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PC版「ウォッチドッグス レギオン」レビュー。レイトレ時代のオープンワールドゲーム

      2020/11/19

Watch Dogs Legion。面白かったです。ゲームの概要とPC版での動作などについて紹介します。

監視社会となった近未来のロンドンを解放せよ

未来のイギリス・ロンドンが舞台です。空には配達用、警備用、広報用などのドローンが飛び交い、クルマは自動運転。

高度にネットワーク化が進んだ世界で、民間軍事会社が犯罪抑止の名のもとに市民に暴行を加えるなど、理想とは程遠い世界になっています。

それだけではなく、犯罪シンジケートが弱者を連れ去っているなどという噂も立っているのです。

プレイヤーはそれらの問題に立ち向かうレジスタンス組織「デッドセック」を運営し、仲間を増やしながらロンドンの未来を切り開いていきます。

デッドセックには「主人公」がいない

ウォッチドッグスレギオンには、「主人公」となるプレイアブルキャラクターがいません。

デッドセックはロンドンの街の人々をスカウトして拡大していきます。

今までのオープンワールドゲームでは「MOB」でしかなかったNPCが、プレイアブルキャラクター化したというわけです。

画面には何人ものNPCが映っていますが、これらすべてがプレイできるキャラクターなのです。

ウォッチドッグスレギオンでは、街中に歩く全ての住民たち、もっと言えば、敵の組織のメンバーまでをも、自由にデッドセックのメンバーに迎え入れることが出来ます。

チームメンバーとなった全てのキャラクターは、自分で操作が可能となります。

ウォッチドッグスレギオンの人々は、所持している武器やスキルなどが異なります。

ここまでオープンワールドのNPCをじっくりチェックするゲームは他にないでしょう。

特殊なスキルを持つ強力なメンバーは、AIの「バグリー」から紹介されることも多いので、自力で一人一人をチェックしていかないとメンバーが増えないわけではありません。

また、バグリーに推奨されたキャラをスカウトするかどうかも、ある程度自由です。

プロの殺し屋やスパイ、元軍人といった、いかにも戦闘に役立ちそうなメンバーはもちろん、何の特技もない浮浪者や、足がおぼつかないおばあちゃんまで仲間にできるのです。

キャラクターによって扱える武器なども異なります。仲間にするメンバーによって前提ミッションの難易度も違います。

足腰が弱いがバイクは余裕で乗りこなすおばあちゃん

 

難易度や攻略法はキャラ次第

敵施設に侵入するおばあちゃん

ハッカーならば遠隔操作で監視カメラやロックキーなどをハッキングして内部から崩し、戦闘が強いキャラなら力づく…といった感じで、キャラクターごとに攻略のスタンスを変えられるところも面白さの一つです。

足の悪いおばあちゃんを潜入させるメリットは、戦術的にはまったくありません。

しかし、このキャラでクリアできたら楽しそう!というお遊び用として迎え入れています。

テクノロジーでゲームを楽にする

また、すべてのキャラクターが使えるテクノロジーに「ガジェット」、「アップグレード」、「武器」、「ハッキング」の4カテゴリーがあります。

  1. ガジェット…近未来武器類。クモ型の小型ロボを遠隔操作したり、透明になったり、ミサイルドローンを飛ばしたりする
  2. アップグレード…キャラクターの能力を向上させる
  3. 武器…非致死性武器類の解放およびアップグレード
  4. ハッキング…ハッキングで敵の行動を妨害したり、ドローンを乗っ取って味方につける

これらは街のあちこちにある「チェックポイント」を集めることで解放していくことが出来ます。

レイトレーシング+オープンワールドの衝撃

画質面も素晴らしいです。

ウォッチドッグスレギオンは、「リアルタイムレイトレーシング」を採用しており、オプションでオンオフや強度などを切り替えることが出来ます。

車のフロントガラスにリアルタイムの演算で映り込む周囲の風景などが美しいです。

PS5やXbox Series Xでもレイトレーシングが採用されていますが、PC版ではスペックさえ許せばそれ以上の精細さで楽しむことが出来ます。

60fpsくらいで遊ぶゲーム

とはいえ、レイトレはCPUへの要求もかなり高くなります。

i9-9900Kではベンチマークで「性能が低い」と言われてしまいます。

CPUがネックとなり、設定を下げてもフルHDで80fpsくらいしか出ません。

多くのマシンでは画質を調整しながら60fpsくらいで遊んでもらうゲームとして割り切った方が良さそうだと思いました。

HD Textures Pack

4K解像度を更に美しくする、HD Textures PackというDLCがあります。いわゆる「ハイレゾテクスチャ」です。

これを導入すると10GB近くのVRAMを使うことになるため、ハイエンド帯のグラフィックボードでのみ適用すると良いです。

4KでDLSSなし、レイトレ含めて画質最高にすると、RTX 3080でも20fps台に落ち込みます。

DLSSを高性能設定にすると、40fps台を出すことが出来ますが、やはりVRAMは9GB以上、9.8GBくらい行きます。

画質設定のポイント

レイトレOFFでネイティブか、レイトレONでDLSSか

ウォッチドッグスレギオンを遊ぶ上でジレンマとなるのは、「レイトレをオンにするかしないか」です。個人的にはオンを推奨したいです。

レイトレをオンにする場合、圧倒的に負荷が上がるので、それを許容できるパワーがない場合は、他の部分を妥協することになります。

レイトレオフ(4K)

レイトレオフで街のガラスを見たところです。映り込みは決められたテクスチャが見えるだけです。今までのゲームはこれが普通でした。

レイトレーシングオン(4K)

レイトレーシングをオンにすることによって、ガラスに街の風景などがリアルタイムに反映されます。

また、キャラクターのジャケットも、光を浴びることによって明るくなっています。

静止画で見るとピンとこないかもしれませんが、移動しながらガラスに映り込む映像も変わっていくので、実際プレイするとかなりのインパクトがあると思います。

それだけ演算する範囲も広がるため、グラフィックボードを中心に負荷は非常に高くなります。

DLSS設定ごとの美しさ

4Kでもなんとかプレイできる負荷に抑える必要があります。

そこで、NVIDIAが開発したのが「DLSS(Deep Learning Super Sampling)」です。

GeForce RTXシリーズに搭載されたTensorコアが処理を行います。

低解像度でモデルを描き出し、AIによるアップスケーリングによって4Kとして書き出します。

正直なところ、元の4K画質よりは劣化しますが、アンチエイリアシングなどの点では割とよくできています。

美しさの順位をつけると、以下の順になります。負荷の高さもほぼこの順です。

  1. 4Kネイティブ
  2. 4K+DLSS品質
  3. WQHDネイティブ
  4. 4K+DLSSバランス
  5. 4K+DLSS高性能
  6. FHDネイティブ

レイトレーシング+DLSS高性能

「高性能」設定ではパフォーマンスを重視するため、テクスチャがややボケます。窓ガラスあたりがわかりやすいです。

レイトレーシング+DLSS品質設定

DLSSの品質設定では、画質を重視して解像度感がもう少し上がります。ボケた感じが減ってエッジがはっきりします。

レイトレーシング+DLSSバランス設定

DLSSのバランス設定では、高性能と品質の中間くらいとなります。

DLSSを使う限り、ネイティブ4K並にはならないのですが、4Kクォリティに限りなく近いアップスケーリングを体験することが出来ます。

i9-9900K & RTX 2080 Ti:4K+DLSS+レイトレ最高で遊ぶ設定

レイトレを使うにはDirectX 12である必要があります。

グラフィック品質は基本的には最大を使いますが、比較的目立ちにくい「影」を「高」に落とすことで、GPU負荷の低減を狙います。

ブルームやアンビエントオクルージョンなどはゲームの光と影を司る重要な設定のため、妥協しません。

レイトレーシングは「最大」か「高」が良いです。

4Kかつレイトレに耐えるには、RTX 2080 TiでもRTX 3080でもDLSSを使う必要があります。

ゲームプレイで考えるとDLSSは「高性能」が最も適しています。

PCやモニタのおすすめ

PCはこれから買うならRTX 3080搭載機が良いですね。まず、4KでVRAMがハイレゾテクスチャを使わなくても8GBを超えるので、RTX 3070では不足する可能性が高いです。

モニタは時期的にも4K144Hzなどを無理して買う必要はなく、FreeSync対応の4K60Hzモニタあたりをお試しするのが良いと思います。PS5やXbox Series Xなどが普及すれば、120Hzの4Kモニタなどが安く出てくると思います。そこまではつなぎで。

RTX 3080搭載PC

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ドスパラ
CPU:i9-10900K
GPU:RTX 3080
メモリ:32GB
ストレージ:1TB SSD, 2TB HDD

GALLERIA UA9C-R38は、ウォッチドッグスレギオンの4K+レイトレーシングの公式推奨最高スペックである「i9-9900K & RTX 3080」を満たすマシンです。

今回私が試したi9-9900K & RTX 2080 Tiより、CPUとグラフィックボードが一世代新しくなり、より高いパフォーマンスが期待できます。

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ドスパラ
CPU:i7-10700
GPU:RTX 3080
メモリ:16GB
ストレージ:512G SSD

CPUが若干抑えめになりますが、4Kメインで遊んでいきたい場合はGALLERIA XA7C-R38も良い選択肢です。

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ドスパラ
CPU:Ryzen 9 5900X
GPU:RTX 3080
メモリ:16GB
ストレージ:1TB(Gen4 NVMe) SSD

最近登場したRyzen 9 5900Xを搭載するGALLERIA ZA9R-R38もあります。前世代のZen2と比べてゲーム性能が上がったたため、Intelと遜色ない性能になったとされます。

4Kモニタのおすすめ

4Kで60fpsを出すのが難しいゲームなので、4KモニタはやはりG-SYNCを使って滑らかにしたいところです。

おすすめのモニタは以下の記事でまとめています。

 


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