定です。

FHD
262fps
WQHD
206fps
4K
107fps

シミュレータタイトルとしてCPU負荷も高いのですが、Ryzen 7 5800Xとの相性は抜群に良いです。

4Kでも107fpsと快適です。VRヘッドセット利用時などでも安定したゲームプレイが可能なスペックだと思います。

サイバーパンク2077

サイバーパンク2077では、レイトレーシング:ウルトラ設定と、ウルトラ設定(レイトレオフ)で、DLSSパフォーマンスを設定してテストします。

比較的重かったワトソンのカブキ地域、銃砲店付近で18:00~19:00の間のフレームレートを計測しました。

レイトレーシング:ウルトラ

FHD
57fps
WQHD
56fps
4K
48fps

ウルトラ

FHD
89fps
WQHD
88fps
4K
80fps

動作音と電力

動作音

デジタル集音計でサイド50cmくらいの距離から動作音をチェックしました。室温26℃です。一般家屋で空調の音などが入っており、値はそこまで正確ではありません。

停止時(基準)
37.6dbA
アイドル時
38.9dbA
ゲーム中
44.1dbA

CPUファン、グラフィックボードファン(GPUファン)、電源ファンの3つが、PCの主な騒音源となります。

ゲーム中の値はサイバーパンク2077プレイ時に取得しました。

高負荷時に最も目立つのは、簡易水冷CPUクーラーのファンの音だと思います。ベンチマークではうるさいですが、ゲーム中はそこまで回りません。

ヘッドフォンでゲームする人や割と音量が出せるスピーカー環境の人なら気にならないレベルだと思います。

また、今回は電源にSilverStone製がついており、割と静かでしたが、これまでのIntel機のレビュー時ではAcbel製が積まれ、主要な騒音源になっていました。

静音性を求める場合、電源はSilverStone製以上にカスタムしてのオーダーをおすすめします。

消費電力

アイドル時
50W
Cyberpunk2077
473W
砂漠最小化放置
89W

ワットモニターで電力を簡単にチェックしました。

CPU&GPUを両方酷使するサイバーパンク2077をプレイ時、消費電力はPC全体で473Wを記録しました。

10900Kだと重いゲームで550W行っていたので、Ryzen 7 5800Xは省電力だと言えます。

GALLERIA ZA7R-R38まとめ

良いところ

  • 真の4K対応マシン
  • 最新のレイトレタイトルを高画質に楽しめる
  • CPUのRyzen 7 5800Xはコスパがかなり良い
  • PCIe 4.0対応マザーボード
  • 重量級グラフィックボードをしっかり支えるドスパラオリジナルの「リジッドカードサポート」
  • LEDが光る新しい設計のケース
  • 裏配線でエアフローが良い
  • 電源部が斜めでどこからでも押しやすく、USBポートも挿しやすい
  • SATA SSDよりおよそ6倍も高速なM.2 NVMe SSDを搭載
  • USB3.0の2倍高速なUSB 3.2 Gen2搭載
  • 軽作業やアイドル時は省エネで静か

惜しいところ

  • i9-10900Kを完全には越えるとは言えない

総評

安心して使えて性能が高く、しかも安い。

もうこれに尽きますね。

 

ケース的には、RTX 3080の重さをしっかり支える「リジッドカードサポート」が特徴です。

安心感的にこれは文句のつけようがありません。普通に欲しい。

この点だけでGALLERIAに決める人もいると思うくらいです。

 

Ryzen 7 5800Xも「評判ほどでもないだろう」と、ちょっと先入観があったのですが、実際にゲームをプレイしてみればi9-10900Kと遜色ないどころか、上回るタイトルもありました。

i9-10900K&RTX 3080を搭載したGALLERIA UA9C-R38は550Wほどの消費電力を計測しましたが、当機は470W前後で済んでいる点も魅力の一つです。

GALLERIA RTX 3080搭載PC。どれを選ぶか?

GALLERIAのRTX 3080シリーズの中で、個人的なおススメモデルをピックアップします。

カスタマイズはいずれの機種でも電源をSeasonic製にするのが信頼性や静音性向上の意味でおすすめです。その他はお好みで。

No1:GALLERIA UA9C-R38【CPU/メモリ/ストレージが最高】

ドスパラ
CPU:i9-10900K
GPU:RTX 3080
メモリ:32GB
ストレージ:1TB SSD, 2TB HDD

i9-10900Kを搭載したRTX 3080のハイエンド機です。ゲームだけではなく動画編集なども見据えている人にも向いています。

FHDでとにかく高いフレームレートを望む場合もi9-10900K & RTX 3080は理想形です。

ヘビーユースに必要なメモリ量、SSDのストレージ量が確保されています。

最近はカスタムでCPUクーラーが変更でき、簡易水冷クーラーにカスタムできるようになったようです。

No2:GALLERIA ZA9C-R38【価格と性能のバランスが高い】

ドスパラ
CPU:i9-10850K
GPU:RTX 3080
メモリ:16GB
ストレージ:1TB SSD

CPUクロックが少し下がり、メモリ量を減らし、HDD非搭載としたモデルです。ケースも一般のガンメタケースです。価格と性能のバランスでは3080搭載機で最も優れていると思います。

CPUクロックの差は本当にわずかなので、コスパを重視したハイスぺモデルとしておすすめです。

No3:GALLERIA XA7C-R38【最も安い】

ドスパラ
CPU:i7-10700
GPU:RTX 3080
メモリ:16GB
ストレージ:512G SSD

CPUがi7-10700となり、M.2 NVMe SSDも512GBへサイズダウンしたモデルです。CPUは若干弱くなる分、かなり価格と消費電力が下がっているのがメリットです。

初期投資を抑えたい人やエントリーユーザーにおすすめです。

No4:GALLERIA ZA7R-R38【Intelを超えるコスパ,DX11が特に強い】

CPU:Ryzen 7 5800X
GPU:RTX 3080
メモリ:16GB
ストレージ:1TB SSD

今回のレビュー機種です。上位のRyzen 9 5900Xが品薄過ぎて、代替として私の元にやってきたレビュー機でした。

8コア16スレッドのCPUでどこまで行けるか?と思っていましたが、結果としてはi9-10900K搭載機に負けないマルチスレッド性能と、飛びぬけたシングルスレッド性能を記録しています。

しかもi9-10900Kに比べて、ゲーム中は90W近く省エネでした。

特にDX11のFPS/TPSなどでハイリフレッシュレートを稼ぎまくりたい人や、MSFS2020をプレイする人、電気代を節約しつつハイエンドでレイトレしたい人にはイチオシかなと思います。

PCIe 4.0にも対応したマザーボードで将来性もあります。全体的に高バランスに仕上がっており、Intel派の人も乗り換えて楽しめるモデルだと思います。

 


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