おっさんゲーマーどっとねっと

「黒い砂漠」をはじめ、PCゲームやゲーマー向けの情報をお届けするブログです。記事には商品やサービスのPRを含みます。

エックスサーバーの新サーバーへ移行しました

   

前々からやろうと思っていたサーバーの移行を行いましたので、裏話でも書いておこうと思います。

CDNのCloudFlareを使っていたけど、不満も多かった

クソ重いうちのサイトを今までどうやって運用していたか?と言う話なんですが、CDNのCloudFlareを使って負荷減らしていたんですね。

訪問者の皆さんはCloudFlareを通過しつつ、当サイトをご覧いただいていたことになります。

CloudFlareのキャッシュは素晴らしく速かったので、春先から表示速度の改善を感じていただけたかと思います。

ただし、運用的には問題が少なくなかったです。CloudFlareでの負荷分散やサイト高速化に興味がある方だけ読んでください。

キャッシュの扱いがめんどくさい

まず、キャッシュコントロールが面倒くさいことです。

CloudFlareは無料版だとキャッシュが一種類しか作れないので、PCとモバイルの出し分けもできない点が特にネックです。

このため、表示内容の改善に限界がありました。

ちなみにキャッシュというのは、PHPなどのプログラムで生成されるページをいちいち表示ごとに作らず、既に作っておいてそれを出す機能です。

ちょっと昔のマクドナルドなんかは、作り置き保温状態のハンバーガーが出てきましたよね。あれがキャッシュのイメージです。

キャッシュはすぐ出せるけど、「もうできてる」のが一番の難点です。例えば、マスタードを抜いて欲しいお客さんが来た時に、個別対応できないわけです。

訪問者IPが取れない

次に、X-Forwarded-Forが取れないことです。

CloudFlare経由のアクセスは、全部IPがCloudFlareになっちゃうんで、アクセス元がブログソフトウェア上からはわからないんです。

そこで、CloudFlareはX-Forwarded-ForというHTTPヘッダーに、アクセス者のIPをのっけて渡しますね~という仕様にしてくれています。

しかし、エックスサーバー側ではX-Forwarded-Forを受け渡してくれないのです。

これはエックスサーバーだけではなく、他のレンタルサーバーでも対応しない可能性があるので注意が必要です。

いずれにせよ、CloudFlareを利用する場合、X-Forwarded-Forが取れないと、ブログ側で行うアクセス解析や不正アクセス対策に限界が出てしまいます。

 

そういった理由もあって「根本的にサーバー良くしたいなあ」という希望があったわけです。

移行の結果はかなり満足

左:旧サーバー / 右:新サーバー

というわけで、エックスサーバーの新サーバーへ移行です。

エックスサーバーは現状のサーバースペックをしっかり公開しているので安心できます。安いところだと公開してないんですよね。

まずはCPUが強力になりました。製品発表時点で80ものベンチマークで世界記録を達成した、第2世代「AMD EPYC」が搭載されています。

そして、ストレージもNVMeに、メモリも96GBから512GBと大きく増えました。

サーバーは今までApacheでした。現在の新規契約だとnginxになると思われますが、既存ユーザの場合はApacheのままで移行できました。

個人的にはサーバーに気を遣わなくていいので都合が良かったし、トラブルもほとんどなく移行できたので良かったです。

最低限必要な書換などは自動でやってくれる

また、新サーバーへの移行も本当に簡単でした。

エックスサーバーは数年経って新しいサーバーが使えるようになると、手数料やプランの変更なく、無料で移行できる案内を送ってくれます。

「新サーバー簡単移行機能」が用意されていて、基本的にはサーバー内すべてのファイルを自動移行できます。

ざっくり書くとこんな感じ。

  1. エックスサーバーから「新しいサーバーできましたよ、乗り換えられますよ」と連絡が来る
  2. ユーザーページに行って「新サーバー簡単移行」をポチる(全体の流れなどの説明はある)
  3. 旧サーバー全体を新サーバーにコピー(失敗したらFTPなどで手動)
  4. hostsファイルで新サーバーにIPを書き換えて動作確認
  5. 問題なければ移行確定
  6. サーバー移行後、問題が出ても期間内なら旧サーバーへ戻せる

移行後は数日は元アクセスがある

これはCloudFlare側のデータですが、11/10に移行を終えても、DNSの切り替えの関係で数日間は元サーバー(CloudFlare)へのアクセスが続きます。

そのため、エックスサーバーは移行完了から14日間、旧サーバーを保持してくれます。この点は安心感がありました。

「完全な初心者」には難しいが、納得できるサーバー

最後にエックスサーバーの2020年時点の個人評価を書いておこうと思います。

利用者も多いことから「これはできる」「これはできない」など、様々な情報が見つかりやすい点がポイントです。

サーバー管理の画面が見やすく、php.iniや.htaccessの設定がWeb上から出来るなど、後々になって良い所が見えてくるサーバーです。

 

価格は最安ではないですが安めであり、サーバーの安定度は高いと思います。

新サーバー簡単移行ですが、実は多くの画像ファイルがコピーに失敗して、FTPで旧サーバーからDL、新サーバーにアップロードで仕上げたんですよね。

このくらいはまあ、価格を考えれば許容範囲かなと。

サポートもやれる範囲でやってくれます。

今回も失敗した場合に手動対応する方法を教えてくれましたし、以前意図せぬPHPプログラムの暴走でサーバー負荷をかけまくった際には、ログを精査して原因分析を手伝ってくれました。

完全な初心者を手取り足取り…というわけにはいきませんが、ちゃんと聞けば必要な情報は教えてくれます。

サーバーやシステム周りを快適にするコストが8割で、サポートコストは2割くらいのサーバーと考えていれば、まず不満はないかなと思います。

逆に言うとこれより安いサーバーだと、人件費を削りやすいサポート周りが疎かになりそうだなと思いました。

エックスサーバー

 


記事の内容は執筆、更新日時時点の情報であり、現在は異なっている場合があります。
記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。

【今日のおすすめ】

エネチェンジで電気代を比較!激安電気会社が見つかる!

【auひかり】最大10Gbpsの超高速通信!最大126,000円還元キャンペーンキャッシュバックで初期工事費も実質無料!

ひきこもりニートでも稼いでゲームに課金出来る時代

 - その他 , ,