PS5やXbox Series Xが出ても「ゲーミングPCなんだよなぁ」と思う理由
2021/07/25
私がPCでゲームするようになったきっかけは、家庭用ゲーム機以上の画質やfpsを求めたからです。
しかし、今となってはそれ以外でもPCゲームを選択するメリットを多く感じています。
今回はどんなポイントで家庭用ゲーム機よりPCゲーム環境を評価しているのか?という点を書いてみたいと思います。
Contents
1. マルチメディアが扱いやすい
ゲームのスクリーンショットや動画をSNSやブログなどでシェアする人が増えました。
PCゲームなら、ゲームをプレイしながら画像編集ソフトを立ち上げて、文字入れをしたり色味を変えられます。動画編集も思いのままです。
GeForceビデオカード搭載のPCでは、GeForce Experienceというソフトを使うことで、ゲームのハイライトシーンの録画を自動的にやってくれたりもします。
家庭用ゲーム機でも動画などをシェアする機能はありますが、キャプチャーボードなどを増設したPCがないと高画質な録画や編集は出来ません。また、ムービーシーンなどは録画が禁止されている場合があります。
2. MODによる自由なゲーミング
MODとは、ゲームのオブジェクトを置き換えたり、機能を追加して自分好みのゲームを作るファイル群のことです。
元々はマニアックにこっそり楽しむ世界でしたが、今はゲームが公式にMODを作るための環境を用意していることもあります。
MODコミュニティは、海外ではゲーム開発者の入り口にもなっています。
MODの世界を知ってしまったユーザーは、メーカーが想定した決まりきった遊び方に留まることを退屈に感じるでしょう。
Bethesda SoftworksのThe Elder Scrollシリーズ、Falloutシリーズ、EAのSimsシリーズなどのシングルプレイゲームは、MODがあってこその人気ということが出来ます。
最近個人的に特に注目しているのは、Euro Track Simulator 2のProjecct Japan MOD(@ProjectJapanETS)です。
元々はヨーロッパの地域を走るトラック運送ゲームですが、日本風景を再現するプロジェクトが有志の手で進められています。
v0.4のアップデートが待ち遠しいです。
国産ゲームではFF15が公式にMOD対応を宣言し、キャラクターの見た目を入れ替えて遊べる機能などを実装して話題となりました。
PS5に合わせてFF16が発表されましたが、PCでも発売されるようです。MODについても期待したいところですね。
今後は国産ゲームでも、MODの利用に対してどのような姿勢を取るかが売り上げに関わってくるのではないかと思います。
重要なことは、MODを開発するにはゲームが動かせるレベルのPCが必要であり、ゲーミングPCなら1台でMOD開発とゲームプレイが楽しめるということです。
ゲームで遊んでいて「ここがこうなったらなあ」という思いが出てきた時、PCゲームならそれを自分たちで改善できる可能性を持っているのです。
3. ウルトラワイドモニタ、キーボード&マウス&パッドなど利用可能なデバイスが豊富
FPS/TPSなどのゲームでは、キーボード&マウスを利用したゲームプレイが可能です。
操作性の快適度はゲームコントローラより上で、PS4などでは禁止されているのに使う人が跡を絶ちません。
また、シミュレーション系タイトルではキーボードの各キーをショートカット的に利用するタイトルも多く、ゲームコントローラ以上の素早い操作を可能としています。
PCではゲームコントローラもPS4のDUALSHOCKやXbox系のコントローラの好みのものを選んで利用することが出来ますし、サードパーティ品も豊富です。
黒い砂漠の場合は、戦闘時にはゲームコントローラ、UIなどを操作する際にはキーボード&マウスを併用…といった感じで、シチュエーションに合った操作を選ぶことが出来ます。
4Kなどの高解像度とは違う「視認性の改善」という点で、あらたなゲーム体験をもたらします。
個人的には4Kディスプレイよりおすすめです。
また、PCならではと言える「マルチディスプレイ(複数モニタ)」環境にすれば、攻略サイトや動画などを横に見ながらゲームを快適に進めることが出来ます。
4.高いfpsや超高画質でゲームが可能
こちらは黒い砂漠の動作画面です。
家庭用ゲーム機の良いところは、ゲーム機を所持しているユーザーの環境が同一で、公平であることです。
しかしそれはちょっとした融通も利かないということでもあります。
ゲーミングPCではゲームに「画質の設定」項目が存在し、画質を自分好みに設定することが出来ます。
例えば、画質を落として画面の滑らかさを稼いだり、ちょっと無理してきれいな画面にしたりとカスタマイズできるのです。
細かな調整で自分好みの環境を作ることが出来る点はPCゲームの良い点だと思います。
5.複数のゲームを同時に遊ぶことも出来る
家庭用ゲーム機は1つの作業に全能力を使えるように設計されますが、PCは「マルチタスク」が得意です。マルチタスクは色々なことを並行して処理する能力です。
もちろん、PCスペックによってどのレベルまで出来るかが決まります。
当サイトのメインコンテンツである黒い砂漠は、ゲームを起動したまま放置育成するコンテンツを含んでいます。
高性能なゲーミングPCでは、黒い砂漠の放置をしながらモンハンなど、1台で他のゲームも遊ぶことが出来ます。
(よかったら黒い砂漠の魅力も見て行ってください)
6.高性能なパソコンとして仕事に使える
ゲーミングPCは「ゲームに特化したパソコン」というわけではなく、家庭用で一般的に使われるパソコンの中でも全体的なスペックが高いパソコンに相当します。
そのため、ちゃんとしたゲーミングPCを買っておくと、ゲーム以外のPC利用も非常に快適になります。
ゲーミングPCで出来る「重い作業」
- めちゃくちゃ重いExcelシートを開く
→CPU&メモリ&ストレージが高速なので可能 - Webサイトを素早く開く、大量に開く
→CPU&メモリが高速なので可能 - プログラミング環境を素早く開く
→CPU&メモリ&ストレージが高速なので可能 - 4K/8K動画などの再生
→CPU&メモリ&グラボが高速なので可能 - 動画編集ソフトの編集や仕上げ
→CPU&メモリが高速&GeForceビデオカード搭載の場合はNVENCというエンコードで更に高速に - 3DCG作成や音楽製作(DTM)などのクリエイティブコンテンツ
→CPU&メモリ&グラボが高速なので可能
こういった理由から「〇〇にはこのパソコン!」というのは実はほとんどなく、真っ当な性能のゲーミングPCを買っておけば大抵のことは出来るんですよね。
7.PS5以上の画像処理能力を持つPCもある
PS5はPS4やPS4 Proに比べると、高い描画能力を持っています。次世代の名にふさわしい素晴らしいゲーム機です。
ゲーミングPCの一定グレード以下だとPS5にグラフィックで負けてしまうでしょう。
もちろん、ゲーミングPCの上位グレードは、PS5以上のグラフィック能力を持っています。
グラフィックの単精度浮動小数点数
RTX 3090 |
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RTX 3080 |
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RTX 3070 |
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RTX 3060 Ti |
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PS5 |
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GTX 1660 SUPER |
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PS4 Pro |
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PS4 |
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特に最近発売されたRTX 30シリーズのグラフィックボード搭載PCは、グラフィック処理能力が目覚ましいです。
在宅勤務と在宅趣味の時代を見据えて
新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務をされる方が増えました。また、自宅で出来る趣味を探す方も多いでしょう。
ゲーミングPCは性能が良いため、仕事にも趣味にも使えるのが良いところです。お子さんに遊ばせるにしても、ゲーム機だけよりはPCに慣れる方が将来の役に立つと思います。
PS5以上の能力を持つPCは20万オーバークラスになってきますが、時代を先取りできる金額としては悪くないでしょう。
私も途中で家庭用ゲーム機からPCに活動の場を移したからこそ、自宅でPCで仕事をする能力を身につけられたと言えます。
PS5の独占タイトルなどが遊べないというデメリットはありますが、PCの機能を利用して「何かを作ってゲームに追加する」というプログラムの能力や、「仕事にも応用できる動画編集ソフトを使う」といった能力も、ゲーミングPCで遊ぶことで身につきやすいと思います。
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