RTX 4060搭載GALLERIAゲーミングノートPC、2台の違いを比較レビュー
ゲーミングノートPCを選ぶ際に、「持ち運ぶ」か「据え置き」かで選ぶべき製品は違う。
今回レビューするRTX 4060 Laptop搭載のGALLERIAを見るとそれがよくわかるだろう。
同じCPU/GPUを搭載しながらも、開発コンセプトが明確に異なることが感じられる。
携帯性&先進性のR46H vs 性能&コスパのR46
今回レビューする機種は、GALLERIA XL7C-R46HとGALLERIA XL7C-R46だ。型番の違いは最後の「H」のみで、基本的なスペックは似通っていることを示している。
搭載されるCPUとGPUはどちらも同じである。CPUには最大5.0GHz/14コア/20スレッドのi7-13700H、GPUはNVIDIA GeForce RTX 4060 8GB LaptopGPU + インテル Iris Xe グラフィックスを搭載する。SSDは500GBのGen4 NVMe SSDを搭載している。メモリはDDR5とDDR4と規格が異なっているものの、どちらも16GBを搭載する。
もちろん、どちらかが「旧型」というわけではない。GALLERIA XL7C-R46Hは2023年6月、GALLERIA XL7C-R46は2023年5月に発売されたばかりだ。同時期に「違うライン」として用意された製品なのである。
XL7C-R46H | XL7C-R46 | |
CPU | インテル Core i7-13700H (最大5.0GHz/14コア/20スレッド) |
|
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX4060 8GB LaptopGPU + インテル Iris Xe 同時出力3画面(内蔵ディスプレイ含む) |
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メモリ | 16GB DDR5 SO-DIMM (PC5-38400/8GBx2) |
16GB DDR4 SO-DIMM (PC4-25600/8GBx2) |
SSD | 500GB Gen4 NVMe SSD | |
ディスプレイ | 165Hz 16インチ 非光沢WUXGA液晶 1920×1200 sRGB100% |
144Hz 15.6インチ 非光沢フルHD液晶 1920×1080 NTSC 72% |
サウンド | Nahimic | Sound Blaster Studio |
サイズ (大凡) |
幅 358mm 奥行 247mm 高さ 前19mm~後21mm |
幅 360mm 奥行 245mm 高さ 前20mm~後28mm |
Bluetooth | 5.3 | |
有線LAN | なし | 1000 Base-T |
無線LAN | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax (WiFi 6対応) | |
Webカメラ | フルHD(1920x1080@30fps) IR |
HD(1280x720@30fps) IR |
バッテリー | リチウムポリマー4セル 80Wh (約8.3時間) |
リチウムポリマー4セル 62Wh (約6.1時間) |
ACアダプター | 150W 20V/7.5A | 230W 19.5V/11.8A |
重量 | 約2.05kg | 約2.2kg |
発売年月 | 2023年6月 | 2023年5月 |
価格(税込) ※執筆時点 |
204,980円 | 184,980円 |
リンク |
※価格、スペック等は執筆時点のものとなります。レビューに使用するPCに関しては、株式会社サードウェーブよりお借りしたものです。
外観の印象
本体の縦と横の寸法はほとんど同じ2台。しかし、背面端子や排気口の数などが異なるため、電源を入れる前から2台のコンセプトの違いがうっすらと見えてくる。
GALLERIA XL7C-R46Hはやや薄型で、本体も2.0kgと軽く仕上げられている。一方、GALLERIA XL7C-R46は2.2kgで、左右と後部に排気口が見え、パワフルな印象を受ける。
GALLERIA XL7C-R46Hの方が薄いと言っても、ゲーミングノートとして必要な最低限の排熱性は確保していると感じるくらいの厚みはある。GALLERIA XL7C-R46は奥に行くにしたがって厚みが増す設計で、この点ではカタログスペックから受ける印象ほどは薄さを感じない。重さについてはGALLERIA XL7C-R46Hが2kg、GALLERIA XL7C-R46が2.2kgとなっている。
裏面を見てみる。どちらも底面が吸気口となっているので、利用時は底面を塞がないように注意が必要だ。
GALLERIA XL7C-R46Hは、ディスプレイを開くと背面側に排気口がさりげなく現れる。合理的なデザインだが、両サイドからも排熱するR46よりは熱のキャパがやや少なそうに見える。
許容できる熱量が異なるためだろうか、「ACアダプター」の出力やサイズも違う。GALLERIA XL7C-R46Hは150W、GALLERIA XL7C-R46は230WのACアダプターが付属している。当然230Wのアダプターの方がサイズが大きく重い。150Wの方は片手で持てる「スマホサイズ」であるのに対し、230Wの方は両手操作するレベルの「LLサイズのスマホ」くらいのサイズ感がある。ACアダプターを本体とセットで持ち歩く場合、GALLERIA XL7C-R46H(150W)の方が取り回しが良いだろう。
GALLERIA XL7C-R46H | GALLERIA XL7C-R46 | |
ACアダプター出力 | 150W | 230W |
ACアダプター重量 (ケーブル込み) |
約475g | 約651g |
ディスプレイ
開いて起動してみよう。第一印象で目に飛び込んでくるのは、ディスプレイサイズの違いだ。GALLERIA XL7C-R46Hは165Hzで1920x1200pxを表示する16インチディスプレイ、GALLERIA XL7C-R46は144Hzで1920x1080pxを表示する15.6インチディスプレイとなっている。GALLERIA XL7C-R46Hはベゼル(フチ)を狭くし、16インチを実現できている印象だ。
ディスプレイの画質に関しては、GALLERIA XL7C-R46Hの方が良く感じる。
GALLERIA XL7C-R46H
大きくて見やすく、美しい。ゲームや動画で一般的なフルHD(1920x1080)よりも、少し縦に長い1920x1200px(16:10)の比率となっている。設定で1920x1080の表示も選ぶことができるので、ゲームプレイなどでほとんどの場合問題はない。165Hzの表示に対応していて、FPSなどの素早い描画サイクルを求められるゲームなどに向いている。60Hzモードと比べると、165Hzの滑らかさは明らかに違う。sRGB100%で、表示できる色域も広く、鮮やかだ。
GALLERIA XL7C-R46
GALLERIA XL7C-R46の場合は、144Hzで1920x1080という、一般的なゲーミングモニタクラスのスペックを持っている。
キーボードとタッチパッド
ノートPCと言えばタッチパッド。今回のレビュー機種ではどちらもマルチタッチに対応しており、以下のような操作が可能となっている。
- 1本指タップで左クリック
- 2本指タップで右クリック
- 押し込みながら別の指で動かしてドラッグ
- 2本指で上下左右にスワイプでスクロール
- 2本指を開けば拡大、閉じれば縮小
- 3本指で左右にスワイプで、Alt+Tabの動作
- 3本指で上下にスワイプで、最小化、最大化
キーボードについては、私も妹もGALLERIA XL7C-R46Hの方が総合的に優れているという判断になった。GALLERIA XL7C-R46は「キートップのサイズ」にわずかに不満が出た。
GALLERIA XL7C-R46H
タッチパッドの面積が広く操作がしやすい。表面の仕上げに程よい抵抗感があり、触り心地が良い点が高評価になった。タッチパッドが広いため、ホームポジションに手をおいた時にタッチパッドの右側には間違いなく手はかかる。その際に、タッチパッドの左半分だけを利用可能にするような切り替えもある。キーボードについては、キーサイズが全体的に均一で打ちやすい印象を受けた。
GALLERIA XL7C-R46
タッチパッドについては十分使える広さと使用感だが、右半分を無効にするようなオプションは見当たらず。キーボードについては、スペースバーからファンクションキー側まで、R46Hよりちょっと奥行きがある。このため、結構指を伸ばして打つ必要があるのだが、キートップが小さめのためか、キーとキーの隙間に指が落ちがちになる。また、「ね」「る」「め」「ろ」のキーの幅を狭めて横幅を稼いでいるのだが、これらのキーは文章入力やプログラミングにおいても利用頻度が高い。ちょっとミスをしやすそうかな?と感じた。
インターフェース
PCに繋げられるUSBなどのインターフェスを比較する。
XL7C-R46H | XL7C-R46 | |
USB | 3.2Gen1 Type-A x2 3.2Gen2 Type-C x1(DP1.4対応 / PD対応*100Wまで) Thunderbolt4 Type-C x1(PD対応*100Wまで) |
3.2Gen1 Type-A x2 3.2Gen2 Type-C x1(※Type-CはUSB data only) USB2.0 Type-A x1 |
HDMI | HDMI2.1 x1 | HDMI2.1 x1 |
DisplayPort | 3.2Gen2 Type-CにてDP1.4に対応 | miniDP1.4a x1 |
オーディオ | マイク入力・ヘッドフォン出力 共用端子 x1 (3.5mm / CTIA) | マイク入力 ×1 マイク入力・ヘッドフォン出力 共用端子 x1 (3.5mm / CTIA) |
GALLERIA XL7C-R46H
GALLERIA XL7C-R46HはUSBポートとしても使える「Thunderbolt4」に対応しているのが特徴だ。
Thunderbolt4に対応した"ドック"、つまりハブのようなものを接続できる。
ドックにはモニタ、キーボード&マウス、オーディオ入出力、有線LANなどをつなぐことができる。そして、ドックとPCは一本のケーブルだけで接続できる。
つまり、家に持ち帰った際に、Thunderbolt4のケーブル一本で手早くデスクトップ環境を構築できる。
また、USB Type-CポートはUSB PDに対応している。これはスマホのように、USB Type-Cの充電器に対応しているということだ。GALLERIA XL7C-R46Hでは、現行のUSB PDの最高出力である最大100WのUSB PDに対応しているので、100Wに対応したUSB PD充電器および、100W対応のUSBケーブルを用意すれば、PC付属のACアダプターでなくとも充電が行える。外出用にスマホ用と充電器を分けなくて良いというわけだ。ただし、100Wでマシンパワーがフルに発揮できるわけではない点には注意が必要だ。フルパワーでゲームをしたい場合は付属のACアダプターを利用しよう。
USB PD充電器 参考製品
GALLERIA XL7C-R46
GALLERIA XL7C-R46は、ややインターフェース的にクラシカルな印象を受ける。有線LANポートなど、据え置きのゲーマーが好む端子を標準搭載しているのは魅力。
ゲーム性能
1920x1080でのゲーム動作を試した。ゲーム性能は明らかにGALLERIA XL7C-R46の方が上だ。やはり冷却力と供給電力が高いため、性能が出るのだろう。とはいえ、GALLERIA XA7C-R46Hも十分に実用レベルのゲームプレイが可能となっている。
Gaming Centerアプリでの電源設定
2台のGALLERIAゲーミングノートPCには「Gaming Center」という各種設定が行えるアプリがインストールされている。この中でPCの動作レベルに制限を加えることができる。
アプリ内の電源設定が重要で、GALLERIA XL7C-R46HとGALLERIA XL7C-R46では選択できる電源モードが異なる。
GALLERIA XL7C-R46Hは最高設定でも「スタンダード」までだが、GALLERIA XL7C-R46は更に高性能を出せる「ターボ」モードがある。
電源設定
GALLERIA XL7C-R46H | GALLERIA XL7C-R46 | |
オフィス | ◯ | ◯ |
スタンダード | ◯ | ◯ |
ターボ | ✕ | ◯ |
今回のテストでは、GALLERIA XL7C-R46Hは「スタンダード」、GALLERIA XL7C-R46は「ターボ」を選択し、それぞれのマシンの限界性能を試すことにした。
【DLSS3対応/重量級】Cyberpunk 2077
オープンワールドゲームのCyberpunk 2077は非常に重いゲームだが、RTX 4060の先進性を活かせるタイトルだ。
その秘密はDLSS3の対応。低解像度で描いたものをRTX 4060搭載のAIがアップスケールして表示しつつ、表示されるコマとコマの中間をAIが描くことでフレームレートを高めることができる。これはRTX 40シリーズならではのメリットだ。
このため、「レイトレーシングウルトラ」設定も、実用レベルのスコアを出してくる。非常に重いパストレーシングを使用した「RT:オーバードライブ」設定も動作した。
平均フレームレート
XL7C-R46H (1920x1080) |
XL7C-R46 (1920x1080) |
|
RT:ウルトラ(DLSS3) | 73.31fps | 93.68fps |
RT:オーバードライブ(DLSS3) | 42.71fps | 54.08fps |
【やや重い】黒い砂漠
黒い砂漠はベンチマーク機能がないので、リマスターモードでエルビアサウニールを手動狩りしての動作を試した。
注意点として、GALLERIA XL7C-R46Hでは黒い砂漠に限り1920x1200pxでテストした。これは1920x1080pxでの全画面設定が、上手く画面にスケーリングせず、縦に伸びてしまったためである。もちろん、1920x1200pxでは描画に異常はなかったので、その点はフォローしておきたい。
GALLERIA XL7C-R46では他のテスト同様、1920x1080pxでテストを行った。
プレイフィールとしてはやはり、XL7C-R46の方が一段上のグラボくらいに感じる。
平均フレームレート
XL7C-R46H (1920x1200) |
XL7C-R46 (1920x1080) |
|
HIGH/リマスター | 79fps | 117fps |
【やや重い】ブループロトコルベンチマーク
アクションRPG「ブループロトコル」のベンチマークを最高画質プリセットで走らせてみた。最高画質で問題なく「非常に快適」のレベルで動作する。アクションRPGなのでフレームレートを重視したい場合は、少し設定を落とせば良いだろう。
XL7C-R46H (1920x1080) |
XL7C-R46 (1920x1080) |
|
スコア | 14456 | 18315 |
平均fps | 98 | 127 |
評価 | 非常に快適 | 非常に快適 |
【やや軽い】Final Fantasy XIV 暁のフィナーレベンチマーク
もう少し動作が軽いゲームだと差は縮まってくる。例えば、MMORPG「FinalFantasy XIV」の暁のフィナーレベンチマークはもちろん「非常に快適」となる。このくらいのスコアが出ていれば、ゲームプレイではまず問題ないだろう。
XL7C-R46H (1920x1080) |
XL7C-R46 (1920x1080) |
|
スコア | 18246 | 22006 |
平均fps | 131 | 157 |
評価 | 非常に快適 | 非常に快適 |
【軽い】VALORANT 屋外射撃場テスト
非常に軽い競技系FPS「VALORANT」では、屋外射撃場で一定の動きを行ってのフレームレートを試した。
XL7C-R46H (1920x1080) |
XL7C-R46 (1920x1080) |
|
平均fps | 340 | 369 |
実際に表示できるフレーム | 165fps | 144fps |
スコアとしては1% Lowも199fpsを出せるGALLERIA XL7C-R46の方が優れている。しかし、それぞれのモニタのリフレッシュレートがあるので、実際に表示できるフレームレートは165Hzモニタを持つGALLERIA XL7C-R46Hの方がわずかに高い。こういったところも、ノートPCをトータルパッケージで見ないとわからないポイントと言えそうだ。なお、筆者の目だと144fpsも165fpsも違いはほとんどわからない。
CPU動作クロックと温度
CPUの全コアに負荷をかけるCinebench r23を使い、動作温度や動作クロックの安定度をチェックした。ここでもGALLERIA XL7C-R46Hは「スタンダード」、GALLERIA XL7C-R46は「ターボ」を選択している。
マルチスレッドテスト 10分
XL7C-R46H | XL7C-R46 | |
スコア | 10589 | 15928 |
平均CPUクロック(Pコア) | 2660MHz | 3436MHz |
平均CPU温度 | 67.8℃ | 94.1℃ |
「ACアダプターからの供給電力の差」と言ってしまって良いだろう。GALLERIA XL7C-R46はGALLERIA XL7C-R46Hのおよそ1.5倍近い性能を発揮した。CPUの動作レベルが高いからだが、そのぶん、CPUの温度も高くなってしまう。もちろん、GALLERIA XL7C-R46にも「スタンダード」モードはあるので、温度や省電力動作などを重視する場合にはそちらを選ぶこともできる。
SSD速度
内蔵されるGen4 NVMe SSDの速度は、読み込みは3600MB/s前後、書き込みが2500MB/s前後で、どちらも実用上十分な速度が出ていた。
GALLERIA XL7C-R46H
GALLERIA XL7C-R46
サウンド
2台はサウンド周りのサポートソフトウェアが異なるが、機能としては似たような形で、どちらも満足できるものだ。
GALLERIA XL7C-R46H
GALLERIA XL7C-R46HはNahimicのオーディオ・ソフトウェアが付属している。音量差を狭めて聞き取りやすくする機能や、バーチャルサラウンド、2つのヘッドフォンやイヤフォンを繋いで2人で同時に聴くことができる「Sound Sharing」機能などがある。ゲーム系機能では、FPSゲーム向けに、音がする方向を示す「サウンドトラッカー」などもあるが、ややチートっぽくなるため、サポートするゲームはあまり多くない。Fallout4で動作したのを確認した。
GALLERIA XL7C-R46
GALLERIA XL7C-R46では、Creative APPが付属し、Sound Blaster Studioが利用できる。こちらも同様に音量を揃えて聞きとりやすさをアップさせる機能や、バーチャルサラウンドが搭載されている。
動作音
Final Fantasy XIVベンチマークを動作させた際の、オフィス、スタンダード、ターボ(R46のみ)の動作音を、利用者の位置からデジタル騒音計でチェックした。
GALLERIA XL7C-R46H | GALLERIA XL7C-R46 | |
アイドル状態 | 39dbA | 38.2dbA |
オフィス | 41dbA | 41dbA |
スタンダード | 48.1dbA | 52.3dbA |
ターボ | - | 53dbA |
GALLERIA XL7C-R46Hの方がパワーが抑えられており、サイド部分が排気口として開いていないため、ユーザー側からは少し静かに感じる。
GALLERIA XL7C-R46は冷却力の高さと引き換えに、スタンダードモードでもターボモードでもGALLERIA XL7C-R46Hより動作音が大きく聞こえた。
オフィスモードなら一般的なデスクトップゲーミングPCより静かだが、当然パワーは落ちる。
まとめ
【GALLERIA XL7C-R46H】高バランスに仕上げられた「持ち運べる」先進的ノートPC
GALLERIA XL7C-R46Hは、無理のないパワー設定でモバイル性を高めた先進的なノートPCだ。フルキーボードを備え、使い勝手の良いゲーミングノートPCを探している時におすすめしやすい。
まず、キーボードやタッチパッドの感触が良い。これは、ノートPCを単独で使う場合に重要な要素だ。
1920x1200pxを165Hzで表示できる大きなディスプレイは、ゲームはもちろん、日常のウェブブラウジングも快適だ。また、Thunderbolt4端子があるので、Thunderbolt4 ドックとつなぐことで、帰宅後に「ケーブルを一本繋ぐだけ」でデスクトップ環境を作ることができる。また、最大100WのUSB PD充電に対応しており、スマホと充電器を共有できるのも嬉しい。
USB Type-C型の先進的なポートが2つある反面、Type-Aポートは2つ。キーボード&マウス&外付けSSD…と言ったものを同時に繋ぎたい場合、USBハブないしThunderbolt4ドックなどが欲しいと感じる。
限界性能は薄型の筐体に合わせてやや抑えめだ。また、1920x1200pxの解像度はやや負荷が高いため、ゲームによっては画質調整が必要な場合があるだろう。とはいえ、やや重いくらいまでのゲームは最高画質で問題なく楽しめた。
「持ち運べるノートPCでゲームがしたい!」というニーズはしっかり叶えてくれる、優秀なバランス型ノートだ。
こんな人におすすめ
- 会社や学校など、出先で使う
- 持ち運びがしやすい方が良い
- Thunderbolt4など、先進的な端子を活用したい
- 1920x1200pxで165Hzのディスプレイに惹かれる
- そこまで重いゲームをしない
【GALLERIA XL7C-R46】パフォーマンスに特化、「据え置き」に向いたノートPC
性能重視で選ぶなら、GALLERIA XL7C-R46をおすすめする。電源設定「ターボ」が使えることで、CPU/GPU共にR46Hよりも一段高いパフォーマンスを発揮できる。
CPUの実測性能ではR46Hに対して1.5倍のスコアを誇った。ゲーム性能も明らかにこちらの方が上であり、比較的重めのゲームもフルHDで快適に動かせる満足感がある。
USBなどのインターフェースに特段の先進性はないが、「安くて速いゲーミングノート」を実現することを優先する形なら正解だと思う。特に不便なことはない。
持ち運びはもちろん可能だが、ACアダプターが大型なので身軽さはR46Hに劣る。どちらかというと据え置きを中心にした用途で満足度が高そうだと感じた。
こんな人におすすめ
- 主に据え置きで使いたい
- 重いタスクも高速に処理したい
- 比較的重いゲームもしたい
- 16:9の画面が良い
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