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海外発のドリフトゲーム「JDM」はまったりドライブにもピッタリなつくり

   

Gaming Factoryが手掛ける「Japanese Drift Master(JDM)」。どことなく見たことがある車で、日本っぽい風景を楽しめるドリフト&ドライビングゲームだ。

海外発の作品だが、これが侮れない仕上がりなので紹介したい。

日本の田舎町をモデルにした美しい風景

なによりも、「日本」の風景を見事に描き出しているのが特徴だ。

同作は「ハイカマ」という架空の日本の土地を舞台にしている。ちょっと車を走らせてみれば、その風景から感じるのは間違いなく日本の田舎である。

アジアを舞台にされると中国文化と混同されることが多い中で、よくぞここまで解像度の高い日本と、その道路事情を作り上げたなと感心する。

道の狭さがめちゃめちゃ日本である。多くのレースゲームでは、走りやすいように何車線もある広い道路をステージとして用意することが多い。ここにあるのはまさに一般道である。

ゲームはガレージ付きのバッキバキの木造日本家屋から始まる。どう見ても築70年くらいは経っている物件だ。

目の前には湖が広がっている。主人公は非常に風光明媚な場所にお住まいのようだ。ここからはもう自由にハイカマの町を走り回ることができる。

見慣れた道路の幅が、いかにも日本的だ。標識や路面の印字も雰囲気があり、一般車両も走っている。

また、本作はところどころにショップやドリフトスクール、レースイベントなどが設置されているが、その主張が控えめなのも雰囲気重視で良い。

オープンロード系のレースゲームというと、町中にいろいろなスコアアタックやレースイベントを置きがちなのだが、あくまでも「自宅があり、店やレースができるところまで自走する」という硬派なイメージに「リアルなゲームを作りたい」という気持ちが伝わってくる。

法定速度でのんびりドライブする楽しみ方もできるので、Test Drive Unlimitedなどで「ツーリング」をしていたプレイヤーたちにも好かれそうである。

個人的に、ちょっとした寄り道スポットみたいなのがたくさんある公道ゲームが大好きだ。本作もあちらこちらに「ちょっとした駐車場」があったりして、特に意味はないんだけど停めてみたりしてしまう。スクショモードが欲しい。

海外作品にありがちな日本語の看板の怪しさなどはあるものの、かつて国産の公道レースゲームでもそんな感じのものはあったので、思ったより気にならない。

登場車種

どこかで見た気がしないでもないデザインの架空の国産車種が登場する。デモ版では2車種が利用可能だった。

そのほか、輸入車も登場するという。車はディーラーで買えるようだ。チューニングショップでチューンしたり、ドレスアップも可能になっている。

ちょうどいい広さのマップ

デモではハイカマ湖を中心としたマップと、高速道路の一部を走ることができた。高速はどうやら環状型で、マップエリアの外周を走っているようだ。

もちろん、フォルツァホライゾンのような規模ではないが、こじんまりとした規模と、丁寧な風景の作りこみによって、必要十分なスケールを感じられる。


また、マップ内のイベントとして「寿司デリバリー」というメニューがあるのも興味深い。どのようなゲームに仕上がるのか楽しみだ。

2024年1月末までは「デモ版」がSteamにてダウロードできるので、興味のある方はぜひ。

 

 


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