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GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載機レビュー。安いRTX 4070機はどこまで戦える?

   

Pasted-44RTX 40シリーズが出揃った時、RTX 4070は奨めやすいと思った。最近のリッチなグラフィックスを持つゲームに対し、エントリーの8GB VRAMはちょっぴり心もとない。これからはRTX 4070以上の、12GBのVRAMを搭載したグラボが事実上のスタンダードになるだろうと思ったのだ。

ドスパラを見ると、AMDのCPU「Ryzen 7 5700X」を搭載した「GALLERIA XA7R-R47」に、購入者レビューが多くついていて人気のようだ。

というわけで、今回はGALLERIA XA7R-R47 5700X搭載機を株式会社サードウェーブにお借りしてレビューする。

GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載のスペック (執筆時点)

お借りした「GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載」マシン

OS Windows 11 Home 64ビット
購入特典 パルワールド(Steamゲームコード)
Steam Steamクライアントのインストール
CPU AMD Ryzen 7 5700X (3.4GHz-4.6GHz/8コア/16スレッド)
CPUファン (空冷式) 静音パックまんぞくコース
CPUグリス ノーマルグリス
熱伝導率: 0.8W/m・K程度
グラフィック機能 NVIDIA GeForce RTX 4070 12GB GDDR6X (HDMI x1,DisplayPort x3)
電源 650W 電源 (80PLUS BRONZE)
メモリ 16GB (8GBx2) (DDR4-3200)
SSD 1TB SSD (NVMe Gen4)
光学ドライブ 光学ドライブ無し (※カスタマイズで選択可能)
サウンド マザーボード 標準 オンボードHDサウンド
ケース ガレリア専用 SKケース (ATX) スタンダード(ガンメタリック)Ver.2
フロントケースファン 14cm 高速ケースファン x1
トップケースファン 14cm 高速ケースファン x1
LAN 1Gb 対応LANポート×1(オンボード)
マザーボード ASRock B550 TW (AMD B550チップセットATXマザーボード)
PCI-E x16 Gen4.0 x1, PCI-E x4 ×1, PCI-E x1 x2 /
メモリスロット x4(最大128GB) /SATA 6Gb/s x6 /
M.2 Key-M x2(Gen4x4 ×1 , Gen3x2 ×1)/M.2 Key-E×1
※M.2_3 ソケットとSATA 6Gb/s_5/6 ポートは排他利用となり、
同時に使用はできません。
入出力ポート 前面:USB 3.2 Gen1 Type-A x4 背面: USB3.2 Gen1(Type-A) x6
Minecraft ライセンス Minecraft Java&Bedrock Edition
Xbox Game Pass Xbox Game Pass Ultimate 1か月版 同梱
サイズ 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm
重量 約14kg
持込修理保証 保証期間1年

※記事中のスペックやレビュー内容は、執筆時点のものになります。最新の仕様は以下の製品ページでご確認ください。

GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載の外観

電源を投入すると、フロントの逆U字状のLEDが光る。

サイドの窓はアクリル。割れにくく、ガラスよりは気軽に取り扱える。(写真は傷防止のシールが貼ってある状態で、剥がすと透明度が上がる)

どこからでも押しやすいよう、斜めに設置された前方のコンソール部分。電源ボタン、リセットボタン、USB3.2 Gen1 Type-A x4、オーディオ端子がある。

ケース上部はフラットになっており、周辺機器などが置きやすい。

上部はフィルターが内蔵されており、ホコリを中に入れにくい構造。

両サイドパネルの前方は吸気口。ホコリよけのための青いフィルターがついている。

ケース下部。リア側には電源の給気口があり、リアから引き出して外すことが可能なフィルターがついている。

利用しないときにも見栄えを確保する「GALLERIAロゴ」入の不織布カバーが付属する。

Ryzen 7 5700Xはなぜ人気?

ドスパラのPC販売ページには、購入者によるレビューが掲載されている。GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載のレビュー件数は執筆時点で33件で、評価は★4.8とかなり高い。

人気の理由はいくつか考えられる。

  1. シンプルにCPUが安いから(最新のCore i5より安い)
  2. 8コア16スレッドは多くのゲームでちょうどよいから(PS5も8コア16スレッド)
  3. 人気のゲームに十分だから(ApexやVALORANTプレイヤーが特に多い)
  4. 65W動作で、空冷クーラーでOKだから

Ryzen 7 5700Xの性能

5700Xは2020年に発売された5800Xの下位モデルだ。最新CPUには性能的に負けてしまう。

Cinebench r23 マルチスレッド

CPU(機種) コア数/スレッド数/TDP BTO機スコア例
i7-14700F 20C/28T(65W) 21066
Ryzen 7 7800X3D 8C/16T(125W) 18262
Ryzen 7 5700X(XA7R-R47) 8C/16T(65W) 13951
i5-13400F 10C/16T(65W) 13385

 

Cinebench r23 シングルスレッド

CPU(機種) コア数/スレッド数/TDP BTO機スコア例
i7-14700F 20C/28T(65W) 2037
Ryzen 7 7800X3D 8C/16T(125W) 1814
i5-13400F 10C/16T(65W) 1722
Ryzen 7 5700X(XA7R-R47) 8C/16T(65W) 1524

 

とはいえ、ゲームによってCPU負荷は全く違う。ゲーミングPC選びで重要なのは「やりたいゲームがどの程度動くのか?」だ。

そこで今回はゲームにベンチマーク機能があればそれを利用して動作をチェックし、ない場合はCapFrameXでフレームレートを測定した。

平均フレームレートや最低フレームレート、1% Lowの値、スタッター(カクつき)の少なさなどを元に、各ゲームの快適度をレビューしていく。

快適に遊べたゲーム

VALORANT【FPS】

競技系のガチFPS。画質を落としたいわゆる「競技設定」で、射撃訓練場で一定の移動をしてテストした。

平均は400fpsを超え、1% Lowでも200fps以上は出ているので、240fpsなどを利用してのゲームプレイが可能だ。

Apex Legends【FPS】

バトルロイヤル型のFPSとして長く人気のゲーム。最大300fpsまで出せる仕様。今回は画質設定を下げ、処理の重いテルミットグレネードを10発投げて燃え尽きるまでの間のフレームレートを測定した。

平均240fps以上を出せたので、240Hzモニタなどを活かせるだろう。購入者レビューで高評価なのも納得だ。

サイバーパンク2077【FPSタイプのオープンワールドRPG】

サイバーパンク2077は、煌めくネオンやリアルな陰影で、レイトレーシング機能の魅力を強烈に感じられるFPS系のオープンワールドRPGだ。そのぶん、CPU使用率も高めである。

5700Xではやや厳しいか?と思ったが、DLSS3 フレーム生成(FG)をオンにすることで、RT:ウルトラやRT:オーバードライブといった高画質プリセットでも問題なく遊べるフレームレートを出すことができる。

VRAMは11GB台を使う。VRAM12GBを搭載するRTX 4070を選んだ価値を感じられるはずだ。

Grand Theft Auto V【オープンワールドクライムアクション】

「ストグラ」など、ストリーマーによるMODプレイで人気のGrand Theft Auto Vをベンチマークモードでテスト。Pass0~4の平均値を求めた。

DLSSなどがない世代のゲームだが、最高画質設定で問題なく動く。

GRANBLUE FANTASY: Relink【アクションRPG】

2024年に発売された、GRANBLUE FANTASYの世界観をベースにしたアクションRPGだ。最大120fpsに対応している。結構グラフィックスが良いのでチョイスした。

最高品質設定で、クエスト「グリフォンの手羽元を食べてみたい」でのフレームレートを計測した。

テスト結果としては、1920x1080なら問題なく120fps付近を出せる。3840x2160だと60fpsにはちょっと届かない。

ARMORED CORE VI: FIRES OF RUBICON【メカアクション】

ARMORED COREシリーズの最新作。こちらもグラブル同様に120fps上限のタイトルとなる。

最高品質設定で「移設型砲台破壊」の序盤のフレームレートを計測した。

こちらは結構CPU負荷が高く、1920x1080でも3桁fpsには届かなかった。とはいえ、カクつくなどはなく、3840x2160まで問題なく遊べる印象だった。

Final Fantasy XIV: 黄金のレガシーベンチマーク【MMORPG】

FF14は、黄金のレガシーでグラフィックスアップデートを実施。ベンチマーク内の機能にもDLSSやFSRが追加されるなどして少し複雑化している。ベンチマーク自体も平均フレームレートと最低フレームレートの剥離が大きい。

そこで、最高設定をベースに2パターンで計測した。

まずは、「最高品質」設定。アップスケールを使用しない設定で、解像度スケールも100%である。1920x1080でも最低が49fpsとなり、フレームレートのアップダウンを感じるシーンはありそうだが、ベンチマーク評価としてはスコア19415点を出し「非常に快適」となった。3840x2160だと8910点となり「快適」に下がる。

DLSSを常時適用する場合、最高品質より30fps近く平均が上がるものの、最低フレームレートはそこまで変わらない。また、DLSSは2.0を搭載しているはずだが、クオリティの調整項目はなく、常時適用させると結構画質低下が目に見える形だ。

黒い砂漠【アクションMMORPG】

黒い砂漠は、MMORPGの中でもアクションゲーム寄りで、ビジュアルにもこだわったタイトルだ。

今回は近年の標準画質設定とも言える「リマスター」と、最高設定の「ウルトラ」を使い、エルビアサウニールでの狩りテストを行った。

リマスターは1920x1080と2560x1440でそこまで変わらない。4Kはちょっときつい。

最高画質のウルトラでも2560x1440あたりまで動く。4Kでは30fps台になってしまい、キー入力が思ったように反映されないなどプレイフィールが落ちてしまった。

Fallout 4 【オープンワールドRPG】

Amazon Primeビデオで見られるドラマ「Fallout」が高い評価を受け、Fallout 4にもアップデートが登場。久々にプレイする人も増えた。

ウルトラ設定で、序盤のコンコードから自由博物館へ移動しつつ、戦闘してみた。

さすがに古いタイトルなので、どの解像度でも十分なフレームレートを出せる結果だった。高画質MODなどを入れてカスタマイズしても十分動くだろう。

パルワールド【オープンワールドサバイバルアクション】

2024年の年明けに登場したパルワールドは、PCゲームとしてめちゃめちゃ流行ったタイトルだ。「パル」という生物を捕獲し、拠点を作って働かせ、より強いパルを捕獲したり、ボスを倒していく内容になっている。

オープンワールド上に好きな形で建築ができ、パルをその上で働かせることができる。CPUの処理は結構重い。

テストでは、ゲーム上限の20体のパルを1つの拠点で働かせつつ、一定の動きをした際のフレームレートを測定した。

CPUの5700Xが頭打ちとなっていて、平均60fpsに届くか届かないかという形であったが、スタッターは少ない。

「問題なく遊べるけどゲーム終盤の拠点はちょっと重いかも」くらいで見てもらうと良いのではないだろうか。

ドラゴンズドグマ2【オープンワールドアクションRPG】

CPU負荷が高いためにフレームレートが出ないタイトルの代表格だが、こちらも最近DLSS3のフレーム生成に対応してかなり化けた。RTX 40シリーズであれば快適に遊べるようになったのだ。

国境監視団宿営地にて、レイトレーシングを含む最高画質設定にし、DLSSは速度重視(他ゲーで言うところのPerformance)、フレーム生成をオンにしてテストした。

1920x1080~3840x2160まで、ほぼ変わらないフレームレートとなっている。重めであるが、フレーム生成によって「遊べるフレームレート」は出せている。

やや厳しかったゲーム

Cities: Skylines II【街作りシミュレーション】

人気の街作りシミュレーションの続編だ。非常にCPUヘビーであり、ハイエンドCPUでも高いフレームレートを出すのは難しいゲームである。

Cities: Skylines IIについては、推奨動作環境が5800Xで、5700Xは推奨に届いていない。しかし、最低動作環境はクリアしている、というスペックだ。

テストでは、高層ビルが立ち並ぶ13万人まで人口を増やした高負荷環境で、ビル街を見下ろしてどのくらいフレームレートが出るかをチェックした。

パフォーマンス設定は「シミュレーションスピード」としてシミュレーション速度を優先。3キーを押して時間経過を最速にし、そのPCで大都市がちゃんと成長できるのかをゲーム内時間で1時間見守るテストを行った。

まずは、グローバルグラフィッククオリティ「高」設定で、DLSSは「最大パフォーマンス」を適用してテストした結果。かなりフレームレートが低いものの、「なんとか動く」という感じである。

グローバルグラフィッククオリティ「最低」設定を使うと少しフレームレートが上がるが、30fps程度。同テストでは7800X3Dや14700KFだと60fps超を出せるポテンシャルがあったので、やはり5700Xの限界を感じる結果となった。

5700Xでは、街を育てるフェーズでは「最低」でプレイしつつ、町並みを楽しみたい時は「高」設定を使うとよいだろう。

ゲームまとめ

多くのゲームは問題なく動く

もっと苦戦するかと思ったが、5700Xは多くのゲームを実用レベルでしっかり動かしていたので、価格重視で選ぶ人の候補になるのは納得だった。

DLSS3のフレーム生成がAAAへの道を開く

最近のAAAタイトルについてはCPUヘビーなタイトルも多いが、DLSS3のフレーム生成機能があれば結構イケる。

AI処理によって中間フレームを作り出して挿入することで、まるで魔法のようにフレームレートが上がる。

ゲームでCPU処理が多い場合、画質設定を下げてもフレームレートが上がりにくい場合があるが、DLSS3ならばそれは関係ない。

サイバーパンク2077はフレーム生成あってこそ、より正確な光と影を生み出す「パストレーシング」を実現できた。

ドラゴンズドグマ2なども、フレーム生成のアップデートによってCPUがやや弱くても遊べるようになった印象だ。

モニタのおすすめ

5700XとRTX 4070を最大限に活かすには、2560x1440(WQHD)くらいのモニタがちょうどいい印象だ。

MMORPGや乗り物系ゲームをよくプレイするなら、2560x1080のウルトラワイドモニターなどもおすすめである。もちろん、フレームレート重視であれば1920x1080(FHD)がベスト。

3840x2160(4K)は軽いゲームやDLSSが利用できるタイトルなどで利用できる。

動画編集

Adobe Premiere Proで、YouTube用の10分の4K動画の書き出し速度をチェックした。

  • ソースは約10分の3840x2160(4K) 60fps映像
  • テロップとディゾルブ、Lumetriカラーを適用
  • NVENCによるGPUエンコード支援あり
  • 「H.264 YouTube 2160p 4K Ultra HD」プリセットで書き出し

書き出し所要時間(秒数が少ないほど良い)

i7-13700F & RTX 4070
354
5700X & RTX 4070
404

8コア16スレッドの5700Xは、16コア24スレッドのCore i7-13700Fと比べるとやはり書き出し速度は劣るものの、「まあ価格も違うしね…」くらいで納得できる差ではあった。

省エネかつ静音

価格以外での5700Xの良いところは、静音性や消費電力の低さだろう。

動作音

ゲームプレイ中の動作音は静かな方だ。深夜にゲームをする人など、使い方によっては何よりのメリットになり得る。

ケースサイド50cmのところから、デジタル集音計でおおまかな音の大きさを測定した。

電源オフ
37.4dbA
アイドル
38.2dbA
ゲーム中(CP2077)
39.2dbA
CPUベンチ
38.2dbA

GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載はゲームをガッツリプレイしようが、CPUベンチマークを回そうが動作音の不快感がなく、かなり静かだった。

静かな理由としては、5700Xはベースパワーが65WのCPUであり、短時間の消費電力上げも控えめであるためだろう。搭載されていたRTX 4070もデュアルファンのため、三連ファンよりは静かである。

消費電力

消費電力面も優秀だ。CPUパワーが省エネで、RTX 4070も電力効率に優れているためだろう。

アイドル
97W
Cinebench r23(瞬間最高値)
169.5W
ゲーム中(CP2077)
323W
砂漠最小化放置
115W

 

注文時カスタムのおすすめ

GALLERIAはBTOパソコンとして内部パーツのカスタム注文が可能。オススメのカスタムを紹介する。

OS

個人ユーザーはWindows 11 Home 64ビットでOK。Windows 11 Proはセキュリティが厳しくなる分、一部のゲームでインストール時に権限エラーが出たりする場合が稀にある。もちろん、自分で解決できる人はProでもOK。

CPUファン

標準の「(空冷式) 静音パックまんぞくコース」でOK。120mmサイドフロークーラーが搭載される。5700Xを定格で使うなら、正直言ってこれで十分だ。

サイバーパンク2077のプレイ中、最大のCPU温度は72.2℃であった。もう少し冷却力を上げたい場合はDEEPCOOL AK400もよいだろう。

Pasted-41

 

グラフィックボード

グラフィックボードはレビュー機ではPalit製のGeForce RTX 4070が搭載されていた。デュアルファンモデルで2スロット。動作音は普通である。テスト中のGPU温度は最大71.6℃だった。

モニタとの接続ポートはDisplayPort x 3、HDMI x 1となっている。

電源

Pasted-34-1

サイバーパンク2077で323W。容量的に標準の650Wで十分である。

メモリ

8GB x2で16GBが標準搭載。今回のゲームはこれで動かないことはなかったが、ブラウザを裏で立ち上げるなど、何らかのソフトを一緒に動かすなら32GBにするのもおすすめ。

SSD

メインのSSDは、SOLIDIGM製のM.2 NVMe SSD(Gen4)が搭載されていた。位置的にはグラボの下に設置される形となるので、いくらかグラボの発熱の影響を受けるかもしれない。

温度が上がるのでは?と気になったが、サイバーパンク2077をプレイしている時のSSD温度は45℃ほど。ディスク単体のベンチマーク中も40℃ちょっとだったので、安心して使えそうだ。

レビュー機に搭載されていたSOLIDIGMのGen4 NVMe SSDの速度テスト結果。めちゃめちゃ速いわけでは無いが、実用上不満を感じることはなかった。

 

容量は1TBで普通の人は足りそうだが、色々なゲームを並行してプレイするヘビーゲーマーとしては、2TBはほしいと思う。このあたりはお好みで。

 

M.2スロットはもう一つあるのでこちらにも増設は可能。ただ、カスタマイズオプションとしては提供されていない。

ハードディスク/SSD

3.5インチハードディスクを搭載できるトレイが2つあり、増設の注文が可能だ。

背面側にはSATA SSDなど2.5インチ用のマウントもある。

バックアップ用はデータ置き場としての用途はあるが、個人的には「外付け(USB3.0)でいいんじゃない?」と思う。

光学ドライブ

フロント部分はBlu-rayドライブなど、5インチ光学ドライブを搭載可能だ。

ケースファン類

標準ではフロントに吸気の14cmファンx1、トップに排気の14cmファンx1、リアに排気の14cmファンx1という構成になっている。

カスタムではトップケースファンを1基から2基に増やすことができる。

Pasted-43

拡張リアスロット

USBポートは、背面にUSB3.2 Gen1 Type-A x 6があるが、これで足りない場合には、拡張スロットにUSB2.0 Type-Aポートを追加できるオプションがある。

まとめ

GALLERIA XA7R-R47 5700X搭載は、RTX 4070を搭載するGALLERIAの中で、執筆現在最も安いモデルだ。

CPUのRyzen 7 5700Xは最新のCPUヘビーなゲームでは性能限界になりやすいものの、多くのゲームを問題なく遊べる性能を持っていた。

画質の良い最新タイトルで、NPCキャラクターをたくさん動かすようなゲームでは動作が重めになる場合があることは、予め覚悟しておいたほうが良いと思う。

例えばパルワールド、Cities: Skylines II、ドラゴンズドグマ2などは、CPUボトルネックでフレームレートが頭打ちになりやすそうだった。

それでもユーザー評価が高いのは、VALORANTやApexなど、CPU負荷がそこまで高くないゲームをプレイするユーザーがメイン購買層だからだろう。

「遊ぶゲームによっては十分な性能」というのが正直な感想だ。

もう少し予算を出せるなら…

ワンランク上になるがi7-14700Fにすると、CPUのマルチスレッド・シングルスレッド能力ともにアップし、ゲームの動作はもう少し快適になる。

以下は、14700FとRTX 4070 SUPERを搭載した、GALLERIA RM7C-R47Sの実機レビューだ。パルワールドは平均フレームレートが5700Xの当機よりも約40fpsも高くなり、快適度が明らかに違った。

Micro-ATX機となり少しケースが小型になる。拡張性は下がるが、設置しやすくなるサイズ感が魅力だ。

Cities: Skylines IIを快適にプレイするなら…

今回唯一「5700Xだと厳しい」と思ったゲームがCities: Skylines II。CPUもGPUも最強に使うゲームのひとつだ。

CPUとしては3D V-Cacheを搭載する7800X3Dや、14700KFがおすすめ。

GALLERIA XA7R-R47Tは7800X3DとRTX 4070 Tiを搭載したモデルで、以下のページでレビューを行っている。ゲームプレイ時のワットパフォーマンスがかなり良く、比較的静かにゲームが可能だ。

価格はだいぶ上がってしまうので誰にでも奨められるわけではないが、真の「何でも動く」ゲーミングPCだと言える。

 


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