おっさんゲーマーどっとねっと

「黒い砂漠」をはじめ、PCゲームやゲーマー向けの情報をお届けするブログです。記事には商品やサービスのPRを含みます。

GALLERIA XA7C-R36Tレビュー。i7-12700がRTX 3060 Tiの限界を押し上げる

      2022/04/13

第12世代のIntel Core i7-12700を搭載したゲーミングPC、GALLERIA XA7C-R36Tをレビューします。

グラフィックボードにはGeForce RTX 3060 Tiを搭載し、最新ゲームを高画質で楽しめるミドルハイクラスのマシンです。

CPU:i7-12700
GPU:RTX 3060 Ti 8GB
メモリ:16GB DDR4
ストレージ:1TB NVMe SSD

GALLERIA XA7C-R36Tのスペック

パーツ等 標準構成
OS Windows 11 Home 64ビット (ディスク付属)
CPU インテル Core i7-12700
(2.10GHz-4.80GHz/12コア/20スレッド)
CPUファン 静音パックまんぞくコース
CPUグリス ノーマルグリス
グラフィック NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti 8GB
(HDMI x1,DisplayPort x3)
電源 650W 静音電源
(80PLUS BRONZE)
メモリ 16GB DDR4 SDRAM
(PC4-25600/8GBx2/2チャネル)
SSD 1TB NVMe SSD
ハードディスク/SSD HDD 無し
光学ドライブ なし
サウンド マザーボード 標準 オンボードHDサウンド
ケース ガレリア専用 SKケース (ATX)
スタンダード(ガンメタリック)
リアケースファン 14cm 静音FAN
トップケースファン後部 14cm 静音FAN (約900rpm)
LAN 2.5Gb 対応LANポート×1(オンボード)
マザーボード インテル H670 チップセット ATXマザーボード
PCIe 4.0 x16 ×1 /PCIe 4.0 x16 ×1 /PCIe 3.0 x16 ×1 / PCIe 3.0 x1 ×2
DDR4対応メモリスロット ×4(最大128GB)
SATA 6GB ×4 / M.2 slot ×3 (PCIe 4.0 x4 ×2 、PCIe 4.0 x4 & SATA modes ×1)
入出力ポート 前面:USB 3.2 Gen1 Type-A x4
背面:USB 2.0 ×2 、USB 3.2 GEN1 ×3 、USB 3.2 GEN2 Type-A ×2 、USB 3.2 GEN2 Type-C ×1
映像出力:HDMI ×1 、DisplayPort ×1 ※グラフィックボードを搭載しているモデルは、こちらの端子は使用しません。
キーボード なし
マウス なし
サイズ 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm
重量 約14kg
持込修理保証 保証期間1年
参考価格 239,980円(税込)

 

執筆時点の情報となるため、最新情報は製品ページでご確認ください。

以降、レビューではサードウェーブさんからお借りしたWindows10搭載のサンプル機を用いています。Windows11と若干性能が異なる可能性がありますがご了承ください。

GALLERIA XA7C-R36Tの外観

GALLERIA専用の機能的なケース

GALLERIAの「Xシリーズ」である当機は、ガンメタリックの標準ケース「SK」を採用しています。

 

ホコリの侵入を防ぐフィルター類

ホコリの侵入を防ぐフィルター類がケースの天面、サイドパネル、底面に装着されています。

外付けのSSDドライブを載せたところ

ケーストップは「物を置く」ということを前提に、フルフラット設計になっています。取り外して掃除なども可能です。

両サイドパネル前方のフィルター。吸気口にもなっているのでフィルターが必須の部分です。

ケースの底面には電源用の吸入口があり、メンテナンスのしやすい着脱可能なフィルターが装着されています。

どこに置いても押しやすいコンソール部

GALLERIAのケースの特徴のひとつに、斜めに設置されたコンソール部があります。電源ボタンやヘッドホン端子、USB端子などがある部分ですが、PCの設置場所がデスク上でもデスク下でも、アクセスしやすいレイアウトになっています。

前面端子の構成は以下のとおりです。

  • USB 3.2 Gen1 Type-A x4
  • オーディオIN x1
  • オーディオOUT x1

背面端子

背面の端子は搭載されるマザーボードおよびグラフィックボードに依存します。

マザーボード端子類

GALLERIA XA7C-R36Tではインテル H670 チップセットのATXマザーボードが搭載されます。

貸出機のマザーボードはASUS PRIME H670-PLUSが搭載されていました。

標準構成での背面端子は以下のとおりです。

  • USB 2.0 ×2
  • USB 3.2 GEN1 ×3
  • USB 3.2 GEN2 Type-A ×2
  • USB 3.2 GEN2x2 Type-C ×1
  • Intel 2.5Gb イーサネット (有線LANポート)
  • マザーボード 標準 オンボードHDサウンド

また、グラフィックボードを搭載しているため「使用不可」のシールがされていますが、HDMIx1、DisplayPortx1端子も搭載されています。

貸出機ではオーディオのデジタル出力に対応する、S/PDIF(光角型)端子も搭載されていました。

 

グラフィックボード端子類

グラフィックボードのポートの標準構成は以下のとおりです。

  • DisplayPort x3
  • HDMI x1

内部構造・パーツチェック

GALLERIA XA7C-R36Tの内部をチェックしていきます。

ケース内部は非常にすっきりしており、エアフローが確保できる十分なスペースがあります。

反対側。2.5インチSSDマウントが2つあります。

CPUクーラー

CPUクーラーはDeepCool製の120mm空冷ファンが搭載されています。

グラフィックボード

グラフィックボードはGeForce RTX 3060 Ti 8GBが搭載されます。

貸出機ではZOTAC製のRTX 3060 Ti(LHR版)のシロッコファンモデルが搭載されていました。リアから排熱するタイプです。

M.2 NVMe SSD

1TBのM.2 NVMe SSDが搭載されます。

貸出機に搭載されていたM.2 NVMe SSDはPhison製のPCIe 3.0モデルです。

M.2 NVMe SSDのベンチマーク

性能は読み込み3,400MB/s、書き込み3000MB/sほどあり、実用として十分な速度を持っていました。

また、M.2スロットは計3つ搭載されています。1つはメインストレージとして使われているので、残り2つのM.2スロットが利用可能です。

HDD

ケース下部に2つの3.5インチトレイが備わっています。HDDをオプションで選択するとこちらに搭載されます。

GALLERIA別機種でのHDD搭載例

 

メモリ

メモリはDDR4-3200(PC4-25600)の16GB(16GBx2)です。貸出機ではSamsung製モデルが搭載されていました。

電源

電源は80PLUS BRONZEの650Wが搭載されます。貸出機ではAcBel製電源が搭載されていました。ケーブルは直出し固定ケーブルです。電源容量はスペックに対して十分です。

 

ゲーミングPCとして非常に高い性能

GALLERIA XA7C-R36Tに搭載されるGeForce RTX 3060 Tiは、ミドルクラスの中でもハイエンドに近いクラスのグラフィックボードです。

RTX 3060 Ti
16.2TFLOPS
PS5
10.3TFLOPS
PS4 Pro
4.2TFLOPS
PS4
1.84TFLOPS

グラフィックの演算能力を示すFLOPSでは、PS5よりも1.5倍くらい性能が上です。

近年のAAA級タイトルをFHD(1920x1080)なら快適に、WQHD(2560x1440)サイズでもプレイできる性能です。

21:9のウルトラワイド(2560x1080)はWQHDより負荷が低いので問題なく使えます。4K(3840x2160)になるとタイトルや設定を選びます。

ゲームで重要な「秒間フレームレート(fps)」とは

1秒間に何コマ表示するかを「秒間フレームレート」と呼びます。単位は「fps」です。fpsが高いほど動きがなめらかに見え、内部処理速度も上がり、操作から画面表示までのラグが少ないです。

以下の動画は60fpsと30fpsの違いを示しています。30fpsの方がカクカク動いていて、ロゴの形がわかりづらく感じると思います。

一般的なモニタは60fpsまでを表示できますが、ゲーミング用では144fps、240fpsなどまで表示できるものがあります。

アクションゲームでは最低でも30fpsないと操作が難しく、60fpsあればまあまあで、FPSなどをプレイする場合は100fps以上あることが理想です。

ゲームの平均フレームレート(fps)

GALLERIA XA7C-R36Tでテストしたゲームの平均フレームレートを以下に示します。

アクション

アクションゲームは人気のエルデンリングと、モンスターハンターシリーズ、Red Dead Redemption 2をチェック。

エルデンリングは重めのオープンワールド部分でのテスト。60fps上限のタイトルとなっていますが、2560x1440(WQHD)まで最高設定でほぼ平均60fpsで遊べると思います。

非常に軽めのモンスターハンターライズは1920x1080(FHD)/2560x1440(WQHD)では150fpsを超えます。3840x2160(4K)の場合でも60fps以上でプレイできるので、4Kモニタを活かせそうです。

重めのモンスターハンターワールド:アイスボーンやRed Dead Redemption 2では、2560x1440(WQHD)までなら平均60fps以上で遊べる実力があり、3840x2160(4K)は30fps前後で遊べそうです。

レイトレーシング利用ゲーム

光の反射や影の生成がリアルで重いゲーム「Watch Dogs Legion」と「Cyberpunk 2077」をレイトレ(RT)のオン・オフで動かしてみます。

どちらのタイトルも、重いレイトレーシング処理をオンにした場合にはDLSSは必須だと思います。DLSSのパフォーマンス設定を使うことで、1920x1080(FHD)で平均60fps以上を出すことが出来ます。

レイトレをオフにした場合はDLSSなしでも平均60fpsを実現できました。

FPS

続いてはFPS(ファースト・パーソン・シューター)の主要タイトルをチェック。

APEXとVALORANTは画質を最高にしてのテストです。

軽量なVALORANTは射撃訓練場での一連のテストで確認。最高画質でも1920x1080(FHD)~3840x2160(4K)まで高いフレームレートを得ました。144Hzモニタはもちろん、240Hzモニタも活かせるスペックだと思います。

APEX LEGENDSでは射撃訓練場でテルミットグレネードを投げまくる、描画負荷高めのテストを行いました。その結果1920x1080(FHD)では129fpsとなっています。ただしこれは最高画質のテストですので、画質を少し落とすことで十分144fpsの実用域になると思います。

Battlefield 2042は2021年リリースのFPSとしてかなり重く、ハイスペックPCでも低設定がおすすめです。こちらはコンクエで1920x1080(FHD)で平均120fpsオーバーと、実用に十分な結果となりました。

レーシング・フライト

レースゲームは人気のAssetto  CorsaとForza Horizon 5をチェック。

Assetto Corsaは1920x1080(FHD)で160fpsを超えます。人気の首都高MODなどを入れても十分動かせるスペックです。

Forza Horizon 5はレースゲームの中でも重いタイトルですが、エクストリーム設定で1920x1080(FHD)~2560x1440(WQHD)でプレイできる性能があります。

フライトシミュレータのMicrosoft Flight Simulatorは、動作が重めな東京上空のフライトを1920x1080(FHD)で平均60fps以上で楽しむことが出来ます。

MMORPG

MMORPGは人気のFF14と黒い砂漠をチェック。

FF14はベンチマークを用いましたが、4Kでも60fps以上で楽しめそうです。

黒い砂漠はリマスターモードが2022年の標準的な画質設定ですが、戦闘なら1920x1080(FHD)~2560x1440(WQHD)くらいまでなら快適な戦闘ができます。FSR機能を使えば4Kでのプレイも出来るでしょう。

テストしたゲームの平均fps(エルデン、VALORANT除く)

CPU性能が優れているために、前世代CPUと比べてもGPUの性能を限界まで引き出している印象でした。基本的には1920x1080(FHD)で144Hzモニタを活かせるスペックだと考えています。少し軽めのタイトルや、画質調整をすることで2560x1440以上の解像度でも60fps以上でプレイするタイトルが多いでしょう。

ゲームデータの測定方法

すべてHTTオン(12コア20スレッド)で取得
MSFS 2020:8月の12:00 羽田空港を離陸後、東京スカイツリーを通過時点までの平均fps
BF2042:ALL-OUT-WARFARE 最大128人コンクエストで、1ゲーム中の平均fps
Apex Legends:射撃訓練場でテルミットグレネードを10発投げて全エフェクトが消えるまでの平均fps
VALORANT:屋外射撃場でオーディンを利用してのスキルテストとスパイク解除までの平均fps
FF14暁のフィナーレベンチマーク:ベンチマーク開始から終了までの平均fps
黒い砂漠:セレンディア神殿内部を戦闘しつつ一周した間の平均fps。FSRはUltra Quality設定
Watch Dogs Legion:内蔵ベンチマークモードの終了時に表示される平均fps
Assetto Corsa:内蔵ベンチマークモードの終了時に表示される平均fps
Cyberpunk 2077:カブキ地域の移動で取得した平均fps
Forza Horizon 5:内蔵ベンチマークモードの終了時に表示される「達成済み」fps
モンスターハンターライズ:デモ版でオサイズチ討伐の平均fps
モンスターハンターワールド:アイスボーン:DX12での最高設定。「深雪のダイバー」での平均fps
Red Dead Redemption 2:精密プリセットレベルを「画質重視」の最高側にスライダー設定し、ベンチマークモードで表示される平均fps
エルデンリング:最高設定で「エレの教会」の北の敵を一定ルートで倒す間の平均fps

 

ベンチマーク・動作テスト

ベンチマークテストは、PCに負荷をかけて能力を見るテストです。

【PCの総合性能】PCMARK 10 Extend

PCMark 10 Extendは、オフィスワークからゲームまで、これ一本で総合テストを行うことのできるベンチマークソフトです。

テスト結果としては、ゲーミングPCのラインをクリアし、ハイエンドの一歩手前という感じです。12世代の最新CPUの能力によって、10世代のi7&RTX 3070搭載機を超えるスコアを出しています。

GALLERIA UA9C-R38(12900K)
i9-12900K & RTX 3080
11688
Presence CAGE(5950X)
Ryzen 9 5950X & RTX 3080
11376
GALLERIA ZA7R-R38T
Ryzen 7 5800X & RTX 3080 Ti
11256
GALLERIA ZA9R-68XT
Ryzen 9 5900X & Radeon RX 6800 XT
11252
GALLERIA ZA9R-R38(5900X)
Ryzen 7 5900X & RTX 3080
11051
GALLERIA ZA7R-R38
Ryzen 7 5800X & RTX 3080
10571
GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
10434
GALLERIA ZA9C-R39
i9-10850K & RTX 3090
10354
プレミアムゲーミングPC
10311
GALLERIA XA7C-R38
i7-10700 & RTX 3080
9887
GALLERIA XA7C-R37(11700)
i7-11700 & RTX 3070
9623
ハイエンドゲーミングPC
9466
GALLERIA XA7C-R36T(12700)
i7-12700 & RTX 3060 Ti
9459
GALLERIA XA7C-R37
i7-10700 & RTX 3070
9337
Presence BEMO
Ryzen 5 5600X & RTX 3060 Ti
9331
GALLERIA RM5C-R36T(11400)
i5-11400 & RTX 3060 Ti
8807
ゲーミングPC
8753
GALLERIA UL7C-R37
i7-11800H & RTX 3070
8671
GALLERIA XA7R-R36
Ryzen 7 3700X RTX 3060
8105
GALLERIA XL7C-R36
i7-10875H & RTX 3060
6934
ゲーミングノートPC
5773
オフィス用ノートPC
3916

【CPUマルチスレッド】Cinebench r15

CPUのマルチスレッド性能のテストです。i7-12700は12コア20スレッドのCPUに見合った非常に高い性能を持っています。マルチスレッドに対応したゲームだけではなく、動画エンコードなどでも能力を十分に発揮できます。

Ryzen 9 5950X
16C/32T
4168
i9-12900K
16C/24T
4090
Ryzen 9 5900X
12C/24T
3605
i7-12700
12C/20T
3170
Ryzen 9 3900X
12C/24T
3160
i9-10900K
10C/20T
2627
Ryzen 7 5800X
8C/16T
2615
i9-10850K
10C/20T
2588
i7-11700
8C/16T(TDP制限解除)
2222
Ryzen 7 3700X
8C/16T
2105
i9-9900K
8C/16T
2060
i7-10700
8C/16T
1990
i7-11800H
8C/16T
1962
Ryzen 5 5600X
6C/12T
1679
i7-9700K
8C/8T
1540
i5-11400
6C/12T
1520
Ryzen 5 3600
6C/12T
1489
i7-8700K
6C/12T
1378
i7-9750H
6C/12T
1305
Ryzen 5 3500
6C/6T
1036
i7-8750H
6C/12T
940
i7-6700K
4C/8T
901

【CPUシングルスレッド】Cinebench r15

CPUの1コアの性能を計測するテストです。シングルスレッド性能も最新CPUらしく、Ryzen 5000シリーズを上回ります。ゲームではシングルスレッド性能がフレームレートに直結するので、ゲーム向けとして優秀なCPUだと言えます。

i9-12900K
16C/24T
292
i7-12700
12C/20T
276
Ryzen 7 5800X
8C/16T
266
Ryzen 9 5950X
16C/32T
265
Ryzen 9 5900X
12C/24T
265
Ryzen 5 5600X
6C/12T
247
i7-11700
8C/16T
243
i9-10900K
10C/20T
228
i9-10850K
10C/20T
227
i5-11400
6C/12T
227
i9-9900K
8C/16T
213
i7-9700K
8C/8T
212
i7-10700
8C/16T
211
i7-9700K
8C/8T
210
Ryzen 9 3900X
12C/24T
208
Ryzen 7 3700X
6C/12T
207
i7-8700K
6C/12T
201
Ryzen 5 3500
6C/6C
186

【DX12】3DMARK Timespy

DirectX12を利用したテスト。近年の高画質なゲームはDirectX12を利用しているタイトルが多いです。

RTX 3060 Ti 搭載PCとしては1段飛び抜けたスコアを出しました。

GALLERIA ZA9C-R39
i9-10850K & RTX 3090
17355
GALLERIA UA9C-R38(12900K)
i9-12900K & RTX 3080
17248
GALLERIA ZA7R-R38T
Ryzen 7 5800X & RTX 3080 Ti
16858
GALLERIA ZA9R-68XT
Ryzen 9 5900X & Radeon RX 6800 XT
16599
Presence CAGE(5950X)
Ryzen 9 5950X & RTX 3080
16627
GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
16070
GALLERIA ZA7R-R38
Ryzen 7 5800X & RTX 3080
15258
GALLERIA ZA9R-R38(5900X)
Ryzen 9 5900X & RTX 3080
15068
GALLERIA XA7C-R38
i7-10700 & RTX 3080
14841
GALLERIA ZA9C-R80T
i9-10900K & RTX 2080 Ti
13060
GALLERIA XA7C-R37(11700)
i7-11700 & RTX 3070
12036
GALLERIA XA7C-R36T(12700)
i7-12700 & RTX 3060 Ti
11516
GALLERIA RM5C-R36T(11400)
i5-11400 & RTX 3060 Ti
10414
GALLERIA ZG
i7-9700K & RTX 2080
9986
GALLERIA XA7C-R70S
i7-10700 & RTX 2070 SUPER
9855
GALLERIA UL7C-R37
i7-11800H & RTX 3070
9660
GALLERIA XF
i7-9700K & RTX 2070 SUPER
9568
GALLERIA AXV
Ryzen 7 3700X & RTX 2060 SUPER
8746
GALLERIA XA7R-R36
Ryzen 7 3700X & RTX 3060
8650
GALLERIA XV
i7-8700 & RTX 2060 SUPER搭載時
7330
GALLERIA GCR2070RGF-E
i7-9750H & RTX 2070 MAX-Q
6424
GALLERIA XA7C-G60S
i7-10700 & GTX 1660 SUPER
6364
GALLERIA RT5
Ryzen 5 3500 & GTX 1660 SUPER
5871

【DX11】3DMARK Firestrike

DirectX11を利用したテスト。DirectX11は少し古いゲームや軽いゲームなどに使われています。

こちらの結果もRTX 3060 Ti搭載機としては当サイトでのテストにおいて最も高い結果となっています。

Presence CAGE(5950X)
Ryzen 9 5950X & RTX 3080
36983
GALLERIA ZA9R-68XT
Ryzen 9 5900X & Radeon RX 6800 XT
36818
GALLERIA UA9C-R38(12900K)
i9-12900K & RTX 3080
36188
GALLERIA ZA7R-R38T
Ryzen 7 5800X & RTX 3080 Ti
36057
GALLERIA ZA7R-R38
Ryzen 7 5800X & RTX 3080
33583
GALLERIA ZA9R-R38(5900X)
Ryzen 9 5900X & RTX 3080
32566
GALLERIA ZA9C-R39
i9-10850K & RTX 3090
30630
GALLERIA UA9C-R38
i9-10900K & RTX 3080
29579
GALLERIA XA7C-R38
i7-10700 & RTX 3080
27076
GALLERIA XA7C-R36T(12700)
i7-12700 & RTX 3060 Ti
25991
Presence BEMO
Ryzen 5 5600X & RTX 3060 Ti
24369
GALLERIA XA7C-R37(11700)
i7-11700 & RTX 3070
23187
GALLERIA RM5C-R36T(11400)
i5-11400 & RTX 3060 Ti
22631
GALLERIA XF
i7-9700K & RTX 2070 SUPER
21565
GALLERIA UL7C-R37
i7-11800H & RTX 3070
21543
GALLERIA XA7C-R70S
i7-10700 & RTX 2070 SUPER
21148
GALLERIA AXV
Ryzen 7 3700X & RTX 2060 SUPER
19906
GALLERIA XA7R-R36
Ryzen 7 3700X & RTX 3060
19598
GALLERIA GCR2070RGF-E
i7-9750H & RTX 2070 MAX-Q
15252
GALLERIA XA7C-G60S
i7-10700 & GTX 1660 SUPER
14727
GALLERIA RT5
Ryzen 5 3500 & GTX 1660 SUPER
13590

【動画書き出し】Adobe Premiere Pro CC 2022

Adobe Premiere Pro CC 2022を使い、ゲーム動画編集後の書き出し時間をテストしました。Premiere ProのH.264プリセットではCPU/GPU両方を用います。

  • ソースは約10分の3840x2160(4K) 60fps映像
  • テロップとディゾルブ、Lumetriカラーを適用
  • 「H.264 YouTube 2160p 4K Ultra HD」プリセットで書き出し

書き出しにかかった時間

RTX 3060 Ti搭載機としては普通かと思われます。

GALLERIA UA9C-R38(12900K)
i9-12900K & RTX 3080
295
Presence CAGE(5950X)
Ryzen 9 5950X & RTX 3080
311
GALLERIA XA7C-R36T(12700)
i7-12700 & RTX 3060 Ti
385
Presence BEMO
Ryzen 5 5600X & RTX 3060 Ti
389

温度チェック

続いて、ゲームプレイ時やPremiere Proエンコード時、そして、Cinebench r23で継続して非常に高いCPU負荷をかけた時の動作温度をチェックしてみます。

温度的にはCPU/GPU(RTX 3060 Ti)の高負荷時でも問題ない範囲であり、安心して利用できると思いました。

まず、CPUに関してはPL1に65Wの制限がかかり、全体のCPUクロックを低下させることによって発熱を防ぐ機構が備わっています。

GPUに関しては高負荷ゲーム中には温度が上昇しすぎないように、適切にGPUクロックが制御されます。

CPU温度(黒い砂漠)

CPU温度(Premiere Pro エンコード時)

CPU温度(Cinebench r23)

CPU負荷が全開となるCinebench r23では、CPU温度が低く抑えられています。65W(PL1)の上限に達してCPUパワーが抑えられる設定となっているからです。

具体的には、Pコアが4500MHz > 3100MHzに、Eコアが3400MHz > 2600MHzにクロックダウンして発熱を抑えていました。

GPU温度(黒い砂漠)

RTX 3060 Tiのベースクロックは1410MHzです。ターゲットの84℃になるまではブーストクロックが積極的に働く仕組みです。

ターゲットの84℃になってもベースクロック以上の動作クロックを維持していました。

GPU温度(Premiere Pro エンコード時)

Adobe Premiere Proを利用して動画エンコードを行う場合、RTX 3060 Tiのエンコーダも同時に使うことで効率的なエンコードが行われます。

GPUをフル稼働させるわけではないので、ゲームに比べると温度の上昇は穏やかです。

サーモグラフィー(ゲーム中)

右側がケース前方

ケースのサイドパネルを開けて測定した、ゲーム中のPC温度です。フロントとボトムから吸気し、リアとトップから廃棄するエアフローです。

グラフィックボードがリアから排熱するので、ケースの後ろは少し開けて設置すると良いと思いました。

ケーストップ後部は排気ファンが回っており、CPUの排熱が天井に向かいます。これによって、ケーストップは40℃弱くらいの温かさになります。

ケース上に外付けデバイスなどを置く場合は前半分くらいまでが良いと思います。

動作音

電源オフ
37.4dbA
アイドル
39dbA
ゲーム中
43.1dbA
CPUベンチ
41.1dbA

動作音について、ケースサイド50cmにてデジタル騒音計を使って測定しました。

全体的に普通です。CPUに関しては空冷なのですが、ファンが1つであるためそこまでCPUからの騒音が大きくなりません。

簡易水冷だとラジエターに複数のファンがついて性能が良いぶん、49dbAなどかなりの騒音になったりします。

消費電力

アイドル
72W
ゲーム中(CP2077)
355W
砂漠最小化放置
90W

Intel機はやはり消費電力マネジメントに優れていると感じます。

そして、アイドル時や黒い砂漠を最小化放置などの軽作業時にも、マシントータルで100W以下となっています。Ryzenだとこうはいかない。

ゲーム中においての消費電力はマシントータルで355W程度でした。650Wの標準電源で問題ないと言えるでしょう。

 

Intel Core i7-12700の特徴について

第12世代のIntel Coreプロセッサーは「高性能コアであるPコア」と「高効率コアであるEコア」を組み合わせたCPUとなっています。

Core i7-12700の場合は、8個のPコア(パフォーマンスコア)/16スレッドと、4個のEコア(高効率コア)/4スレッドからなる、8コア16スレッド+4コア4スレッドのCPUです。

ゲームでは主にPコアが威力を発揮し、そこまでパワーを必要としないオフィスワークやブラウジングなどではEコアが低電力で働いてくれるという仕組みです。

タスクマネージャーにおけるコアの見方

タスクマネージャーの見方を覚えれば、どのコアが現在よく働いているかがわかります。

タスクマネージャーでCPUの情報を見ると、i7-12700の場合は左上から右下まで、20のスレッドが並んでいます。

ピンクがPコアです。12700の場合、Pコアは8個です。ハイパースレッディング(HT)に対応しているため、1コアで2枠ぶんとなります。

そして、緑がEコアです。12700では4個のEコアが搭載されています。

MSI Afterburnerの場合

ゲーム中の動作チェックにはMSI Afterburnerなどを使う人も多いと思います。この場合、CPU1~16までがPコア、CPU17~20までがEコアとなります。

上手くPコアが働かない場合と対応方法について

PコアとEコアがどう働くかは、ユーザーが意識する必要はほとんどありません。Pコア/Eコアの利用判断は、CPUとOSの連携によって行われます。

Windows11が最も優れるようですが、Windows10でも、ほとんどの場合は適切にPコアとEコアが使われました。

しかし、一部の古いソフトではPコアが働かないことがありました。例えばCPUベンチマークの「Cinebench r15」です。

その場合は「タスクマネージャー」の「詳細」タブから、対象プロセスの優先度の設定を「通常以上」に上げてやることで解決しました。

それでも動かない場合などは、対象プロセスの「関係の設定」で、使用するコアを手動指定してやるのも手です。

こういった手間が発生する恐れもあるので、12世代のIntel Core CPUを使う場合は、Windows11がおすすめです。

現在ドスパラで販売されているGALLERIA XA7C-R36TはWindows11搭載モデルのみとなっています。

GALLERIA XA7C-R36Tまとめ

おっさんゲーマー評価

CPU性能
100
グラボ性能
85
静音性
85
拡張性
80
コスパ
90
デザイン
90

1920x1080(FHD)ならば最新のAAA級ゲームやレイトレタイトルでも、高画質設定で60fps級のプレイが楽しめます。

また、CPUが強いので、画質設定を下げてでも高いフレームレートを出したいようなアクションゲーム、FPS、TPSなどには特に真価を発揮します。

このため、1920x1080のFHDモニタや、2560x1080のFHDウルトラワイドなどを利用する人にピッタリのマシンだと思います。

本機はシングルスレッド性能が高いCore i7-12700を搭載したことによって、2022年らしいミドルハイクラスマシンとしておすすめできます。

こんな人におすすめ

  • 最新の画質の良いPCゲームをプレイする方
  • 1920x1080~2560x1080くらいのモニタを利用する方
  • 「普通よりちょっと良いランクの製品」をよく選ぶ方

 


記事の内容は執筆、更新日時時点の情報であり、現在は異なっている場合があります。
記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。

【今日のおすすめ】

エネチェンジで電気代を比較!激安電気会社が見つかる!

【auひかり】最大10Gbpsの超高速通信!最大126,000円還元キャンペーンキャッシュバックで初期工事費も実質無料!

ひきこもりニートでも稼いでゲームに課金出来る時代

 - ゲーミングPC・レビュー , , ,