古いマシンでもGTX 1080にアップグレードしたら効果はある?
2017/08/02
GTX 1080を買うことは決めていました。
ただ、購入にあたり、疑問に思っていることがあったんですよ。
それは「古いマシンに最新のグラボをつけると、どれくらいの変化が得られるのか?」ということ。
もしかしたら全く変わらないかもしれないですよね。
しかし「そのうちCPUも買い換えるし」ということで、とりあえず装着してみることに。
Contents
おっさんのマシンは古い
まず、おっさんの現行マシンのスペックはこんな感じです。
おっさんのマシン構成
CPU | Intel Core i7 860(Lynnfield) 2.8GHz | 2010~ |
MEM | DDR3 PC3-10600 4GB×4 | 2011~ |
M/B | Asrock P55DE3 (PCI-e 2.0) | 2010~ |
GPU | NVIDIA Geforce GTX 680 4GB | 2013~ |
SSD | 512GB SSD (メーカー失念) | 2012~ |
HDD | 1TB HDD (メーカー失念) | 2010~ |
PU | 650W Blonze (メーカー失念) | 2013~ |
OS | Windows7 64bit | 2010~ |
ストレージやメモリ、グラボなど、部分的にアップグレードしながら使っているのがおわかりいただけるでしょうか。
しかし、2016年のハイエンドGPUであるGTX 1080に2010年のミドルハイCPUは、さすがに不釣り合い。
i7 860というCPUは、Lynnfieldという、最初期のCore i7なんですよ。
Turbo Boostで2943MHzという小振りな性能は、最近の箱庭系ゲームでは少々苦しいのも事実。
Geforce GTX 680(4GB)からGTX 1080に交換した場合、この点がどれくらいネックになってくるのか?
また、ネックになったとしてもGPUアップグレードの効果は実感できるのか?などがチェックポイントです。
とりあえずGTX 1080を買ってみた
今回購入したのはZOTACのGeforce GTX 1080 AMP EDITION。
ZOTAC Geforce GTX 1080 AMP EDITION グラフィックスボード VD6068 ZTGTX1080-8GD5XAMP01 |
GTX 1080もだいぶ価格がこなれてきましたね。
製品本体を持つだけでわかる違い
今まで使っていたGTX 680はPalit製でした。
まず、グラボ本体を触ってみてもっとも違いを感じたのは材質。
グラボ全面が金属になっていて、持つだけで冷たいのです。
これは冷えるだろうな、という感じがしますね。
GTX 680では「冷却の限界が性能の限界」だったので、これは期待できそうです。
高回転でも静かなファン
冷える素材とはいえ、高負荷なゲーム中には、グラボ温度は70℃以上に達します。
そのため、おっさんはファンをある程度の温度から回すようにしています。
そして、ZOTACのGTX 1080では、80%くらいの回転数まで上がっても、不快な音がしない。
内心「またうるさいんだろうなあ」と思っていたので、これは嬉しかったです。
GTX 680の時は、高負荷時はかなり「いい音」がしていたので。
黒い砂漠の最高仕様(β)で遊んでみる
セットアップも終わったので、とりあえず黒い砂漠。
最高仕様(β)設定のFHD(1920×1080)で動作させたところ、予想とは結構違った数値や感触が得られました。
VRAMはFHDでも4GB以上利用
まず数値的なところから。
VRAM4GBのGTX 680でも黒い砂漠の最高仕様(β)はとりあえず動いていました。
しかし今回、8GBという大容量のVRAMを搭載したグラボを使ってわかったのは、4GB(4096MB)じゃ足りてなかったということ。
最高仕様(β)でのハイデル倉庫前は4100MB以上使うことが多かったです。
人が多いし、テクスチャなどもたくさん読み込むのでしょうね。
また、グラフィック設定の変更時などは7GB近くのVRAMを利用しましたが、これは使えるだけ使ってるだけなんでしょうか。
CPUがネックでfps頭打ち
おっさんの旧環境だと上記倉庫前を最高仕様(β)で遊ぶと15fpsとかそんなもんでした。
そして、この点はGTX 1080にしただけではあまり変わっておらず、17~19fpsにとどまります。
この時、CPUが76℃、使用率は70%を超えていますので、CPUのボトルネックは確実です。
以前、画質設定を上げていくと描画量が増えるということなどをまとめました。
【黒い砂漠】画面設定で画質がどう変わるのか比較してまとめたよ | おっさんゲーマーどっとねっと
つまり、扱うデータ量が増え、CPUの計算する部分が増えるのでしょう。
ちなみに、GPUの使用率は40%程度でした。
CPUのボトルネックが解消すると、使用率とfpsが上がることでしょう。
Project CARS
グラフィックが凄いレースシムとしておなじみのProject CARS。
CPU負荷の関係もあり、今回、GTX 1080の性能を一番引き出すことが出来ました。
アンチエイリアス以外を最高にして60fps~120fpsを出すことが出来ました。
Project CARSのアンチエイリアスは、上位設定がDSAA(Down Sampling Anti Aliasing)となります。
いわゆる「何倍の解像度で書き出したものを縮小表示する」というアンチエイリアス方式。
非常にきれいなのですが、負荷がとんでもないことになります。
それでも、ソロで走る分にはDS4X(解像度4倍)あたりまでは実用レベルで行けました。
最高のDS9Xでは30fps程度に落ちますが、もはやこれは実写か、と思わせる美しさがあります。
Grand Theft Auto V
GTA5もやはりCPUがネックとなりました。
人口密度など、演算物量が多くなっていくとCPU使用率が90%以上、温度が80℃以上となり、頭打ちとなりました。
人やクルマの少ないゾーンではもちろん、60fpsを超えてきます。
FHDでも4.3GBほどのVRAMを使用しており、4GBのGTX 680では不足だったことがわかります。
しかし、8GBのVRAMを積んでいるGTX 1080であれば余裕です。
オープンワールド系はCPU強化は必須
軽く何種類かのゲームを遊んだ限りでの印象は以下のとおりでした。
やはりCPUが厳しかった。
しかしGTX 680自体もまた頭打ちだったことも、GTX 1080に買い替えてわかりました。
とりあえずはi7 6700Kあたりに買い替えてみようと思っています。
Intel CPU Core i7-6700K 4GHz 8Mキャッシュ 4コア/8スレッド LGA1151 BX80662I76700K |
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