HDR10
HDR10は画面の明るさの幅を広げる技術。暗いところの黒つぶれ、明るいところの白飛びを起こさない範囲を広げる。2015年に発表された。
既存のSDR規格では8bit=256段階が黒から白までの段階であった。
それに対し、HDR10では10bit=1024段階となるため、黒から白だけでも単純に4倍細かく指定することが出来ることになる。
HDR10では「暗さをより段階的に表示する」という方針で調整されている。(明るさより暗さの段階を細かくしている)
当然、モニタ側にも1024段階を描き分ける能力が必要である。
参考となるのはモニタの輝度で、単位はnitやcd/㎡(カンデラ毎平方メートル)である。1nitと1cd/㎡は同じである。
既存のモニタでは250~300cd/㎡程度の輝度を持っており、これは8bit=256段階の明るさを区別するのに十分である。
HDR10では1024段階となるため、1000cd/㎡以上の輝度を持つモニタにも意味がある。
モニタの規格としてはDisplayHDRがあり、輝度に応じてDisplayHDR400、600、1000などがある。
これに満たない300~350cd/㎡程度の輝度のモニタでもHDR10対応と謳うものもある。
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