おっさんゲーマーどっとねっと

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PCゲームが落ちる原因と予防法

   

PCゲームが落ちるとイラっとしたりガッカリしますよね。

落ちるとは、強制的にシャットダウンしたりすることです。

 

ゲーム自体の問題では、PCに非常に高い負荷をかけてしまうメモリリークなどのバグや、そもそもの最適化不足、サーバーの不具合などがあります。

これらは比較的容易に原因が判明するでしょう。そのゲームのコミュニティなどで話題になるはずだからです。ほどなくして、公式なアナウンスもあると思います。

 

つまり、皆さんが困っているのはゲーム自体の問題ではない場合だと思います。

そして、ゲームのバグ以外はすべて「おま環」、つまり個人のPC環境問題になってくるわけですね。つらい!

 

しかしご安心ください。

私は2021年まで30台以上の様々なグレードのゲーミングPCを高負荷でテストしてきましたが、ゲームのバグ以外でPCゲームが落ちる原因はそこまで多くないです。

しかし、知らないと気づかないような問題もあります。

どのような環境要因の問題があるかをお伝えしたいと思います。

1.常駐ソフトとの干渉

最初に疑うべきは、常駐ソフト(Windows上で動いているソフト)とゲームのバッティングや、過剰なリソースの利用です。

特にゲーマーは色々なソフトを同時に動かしがちなので、一緒に動いているソフトからチェックしてみてください。

OSD関連のバッティング

MSI AfterburnerのOSD

OSDとは「オンスクリーンディスプレイ」の略です。オーバーレイと呼んだりもします。この記事ではいずれも「ゲーム画面上にゲーム以外の画面を重ねるソフト」を指します。

例えば注意が必要なのが、SteamオーバーレイとMSI Afterburnerの組合せ。

SteamオーバーレイとMSI AfterburnerのOSDを同時に利用する場合、そのままだとバッティングして起動できないことがあります。(双方のバージョンによるところもあるかもしれません)

なんにせよ、ゲーム画面上に追加で何かを表示させようとしている場合にクラッシュするとしたら、ソフトウェアの干渉の可能性が高いです。環境を見直してみましょう。

セキュリティソフトが止めている

ネットゲームであり得るのが、アンチウイルスソフトやファイアーウォールなど、セキュリティ面の監視をするソフトがゲームを停止させている可能性です。

ネットゲームなどでは、不正防止のために「アンチチートプログラム」が働いていることがあります。

アンチチートはPCの挙動を監視するなど、割と強力な監視や通信を行うことがあります。

これを「越権行為」とみなしてセキュリティソフトが反応し、ゲームプログラムなどを停止させることがあります。

セキュリティソフトを信用するか、ゲームを信用するかは何とも言えません。自分の判断でどちらを止めるか決めるしかありません。

いずれにせよ、セキュリティによって停止された場合はセキュリティソフトから通知があると思います。

セキュリティ的に問題ないと思う場合は、セキュリティソフトの設定で、ゲームのフォルダなどを監視対象外に設定することで解消することがあります。

よくわからない場合は、ゲームメーカーやセキュリティソフトのメーカーに問い合わせることをおすすめします。

ブラウザなど

ゲーム中にサブモニタでネットの攻略記事などを見る際には注意が必要です。

例えば、Google Chromeですが、なかなかメモリを食います。

特にゲーミングPCなどグラフィック性能が良いPCでは、GPUに処理をやらせるためにVRAMも使用します。

私はタブを沢山開くし拡張機能もモリモリなので仕方ないのですが、Chromeでは2GBのメモリと1GB超のVRAMを消費しています。

割とシンプルで適切に表示するMicrosoft Edgeなどもおすすめですが、Edgeでも標準でGPUレンダリングになっています。

ゲームパフォーマンスを上げたい場合は、一旦ブラウザを完全に終了してみると良いでしょう。

2.グラフィックボードのドライバ異常

次に、グラフィックボードのドライバ関連です。

ゲーミングPCですと、グラフィックボードはNVIDIA社のGeForceシリーズを利用されている方が多いと思います。

ゲームをするためにはグラフィックボードとの仲介をする「グラフィックボードドライバ」というソフトウェアが必要です。GeForceの場合は GeForce Game Ready Driverといいます。

GeForce Experienceというソフトを使うことで簡単にGeForce Game Ready Driverのアップデートが出来るのですが、ドライバのバージョンによって稀にゲームが正しく動作しなくなることがあります。

こういったこともあるので、あまり不用意にドライバのバージョンアップはしない方が良いです。

もし、グラフィックボードのドライバを更新したことでおかしくなったなら、ドライバのバージョンを戻してみると良いでしょう。

グラフィックボードドライバをアンインストールし、違うバージョンで入れなおすことで正常に動作する場合があります。

また、上級者向けとなりますが、グラフィックボードのドライバを完全に削除するツールもあります。通常のドライバアンインストールではどうしようもなくなった時に使うことがある、という感じでしょうか。

3.PCのスペック不足、ハードウェアの異常

誰もが最も認めたくないのがスペック不足やハードの異常でしょう。

PCが古くなるほど可能性が上がります。

PC内のチェックと掃除をする

PCは時々サイドパネルを開けて動作させ、ファンなどが正常に動いているかを確認すると良いでしょう。

また、CPUファンやグラフィックボードのファンはの周辺など、ホコリが溜まっている場合は掃除が必要です。

ヒートシンクから放熱してチップの温度を下げるのですがその先にホコリが溜まっていると上手く熱が逃げずにこもってしまいます。

温度上昇をしすぎるとCPUやグラフィックボードは安全のために動作レベルを下げます。そうするとフリーズやシャットダウンの原因になるというわけです。

エアダスターなどでホコリを飛ばす程度で十分ですが、そのくらいは最低限必要です。

ゲームのグラフィック設定を下げてみる

とりあえず、負荷を下げれば動くことも少なくないと思います。

ゲームのグラフィック設定を下げて様子を見ましょう。

それでゲームの動作が安定する場合は、スペック不足の可能性が高いです。

グラフィックの良い新作ゲームの必要スペックは要注意

ゲームメーカーは、各ゲームに対して「このくらいのスペックがあれば動くよ」という必要動作環境を書いています。

しかし、「そんなんで動くか!」というスペックが示されている場合も少なくありません。

同じゲームでも、ゲームのシチュエーションによって負荷の低い所と高い所にかなり差があります。

そのため、私は各ゲームの動作環境については、以下のような基準で見ています。

必要動作環境 個人的な見方
必要(最低)動作環境 最低設定で何とか遊べる
推奨動作環境 中くらいの設定で何とか遊べる

メーカーとしてはゲームプレイへのハードルを低くしたいという目論見もあるのでしょう。

多くの場合、ゲームの必要動作環境は「低めに書いてある」と思った方が良いです。

特にグラフィックに優れたPCゲームは、そのゲームの発売時の最高クラスPCを使ってようやく最高設定が遊べるようなバランスになっています。

この辺は本当に本当。何年かゲーミングPCのレビューをさせてもらってるんですが「そういうもんなんだなあ」と感じる部分です。

ハイエンドしか勝たんし、新作ゲームの2年後くらいのミドルレンジPCで最高設定を使えるようになるとかそういう感じ。

経年劣化でパワーが出せなくなることも

ゲーミングPCを数年使っていると、パーツは段々弱ってくるものです。

例えば電源。電源には(アルミ)電解コンデンサというパーツが内蔵されているのですが、これが消耗品です。

熱によって電解コンデンサが劣化し、既定の電圧が出なくなると、CPUやGPUで必要とするパワーを供給できなくなります。

すると、GPU使用率が100%に至らずとも、高負荷時にブルスクリーンが出たり、GPUが応答停止したりします。

電解コンデンサは電源だけでなく、グラフィックボードにも使われています。

グラフィックボードには個体電解コンデンサーなど、熱に強いものが使われますが、長時間高温状態となればやはりヘタってくるわけです。

コンデンサーの寿命は「使用時間×負荷(発熱量)」だと思うので、人よりハードにゲームをしている方は、それだけPCとしての寿命も短くなります。

改めてわかりやすく申しますと、PCは消耗品なので、どこかで買い換えは必要です。

電圧のチェックもしておこう

ごくごく稀だと思いますが、AC100Vのコンセントに90V程度しか来ていないなど、電圧が低い場合は問題です。

テレビや冷蔵庫などの家電と違い、PCは精密機器ですので、正常に動作しにくくなります。

電圧が異常である場合、PCを修理に出しても「問題なし」で返ってきますが、自宅では異常が出続けることがあります。

特に社会的に電力供給事情の厳しい時は、やっておくと安心できるかもしれないですね。

既定の電圧が来ているか、電力会社などにチェックを依頼するのが最も安心です。

自分で電圧チェックを行う場合は電圧テスターを利用して行うこともできます。

コンセントの電圧チェックは正しい方法で行わないとブレーカーが飛んだり火災になる恐れもあります。使い方は簡単ですが、手順等は十分に気を付けてください。

 

また、コンセントまでの電圧が正常でも、タコ足配線にして同じコンセントからたくさんの大型の電気を取らないようにする必要があります。

電圧が下がり、動作が不安定になるためです。

ゲームが落ちたりPCの調子が悪い時のチェックステップ

以上の知見から、私が「ゲームの調子が悪い」と思った時にやることをまとめておきます。

  1. PC再起動(一時的な不調ならこれだけで解決する)
  2. 常駐ソフトを切る(ソフトの相性問題や負荷問題が解決する)
  3. ゲーム側のグラフィック設定の調整(MSI Afterburnerで負荷などを見つつ)
  4. コンセントの電圧チェック(気になる時はやる)
  5. ゲームの再インストール(MODなどを入れている時は解決する)

これでも落ちるならゲームの致命的なバグの可能性もありますが、多くの場合はスペック不足で動いていないか、コンデンサの劣化などで従来の性能が出せなくなっている場合があると思います。

 

PCの使い方に詳しくなると「ソフトの問題で解決できるのではないか」と考えがちですが、ハードの根本的な故障はエラーログなどに出てこないので、小手先の対応だと泥沼化しやすいです。

新しいPCを3年ほど使って、故障や劣化による不具合だと思ったら、やはり買い換え時と考えて良いと思います。

電源やグラフィックボードなどのパーツだけ交換しても延命できる場合もありますが、パーツ交換で解決しないと調査時間も出費も更に大きくなりがちです。

新しいPCをまるっと買ってしまった方が時間の節約にもなりますし、落ちる心配もなくゲームを楽しめると思います。

 


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