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PC版デレステで楽しむ星街すいせいとTAKU INOUEの世界

   

ホロライブ所属VTuberの「星街すいせい」が、アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ(以下デレステ)に新曲「ジュビリー」や2曲の楽曲とともに登場。

最近のデレステはDMM版としてPCでもプレイできるようになっているので、久々にやってみた。

TAKU INOUEを感じるためにデレステをやっているんだ

デレステには社内外問わず色々な作家が楽曲提供しているのだが、個人的にはTAKU INOUEの音楽が大好きだ。

今回のコラボで久々にプレイしたのも、TAKU INOUEが手掛けるタイアップ楽曲「ジュビリー」が気になったから、というのが半分くらいはある。

TAKU INOUEは、バンダイナムコゲームス所属時代からデレステの楽曲もいくつも手掛けており、デレステプレイヤーからは結構認知されている人物だと思う。

彼がTOY'S FACTORY所属後、メジャーデビュー楽曲「3時12分」を手掛けた時、シンガーとして起用されたのが星街すいせいだった。

余談だが、筆者はこの前から星街すいせいをほんのり認知していたが、それは黒い砂漠の「バーチャルクリエイター応援キャンペーン」に参加していたからで、一介のVTuberとしてしか認識していなかった。

それが、歌声を聞いてみたらめちゃめちゃいい声だったのでびっくりしたのを覚えている。

 

とはいえ、TAKU INOUEと星街すいせいが知名度を上げたのはもう少し後の話で、YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」への出演がきっかけだろう。

THE FIRST TAKEにVTuberが登場するのは彼女が初めてだった。何も知らずに見た人は彼女のあまりにもカジュアルなビジュアルに対し、本格的な歌唱力を持つことにびっくりしたのではないだろうか。楽曲Stellar Stellarのアレンジが特にシンプルなものだったこともあってエモーショナルな側面が強調され、海外でもリアクション動画などがたくさん公開された。

そんな、「TAKU INOUE × 星街すいせい」の新曲がデレステで無料で遊べちゃう。そりゃあ久々に遊んでみるでしょうが。

しかも、デレステでもトップクラスアイドルとして位置づけられる「高垣楓(CV:早見沙織)」とのデュエット曲になっていて、早見沙織も非常に歌が上手い。こりゃあバンダイナムコとしてもかなり「ガチ」な取り組みであることは聴く前から明らかというやつである。アイドル系ゲームのキャピキャピした楽曲と一線を画すサウンドをぜひ楽しんでほしい。

 

SSRを引けなくても「すいちゃん」に踊ってもらえる

コラボイベントの流れをざっくり紹介すると、次の形になる。

  1. ライブ(リズムゲーム)をこなして「ホシヨミキサー」やイベントptを得る
  2. ホシヨミキサーを消費し、新曲「ジュビリー」をプレイし、イベントptをより多く稼ぐ
  3. イベントptでSRの「星街すいせい」が確定でもらえる
  4. イベントptポイントや、アイドル育成などでガシャチケットがもらえる
  5. ガシャチケットや無償・有償ジュエルでガシャでSSR「星街すいせい」を狙う

こんな感じ。5のガシャで引かなくとも、3でもらえるSRや無料ガシャのRランクの「星街すいせい」でも、任意の曲のMVなどで演技させることができる。この点はデレステの良心的な仕様だ。ガシャをガッツリやるつもりがない人でも触れてみる価値はある。

星街すいせい楽曲以外でも起用できる

星街すいせいのイベントコミュは「バンナム vs Cover」でもある

ところで、デレステの世界もVTuberの世界も知っている人は、このコラボが上手くいくのか心配になった人もいるかもしれない。

私も正直、それはあった。

高垣楓をはじめ、デレステのアイドルたちは歌や踊りの「ライブ」からCM、テレビ出演まで行うリアルアイドルとして描かれるキャラクターだ。どちらかというとオールドメディアスタイルである。

対して、星街すいせいは、アーティスト活動をしながらも、YouTubeでゲームや雑談配信をするなど、ベース活動はネットにある。

このように、両者(および両社)は、同じ「アイドル」「アイドル事務所」として活動しながらも、仕事のスタイル、ステージが異なる。

つまり、「古典的アイドルたち(=バンナム)」が、来訪した「今時のネットアイドル(=Cover、ホロライブ)」に対し、どう接し、あるいはもてなすのか。

また、星街すいせいはどの程度あのキャラで行くのかなどはチェックポイントだった。

(星街すいせいさんはデレステプレイヤーなので…)

個人的な感想を述べると、会話パートであるコミュに関して、星街すいせいは特に意図して「普段の星街すいせい」をやろうとしたことを感じる。そもそもこのコラボは「星街すいせい」を見に来るファンが多いと思うので、そこでデレステ世界の色に合わせて別物のような演技をしていたら、「よそ行き」過ぎて変な感じになってしまったと思う。なので、「程よく普段のキャラとのバランスをとった」という印象を受けた。

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一方のデレステのアイドルたちは、彼女を自分たちとは異なる存在として受け止めた姿を見せつつ、その実力を認め、「負けないぞ」というメッセージも静かに発していた。バンダイナムコとしてはある意味でCoverは「競合他社」ではある。メーカーとしてのライバル心も含まれているのだろうなと個人的には解釈したが、皆さんはどう受け取っただろうか。

PC版デレステは「アイドルを見ながら楽しめる」

今回は「PC版のデレステ」をやったので、PC版の特徴もレビューしておきたい。「スマホのほうがやりやすいだろうな」と思っていたのだが、良い意味で期待を裏切られた。

スマホ版だと画面をタップしたりフリックしてプレイするのだが、そうすると後ろで踊ってるアイドルの子たちは指に隠れて全然見えないのがネックだった。

その点、PC版はキーボードで操作すればいいので、ちょっと余裕くらいの難度にすれば、十分映像を見ながらリズムゲームを楽しめるわけだ。

また、PCでキーボード操作をするとスワイプなどの無段階操作はできないわけだが、その点を考慮してスワイプはしなくてよく、5つのキーでタップまたは長押しをするだけで良い調整がされている。これはAndroidエミュレータでプレイするよりも明らかに優れている点で、昔ながらの5鍵盤音ゲーのような感覚で楽しめる。

横にスライドするスワイプ系の操作は、始点と終点時だけ押せば良い

大画面プレイの楽しさ

あとはやっぱり、PCの大画面でやると迫力があって楽しい。

デレステはDMMのクライアントの制限で、1920x1080の画面までしか対応していないのだが、りんすきさんが作ったStarlightResizeというツールを使うことで、疑似フルスクリーン化が可能だ。

デレステのウィンドウをリサイズして疑似フルスクリーンにしたりするやつを作った【StarlightResize】 - rinsuki’s blog (hatenablog.jp)

DMM版デレステはウインドウを広げてやることでちゃんとレンダリング解像度が上がるので、例えば4Kなら3Dキャラクターはドット・バイ・ドットで4Kになるようだ。

すいちゃん

すいちゃんの目

拡大したすいちゃんの右目の右下。

 

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外部ツールなので利用は自己責任だが、DLLなどでゲーム本体へのフックをするような改造タイプではないので、その点ではウマ娘の「ウマド」などと同様にいくらかの安心感がある。

長時間やっても疲れにくい

デレステのイベントはコアプレイヤーは長時間プレイするのだが、PC版の場合は椅子に座って良い姿勢でプレイできるので、スマホやタブレットでプレイするよりも首や肩への負担も少ない。

普段ならイベントランは疲れちゃってオート構成で適当プレイするんだけど、PC版ではキーボードの感触も相まって、何度もプレイしたくなる楽しさがあった。

ハードウェアによる音声遅延対策でより快適に

PC版では、音楽制作や配信で使うようなオーディオインターフェースを使うことで、タイミング調整が自然とゼロにできて気持ちよかった。筆者はスマホはAndroidを好んで使っているのだが、デレステのタイミング調整はいくらやっても+6くらいで、なんとなくズレを感じていたので尚更かもしれない。

これには大きく分けて2つのポイントがあった。

1. ASIOなどに対応するオーディオインターフェースを使う

私はYamahaのAG03MK2を使っている。

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Yamaha Steinberg USB Driverの設定から処理遅延(レイテンシ)の設定ができるが、これをなるべく低い値にすることで、タイミング調整で普通にやっても「0」、バッファサイズをシビアにすると「-2」が出るくらいに遅延を抑えることができた。実況配信などをする際にも使えるデバイスなのでおすすめ。ボイスチャットなどの音質もかなり上がる。

また、普段ゲームではAG03MK2からアンプを通してスピーカーで聞いているのだが、それだと+2~3くらいが限界だった。AG03MK2から直接ヘッドフォンで聞くことで0に近いタイミングが取れるようになった。

2. 良いキーボードを使い、入力遅延を限りなく減らす

発音の遅れを解消したら、次は「キー入力によって遅れてしまうこと」を防ぐ。

これは愛用のREALFORCEが役に立った。同時押しに対応する「Nキーロールオーバー」はもちろん、キーストロークが浅くても入力される無接点キーボードなので抜群に相性がいい。少し圧を加えれば入力したことになるので、デレステでは入力ラグが減り、ミスも防ぎやすい印象がした。

上記記事のR2は型落ちで、最新は以下のR3モデルとなる。

 

これまではPC版のデレステは「MV鑑賞専用機」だったのだが、環境を整えてイベントに参加することで「メインプレイ環境」になったのは意外な成果だったし、PCゲーマーとしてそれぞれの接続機器にわずかな遅延があることが感じられる良いテストになった。

4月にはStellar Stellarなどもデレステに追加されるらしいので、もうしばらく遊んでみようと思う。

 

©Bandai Namco Entertainment Inc. ©2016 Cover Corp.

 


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