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【失敗談つき】後悔しないゲーミングPC選びのポイント

   

ゲーミングPCを買って「失敗したなあ」と後悔した話って、結構あるあるだと思うんですよね。

私も20年以上PCと付き合ってきましたが、ゲーミングPCは事務用のPCとは違う特有の失敗があります。

「スペック不足」で後悔

私がゲーミングPCを使い始めた頃の最初の後悔は、あまりにも貧弱なスペックのゲーミングPCを買ってしまったことです。

でもこれ、仕方ないことだと思うんです。

初めてゲーミングPCを買う人はそもそも、家庭用ゲーム機が5万円くらいで買えるのに、まともなゲーミングPCが20万円以上かかる意味がよくわかりません。

ゲーム機じゃなくてパソコンなんですよ、と言っても、やっぱり割高ですからね。

だから、初心者の方は一番最初は普通のPCにエントリー級のグラボがついた10万くらいのPCを買うわけです。

10万円のエントリー級ゲーミングPCでも、PCゲームの面白さの一部はたしかに味わえるので無駄ではありません。

私の場合も目的のゲームや軽めのゲームを遊ぶことができたので、それはそれで楽しんで、重いゲームはCS機で遊んでいました。

そう、そういう遊び方もできるのです。安いゲーミングPCと、最新のCS機という組み合わせでの使い分けです。

今なら10万円のゲーミングPCとPS5とかですかね。

PCでしかできないゲームとCS機でしかできないゲームがありますので、それらを上手くやりくりしたい場合、そういった使い分けも可能です。

CS機よりゲーミングPCの方が画質が良いなんて知らなかった

そんな「CS/PCの二刀流」だった私が本格的にPCゲームの方に肩入れするきっかけとなったのが、The Elder Scrolls V : Skyrimとの出会いでした。

PCゲームに結構ハマってきたタイミングでリリースされた、世界的に注目されるオープンワールドRPGだったので「これは絶対やろう」と思っていました。

しかし、どうやっても重く、設定を下げて無理やり動かしていました。

ただでさえスペック不足を感じていたところ、MODでめちゃくちゃキレイになったSKYRIMがYouTubeに上がり始めます。

MODという、ユーザーが作った改造ファイルを使うことで圧倒的なグラフィックスを表現できることを知ったのでした。

10万円ほどで買ったBTOPCのグラフィックボードと電源は、あまり使われることなく載せ替えられることになってしまいました。

https://www.youtube.com/watch?v=Ju9GW6BUrQo

ちなみにこれは2021年の4K + MODのSKYRIMです。自分の好きなようにグラフィックを高画質化できるのは、PCゲームならではの楽しみですね。

PCケースにこだわらずに後悔

私が実際に以前使っていたドスパラのPrimeケース

当時買ったBTOのPCケースは、あまりエアフロー(空気の流れ)がよくありませんでした。

購入時の構成のままだったら問題なかったのですが、ハイエンドな構成になってくると熱の逃げ場がなくて、内部温度がとにかく上がってしまうのです。

結局、終盤にはサイドパネル(フタ)を開けて運用することになり、後ほどケースを換えることになりました。

ケースを換えるのはPC初心者は大変です。だって、多くのパーツをバラして取り外すわけですからね。パーツに関する知識と十分な時間、そして万一壊してしまう覚悟がないとできません。

最初からエアフローにこだわって作られたケースにしておけば…」と思うことがカスタマイズの都度何度もありました。

ゲームに対してSSDのサイズがが少なすぎた

メインストレージ(データを入れておく入れ物)のM.2 NVMe SSDの容量をケチってしまったために、ゲームがあまり入れられなかったという後悔もあります。

500GBくらいのSSDなんて2~3本大型タイトルを入れたらもう終わりです。

最近のゲームは1タイトル30GB~150GBオーバーと、とにかく容量を食います。

いろんなゲームをとっかえひっかえ遊ぶためには、トータルで1~2TBくらいのストレージが必要だと最近は感じています。

メインのM.2 NVMe SSDは最低1TB、そして、もうひとつM.2 NVMe SSDか、あるいはSATA SSDを摘んで1TBを確保すると良いですね。

メモリが足りない

これはあくまでも私の場合ですが、今はメモリが32GBあってなんとかギリギリやっている感じです。

ブラウザを開いたり、ゲームを録画したり、色々な作業を並行する時にはメモリを多く使います。

2021年現在ではメモリ16GBがゲーミングPCの標準ですが、これは本当に「売っているゲームをそのままプレイするだけなら十分」というものです。

MODでめちゃくちゃ敵の数を増やせるようなゲームとか、ブラウザで色々調べながらゲームをする人とか、YouTuberの人などは、おそらく16GBでは足りないでしょう。

64GBが必要な人は相当重たい専門的な作業をやる人なので、現状そこまでは要らないと思いますが、32GBは視野に入れておいていいメモリ量です。

後悔しないための「延長保証」

ゲーミングPCは高負荷で高温状態になりやすい消耗品と考えたほうがいいです。

ファンが多く回ったり、コンデンサーが劣化しやすくなるなど、使用頻度が同じくらいの事務用ノートPCよりは壊れやすい要素が揃っています。

私はこの点で延長保証をめちゃくちゃ奨められていたので、一応入っていたのですが大正解でした。

私のように一日中ゲームや仕事に使っている人なので特に、というのはあるかもしれませんが、電源とグラフィックボードあたりからおかしくなる例が多く、延長保証を使った事例が何度もあります。

もし延長保証に入っていなかったら2年目あたりで故障してしまい、後悔していたことでしょう。

自作PCで後悔する人もいる

ゲーミングPCの勉強のために自作するのはアリだと思っています。ただ、リスクが結構あります。

「なんだかわからないけど落ちる」

これです。もうこれは本当につらい。これのために数日潰れます。

不良品を返品したり、異常であることを証明するためには、知識や代替パーツの購入が必要となってくるので、自作するから総額が安くなるというわけでは決してありません。

私の場合は勉強だと思ってやっているので失敗も歓迎ですが、ただPCでゲームをしたいだけの人にとっては非常に無駄な時間と出費になります。

少なくとも、自作を始める前にはBTOPCなどを買って、グラフィックボードのアップグレードやストレージの追加など、小さなところから始めると良いでしょう。

後悔しないためのゲーミングPC選び

以上の経験から、後悔しないために考慮すべきゲーミングPC選びのポイントは以下の4点だと考えています。

  1. なるべく予算をとって良いゲーミングPCを買う
  2. ケースにこだわっているゲーミングPCを買う
  3. ストレージは最低でも1TB
  4. 延長保証にしっかり入る

ゲーミングPCの予算はグラボを中心に考えよう

ゲーミングPCで最も高額になりがちなパーツは「グラフィックボード(グラボ、GPU)」です。

グラフィックボードの性能だけがゲーム性能の全てではないのですが、少なくともグラフィックボードができる計算の範囲内で画質が決まります。

NVIDIA GeForceグラフィックボードの場合、以下のような命名ルールがあるので、型番を見ると大体の強さのランクがわかります。

GeForceの場合、GTXシリーズはエントリー向けで、RTXシリーズはレイトレやDLSSなどといった最新機能に対応しています。

その後に続く数字はとにかくデカイほうが強いです。PCゲームをガッツリやるなら、RTX最新世代の70番が、個人的にはどんなゲームでも遊べるPCとしておすすめです。

執筆現在ではRTX 3070となります。

80番以上はハイエンド帯となり、よっぽどPCゲームに惚れ込んでいる人が選ぶグラボです。最新グラフィックスを楽しむ場合には理想です。

執筆時点ではRTX 3080となります。

自分がPCゲームに何を求めるか?という観点からも、予算を考えることができるでしょう。

また、予算の中に延長保証の料金も入れて考えます。私は大体3年くらいがゲーミングPCの世代交代時期だと思っていますので、トータルで3年になるように保証を追加し、それ以降はパーツを自前で交換したり、買い替えしたりという形が良いと思います。

ケースにこだわっているかどうか

BTOショップは独自のPCケースをそれぞれ用意していますが、独自ケースで冷却などをよく考えているなと感じるのはドスパラのGALLERIAシリーズです。

ドスパラは2020年にケースを刷新してから価格.comのプロダクトアワード(2020年)も受賞し、最安ショップから「ちょっと良いショップ」という位置づけになったと思います。

ケースはサイドのアクリルパネルから内部が正常に動作しているかなどを目視確認できます。

前方には吸気メッシュを備えています。

メッシュ部から140mmファンがフレッシュな空気を取り入れ、後方へ送ります。

GALLERIAの簡易水冷機。上部に240mmラジエーターがついている

CPUやグラフィックボードがある部分では熱が生じます。CPUの発熱によって簡易水冷機や空冷機がありますが、リアの140mmファンや天面から発生した熱気を逃す構造になっており、十分なエアフローを考慮したデザインです。

ドスパラのGALLERIAシリーズはエントリー向けのXシリーズでも1TBのM.2 NVMe SSDを採用し、個人的に最低限と思われる容量はクリアしています。延長保証ももちろん選択可能です。

当サイトでも30台以上のGALLERIAシリーズを丁寧にレビューしていますので、よろしければおすすめのマシンなどをご覧になっていってください。

 


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