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GALLERIA XA7C-G60Sレビュー | CPU強めのGTX 1660 SUPER搭載マシン

      2024/01/05

Intel Core i7-10700&GTX 1660 SUPERを搭載するミドルクラスゲーミングPC「GALLERIA XA7C-G60S」をドスパラよりお借りしたのでレビューしていきたいと思います。

フルHDゲーミングに十分なミドルクラスのマシンで、GTX 1660 SUPERの性能をガッチリ引き出せる強めのCPUが特徴です。ゲームの動作も細かくチェックしていきますよ!

GALLERIA XA7C-G60Sのスペック、外観

GALLERIA XA7C-G60Sのスペック詳細です。注文時にカスタマイズが可能です。

パーツ等 標準構成 おすすめカスタマイズ
OS Windows 10 Home 64ビット
保証 持ち込み1年保証 3年延長保証
CPU インテル Core i7-10700
(2.90GHz-4.80GHz/8コア/16スレッド)
CPUファン 静音パックまんぞくコース
CPUグリス ノーマルグリス Thermal Grizzly製グリス
(TG-K-001-RS)
グラフィック NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER 6GB
(DVI x1, HDMI x1, DisplayPort x1)
電源 650W 静音電源
(80PLUS BRONZE)
メモリ 16GB DDR4 SDRAM
(PC4-21300/8GBx2/2チャネル)
32GB DDR4 SDRAM
(PC4-21300/16GBx2/2チャネル)
SSD 512GB NVMe SSD (M.2 2280, 読込速度 3200MB/s, 書込速度 2000MB/s) 1TB NVMe SSD
ハードディスク/SSD なし 1TB SSDや8TB HDDを増設
光学ドライブ なし お好みで
サウンド マザーボード 標準 オンボードHDサウンド
ケース ガレリア専用 SKケース (ATX) スタンダード(ガンメタリック)
LAN ギガビットLANポート x1 (マザーボードオンボード)
マザーボード インテル H470 チップセット ATXマザーボード
PCI-E x16/x4 x2, PCI-E x1 x4 / メモリスロット x4(最大64GB) 
/ SATA3 x6 / M.2 x3(Key Ex1)
※M.2_2 ソケットとSATA6G_2 ポートは排他利用となり、同時に使用はできません。
入出力ポート 前面:USB3.2 Gen1 Type-A x4
背面:USB2.0 x2 USB3.2 Gen1 Type A x2
USB3.2 Gen2 x2 (Type A x1+Type-C x1)
キーボード なし お好みで
マウス なし お好みで
保証 持ち込み1年保証 3年延長保証

※上記は執筆現在の構成となります。GALLERIA XA7C-G60S商品ページでご確認ください。

ケース外観

GALLERIA XA7C-G60SGALLERIAシリーズ共通のミドルタワーケース「SKケース (ATX) スタンダード(ガンメタリック)」を採用しています。

GALLERIAシリーズのケースは2020年に刷新され、SKケースとなりました。

本体サイズ

メーカー公称値

  • 幅:22cm(220mm)
  • 奥行:44cm(440mm)
  • 高さ:48cm(480mm)
  • 本体重量:約14kg

前面

今までと大きく変わった、新しいGALLERIAの顔です。

ケース前面はプラスチック製のフロントパネルで覆われています。標準ではDVDなどの光学ドライブがついていませんが、オプションで付けることが出来ます。

電源を入れるとフロントの逆U字のLEDが光ります。UEFIからオンオフなどが出来ます。

コンソール部分には電源スイッチやリセットボタン、USB3.2(Gen1)ポートx4とマイクやヘッドフォンのオーディオ入出力端子があります。

ストレージインジケーターはSATA SSD / HDDが搭載されている場合、アクセスがあると点滅します。M.2 NVMe SSDでは点滅しません。

サイド

フロントはサイド吸気になり、フロント部のケースファンも14cmに大型化。エアフローが改善して冷却効率が上がりました。

サイドから吸気して天面と背面から排熱する構造です。

サイドの吸気部にはブルーのフィルターが中から貼ってあり、ホコリが入らないように配慮されています。

左側面のサイドパネルはアクリルパネルとなり、中が見えるようになっています。

右側面です。こちらからも吸気します。

天面

ケーストップ部は完全にフラットになっていて、ちょっとした物が置けるスペースになっています。「ゲーマーはPCの上に色々置く」という思想からこのデザインになったそうです。

確かに私もPCの上にはコントローラを置いたり外付けHDDを置いたりと、物置スペースになっています。

ケース後部は天面に向かって排熱するファンが回っています。外付けHDDなどを置くなら前半分が良いでしょう。

背面の2つのネジを外せば、清掃などのためにトップカバーを外すことが出来ます。

内部にゴミが落ちないようにフィルターが挟まれています。取り外して清掃できます。

フィルタの裏面です。ケースにぴったりフィットするように、マグネットが四辺に取り付けられています。

底面

ケース底面には電源ユニットのホコリ侵入を防ぐ為、着脱可能なフィルターがついています。

床との接地面はインシュレーターがついており、振動を吸収するように工夫されています。

背面

背面はオーソドックスなレイアウトになっています。

背面上部にはキーボードやマウスを接続できるPS/2ポート、各種USBポート、LANやオーディオ端子があります。

高速なUSB3.2 Gen2端子が2つついているので、高速な外付けSSDなども活かせます。

USB 3.2 Gen1
5Gbps
USB 3.2 Gen2
10Gbps

映像出力端子(グラフィックボード)

グラフィックボードからの映像出力は、DVI x1, HDMI x1, DisplayPort x1となっています。

ケース内部とパーツレビュー

貸出機内のケース内部を解説しながらカスタマイズ例を挙げていきます。

※パーツ構成は変わる可能性があります。

マザーボード

www.asus.com

 

貸出機ではASUS PRIME H470-PLUSが搭載されていました。USB3.2 Gen2に対応しており、外付けSSDなどで転送速度のアドバンテージがあります。

CPUCPUクーラー

CPUは8コア16スレッドのCore i7-10700が搭載されます。

CPUクーラーについては貸出機ではサイドフロータイプのDEEPCOOL製12cm角クーラーが搭載されていました。

クーラーのアップグレードオプションに虎徹MarkIIがあればi7-10700Kにアップグレードするのもアリだと思いますが、今のところないので10700のままでいいと思います。

ミドルスペックなGTX 1660 SUPERとの組み合わせ的にも10700はバランスのいいチョイスでしょう。

Thermal Grizzly製グリス

CPUグリスはCPUとクーラーを密着させて熱を逃がしやすくするための糊のようなものです。標準ではノーマルグリスになっているのですが、個人的なオススメは熱伝導率高いThermal Grizzly製グリスです。

CPU温度(室温26℃)

CPU16スレッドすべてを70~100%で使う「デス・ストランディング」で試したところ、最高温度は85℃でした。必要に応じて自動的にパワーセーブが発生するため、温度が安全圏以上に上がることはありません。

グラフィックボード

グラフィックボードはPalit製のGeForce GTX 1660 SUPER(VRAM 6GB)が搭載されていました。2スロットを占有します。

グラフィックボードの脱落を防ぐため、PCIeスロットはカバーでブラケット(L字の金属部分)を挟み込む凝った仕様になっています。

ブラケット部分がケースより外側に出て固定されるようになっています。

ネジで簡単に開閉できるので、メンテナンスで困ることはありません。

GPU温度(室温26℃)

Division2プレイ時のデータから。ファン回転数については90%程度回り、70℃前後をキープしていました。

GTX 1660 SUPERの標準仕様のブーストクロックは1785MHzとなっていますが、搭載していたグラボでは1845MHzを維持していました。

高負荷でも冷却の観点では問題なく、安定したパワーを提供しています。

電源

電源については650Wの80 PLUS BRONZE規格の電源が搭載されます。貸出機ではAcbel製の550W電源が搭載されていました。

ケーブルは一体型です。撮影用に配線を動かしましたが、ケース内にキレイに収まっていました。

電力的に使うのはCPUGPUも両方使うDivision2の高負荷時で250W程度でした。

おすすめカスタマイズ

Seasonic FOCUS-GX-750

HDDなどを追加するにしても電源容量は初期の650Wで全く問題ありません。

電源アップグレードは静音性や信頼性を重視したい場合や、将来のアップグレードなどを見越した場合の選択肢となります。

SeasonicのFOCUS-GX-750はフルプラグインタイプでケーブルの取り回しも良く、日本メーカー製の105℃アルミ電解コンデンサと固体コンデンサを利用しており耐久性が高いです。単品購入時は10年の保証という信頼性もウリの製品です。

また、S2FC(ファンレスモードを含まないファン制御)とS3FC(ファンレスモードを含むファン制御)のいずれかを選択できる切り換えスイッチを搭載し、ファンレス動作が可能で静音性が高いのが特徴です。

750WあるとRTX 2080 Tiなどに積み替えてもしっかり動作させることが出来るので、グラボを交換する予定ならなおのことおススメです。

ドスパラの採用電源は以下のページでまとめています。

メモリ

メモリは標準で16GBを搭載しています。速度を活かせる8GBx2のデュアルチャネルです。

おすすめカスタマイズ

32GB DDR4 SDRAM(PC4-23400)

16GBで足りることも多いと思いますが、ゲームをしながら色々な調べ物をしたりする場合や動画編集などどを行う場合には32GBあると余裕が出ます。

ちなみに私の場合は通常利用で16GB以下の使用量になることがほとんどないので、32GBは必須です。

また、10世代Core i7はより高速なPC4-23400のメモリに対応しているので、せっかくならPC4-23400で32GBにしたいところです。

SSD

M.2 NVMe SSD用の冷却カバー

M.2 NVMe SSD本体

ストレージは標準で512GBのM.2 NVMe SSDが搭載されます。位置的にはグラフィックボードの下でした。冷却用のカバーの下に収まっています。

512GBという容量は遊ぶゲームによってはあっという間に埋まってしまいます。最近のゲーム1つで30GB~100GB超あるので、たくさんのゲームをインストールする場合は物足りなくかもしれません。

速度はM.2 NVMe SSDとして十分な速度が出ています。ReadはSATA SSDの6倍以上の速度を叩き出していました。

こちらが2.5インチSATA SSDでの速度例です。「SSD」とだけ書かれている場合はこのくらいの速度のSSDが搭載されます。

CPUグラフィックボードの間にM.2スロットがもう一つ空いているので、ご自身でM.2 NVMe SSDを購入して増設も可能です。

おすすめカスタマイズ

1TB NVMe SSD

ゲームを複数本入れても大丈夫なように、大容量のM.2 NVMe SSDへのアップグレードをおすすめします。

3.5インチベイ(SSD/HDD)

2.5インチSATA SSD、3.5インチSATA HDDはケースの右サイドパネル側に搭載されます。2.5インチSSDが2台、3.5インチHDDが2台まで搭載可能です。

HDDは3.5インチトレイに増設できます。つまんで引き出すだけでサイドから出し入れがしやすくなっています。

2.5インチのSSDを増設する場合はこちらのトレイにセットされます。

おすすめカスタマイズ

8TB HDD

ハードディスク/SSDでは、4TBや8TBのHDDを追加するのがオススメです。

近年はコストカットのため、ドスパラに限らず様々なメーカーでHDD非搭載PCが増えました。

しかし、SSDは容量がそこまで多くないため、物置としてはやはりHDDが欲しくなると思います。

データの長期保存の点でもHDDが適していますので、HDDを増設するのはほぼマストとなるでしょう。

ゲームのスクリーンショットはもちろん、動画などを撮りためるとあっという間に1TBを超過します。大容量HDDを1つ追加してデータ保存用にしましょう。

Samsung 1TB SSD

ハードディスク(追加1)は必須ではありませんが、コアゲーマーの方は1TB SSDを追加がオススメです。

色々なゲームを並行プレイする場合にやりくりがしやすくなるでしょう。

ローディングの速さが非常に重要なゲームはM.2 NVMe SSDに、それ以外のゲームは追加したSSDに入れます。

大量に撮ったスクリーンショット画像などのサムネイルを一瞬で出したい場合も、HDDではなくSSDで管理すると読み込みが早いです。

HDDにはしばらく見ないスクリーンショットや動画などを入れるようにしてSSDの容量を常に空けておきましょう。

光学ドライブ

標準では非搭載ですが、内蔵の光学ドライブを追加することもできます。

おすすめカスタマイズ

PCにはWindowsのDVD-ROM(DSP版)が付属し、Windowsの再インストールにDVD-ROMディスクを使用します。

ただし、購入後に回復ドライブをUSBメモリ上に作成することによって、ディスクレスでWindows再インストールも可能です。

そのため、トラブル時も含めて必ずしも光学ドライブは必要ではありません。

DVDやBlu-rayの映像作品などを見たい場合はそれらのドライブを選択すると良いでしょう。

付属するもの、しないもの

主な付属品

  • PC本体、電源ケーブル
  • 取扱説明書

標準では付属しないもの(オプション)

  • モニタ(ディスプレイ)
  • モニタとの接続ケーブル
  • マウス
  • キーボード
  • 光学ドライブ
  • LANケーブル

など

GALLERIA XA7C-G60Sのベンチマーク

ベンチマークは、マシンに負荷をかけてどのくらいの能力があるかを測定するテストです。

専用のベンチマークソフトを使って行います。ある程度、マシンの動作レベルがわかります。

※各ベンチマークの値は、私がドスパラより実機をお借りした時点でのものです。OSやソフトアップデート、ドライバ、構成や個体差などで結果が異なる可能性があります。

Cinebench R15 (CPUベンチマーク)

Cinebench R15はCPUの純粋な性能を比較できる代表的なベンチマークソフトです。

GALLERIA XA7C-G60Sに搭載されているグラフィックボード「GTX 1660 SUPER」はエントリークラスに近い、限界がそこまで高くないグラフィックボードですが、ゲームによってはCPUによる複雑な演算を必要とするため、CPUが良くないと性能を引き出しきれないことがあります。

特にドスパラでは同じGTX 1660 SUPERを搭載し、CPUにはRyzen 5 3500をチョイスしたGALLERIA RM5R-G60Sが10万円程度と安いのですが、CPU負荷が高いオープンワールド系ゲームではCPU性能でフレームレートが結構変わるので、個人的にはこちらのマシンの方が良いと思います。

CPU(マルチスレッド)

複数のスレッドを並行的に処理する「マルチスレッド性能」のテストです。

マルチスレッドの能力が発揮されるのは以下のようなシチュエーションです。

  • マルチスレッドに対応したゲームのプレイ時
  • ゲームの実況配信
  • 映像編集ソフトでの編集時
  • 複数タスクを同時に行う時(ゲームを複数同時に実行など)

i7-10700はハイパースレッディングテクノロジー(HTT)を搭載しており、1つのコアで2つのスレッドを効率的に動かすことが出来ます。ただし、ゲームの場合はオフの方が性能が出ることがあります。

また、マザーボードの初期設定では電力制限(TDP制限)がかかっており、長時間動作時の性能は8C/16TのCPUとしてはやや控えめです。

電力制限を解除することでテストのスコアは上がりますが、発熱が大きくなることがネックです。

初期設定のままでも瞬間的なパワーは出るので、ゲームプレイでは初期設定のままで十分だと思います。

HTTオン

HTTオン、CPUTDP無制限

Ryzen 9 3900X
12C/24T
3160
i9-10900K
10C/20T
2653
Ryzen 7 3700X
8C/16T
2126
i9-10900K
10C/10T
2076
i9-9900K
8C/16T
2060
i9-9900KF
8C/16T
2024
i7-10700
8C/16T(TDP無制限)
1844
i7-10700
8C/16T(出荷時設定)
1566
i7-9700K
8C/8T
1540
Ryzen 5 3600
6C/12T
1489
i7-9700F
8C/8T
1431
i7-9700K
8C/8T
1409
i7-8700K
6C/12T
1378
i7-9750H
6C/12T
1305
Ryzen 5 3500
6C/6T
1036
i7-8750H
6C/12T
940
i7-6700K
4C/8T
901

※当サイト調べ

CPU(シングルスレッド)

シングルスレッドテストは、1つのコアの1スレッドだけを使う場合のシンプルな性能指標です。

ゲームでは複数のスレッドに上手く処理を配分できない部分もあるため、シングルスレッドは非常に重要な性能となります。

i9-10900K
10C/20T
223
i9-9900KF
8C/16T
217
i9-9900K
8C/16T
213
i7-9700K
8C/8T
212
i7-9700K
8C/8T
210
Ryzen 9 3900X
12C/24T
208
i7-10700
8C/16T
207
Ryzen 7 3700X
6C/12T
204
i7-9700F
8C/8T
202
i7-8700K
6C/12T
201
Ryzen5 3600
6C/12T
197
i7-6700K
4C/8T
188
i7-9750H
6C/12T
187
Ryzen 5 3500
6C/6C
186
i7-8750H
6C/12T
177

※当サイト調べ

i7-10700のシングルスレッド性能は中の上、といった印象でした。

3DMARK TimeSpy(DirectX12テスト)

定番のベンチマークソフト、3DMARKのテストです。

ゲーム画面のようなリアルタイムレンダリングのカットシーンを表示するテストです。

DirectX12で動作させるTime SpyではCPUでのスコアも算出するため、CPUの能力でも点差が大きく開きます。

GALLERIA ZA9C-R80T
i9-10900K & RTX 2080 Ti
13060
GALLERIA ZZ
i9-9900KF & RTX 2080 Ti
12899
GALLERIA ZG
i9-9900KF & RTX 2080 SUPER
11284
GALLERIA XF
i7-9700F & RTX 2070 SUPER
9529
GALLERIA AXV
Ryzen 7 3700X & RTX 2060 SUPER
8746
GALLERIA XA7C-G60S
i7-10700 & GTX 1660 SUPER
6364
GALLERIA RT5
Ryzen 5 3500 & GTX 1660 SUPER
5871

※当サイト調べ

旧ケースのGALLERIAのデータを含んでいます。同じGTX 1660 SUPERを搭載したRyzen 5 3500機と比べると、やはりCPUが良い分スコアは上がります。

3DMARK Fire Strike(DX11テスト)

DirectX11テストのFire Strikeです。こちらもRyzen 5 3500と比べると高いスコアを出しています。

GALLERIA ZZ
i9-9900KF & RTX 2080 Ti
26696
GALLERIA ZA9C-R80T
i9-10900K & RTX 2080 Ti
26262
GALLERIA ZG
i9-9900KF & RTX 2080 SUPER
24464
GALLERIA XF
i7-9700F & RTX 2070 SUPER
20934
GALLERIA AXV
Ryzen 7 3700X & RTX 2060 SUPER
19906
GALLERIA XA7C-G60S
i7-10700 & GTX 1660 SUPER
14727
GALLERIA RT5
Ryzen 5 3500 & GTX 1660 SUPER
13590

※当サイト調べ

FF14ベンチ(紅蓮のリベレーター)

FF14のエンジンを使ったベンチマークソフトです。14897点で「非常に快適」のスコアを出しました。

GALLERIA ZA9C-R80T
i9-10900K & RTX 2080 Ti
22556
GALLERIA ZZ
i9-9900KF & RTX 2080 Ti
20153
GALLERIA AXZ
Ryzen 9 3900X & RTX 2080 TI
19338
GALLERIA ZG
i9-9900KF & RTX 2080 SUPER
19271
GALLERIA XF
i7-9700F & RTX 2070 SUPER
17721
GALLERIA AXV
Ryzen 7 3700X & RTX 2060 SUPER
16625
GALLERIA XA7C-G60S
i7-10700 & GTX 1660 SUPER
14897
GALLERIA RT5
Ryzen 5 3500 & GTX 1660 SUPER
12985

※当サイト調べ

CPU性能が高い分、Ryzen 5 3500搭載の旧GALLERIA RT5より高いスコアが出ています。

FF14ベンチ(漆黒のヴィランズ)

FF14の漆黒のヴィランズベンチマークでは15498点となり、こちらも「非常に快適」の評価です。

Division 2ベンチ(DX12)

FF14よりパワーを必要とする、Division2に内蔵されるベンチマーク機能です。DX12オンで1920x1080のテストを行いました。

(画像のプリセットが「カスタム」になっているのは垂直同期をオフにしているからです。)

ウルトラ
64fps
88fps
111fps
169fps

60Hzモニタならウルトラ設定で、144Hzモニタなら中~低設定で快適に遊ぶことが出来そうです。

RDR2ベンチ(Vulkan)

Division2よりもパワーを必要とする、Read Dead Redemption 2に内蔵されたベンチマークです。DirectXではなく、Vulkanでのベンチマーク結果となります。

画質優先最高
45.2fps
パフォーマンス優先
92.2fps

ゲームの平均fpsまとめ(1920×1080)

ここからはGALLERIA XA7C-G60Sでゲームを実際にプレイし、どれくらいfpsが出るかなどをレビューします。

1920x1080のフルHD解像度でテストを行いました。

各テストで取得した平均fpsと下位1%のfps値(1% LOW)を載せていきます。

1% LOWについては「かなり重いシーンの平均」くらいに思って見ていただけると良いと思います。

どちらも60fps以上であれば、一般的なモニタ(60Hz)で非常に快適に動作します。144Hzのゲーミングモニタを使う場合、平均も1% LOWも144を超えているのが理想ではありますが、平均fpsが100以上出ていれば十分60Hzモニタとの違いを感じられると思います。

※データは測定時点のもので、ゲームのシチュエーションやゲームバージョン、ドライバやPC構成によって大きく変化する可能性があります。

【RDR2】Red Dead Redemption 2

Read Dead Redemption 2(RDR2)は私の知る中でも最重量級のオープンワールドゲームであり、RDR2が動けば2020年のゲーミングPCとして安心して良いと思っています。

RDR2では精密プリセットレベルを「画質重視」の最高と「パフォーマンス優先」の最低の2パターンで設定し、サンドニの街の一定区画をぐるっと周るテストを行いました。

画質重視で平均59.6fps、パフォーマンス重視で平均117.8fpsとなりました。シングルプレイでは画質を取り、オンラインで撃ち合いをする場合はパフォーマンスを取ってもいいかもしれません。100fps前後でも144Hzモニタで違いは体感できます。

画質優先設定

パフォーマンス優先設定(テクスチャも低に)

【MSFS2020】Microsoft Flight Simulator

Microsoft Flight Simulatorでは、東京スカイツリーから羽田への着陸をオートフライトでテスト。機内視点と後方視点でサンプリングしました。機内視点に比べると機外の後方視点は風景が広範囲で見えるので重くなります。

設定ウルトラでは非常に美しい風景が楽しめますが、i7-10700の負荷の高さと共に、GTX 1660 SUPERも限界になり、フルHDでも30fps前後という結果でした。

ただしアクション性が高いゲームではないので、20~30fpsあればプレイは可能です。

【BF5】Battlefield V

DXR対応タイトルであるBF5は、RTXシリーズで鏡面反射などの真価を発揮するDXR設定と、DXRを使わないDX12設定をテストしました。200fpsがゲームの上限となっています。

シングルプレイ(大戦の書「ティライユール」>「平等」序盤)のfps(1920×1080)を測定します。樹木やフォグが多くて重いマップです。

最高品質設定DXRをオンにして最高品質でのプレイでは平均38.6fpsとなりました。DXRをオフにして、DX12における最高設定では平均89.9fpsを記録しました。

144Hzのモニタなどを活かすにはGTX 1660 SUPERがボトルネックとなるため、設定は最高設定より下げて使う形になるでしょう。

VALORANT

RIOT Gamesの新作FPS「VALORANT」では、トレーニング用の射撃場を使ってテストを行うことにしました。

フレームレートが比較的落ちやすい「オーディン」を使ってスキルテストからスパイク解除シナリオまでを通してプレイしました。

平均359.8fpsとなり、下位1%も219.6fpsと高い値を示しました。240Hzモニタで十分遊べる結果ですが、ソロでのテストなので実プレイではfpsはもう少し落ちるかと思います。

グラフィック設定は以下の通りです。

  • マテリアル:高
  • テクスチャ―:高
  • ディテール:高
  • UI:高
  • ビネット:オン
  • VSync:オフ
  • アンチエイリアス:MSAA 4x
  • 異方性フィルタリング:16x
  • 明瞭度を上げる:オン
  • ブルーム:オン
  • ディストーション:オン
  • 一人称視点の陰影:オン

【Fortnite】フォートナイト

ゲーム内で任意の位置に建築が行えるフォートナイト。ソロバトルロイヤルで建築物が画面内に増える1vs1シーンをリプレイからサンプリングしました。

DX12で描画距離を最高にし、解像度も100%のまま他を最低に落とす設定では平均205fpsを記録しました。画質等をフルに上げた状態では平均74fpsを記録しました。

144Hzモニタでは描画設定を低に下げる必要があるでしょう。60Hzモニタでは最高設定で遊ぶことが出来そうです。

Apex Legends

Apex Legendsは144fps上限を解除*して、画質を高設定にしてのテストです。

変化の少ないトレーニングモードでfpsを測定すると、平均127.4fpsを記録しました。ソロテストなので実際にはもっとfpsは落ちるでしょう。

GTX 1660 SUPERが限界なので、画質設定を落とせばもっとfpsは上がります。

*コマンドラインに「-novid -high -fullscreen +m_rawinput 1 -useforcedmparms -noforcemaccel -noforcemspd +FPS_MAX Unlimited」をつけました。

【FF14】Final Fantasy XIV

FF14では「封鎖坑道 カッパーベル銅山」でのパーティープレイ時のパフォーマンスをチェックしてみました。

平均127.2fpsと、MMOとしては全く問題のない性能を発揮しました。GShadeなどを利用しても余裕で遊べると思います。

【MHW:IB】モンスターハンターワールド:アイスボーン

MHW:IBのテストでは重いマップである「渡りの凍て地」で動作を見ると良いです。今回は「深雪のダイバー」でチェックしました。DX12で雪品質も最高設定でプレイしました。HDRはなしです。

ダイナミックレンジもよほど良いHDRディスプレイでなければ効果が感じられないので32bitとしています。

平均52.6fpsとなりました。60Hzモニタでも最高設定では若干重く感じるかもしれません。GTX 1660 SUPERの限界なので、画質を下げればfpsは伸びます。

【Division 2】ディビジョン 2 ウォーロードオブニューヨーク

オープンワールドシューターDivision2の最新DLC「ウォーロードオブニューヨーク」でテスト。

「墓所」のミッションをソロでウルトラ設定でプレイしました。

平均71.8fpsを記録しました。こちらもGTX 1660 SUPERによる限界です。PvE系TPSとして60Hzモニタで遊ぶならウルトラ設定が利用できます。144Hzモニタで遊ぶなら低設定に落とすと良いです。

黒い砂漠

黒い砂漠はMMORPGとして高画質かつ、アクションも激しいゲームです。通常、フルウインドウより全画面モードの方が格段にfpsが出るので、全画面モードでテストしています。

テストはクザカが湧くセレンディア神殿内を一周しての平均fpsです。普段はほぼ人がいなくて環境変化が少ない場所なので、基本的なfpsをチェックするために使っています。

戦闘については周回上で攻撃を行うポイントと使用スキルを決め、なるべく各テストで差がないようにしています。

HTTオフ(8コア8スレッド)でのテスト

黒い砂漠ではハイパースレッディング(HTT)をオフにすると、より高いfpsを出すことが出来ます。ただし、VERY HIGHあたりまではGTX 1660 SUPERを使い切ってのボトルネックとなり、CPUのHTTオンオフでほとんど変わりません。VERY LOWまで下げることでHTTオンオフによる差が発生します。

【M&B2】Mount & Blade II: Bannerlord e1.4.3

シングルプレイRPGのMount & Blade II : Bannerlord。アーリーアクセス中ののe.1.4.3にて戦闘を行いました。設定はインストール時デフォルトです。

バトルサイズ1000(500vs500)で戦闘テストを行いました。

自分以外の999体がAIで動くため、序盤はなかなか重いですが落ちることなくプレイ可能でした。平均では72.2fpsとなりました。

デス・ストランディング

小島秀夫監督作品「デス・ストランディング」は、CPU16スレッドをほぼ使い切るほどの最適化がされており、グラフィックレベルも高い重量級のオープンワールド作品です。

「レイク・ノットシティ[K4]」から「K4南配送センター」までの国道をバイクで走る形でテストしました。

最高設定で平均81.6fpsと、60Hzモニタでプレイするのに十分なフレームレートが出ました。

動作音と電力

動作音

デジタル集音計で50cmくらいの距離から動作音をチェックしました。室温26℃です。一般家屋で空調の音などがベースとして入っており、値はそこまで正確ではありません。

停止時(基準)
38.5dbA
アイドル時
38.9dbA
ゲーム中(Division2)
41.2dbA

CPUファン、グラフィックボードファン(GPUファン)、電源ファンの3つがPCの騒音源となります。

Division2のようなCPUGPUもガッツリ使う重たいゲームをプレイ中、GPUファンは室温25℃で90%程度の回転となり、CPU温度も上がるのでCPUファンも回転します。

音としては「回ってるなあ」と感じられる程度でそこまでの不快感はないと思います。デスク下に置いている場合はほとんど気になりません。ただデスクの上に置いた場合は周りが無音だとちょっと気になるしれません。

ヘッドフォンやヘッドセットでゲームをする場合はいずれも気にならないレベルです。

消費電力

アイドル時
41W
Division2(ウルトラ)
256W
砂漠最小化放置
71W

ワットモニターで電力を簡単にチェックしました。

CPU&GPUを両方酷使するDivision2プレイ時、消費電力は250W程度です。

黒い砂漠も放置時は最小化してタスクバーに入れてしまえばそこまで消費電力は上がりません。

GALLERIA XA7C-G60Sまとめ

良いところ

  • LEDが光る新しい設計のケース
  • 裏配線でエアフローが良い
  • 電源部が斜めでどこからでも押しやすく、USBポートも挿しやすい
  • グラフィックボードのGTX 1660 SUPERはフルHD@60Hzの一般的なモニタにぴったり
  • CPUのi7-10700はGTX 1660 SUPERの性能をフルに引き出せる
  • SATA SSDよりおよそ6倍も高速なM.2 NVMe SSDを搭載
  • USB3.0の2倍高速なUSB 3.2 Gen2搭載
  • 軽作業やアイドル時は省エネで静か
  • スペックに対しての価格の安さ

惜しいところ

  • CPUクーラーの上位オプションが欲しい
  • 静音性

総評

主張し過ぎずカッコイイLEDなどのデザイン面だけでなく、取り外し可能な各種防塵フィルター、スイッチやUSBポートの使用感、裏配線、PCIeのブラケットサポートなどなど…使う人のことを考えていると感じられるケースです。使いながら自分でカスタマイズする際のベースとしても良いと感じました。

i7-10700の高バランスなCPU性能と、フルHD60fpsなら必要十分と言えるGTX 1660 SUPERは、やや勝っているCPU性能も相まって高画質で安定したゲーム環境を提供してくれます。

最近のオープンワールドタイプのゲームではCPU性能が本当に重要なので、比較的エントリーに近いGTX 1660 SUPERでも、CPUに8コア16スレッドの10700を積むのは全くもって大正解。

今回のゲームテストのほとんどで、GTX 1660 SUPERを限界まで使うことが出来ました。

とりあえずPCゲームを手持ちのモニタで高画質にプレイしてみたい!という方が最初に買うモデルとしておすすめ出来ます。

ウルトラワイドやWQHDなど、ちょっと上の解像度になると物足りなさは感じるでしょう。その場合もCPUは強いのでそのままに、グラボだけを自前交換というアップグレードにも適しています。そういった見込みなら電源は750W以上に盛ってオーダーした方が良いですね。

ドスパラ
CPU:i7-10700
GPU:GTX 1660 SUPER
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD

 


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