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だから上手くならないのか!ゲームの練習方法は楽器と一緒です

   

ゲームが上手い人って何が優れていると思いますか?私はやっぱり「正確性」だと思うんですよね。

正確なコントロールやタイミングを知っていて、それを繰り返し再現できる人は信頼性が高いゲームプレイをします。

あなたも今日から完全なゲームコントロールを掌握してゲームの世界を支配しましょう。

そのための方法は、私の音楽の師が教えてくれました。

楽器が上手くなる方法と基本は同じ

私は幼少期は音楽を習っていました。学生時代は吹奏楽に打ち込んでいました。

これらの音楽活動で最も苦手だったことがあります。

それは「メトロノームに合わせた練習」です。

例えば120bpmのテンポの曲は、半分の60bpmからゆっくり正確にできることを最優先に練習します。

当時はどうしても「あえてゆっくりやる意味」がよくわかりませんでした。

ゆっくり確実に演奏できるより、自分の好きなテンポでたまたま上手く出来た時の方が喜びが大きかったのです。

しかしそれは本質的な上達を妨げる大きな過ちでした。

ある時、レッスンの先生がこう教えてくれました。

「ゆっくりやっても出来ないものは、速く出来るわけがないのよ」

これは全くそのとおりでした。時速30km/hで車をコントロールできない人は、F1マシンに乗ることは出来ないでしょう。

ゆっくりしたテンポでやろうとしても出来ない場合もあります。

その時はどうやって上達させるか?というと、更にテンポを落として、出来るところまでゆっくりにします。

そうまでして成功の本質を身体に刷り込ませるのが一番上達に効くのです。

武道でもまずは型からやると思います。型が正確にできた後に速度を上げていくでしょう。

速くやるとよく見えないのでごまかしが効きますが、ゆっくりやった時にこそ本質を理解できているかが問われるのです。

つまり、身体に正しい成功体験を優先的に覚えさせていき、その後に「正確性が高く速いプレイ」があるのです。

ゆっくりやって正しい成功体験を体で覚えないと、いつまでも速いテンポの成功が運任せのままになってしまうのです。

それがわかると、ゲームの見方も変わってきます。

FPS/TPS

FPS/TPSなどの初心者がすべきことも、まずはゆっくりとした正確なエイムを得ることです。

よく言われる「BOT撃ちで丁寧にヘッドショットを狙い続ける」という地味で面白みのない練習はそのためにあります。

動かない的にHSを決めるなんて、ゆっくりやれば誰でもできるだろうと思いますよね。

これが、ゆっくりやっても意外と外したりするのです。集中力が切れてきてエイムが雑になったり、当初の目的である「100発100中当てる」ということに飽きてきた時に外します。

つまり、自分の精度の甘さがメンタリティ的な甘さだということを知ります。普段一か八かという気分で撃っていたり、集中していないことを教えてくれるのです。

ごく単純なヘッドショットの成功率が98%なのか、それとも80%なのかは、高速なゲームプレイになった時に違いとして現れてきます。特にスナイパーライフルなどの単発武器を撃つ時には致命的ですよね。

また、敵の動きなどの運要素が一切ないので、自分が操作で苦手なところも如実に現れます。

マウスを右に動かす時と左に動かす時、どちらが苦手なのか。

頭のど真ん中を瞬時に狙うことが出来ているか。

微妙なズレを修正する時、狙ったところから外れていないか。

そのようにしてマウスコントロールが甘かったり、センシ設定が合っていなかったりすることに気づくかもしれません。

デバイス周りではモニタも重要です。最低でも144Hz対応のものにしなければ、振り返り時にざまにヘッドショットを決めることは難しいでしょう。画面が流れてしまうからです。

レースゲーム

レースゲームにおいても練習の要点は同じです。

まずはゲームやコントロールする乗り物の性能を知ります。どれくらいのパワーがあり、コーナーを曲がるためにスピードを落とす必要がどれくらいあるかなどです。

コースを覚えるためにはゆっくりと走ってレイアウトを把握することが大切です。その上で適切なライン取りなどを考えていきます。

決めたラインに沿って毎周安定して走ることができるようになってから徐々にスピードを上げていき、ブレーキングポイントなどを探っていきます。

そして、毎周同じポイントで同じ強さでブレーキを踏み、適切な量のステアを切り、同じタイミングでアクセルに移行していく。

これが出来れば安定感のある攻めた走りができるようになるというわけです。

レースゲームは何周も同じ場所を走ることを求められるゲームですが、上記のトレーニングこそが面白さの根幹です。

リアル系のAssetto Corsaでは、ステアリングコントローラ(ハンコン)があれば更にリアルなドライビング体験ができます。

ゲームパッドに比べて非常に細かなステアリング操作ができるようになり、操作満足度がすごく上がりますよ。

アクションゲーム

黒い砂漠

黒い砂漠はMMORPGの中でもアクション寄りのゲームだと思います。アクションゲームは「コンボ」などに時間制限があるため、速度を落とした練習は難しいですよね。

身体に染み込ませるために使うのは、動かない相手や脅威度の低い相手に対する反復練習です。

黒い砂漠なら自由決闘場に殴れるかかしやMOBが置いてあります。私はキャラを作ったら自由決闘場で練習をするようにしています。

まずは技のスペック、CCの効果などをツールチップで確認しつつ、リーチや射程を確認します。攻撃時にMPが減るのか回復するのか、それとも持久力が減るのかなども確認します。次に繋がるコンボのキーも把握していきます。

そうやって、動かない相手に対して十分スキルコンボの成功体験を積んでから実戦に行き、そこでさらに使えるスキルなのか否かを判断します。

コントロールの限界はキーボード&マウスの方が高いですが、疲れにくさでいえばゲームパッドの利用も選択肢の一つです。

黒い砂漠レベルのハイアクションゲームをやるならば、背面に4つのパドルがあるXbox Eliteワイヤレスコントローラシリーズ2がおすすめです。

背面のパドルによって右スティックから手を離さずにすべてのコントロールが可能になるため、戦闘の優位性や操作限界が高くなります。

音ゲー

音ゲーの場合は、譜面を覚えることが必要になってきますが、テンポを落としてゆっくり練習することが出来ないタイトルも多いでしょう。

そこで有効になるのは録画です。譜面を録画して、構造の分析をすると攻略は一気に容易になります。

まずはスマホで画面を録画してみましょう。

そして、YouTubeなどに(必要に応じて非公開などで)アップロードします。

そうすると0.25倍速などのスロー再生が簡単にできるので、速い曲の譜面を分析するのに役立ちます。

どうやって攻略するかを知っていれば、クリアの道はぐっと近づくでしょう。

PCゲームならGeForce Experienceの録画機能を使えばきれいな画面で録画できます。

PS4などの家庭用ゲーム機やスマートフォンゲームなどなら、PCにキャプチャーボードなどをつないで録画する方法もあります。

キャプチャーボードは遅延がどうしてもあるので、音ゲーなどを録画する場合は必ず「パススルー」に対応したモデルを買います。

映像をキャプチャーボードで処理して普通にモニタ1に出すと、0.2秒くらいの遅延があるのですが、パススルー機能のあるキャプチャーボードでは処理をしないでそのまま出す経路があります。

つまり、モニタ2の遅延のない映像を見ながら、キャプチャーボードで録画ができるのです。最高のゲームパフォーマンスを録画したい場合はこの方法がベストです。

こちらは私が使っているAVerMedia Live Gamerシリーズの内蔵キャプチャーボードで、パススルー機能があります。

1080p/60fpsで録画できるのでPS4 Proやスマホゲームの録画や分析にも最適です。

完全にコントロールできるようになることが大切!

  1. 面倒でも「正しい方法」を学んで取り入れる
  2. ゆっくり1つずつ、正確に出来るスピードでやってみる
  3. 2が出来るようになったら段々スピードを上げる
  4. 利用するデバイスなどのメンテナンスやスペックも重要

「正攻法こそが最短だ」というのは本当にその通りだと思います。

最も上達しないのは「自分が何をやっているかわからないままプレイしてしまうこと」です。これでは上達もしないしコントロールしてプレイしている実感もあまりなくて面白くないです。

FPSならたまたま弾が当たってキルが取れるのではなく、確実に狙ったから倒せたのだ、という感覚が必要になります。

レースゲームならぶつかったりスピンしないギリギリを見極めていることが必要ですし、アクションゲームでも技と発動タイミングを自分が出したいタイミングでしっかり出せることが重要なのです。

自分が状況をコントロールしていることを感じながらプレイすると、ゲームの攻略はもっと面白くなります。

そして、ゲームの場合は道具となるPCや周辺機器を良い状態に保つことも重要です。思ったとおりに動かないとモチベーションも上がりません。

良い性能のPCを利用することで操作のダイレクト感などが一気に増します。

 


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