RTX 4060 Ti搭載 GALLERIA RM5C-R46Tレビュー。DLSS3対応ミドルスペックマシンの実力は?
2023/08/24
GeForce RTX 4060 Tiは、RTX 40シリーズの中ではミドルクラスとなるグラフィックボードだ。DLSS3の「フレーム生成」に対応し、「パストレーシング」など、RTX 30では実現できない次世代グラフィックスを楽しむことができる。
そんなRTX 4060 Tiを搭載するゲーミングPC「GALLERIA RM5C-R46T」をレビューする。ミニタワーで取り回しも良いPCだ。
RTX 4060 Tiでは前世代のRTX 3060 Tiと同じく8GBのVRAMを搭載する。これが最新ゲームに対して十分ではないという評価も散見するので、その点も詳しく見ていきたい。
GPU:RTX 4060 Ti 8GB
メモリ:16GB DDR4
ストレージ:1TB(Gen3) NVMe SSD
Contents
GALLERIA RM5C-R46Tのスぺック
パーツ等 | 標準構成 |
OS | Windows 11 Home 64ビット (ディスク付属) |
CPU | インテル Core i5-13400F (2.5GHz-4.6GHz/10コア/16スレッド/内蔵グラフィックス非搭載) |
CPUファン | (空冷式) 静音パックまんぞくコース |
CPUグリス | ノーマルグリス 熱伝導率: 0.8W/m・K程度 |
グラフィック | NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti 8GB (HDMI x1,DisplayPort x3) |
電源 | 650W 電源 (80PLUS BRONZE) |
メモリ | 16GB (8GBx2) (DDR4-3200) |
SSD | 1TB SSD (NVMe Gen3) |
ハードディスク/SSD | 追加ストレージ 無し |
光学ドライブ | 光学ドライブ無し (※カスタマイズで選択可能) |
サウンド | マザーボード 標準 オンボードHDサウンド |
ケース | ガレリア専用 SKMケース (MicroATX) スタンダード(ガンメタリック) |
LAN | 2.5Gb 対応LANポート×1(オンボード) |
マザーボード | インテル B760 チップセット マイクロATXマザーボード 拡張スロット:PCIe 4.0 x16 ×2 / PCIe 4.0 x1 ×1 メモリ:DDR4対応メモリスロット ×4(最大128GB) ストレージ:SATA 6GB ×4 / M.2 slot ×2 (PCIe 4.0 x4 ×2) |
入出力ポート | 前面:USB 3.2 Gen1 Type-A x4 背面:USB 2.0 ×4 、USB 3.2 Gen2 Type-A ×2 映像出力:HDMI ×2 、DisplayPort ×1 ※グラフィックボードを搭載しているモデルは、こちらの端子は使用しません。 |
キーボード | なし |
マウス | なし |
サイズ | 220(幅)×440(奥行き)×425(高さ) mm |
重量 | 約14Kg |
持込修理保証 | 保証期間1年 |
価格 | 179,980円(税込) |
本レビューではメーカーサンプルとしてお借りした機種でのレビューとなる。最新情報は製品ページでご確認いただきたい。
GALLERIA RM5C-R46Tの外観
GALLERIA Rシリーズは、micro-ATXマザーボードを搭載する、やや小型の「ミニタワー」のデスクトップPCだ。設置時には特に取り回しのしやすさを実感する。
メンテナンスしやすいフィルター
小型ケースだが、GALLERIAらしいメンテナンス性の良さは変わらない。
PC内にホコリが入りにくくするために、各所にフィルターが設置されている。
サイドパネルフィルター
ケースのサイドパネルの前方にフィルターが設置されている。
トップフィルター
PCの上には色々と物が置かれがちで、ホコリが積もりやすい部分だ。フラットな形状を維持しつつ、フィルターが設置されている。
ボトムフィルター
ケース底面の後方には、電源内へホコリを吸わないためのフィルターが設置されている。こちらは引き出し式で、ケース後方から引き抜くことができる。図のようにPCを倒さなくても、立てたままで着脱できる。
どこに置いても押しやすいコンソール部
コンソール部は斜めにレイアウトされており、デスクの上下の設置位置を問わずアクセスしやすい設計だ。
コンソール部分の端子構成は以下のとおり。
- USB 3.0 Type-A x4
- ステレオミニジャック(IN / OUT)
背面端子
背面の端子は搭載されるマザーボードおよびグラフィックボードに依存する。
マザーボード端子類
GALLERIA RM5C-R46Tではインテル インテル B760チップセット搭載のmicro-ATXマザーボードが搭載される。
貸出機ではASUS PRIME B760M-A D4が搭載されていた。
背面端子は以下のとおり。
- USB 2.0 ×4
- USB 3.2 Gen2 Type-A ×2
- HDMI ×2 (使用不可シール済)
- DisplayPort ×1 (使用不可シール済)
USB3.2 Gen2については、Gen1の2倍となる理論値10Gbpsが上限となる。
また、HDMIポート、DisplayPortには「使用不可シール」が貼られている。こちらはCPU内蔵のGPU機能を使ってモニタに出力する際に利用するのだが、搭載CPUのi5-13400Fでは内蔵映像出力がないため利用できない。
グラフィックボード端子類
グラフィックボードのポートの標準構成は以下のとおり。こちらとモニタを接続する。
- DisplayPort x3
- HDMI x1
内部構造・パーツチェック
GALLERIA RM5C-R46Tは、非常にスッキリした内部空間を持っている。
CPUクーラー
搭載されるi5-13400FはPL1=65Wと省エネの設定であるため、CPUクーラーもサイドフロータイプの120mm空冷クーラーとなっている。
グラフィックボード
グラフィックボードはGeForce RTX 4060 Ti 8GBが搭載される。貸出機ではPalit製の「GeForce RTX 4060 Ti StormX 8GB」が搭載されていた。
RTX 4060 TiはTGP 160Wのカードなので、PCIe 8pin1つの補助電源で動作する。厚みも2スロットで重量も軽いため、金属ステーでの補強はない。
M.2 NVMe SSD
貸出機に搭載されていたM.2 NVMe SSDはSolidigm製で、Gen3の1TBとなっている。速度的にはGen3としては悪くはないが、マザーボードとしてはPCIe4.0に対応しているため、カスタムでGen4のNVMe SSDにアップグレードすることもできる。
M.2 NVMe SSDのベンチマーク結果
2.5インチ SSD & 3.5インチ HDD
3.5インチマウントはマザーボード側、2.5インチマウントは背面側に設置される。標準では利用されないが、SSDやHDDなどのストレージを追加注文するとこれらの場所に設置される。
メモリ
メモリはDDR4-3200(PC4-25600)の16GB(8GBx2)が搭載される。
電源
電源は80PLUS BRONZEの650Wが搭載される。貸出機ではAcBel製の650W電源が搭載されていた。電源容量は消費電力に対して十分だ。
電源ケーブルは直出しで、SATA電源ケーブルなど、接続に使用していないものは干渉しないように前方にまとめられている。
ゲーミングPCとしての性能
搭載されるGeForce RTX 4060 Tiは、グラフィックの演算能力を示すFLOPSで言えば、PS5よりも2倍近く性能が上ということになる。
前世代のRTX 3070シリーズに近い性能を持っているが、DLSS3対応ゲームではRTX 3070では真似できないフレームレートを出す場合もある。
FLOPS
RTX 3080 |
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RTX 4070 |
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RTX 4060 Ti |
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RTX 3070 Ti |
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RTX 3070 |
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RTX 3060 Ti |
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RTX 3060 |
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PS5 |
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PS4 Pro |
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PS4 |
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ゲームで重要な「秒間フレームレート(fps)」とは
この後は実際にゲームがどのくらいなめらかに動くのか、ゲームごとの平均フレームレート(fps)をテストしていく。
1秒間に何コマ表示するかを「秒間フレームレート」と呼び、単位は「fps」で表す。fpsが高いほど動きがなめらかに見え、内部処理速度も上がり、操作から画面表示までのラグが少ない。
アクションゲームでは最低でも30fpsないと操作が難しく、60fpsあればまあまあで、FPSなどをプレイする場合は100fps以上あることが理想となる。
一般的なモニタは60fpsまでを表示できるが、ゲーミング用では144fps、240fpsなどまで表示できるものがあり、60fpsよりも更に滑らかだ。
ゲームの平均フレームレート(fps)
ゲームの平均フレームレートをチェックしていこう。
DLSS3(フレーム生成)対応タイトル
RTX 40シリーズで利用できる、「DLSS3のフレーム生成(Frame Generation = FG)」を活かせるタイトルからテストを始めよう。なんといってもこれがRTX40シリーズの最大のウリだからだ。
DLSS3対応タイトルで利用できるフレーム生成機能は「グラボ搭載のAIが中間コマを描くような機能」だ。CPUやGPUに負荷をかけずにフレームレートを上乗せできる、魔法のような効果を持つ。
3DMARK NVIDIA DLSS feature test (2560x1440)
DLSSなし |
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DLSS2 |
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DLSS3(フレーム生成) |
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DLSS3では、グラボのスペックがちょっと低くても高画質設定を動かせてしまう点がポイントだ。
DLSS3は2023年3月時点で、50タイトルが対応を表明しており、すでに実装されているタイトルも少なくない。
2023年6月にリリースされたDiablo IVは、レビュー時点で最新のDLSS3対応タイトルだ。俯瞰視点のハクスラだが、「高解像度テクスチャ」のオプションも用意されており、過去作品とは一線を画すビジュアルを楽しめる。
高解像度テクスチャを利用した場合、4K解像度だと若干カクつきを感じることがあった。WQHDやFHDだと問題なく高画質設定で利用できるだろう。
サイバーパンク2077では、レイトレーシング設定の「RT:ウルトラ」および、パストレーシングを使用する「RT:オーバードライブ」にて、フレーム生成をオンにしてのベンチマークを行った。
執筆現在、サイバーパンク2077の必要動作環境は刷新が予定されている。RT:ウルトラではRTX 3080、RT:オーバードライブにおいてはRTX 4080という非常に高い要求スペックとなる。
ただし、RTX 4060 TiはDLSS3のフレーム生成をオンにすることで、RT:ウルトラのFHDで100fpsを超える結果を出すことができていた。
更に、パストレーシング設定である「RT:オーバードライブ」も、FHDなら平均60fpsを超えたのは驚き。快適なゲームプレイにはやや物足りないが、PS5などは高画質ゲームを30fpsで許容していることを考えれば、許せる値かもしれない。
パストレーシングについては以下の記事を参考にしてもらいたい。RTX 40シリーズでのみ体験できると言って良い機能である。
最初は全世界で1500万本を売り上げた「ホグワーツ・レガシー」は、発売当初かなり重いタイトルだった。度重なるアップデートで最適化が進み、DLSS3をオンにした状態なら「レイトレーシング」をオンにしても快適に遊べるようになってきた。また、計測場所によってかなり重さが変わるので、当サイトでは特に重たいホグズミードでの移動テストを行っている。
DLSSとフレーム生成をオンにすればWQHD以下なら実用になるだろう。4Kは最高設定ではDLSSを入れてもクラッシュしてしまい、テストが完了できなかった。おそらくVRAMが不足していると思われる。
Forza Horizon 5もDLSS3に対応したタイトルだ。エクストリーム設定とDLSSパフォーマンス、フレーム生成をオンにしてのベンチマークテストでは、WQHDで92fps、FHDなら160fpsというフレームレートを記録した。4Kも動かないわけではなさそうだ。
Microsoft Flight Simulator(MSFS2020)では、重い東京上空でオートフライトでテストした。ウルトラ設定でも、DLSS3とフレーム生成を活かすことで、4K解像度まで問題なくフライトができた。
DLSS2対応タイトル
次にDLSS2タイトルを見てみよう。
Call of Duty : Modern Warfare IIでは、最高画質の「極限」設定にプラスして、DLSSパフォーマンスを設定してベンチマークテストを行った。FHDでは平均168fpsとなり、画質を楽しみながら撃ち合いができる滑らかさだ。
Read Dead Redemption 2で、DLSSパフォーマンス設定でのテスト。WQHDまでが安心なフレームレートだと思うが、4Kでも平均60fpsを出すことができていた。やはりDLSSの効果は非常に高い。
DLSSなしタイトル
以降はDLSSに対応しないタイトルで、グラボの基本性能が試される。
バイオハザード RE:4では、Chainsaw Demoにおいて、「レイトレーシング」に設定し、ゲームスタートから最初の建物を出るところまでの平均フレームレートを測定した。4Kは平均60fpsを割ったが、WQHDくらいまでなら快適にプレイできそうだ。RE4はDLSSは対応していないが、FSRが使えるので、そちらを使えば4Kでもより快適にプレイできるだろう。なお、最初は「限界突破」設定を試したが、VRAMが足りないのか、D3Dエラーを発生して起動しなかった。
GTA5は2023年でもSteamのアクティブプレイヤー上位に入る人気ゲームだ。DLSSやFSR等がないので4K最高設定はやや厳しいが、WQHDまでならなめらかなプレイが楽しめる。
ブループロトコルのベンチマークソフトを最高設定で実行した。こちらもDLSSやFSRといった超解像度技術が実装されていないため、高解像度では意外と重いタイトルとなる。WQHDまでが「極めて快適」の評価だ。4Kになると「やや快適」に下がってしまう。
Apex Legendsでは、グラフィックスはデフォルトの高設定で、射撃訓練場でにおける「テルミットグレネード」を10発投げる描画負荷テストを行った。
FHDで平均167fpsを記録しており、画質設定を下げないで快適なプレイが可能だ。
VALORANTは屋外射撃場を移動するテストを行った。最高設定でも十分軽く、240Hzモニタなどを十分に活かせる。
首都高MODなどが人気のAssetto Corsaは、バニラ状態での最高設定でのベンチマークテストだ。WQHD以下の解像度ならMODを入れてプレイ可能なスペックとなっている。
FF14は暁のフィナーレベンチマークを利用して、平均フレームレートを計測した。そこまで重いタイトルではないものの、MMOとして考えればWQHDまでが良いだろう。4Kでは平均67fpsとなり「とても快適」の評価を得た。
黒い砂漠では、ウルトラモードとリマスターモードを使い、エルビアサウニールで戦闘テストを行った。VRAM量は少なめだがグラフィックのポストプロセスによる重さがあるゲームで、GPUの素の力がはっきり出るゲームだ。
リマスターでは戦闘の実用性だとWQHDくらいまでが実用で、4Kは戦闘には厳しいものの動かなくはない。
ウルトラではFHDは平均75fpsで動作したが、WQHD以上は戦闘には厳しい。
ゲームテストの感想
NVIDIAはRTX 4060 Tiの製品紹介においては、FHD(1920x1080)でのパフォーマンスを示している。
それに従った形でFHDで利用するぶんには、全く問題ないパフォーマンスを持っていると言えるだろう。最新タイトルも、DLSS3によってゲーミングモニタで快適に遊べるフレームレートを出せる。
しかしながら、ゲームによっては高解像度テクスチャなどを使用する場合に、8GB以上のVRAMを求めることがある。
DLSS3によってGPUの基本性能以上のフレームレートが出せるだけに、VRAMが足かせとなって画質が上げられないのは惜しく感じる。
とはいえ、FHD環境を想定したGPUであることを考えると、そこまで高解像度テクスチャが必須というわけでもないだろう。体感できる効果が限定的だったり、そもそも大サイズのテクスチャが処理速度の足かせになることも考えられる。
「最高設定」を選べない場合があるモヤっと感はあるかもしれないが、高解像度、ハイレゾなどと書かれたテクスチャを設定しなければ、最新ゲームを快適に遊べるスペックではあるわけだ。
GPU:RTX 4060 Ti 8GB
メモリ:16GB DDR4
ストレージ:1TB(Gen3) NVMe SSD
【CPU】Intel Core i5-13400Fの特徴と性能
第13世代のIntel Coreプロセッサーは「高性能コアであるPコア」と「高効率コアであるEコア」を組み合わせたCPUとなっている。
Core i5-13400Fでは、6個のPコア(パフォーマンスコア)がHTTで12スレッドで動作し、4個のEコア(高効率コア)は4スレッドで動作する。
つまり、6コア12スレッド+4コア4スレッドからなる、変則的な10コア16スレッドCPUである。
ゲームや動画編集などのパワーが求められる場面では主にPコアが高いCPU性能を発揮し、そこまでパワーを必要としないオフィスワークやブラウジングなどではEコアが低電力で働いてくれるという仕組みだ。
【CPUシングルスレッド】Cinebench r23
CPUの1コア(Pコア)のシングルスレッド性能を計測するテストだ。シングルスレッド性能は前世代i5-12400と比べて、そこまで高い値ではなかったが、一般的なゲームプレイに必要十分な性能を持っている。
i9-13900K |
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i9-13900KF |
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i7-13700F |
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i9-12900K |
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i7-12700K |
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i7-12700 |
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i5-13400F (当機) |
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i5-12400 |
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Ryzen 5 5600X |
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【CPUマルチスレッド】Cinebench r23
全てのコアを動かすマルチスレッド性能は、CPUクーラーと設定次第なところがある。長時間動作時制限のPL1と、瞬間的出力のためのPL2という2段階の電力制限があり、これによってパフォーマンスと発熱量が決まるのだ。
GALLERIA RM5C-R46Tの初期設定では、PL1は65W、PL2は148Wになっていた。その設定でテストしたところ、マルチスレッドテストでは13385ポイントを記録した。UEFIからPL1とPL2ともに148Wにすると、15002ポイントとなった。オーバークロックには対応しない"Kなし"のCPUとはいえ、このように電力制限をちょっと高くするだけで潜在能力を引き出せる点は興味深い。PL1=148Wにした際には、CPUの温度は最大で81℃ほどに至っていた。
i9-13900K |
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i7-13700F |
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i7-12700 |
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i5-13400F(当機) |
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i5-13400F(当機) |
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i5-12400 |
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Ryzen 5 5600X |
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本稿ではこちらのCPUテスト以外はすべてデフォルトの、PL1=65W、PL2=148W制限下で行っているが、65W以上にPL1制限を上げてやることで、CPUバウンドなゲームではわずかながらもフレームレートが良くなる可能性はある。
また、この程度のカスタム設定なら温度的にも標準クーラーで問題ないだろう。
3DMARK
【DX12】3DMARK Timespy
DirectX12を利用したWQHD解像度のテスト。近年の高画質なゲームはDirectX12を利用しているタイトルが多い。
12世代Core i7 CPUを搭載したRTX 3070と同じくらいのポテンシャルは持っていることがわかる。
raytrek 4CZZ |
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GALLERIA ZA9C-R48(13900KF) |
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GALLERIA XA7C-R47T(13700F) |
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GALLERIA ZA9C-R39 |
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GALLERIA UA9C-R38(12900K) |
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GALLERIA ZA7R-R38T |
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GALLERIA ZA9R-68XT |
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raytrek 4CXF(13700F) |
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GALLERIA ZA7R-R38 |
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GALLERIA ZA9R-R38(5900X) |
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GALLERIA ZA7C-R37T(12700K) |
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GALLERIA RM5C-R46T(13400F) |
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GALLERIA XA7C-R37(12700) |
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GALLERIA XA7C-R36T(12700) |
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GALLERIA RM5C-R36T(11400) |
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GALLERIA UL7C-R37 |
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GALLERIA XA7R-R36 |
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GALLERIA RM5C-R35(12400) |
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【DX11】3DMARK Firestrike
DirectX11を利用したテスト。DirectX11は少し古いゲームや軽いゲームなどに使われている。
こちらも同じく、12世代Core i7 CPUを搭載したRTX 3070と同等の結果となった。
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GALLERIA ZA9C-R48(13900KF) |
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GALLERIA XA7C-R47T(13700F) |
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Presence CAGE(5950X) |
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GALLERIA ZA7R-R38T |
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GALLERIA ZA7R-R38 |
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GALLERIA ZA9R-R38(5900X) |
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GALLERIA ZA9C-R39 |
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GALLERIA ZA7C-R37T(12700K) |
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GALLERIA XA7C-R37(12700) |
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GALLERIA XA7C-R36T(12700) |
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GALLERIA RM5C-R46T(13400F) |
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Presence BEMO |
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GALLERIA RM5C-R36T(11400) |
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GALLERIA UL7C-R37 |
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GALLERIA XA7R-R36 |
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GALLERIA RM5C-R35(12400) |
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【動画書き出し】Adobe Premiere Pro CC 2023
Adobe Premiere Pro CC 2023(v23.0)を使い、ゲーム動画編集後の書き出し時間をテストした。
- ソースは約10分の3840x2160(4K) 60fps映像
- テロップとディゾルブ、Lumetriカラーを適用
- NVENCによるGPUエンコード支援あり
- 「H.264 YouTube 2160p 4K Ultra HD」プリセットで書き出し
CPUとGPUが併用されるが、Core i5ということもあり、Core i7搭載PCには処理速度の点では及ばない。ただ、4K60fpsの動画でも問題なく書き出しはできる。
書き出し時間(短いほうが良い)
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GALLERIA ZA9C-R48(13900KF) |
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GALLERIA ZA7C-R37T(12700K) |
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GALLERIA UA9C-R38(12900K) |
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Presence CAGE(5950X) |
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GALLERIA XA7C-R37(12700) |
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raytrek XF |
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GALLERIA XA7C-R47T(13700F) |
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raytrek MV(13700F) |
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GALLERIA XA7C-R36T(12700) |
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Presence BEMO |
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GALLERIA RM5C-R46T(13400F) |
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GALLERIA RM5C-G60S |
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GALLERIA RM5C-R35(12400) |
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【画像AI】Stable Diffusion
画像生成AIのStable Diffusion Web UIで、16枚の512x512px画像を1バッチで出力するのにかかる時間をテストした。
16枚の512x512px画像を出力するテストの所要時間
2023/5/1の1.1.0リリースを利用している。PyTorch2.0+cu118、cuDNN 8.7.0.0に対応したため、RTX 40シリーズでの出力時間が大幅に早くなった。
当機とRTX 4070以外は「旧データ」となる点はご了承いただきたい。
RTX 4060 Tiは、基本的な出力速度はRTX 3060 12GBより大きく勝るものの、同じ8GBのVRAMを持つRTX 3070 Tiには大きく負けてしまっている。これは、128bitというメモリバスの狭さが原因ではないかと考えられる。
なお、8GBのVRAMでも512x512をベースに、1024x1024くらいまではxformersを使わずともHires.fixでのアップスケール出力が可能だった。ちょっと試しにStable Diffusionで遊んでみるくらいであれば、問題なく使える。
出力所要時間(短い方が良い)
i9-13900KF/RTX 4090 24GB |
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i7-13700F/RTX 4070 12GB(WebUI 1.1.0) |
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i9-13700F/RTX 4070 Ti 12GB |
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5800X/RTX 3070 Ti 8GB |
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i5-13400F/RTX 4060 Ti 8GB(WebUI 1.1.0) |
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i7-13700F/RTX 3060 12GB |
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AV1形式の動画エンコードで低ビットレートでも高精細に
RTX 40シリーズを選ぶ理由の一つに、AV1形式でのハードウェアエンコードが可能な点がある。
以下はOBS Studioで2500kbpsというかなり低いビットレートでテスト録画した、3DMARK Firestrike(1920x1080)の比較である。右のAV1形式の方がノイズが少なく見えるだろう。
H.264ではブロックノイズが多くでてしまい、レトロゲームのドット絵のようになってしまっているが、AV1では低ビットレートでもそれがかなり抑えられている。
AV1の実況配信ができるプラットフォームは執筆時点ではまだないが、YouTubeがベータテストを行っていることは知られている。
同じビットレートでもH.264に比べて非常に高画質な動画の録画や配信が可能になるだろう。
AV1形式でのハードウェアエンコードはRTX30シリーズではできないので、RTX 40シリーズを購入するメリットの一つになるわけだ。
PC全体としての性能
【PCの総合性能】PCMARK 10 Extend
PCMark 10 Extendは、オフィスワークからゲームまで、これ一本でPCの総合テストを行うことのできるベンチマークソフトだ。
テスト結果としては、2020年基準のハイエンドゲーミングPCのラインにギリギリ入るくらいとなる。CPU&GPUともに、ミドルスペックも着実にスペックアップしてきているわけだ。
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GALLERIA ZA9C-R48(13900KF) |
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GALLERIA XA7C-R47T(13700F) |
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GALLERIA UA9C-R38(12900K) |
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GALLERIA ZA7C-R37T(12700K) |
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raytrek 4CXF(13700F) |
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Presence CAGE(5950X) |
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GALLERIA ZA7R-R38T |
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GALLERIA ZA9R-68XT |
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GALLERIA ZA9C-R39 |
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プレミアムゲーミングPC |
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raytrek MV(13700F) |
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GALLERIA XA7C-R38 |
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GALLERIA RM5C-R46T(13700F) |
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ハイエンドゲーミングPC |
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ゲーミングPC |
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ゲーミングノートPC |
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オフィス用ノートPC |
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温度チェック
続いてはパーツごとの温度チェックだ。室温26℃で測定している。
CPU温度(Cinebench r23 10分テスト)
空冷CPUクーラーの安定度を見てみよう。CPUに意図的に100%の使用率をかける、Cinebench r23の10分間テストを行った。
青い線がCPUの動作クロックだ。最初はPコアが4GHzで全開で動作するが、その後UEFIの設定に基づいて65Wの消費電力に抑えられ、動作クロックは一定の動作周波数(3.4GHzくらい)となっている。
黄色線のCPU温度も初めは60℃を少し超えるくらいになるが、パワーがセーブされてからは50℃台で動作していた。65W制限であればこの動作は十分余裕がある温度で、負荷として十分なCPUクーラーが標準搭載されていると言える。温度的に余裕はあるので、こだわりたい人はもう少し電力制限を上げてパワーを求めることもできる。
CPU&GPU温度(Fire Strike Ultra Stress Test)
続いて、GPUに高い負荷をかけるFire Strike Ultra Stress Testの結果だ。高負荷ゲームのプレイに近い動作をチェックできる。
こちらも実用上全く問題のない結果だ。GPU温度は上がって76℃程度で、GPUクロックは2600MHzを超える。CPUクロックはおよそ4.5GHzを維持し、CPU温度は55℃程度で収まっていた。
動作音
電源オフ |
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アイドル |
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ゲーム中 |
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CPUベンチ |
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動作音について、ケースサイド50cmにてデジタル騒音計を使って測定した。
CPU&GPU共に発熱量が大きくないため、ファンの回転も少ない。
そのためにファンノイズが少なく、快適に使えるPCになっている。
消費電力
ワットチェッカーを用いて消費電力を測定した。
マシン全体の消費電力目安
アイドル |
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Cinebench r23(瞬間最高値) |
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ゲーム中(CP2077) |
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砂漠最小化放置 |
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性能に対しての使用電力という意味ではかなり優秀だ。高負荷ゲーム中でも、マシントータルで300W以内で収まっていた。
GALLERIA RM5C-R46Tまとめ
FHD(1920x1080)解像度での利用が想定される、RTX 40シリーズのエントリーグレードマシンだ。
一番のウリはDLSS3に対応したことである。FHD解像度でもフレーム上昇効果の恩恵を受けられるので、DLSS3対応ゲームをプレイする際には是非利用したい。
例えば、サイバーパンク2077の「パストレーシング」設定は、DLSS3あってこその激重設定。常用を奨められるほど快適とは言えないが、ハイエンド向けの画質をミドルクラスで試すことができる点で、RTX 30シリーズより明らかなアドバンテージがある。
一方、注意点としては搭載VRAM量の物足りなさがある。近年のAAAタイトルは、高解像度テクスチャが内蔵されていたり、あるいはDLCなどで追加されることもある。それをそのまま利用するとVRAM消費量が増加するため、8GBだと足りない場合も見受けられた。
テストしたタイトルの中では「バイオハザード:RE4」、「ホグワーツ・レガシー」において、画質設定を上げすぎると起動しない例があった。この点でグラボ評価は少し下げざるを得なかった。もちろん、グラフィック設定を少し下げれば問題なくゲームをプレイできるし、最高設定のまま4Kも動いたゲームも少なくない。ただ、あくまでもFHD~WQHDくらいでの利用を主眼にしたスペックだということは念頭に置いておきたい。
ゲーミングPCとしては、ミドルタワーGALLERIAと同様の空冷システムを保ちつつの小型のケースも魅力。実用面で抜かりはない。
消費電力がハイエンド機の半分以下で済む点も魅力だ。エアコンと併用する夏場でも安心して使えるだろう。
GPU:RTX 4060 Ti 8GB
メモリ:16GB DDR4
ストレージ:1TB(Gen3) NVMe SSD
こんな人におすすめ
- 電気代が安く済む高性能なゲーミングPCが欲しい
- 夜中でも遊べる静かなPCが欲しい
- 最新のDLSS3対応タイトルをFHD~WQHDくらいまでのモニタで快適に遊びたい
- スペックに合わせてグラフィック設定を下げても良い
- 新方式の「AV1形式」の動画を作成したり、配信したい
VRAM 16GBモデルも登場
GPU:RTX 4060 Ti 16GB
メモリ:16GB DDR4
ストレージ:1TB(Gen3) NVMe SSD
RTX 4060 TiにVRAM 16GB搭載モデルも登場した。
ただ、価格的に上位のRTX 4070搭載モデルと大差なくなるので、個人的にはRTX 4070の方がおすすめではある。
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