9万円台のゲーミングPC「BLACK BOX」レビュー。どんなゲームが遊べる?
最近のゲーミングPCは高い!安いPCってどうなの?
そこで今回は、Astromedaのめちゃめちゃ安いゲーミングPC「BLACK BOX」をレビューする。
価格はなんとセールで94800円、また、当サイト限定クーポンを使うことでさらに3000円オフとなるので、91800円で買えてしまうという、恐ろしく安いゲーミングPCである。(※価格は2024/5/14現在)
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品質はご安心を。Astromedaは黒い砂漠のコラボPCなども手掛けるブランドで、日本企業の株式会社マイニングベースが生産する国産ゲーミングPCだ。
Contents
Astromeda BLACK BOX/Ryzen 5 5500 Radeon RX 5600XT 6GBのスペック
CPU | Ryzen 5 5500 |
GPU | Radeon RX 5600 XT 6GB |
マザーボード | ASRock A520Mチップセット |
メモリー | DDR4 3200MHz 16GB(※8GB x2) |
SSD | 500GB NVMe |
電源 | 650W 80Plus Bronze |
OS | Windows 11 64bit Home |
激安ゲーミングPCというと、パーツが中古だったり、保証が90日くらいしかなかったりするが、BLACK BOXは新品パーツのみを利用したPCで、製品保証も1年つく。
エントリーグレードのため「なんでも動く」とは言えないものの、遊ぶゲームの選び方や用途によっては十分な性能を発揮する。
BLACK BOXの開封と外観
安いPCの梱包はどうなっているのかは気になるところだと思うので、今回のレビューPCの開封から簡単に紹介しよう。
今回の機材は株式会社マイニングベースよりお借りしたものとなり、実際の製品とは一部異なる可能性があることをご了承いただきたい。
内部パーツチェック
ケースはなかなか現代的。ケース下部は電源があり、シュラウドで分離されている。ケース前方には3基のファンが搭載されており、ケース天面と後方のファンで排気するエアフローになっている。
CPU:Ryzen 5 5500 (6コア12スレッド)
CPUはRyzen 5 5500を搭載。6コア12スレッドのTDP65WのCPUだ。低消費電力&低発熱のため、付属のトップフロークーラー「Wraith Stealth cooler」が利用されている。
今回のテスト中、CPUが高負荷になりやすいサイバーパンク2077でも、70℃台に収まっていた。
GPU:Radeon RX 5600 XT (VRAM 6GB)
グラフィックボードはRadeon RX 5600 XT 6GBを搭載。レビュー機ではASRock製だった。
RadeonにはGeForceのようにレイトレーシングのためのRTコアや、DLSSやAIなどに使われるTensorコアはついていない。あくまでも、グラボの基本的な演算性能を使うゲームに向いている。
最大消費電力は150Wと控えめであり、省エネでゲームが可能だ。
メモリ:DDR4-3200 16GB(8GB x2)
メモリは16GB(8GB x2)を標準搭載。メモリスロットは2つとも利用されている。
ストレージ:NVMe SSD 500GB
NVMe SSDは500GBのものが搭載される。レビュー機では1TBのものが搭載されていた。
最近のゲームは1タイトルで100GB超級のものもあるので、ゴリゴリに使う人は1TB(約1000GB)以上にカスタムするのもおすすめだ。
電源:650W 80Plus Bronze
電源は容量が650Wで、80Plus Bronzeグレードの製品が搭載される。レビュー機ではXPG PYLON 650Wが搭載されていた。
ゲーム中のPC全体消費電力目安
BLACK BOX |
245W
|
---|---|
i9-13900KF & RTX 4090 |
646W
|
サイバーパンク2077にてチェック。ハイエンドゲーミングPCと比べて圧倒的に省エネで動作する点はエントリーグレードの魅力だ。
Wi-Fiなどの消費電力的に、標準の650Wの電源からアップグレードする必要はないだろう。
PCゲームごとの動作&おすすめ設定
ゲームはどのくらい動くのだろうか。
Astromedaオフィシャルでは、VALORANT、Apex Legends、フォートナイトについて以下のような計測値を発表している。いずれも最低設定では200fps以上を記録しており、十分実用的なスコアだ。
https://twitter.com/Astromeda_JP/status/1787752838803894519
それ以外の人気ゲームが1920x1080(FHD)でどのくらい快適にプレイできるのかをざっくりチェックしてみた。
ゲーム | 画質設定 | 快適度 |
勝利の女神:NIKKE | 最高設定 | ★★★★★ |
ウマ娘プリティーダービー | 最高設定 | ★★★★★ |
ヘブンバーンズレッド | 最高設定 | ★★★★★ |
原神 | 最高設定 | ★★★★★ |
Fallout 4 | 最高設定 | ★★★★★ |
GLANBLUE FANTASY: Relink | 最高設定 | ★★★★★ |
ペルソナ3 リロード | 最高設定+リフレクションオフ | ★★★★☆ |
サイバーパンク2077 | 高設定 | ★★★★☆ |
パルワールド | 最低設定 | ★★★☆☆ |
黒い砂漠 | リマスター | ★★☆☆☆ |
ドラゴンズドグマ2 | 最低設定 | ★☆☆☆☆ |
スマホ系タイトルは余裕の60fps動作
最初に図表の見方を簡単に説明すると、緑のバーが平均フレームレート、グレーのバーが下位1%のフレームレート「1% Low」だ。フレームレートが高いほど滑らかに感じられ、また、平均と1% Lowのこの差が少ないほど「カクッ」としたひっかかり(スタッターという)が少なく、滑らかなゲームプレイに感じられる。
画質設定
- いずれも最高設定、ウマ娘は30fps、それ以外は60fps制限
スマホとPCの両方で提供されるゲームが最近はトレンドになりやすいが、そういったゲームをPCで遊ぶのに最もコスパが良いPCのひとつである。
原神はモンドのフィールドを移動しつつ戦闘したが、最高画質設定で1920x1080で問題なく60fpsターゲットで動作。弓キャラを使ってマウスで素早く遠距離狙撃する感覚は、PCならではの体験だ。
ウマ娘はうまぴょい伝説のライブで測定。30fps上限タイトルだが、大画面で楽しむライブは見ごたえがある。
ヘブンバーンズレッドは、ゲーミングPCでは4K(3840x2160)の最高画質設定かつ大画面で快適にプレイできる。アリーナなどでの放置育成要素もあるゲームで、スマホだとちょっとバッテリー消費が気になるが、PCなら気にせずにプレイしやすい。
NIKKEは上限60fpsのタイトルだが、TPSタイプのシューターなので明らかにPCでマウスによるエイムが楽しいタイトルだ。キャラもよく見えるし、美しいビジュアルと戦闘を両方楽しめる。
少し昔のPCゲーム
画質設定
- War Thunder:映画設定(高画質設定)
- Fallout 4:最高設定、60fps上限
- 黒い砂漠:リマスター(高画質設定)
- サイバーパンク2077:高設定
2020年より前に登場したゲームは、DirectX 11を使用したゲームが多く、基本的に軽めだ。
2012年より続く陸・海・空の闘いが楽しめるWar Thunderは、最高プリセットの「映画」設定を使っても、余裕の3桁fpsを達成している。画質も悪くない。
2015年に登場したFallout 4は、Amazonでのドラマ化で人気が再燃しており、最新のアップデートまで登場している。序盤のコンコードで戦闘テストを行ったが、安定した動作を見せていた。(スクリプトの安定度を考えて60fpsを上限にしている)
次に、2015年に登場した黒い砂漠をテスト。画質が大きく上がる「リマスター」は2018年に登場した画質向上設定だ。これで狩りをして平均60fpsくらいだが、瞬間的にはフレームレートが落ちるので結構カクついてしまう。リマスター設定を使うならば「黒い砂漠コラボPC」のようなグレードがおすすめだ。
最期に、ファイナルファンタジーXIVの「黄金のレガシー」ベンチマーク。こちらは平均79fpsが出ており、スコアは11188。評価は「とても快適」となった。
2020年以降発売のPCゲームはさすがに重め
画質設定
- サイバーパンク2077:高設定
- パルワールド:最低設定、60fps上限
- ドラゴンズドグマ2:最低設定、60fps上限
- GLANBLUE FANTASY: Relink:最高設定、120fps上限
- ペルソナ3 リロード:最高設定+リフレクションオフ、60fps上限
新しいゲームはやはり重め。それぞれ画質設定は実用的なレベルに設定している。
サイバーパンク2077はベンチマークモードでテスト。レイトレーシングはオフの高設定だが、調整が非常によく出来ているので、比較的美しい画質を保ったまま、快適にゲームができそうな値が出ていた。サイバーパンクはレイトレをオンにしてGeForce万歳しても素晴らしいし、Radeonのエントリーでやってもやはりその丁寧な仕事ぶりを感じられる素晴らしいタイトルだ。
パルワールドは20パルの拠点で動作をチェック。マットな3Dデザインのため、最低設定にしても見た目の劣化は許容できる。
ドラゴンズドグマ2はかなり厳しい。動作はともかく、最低設定にするとだいぶ見た目が荒くなってしまうのを感じた。
グラブルリリンクは割と普通に遊べるが、これも最高設定だとちょっとカクつきがあったので、標準設定がちょうどいい。
ペルソナ3 リロードは最高設定をベースに、リフレクションをオフにしないとエフェクトなどでのカクつきが激しかった。
いずれも「思ったより動いた」という印象だが、最新ゲームを良い画質で…という向きにはさすがに厳しいことがわかる。
ゲーム以外の使い道
ゲーミングPCは高性能なWindows PCであるため、ゲーム以外にも活用できる。
BLACK BOXの性能的には、次のようなソフトウェアが利用できる。
- オフィスソフト - Microsoft Officeなど
- 画像編集 - Adobe Photoshopなど
- 動画編集 - Adobe Premiere Proなど
- 3DCG - Blenderなど
- 音楽制作 - Steinberg Cubaseなど
- プログラミング開発環境 - Python、JavaScript、Java、C++、C#など
Adobe Premiere Pro 書き出し時間(10分ソース、4K60fps YouTube用)
動画編集能力を見てみよう。ゲーム性能から考えると驚くほど普通に使える。
YouTuberなどにも使われるプロフェッショナルツール「Adobe Premiere Pro」を使い、4Kの10分の動画をYouTube用に書き出した際の所要時間をチェックする。
BLACK BOX |
|
---|---|
i9-13900KF & RTX 4090 |
|
処理時間は短いほど良く、さすがに60万円クラスのハイエンドには負ける。しかし、BLACK BOXもきちんと書き出しが終了し、時間差は2倍以内だった。
こんな人におすすめ
- VALORANTなど、PCならではの競技系FPSをプレイしたい
- NIKKEなどのスマホ系ゲームを大画面&バッテリーを気にせずやりたい
- DMM GamesやSteamなどで人気のライトゲームをプレイしたい
- ちょっと昔の名作やMMOなどをプレイしたい
- PC向けのゲーム、アーリーアクセスゲームなどを色々やってみたい
- 動画編集、プログラミングなどができるPCがほしい
- サブ用(2台目)のPCがほしい
PCゲームにもいろいろなタイトルがあり、必ずしも画質の良さだけがPCゲームの良さではない。世界には「軽くて面白いゲーム」がたくさんある。
例えば、スマホでもPCでも遊べるようなゲームが最近は増えてきた。家でもスマホでゲームをするとバッテリーの消耗は激しい。そこで、「家でスマホゲーをする時はPCで」という人は少なくない。
また、ウマ娘やWar Thunderなどを提供しているDMM Gamesのように、「軽いけどPC用」のゲームを多く扱っているプラットフォームもある。
このように、ゲーム次第で十分遊べるのがエントリークラスゲーミングPCの立ち位置だ。
また、動画編集なども十分できるスペックなので、Windows PCの勉強用や、一般家庭で使う「ちょっと良いPC」としてもアリな一台だと思う。
遊びから勉強まで色々と試すのにうってつけのマシンだ。カスタムをしても3~4営業日以内の素早い発送も嬉しい。
3000円引きクーポンの使い方
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3000円の値引きに!オトクなのでぜひ使ってほしい。
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