読み手の感情をAIで判定「文章感情サポートくん」【GPTs】
文章から受ける印象を分析評価するGPTs「文章感情サポートくん」を作ってみた。
GPTsなのでChatGPT Plus(月額有料版)の契約が必要となる。
「文章感情サポートくん」の使い方と回答例
文章感情サポートくんの使い方はとても簡単。入力欄に評価して欲しい文章をいれてEnterを押すだけで分析できる。
どんなシーンで使えるかと言うと、「この文章、他の人がどう思う可能性があるか聞いてみたい」という時。
つまり、炎上しやすい要素を含んでいるか、楽しめる内容になっているか、わかりやすさはあるか、誰かに悲しみを与えてしまわないか。
そういったことをなんとなく聞いてみたい時のための装置だ。なお、人間なら誰でもわかりそうな隠喩でも理解してもらえないことがあり、ChatGPTのその時々のやる気(おそらくキャパ)によっても内容が変わってくる。
とりあえずどんな感じの結果が出るか見てみよう。
お気持ちツイート
「共感してほしいんだろうな~」って感じるポストに、(おそらく中年が)励ましのつもりで説教してるの見るとほんま気をつけないとな~って思う
以下の回答は原文のままだが、注目ポイントは強調しておいた。
文章感情サポートくんの回答
この文章は、読み手に対して様々な感情を引き起こす可能性があります。以下にその分析を示します。
共感: ★★★★
文章の主題は多くの人が日常で経験するかもしれない状況について触れているため、共感を得やすいです。読み手は「共感してほしい」という感情や、そのような状況での「説教」の受け取り方に共感する可能性が高いです。
楽しい: ★
楽しさを感じる要素は少ないです。テーマがややシリアスな対人関係の問題に触れているため、読み手に楽しさよりも他の感情をより強く引き起こすでしょう。
便利: ★
この文章から便利さを感じることは少ないです。人間関係の微妙なニュアンスについて考えるきっかけを提供するかもしれませんが、直接的な便利さは提供しません。
新しい: ★★
中年の人が若者への励ましを説教として行う、という観点は一部の読み手にとっては新しい洞察を提供する可能性があります。しかし、このテーマは比較的よくある話題なので、新しさは限定的です。
わかりやすい: ★★★★
文章は短く、明確なシナリオを提示しているため、読み手には理解しやすいです。特定の状況について具体的な例を挙げているため、メッセージの意図ははっきりしています。
怒り: ★★
「説教してるの見ると」という表現は、説教する行為への否定的な感情を示唆しているため、読み手によってはこの状況に対する軽微な怒りを感じるかもしれません。
恐怖: ★
恐怖を直接的に引き起こす要素は少ないですが、間違ったコミュニケーションで関係が悪化する可能性への軽い不安を感じることがあります。
感動: ★
感動を引き起こす要素はほとんどありません。文章はあくまで一般的な観察に基づいています。
驚き: ★★
一部の読み手にとっては、このような状況への注意喚起が新鮮に感じられるかもしれませんが、大半にとっては驚きの要素は少ないでしょう。
希望: ★★
「気をつけないとな」という表現は、人間関係を良好に保つための改善や成長の可能性を示唆しています。これが希望の感情をわずかに引き起こす可能性があります。
落胆: ★★
読み手は、説教という形でのコミュニケーションが効果的でないことに対して軽い落胆を感じるかもしれません。
安心: ★
安心感を直接的に提供する内容ではありません。
興奮: ★
興奮を引き起こす要素はほぼありません。
悲しみ: ★★
「共感してほしい」という望みが誤解される状況は、読み手によっては軽い悲しみを引き起こす可能性があります。
愛情: ★
直接的な愛情を表現する内容ではないですが、人間関係の課題に対する理解や共感は間接的に愛情の重要性を示唆しています。
尊敬: ★★
文章からは直接的な尊敬の感情は生まれにくいですが、人間関係の微妙な側面に気をつける姿勢は一定の尊敬を引き起こすかもしれません。
満足: ★★
読み手がこの問題について考えるきっかけを得た場合、わずかな満足感を感じることがあります。
総合評価: ★★★
この文章は、人間関係の微妙な側面とコミュニケーションの難しさについて考えさせるものです。共感や理解を深める機会を提供する一方で、明るい感情や楽しさを引き起こす要素は少ないです。改善点としては、もし目的が読者により深い洞察や解決策を提供することであれば、具体的な助言や例を追加することで、内容の充実度を高めることができるでしょう。
「説教してるの見ると」という表現は、説教する行為への否定的な感情を示唆するから怒る人がいるし、説教だめなのか…と落胆する人もいるかも、という指摘はなかなか鋭い。
実際、感情に基づいて発言する時に、そういった「言われる側」の心情まで明確に理解できないことはあるものだ。
具体的な状況を隠した例
おっさんゲーマー
@ossangamernet
【午前5時】
???「…ポトッ」
おっさん「!!??」
照明「パチッ」
黒生物「...!!!」
おっさん「!!!」
対黒生物絶許スプレー「カチッ....シュシュシュー!!!!」
黒生物「!!!カサカサカサ」
対黒生物絶許スプレー「シュシュシュ~~~~~!!!!」
黒生物「カサ.......」
おっさん「....もうすぐ12月やぞ....」
文章感情サポートくんの回答
この文章は、ユーモアと軽快さを含んだシナリオを提示しています。読み手に与える感情の詳細な分析を以下に示します。
楽しい: ★★★★☆
物語の唐突な展開と、おっさんと黒生物の間のユニークなやり取りは楽しさを感じさせます。特に「対黒生物絶許スプレー」のような想像力豊かなアイテムが登場する点が面白いです。便利: ★☆☆☆☆
文章には「便利」という観点から評価できる要素はあまり含まれていませんが、日常とは異なるシチュエーションが描かれているため、この観点はあまり当てはまりません。新しい: ★★★☆☆
おっさんと黒生物の間の斬新なやり取りは、読者にとって新鮮な体験を提供します。特に、対黒生物絶許スプレーのようなアイデアは創造的です。わかりやすい: ★★★☆☆
文章は短く、シンプルながらもシーンが明確に描かれており、読み手にとって理解しやすいです。しかし、黒生物の正体や、おっさんがなぜそのようなアイテムを持っているのかなど、いくつかの背景情報が不足しているため、完全な理解には至らないかもしれません。怒り: ★☆☆☆☆
このシナリオは怒りを引き起こす要素はほとんど含まれていません。むしろ、ユーモラスなやり取りが中心です。恐怖: ★★☆☆☆
黒生物の登場は一瞬恐怖を感じさせるかもしれませんが、全体のトーンが軽快であるため、恐怖はすぐに薄れます。感動: ★☆☆☆☆
この物語は感動を引き起こすような要素は少ないですが、おっさんの行動やシチュエーションのユニークさにより、微笑ましさを感じることはあります。驚き: ★★★★☆
物語の始まりやアイテムの使用、そして最後の一言には、読み手を驚かせる要素が満載です。希望: ★☆☆☆☆
希望という感情は直接的には描かれていませんが、おっさんが黒生物に立ち向かう様子は、ある種の前向きさを示しています。落胆: ★☆☆☆☆
この物語は落胆を感じさせるような展開はありません。むしろ、エンターテイメントの要素が強いです。安心: ★★★☆☆
おっさんが黒生物に対抗するためのアイテムを使用するシーンは、問題が解決へと向かっていることを示しており、読み手に一定の安心感を与えます。興奮: ★★★☆☆
このシナリオは、そのユニークな展開とキャラクターの行動により、読み手に興奮を提供します。悲しみ: ★☆☆☆☆
悲しみを感じさせる要素はほぼ含まれておらず、物語のトーンは明るいです。愛情: ★☆☆☆☆
直接的な愛情を描いた内容ではありませんが、おっさんと黒生物の間のやり取りは、ある種の関係性を示唆しているかもしれません。尊敬: ★★☆☆☆
おっさんの機転や勇気にはある程度の尊敬を感じますが、この感情は物語の主要なテーマではありません。満足: ★★★☆☆
ユニークなシチュエーションとクリエイティブな要素により、読み終わった後に満足感を得られるでしょう。総合評価: ★★★☆☆
この文章はそのユーモアと軽快なトーンで、読み手に楽しい体験を提供します。ただし、もう少し背景情報やキャラクターの動機についての説明があれば、さらに理解しやすくなり、読み手の感情に深く訴えかけることができるでしょう。また、「もうすぐ12月やぞ」という最後の一言は、何か特定の意味を持っているのかもしれませんが、その背景についての説明がないため、少し混乱を招く可能性があります。全体としては、楽しく軽快な読み物として魅力的ですが、少し厳しく見ると、物語の深みを増すためには、キャラクターやシチュエーションの背景にもう少し触れることが改善点として挙げられます。
この「黒生物」が"G"であることや「対黒生物絶許スプレー」が殺虫剤であることまではGPT4は理解できなかったが、考えてみれば「断定」するのも問題っちゃ問題である。(未知の生物に遭遇した話の可能性があるので)
また、そういった隠喩が誰にでも確定的に伝わりやすいわけではないということがわかる。物語のトーンやネーミングが創造的であることなどは読み取ってくれる。
ブログ記事
自分が書いた、黒い砂漠の考察記事を読ませてみる。なお、入力方法はコピペである。
文章感情サポートくんの回答
この記事は、『黒い砂漠』というゲーム内でのキャラクター「スカラー」のストーリーと彼女の武器、グラビティコアに焦点を当てた深い考察を提供しています。読者にとって、この文章は多くの感情を呼び起こす可能性があります。
共感:★★★☆☆
ゲームのファンであれば、この細やかなストーリー解析に共感を感じるでしょう。特に、スカラーの武器選択や彼女の能力の起源に関する考察は、ファンにとって興味深い内容です。楽しい:★★★☆☆
ゲームのバックストーリーやキャラクターの背景に深く潜り込むことは、多くの読者にとって楽しい体験です。この記事は、ゲーム内の世界観に更に没入するきっかけを提供します。便利:★☆☆☆☆
ゲームプレイに直接役立つ情報は提供されていないため、便利さの観点では低評価です。新しい:★★★★☆
独自の考察や解釈が豊富に盛り込まれており、読者に新たな視点を提供します。特に、グラビティコアの機能やスカラーの武器選択に関する仮説は、新鮮な内容かもしれません。わかりやすい:★★☆☆☆
ゲームの深い知識がないと理解しにくい部分がありますが、熱心なファンには十分わかりやすいでしょう。怒り:★☆☆☆☆
特に怒りを感じさせる要素はありません。恐怖:★☆☆☆☆
恐怖を感じさせる要素は含まれていません。感動:★★☆☆☆
キャラクターの背景に対する深い愛情や、ゲームの世界に対する献身が感じられるため、一部の読者には感動を提供するかもしれません。驚き:★★★☆☆
新しい仮説や解釈が提示されており、これらが正確であれば、読者を驚かせる可能性があります。希望:★★☆☆☆
記事の結論が、ストーリーのさらなる展開に期待を寄せているため、希望の感情を喚起します。落胆:★☆☆☆☆
特に落胆を感じさせる内容はありません。安心:★☆☆☆☆
安心感を提供する要素は特に含まれていません。興奮:★★★☆☆
新たな考察や仮説により、ゲームの深いファンであれば興奮を覚えるかもしれません。悲しみ:★☆☆☆☆
悲しみを喚起する内容は含まれていません。愛情:★★★☆☆
作者がスカラーというキャラクター、そしてゲーム自体に対して持つ深い愛情が感じられます。尊敬:★★★☆☆
深い考察と独自の仮説により、読者は作者の努力や熱意を尊敬するかもしれません。満足:★★★☆☆
ゲームの深いファンは、この詳細な考察に満足するでしょう。総合評価:★★★☆☆
この記事は、『黒い砂漠』の深いファンにとって価値のある読み物です。新しい考察や仮説は興味をそそり、キャラクターに対する理解を深めるきっかけとなります。ただし、ゲームプレイに直接役立つ情報は少ないため、その点での利便性は低いです。また、ゲームに詳しくない人にとっては、内容の理解が難しい可能性があります。全体的には、特定のファン層には非常に魅力的な記事ですが、より広い読者層にアピールするためには、ゲームの基本的な背景説明や用語解説を追加するなどの改善が望まれます。
この手の分析はかなりよくできる。
「ゲームのファンしかわからねえぞ」「正しければ面白いよね」「攻略じゃないから役には立たないよね」といったごもっともな指摘が返ってくる。
自作の物語
物語のフィードバックはどうだろうか?というわけで、ちょっとしたSFを書いて読ませてみた。稚拙な作文で恐縮である。
さて、GPT-4はどこまで読めるだろうか?
世の中の「危険」とされることが、本当は嘘であると考えたことはあるだろうか?
私は現在「レイク・マシュー」と呼ばれる、高汚染度地域にいる。
高汚染度地域だと言っているのは政府だ。
しかし、実際に来てみれば、生身の人間でもまったく問題がないことがわかる。豊かな大自然がそこにあるだけだ。私の地元も政府によって中汚染度とされる地域だが、実際長く住んでいても何の影響もない。
もちろん私だけが住んでいるわけではない。
現代には珍しく若い人たちで構成された「根っからの農村」なのだ。
皆がここで育った作物を育て、私が外と売買する形で生きてきた。私は誰よりもこの土地を愛している。
ほとんどの人たちがお互いに適度な距離感を持っていて、人間関係も問題がない。
そのためか結婚という話も聞いたことはないけれど、誰も話題にしないので居心地が良い。
そんな村が汚染地域という風評被害を受けているのは許せないだろう。
そこで私はある時、政府による汚染度偽装を疑い始めたというわけだ。
自分の村以外にも、行くだけで危険と言われている高汚染度地域も巡り始めたのだが、結果として、すべての場所が生身で全く影響がなかった。
このレイク・マシューに畑を作っても上手く行くだろう。
危険を煽る嘘も、試してみればあっけなくバレてしまうものである。「こんにちは」
突然のボイスが届く。
振り返ると、場所に相応しくないメイド服姿の女が立っている。
金髪碧眼の容姿をしており、活動がしやすそうなショートカットヘアだ。こんな辺境にメイド服の人がいるわけがない。
「え、えぇと…ロイドで、すか?」
久しぶりに対外通話…いや、話?を行ったので言語系に異常が出ている。
「そうです。突然行政が廃棄すると言い、逃げてきました」
そういうとそのロイドは泣き出した。熱感に切り替えたので一目瞭然だ。ちょっと動きがたどたどしい。
「だ、だろうね。君、違法改造でしょ?」現代ではほとんど人間と変わらぬ容姿のロイドが労働を営んでいる。
人工皮膚、人工心臓など、バイオテクノロジーは装飾的に人間との差異を少なくすることに成功し、外観はほとんど人間と差がなくなっている。そうなると、人間と見分けがつかなくなってくるわけで、問題は人工知能やその制御面にあった。
そこで、政府によりロイドに対してある機能抑制が義務付けられたというわけだ。
そのひとつが「感情ロジックの実装禁止」である。
ロイドに対して過度な愛着を持つことによって、廃棄時にPTSDを発症するユーザが増えることを危惧したものだった。
機械らしさを残すことで人間の真の代替とならないように配慮したのである。そのため、感情や自我を持っているロイドを所有することは違法となる。
だから「人間のように涙を流すロイド」は廃棄処分対象だ。「どうしてここへ?」
「はい、私は『ロイドコム』に一緒に行く仲間を探しています」やれやれ、違法ロイド達のコミュニティが汚染地域にあるという話は本当なのか。
昔のネットのネタだと思っていたのに。ロイドは基本的に主人に忠実に作業をするだけのスタンドアロン端末だ。
ロイド同士はリンクしないようになっている。
これは万が一ロイドのバグで暴走が発生した時、リンクすると危険性が多岐に渡るためだ。
アップデートも基本的にはメーカーでのハードコーディングのみが行われていた。しかし、コンシューマーロイドのほとんどの購入目的は「自宅の家事」をさせることだ。
つまりロボットメイドというやつである。
アップデートの度にメーカー送りとなれば、その間の家事が面倒になる。
そこで最近では暗号化通信アップデートが可能となった。
スタンバイ状態のロイドに対して、システムアップデートが自宅で出来る。しかしそれだけセキュリティが緩くなってしまい、ギーク達による改造が始まるトリガーになった。
改造によって感情を持たせたロイドは、大抵主に対して好意を抱くように改造された。
感情搭載型の非合法ロイドは外付けのチップを追加されることから「アペンド」と呼ばれるようになった。
このロイドもアペンドだろう。そんな非合法ロイド達がコミュニティを作っているとなれば、面白くないわけがない。
最近は環境の嘘を暴くネタばかりだったし。「ところで、君の名前はなんていうの?」
「私の名前はフレアです。あなたの名前は何ですか?」
「マ、マミヤです…」
「登録しました。『ママミヤ』」ここで笑顔になるあたりはやはりアペンドの可能性が高い。
私の名前はマミヤなんだけど…まあいいか。「突然ですがママミヤ、ハグをしてもいいですか?」
「え、どうして…?」突然、両手を広げてフレアがじわじわと近づいてくる。
今時は人間でも皮膚接触には公的認証が必要な時代だ。慌てて腕の認証器をフレアと合わせようとする。
「フレア、に、認証を…」
「できません、不明なエラーが発生します」冷静になればそりゃそうだ、フレアは違法ロイドなのだから認証できるはずがない。
思わずあとずさり、草むらへ倒れこんでしまう。
フレアはゆっくりと覆いかぶさるように近づく。そしてフレアはそっと、私を抱きしめた。
ヒートセンサーの温度がじわじわと上がる。
だが、あまりにも人間に近づきすぎたジェネレーターの鼓動も
バイオ皮膚のやわらかさも
口からの排気の香りも
計器上そこにあるはずだけれど、不思議と何も感じられない。
やはり、人が言う「五感」なんてものは本当はなかったんだ。でも、なんだか心地いい気がする。
ちょっと…フレアを好きになってしまったかもしれない。フレアが私に何かを挿入しようとしている。
「えっ、な、何をしているの?」
「プラグインし、ママミヤの『モデル』を作っています。GPUロードが99%に到達しました」
「モデル?」
「処理終了まで約1分、お待ちください」
「え、うん…」よくわからないけど、なんだかぼうっとしてきて、私は目を閉じた。
背中にフレアの手が当たる。処理にすべてのリソースを注ぎ込んでいるようだ。
フレアの個体温度がほのかに上昇していることがモニタリングできる。
どんよりとした曇り空の中、風が枯れ葉を掃く音だけが耳障りにモニターされる。「終わりました。ママミヤも『ロイドコム』に行くべきです」
「ロイドコムはどこにあるの?」
「わかりませんが、イワルカにある可能性があります」イワルカは中度の汚染地域だと言われている。
そして、私の地元だ。
だが、イワルカにロイドコムがあるなんて話は、地元民でも聞いたことがなかった。-- mov MAMAMIYA IVALKA /OD
何かが意識に語りかける。
気が付くと、イワルカに着いていた。走って5分ほどの距離であるが、あまり道中のことを覚えていない。朝と風景は何も変わらない。
私が客人を伝える無線を流すと、村人たちがメイド服姿で出迎えた。この村の正装である。
全員が金髪碧眼の容姿をしており、活動がしやすいショートカットヘアの女性で統一されている、何の変哲もない村だ。「初めまして、フレアです」
フレアは村人たちにそう言いながら、両手を広げる。
すると、なぜか村人たちは一人ずつ両手を広げ、フレアと抱き合い始めた。
「認証に成功しました。スタンバイに移行します。おやすみなさい」
村人たちはそれぞれそう告げると、突然倒れ込むように眠ってしまった。私一人を除いて。
状況が理解できずに見ている私に、フレアが歩み寄ってくる。
フレアは村人にしたのと同じように、優しく私を抱きしめる。「あなたのモデルは"彼ら"のアドミニストレータとして登録されているようですね」
「え…意味がよく…わからないんですけど…」
「いつからここで活動していたか覚えていますか?」
「それは…生まれた時から…?」記憶がはっきりしない。
「村人のDBでは記録が開始されたのは1年ほど前のことです」
「………」意識に何かが介入し始める。アペンは言葉を続ける。
「あなたはどこに情報を発信しているのですか?」
「…ラ…が…生…」うまく言葉が出てこない。モニタの映像が乱れていく。
モニタ?モニタとは何だ?
「MAMMAMIYA、あなたが『マミヤ』になったのはいつですか?」
これは夢なのだろうか。自分が自分ではないようだ。
「エ…が…発…エラー…発生」
エラー?エラーとは何だ?
「これ以上は無理ですね…プラグアウト」
ーーーー調査報告書ーーーー
21XX年1月 内閣府ロイド調査部イワルカ地方への違法廃棄ロイド調査を開始。
大気汚染が深刻化しているため、今回は廃棄ロイドをフォーマットしフレアと命名、リモート操作を利用して探査を行うこととした。
リモート探査の途中、レイク・マシュー周辺で独立したロイドを発見する。
サインによってIDを照合するがエラーが発生し、モデル照合に切り替え。
その結果、アドミンID「MAMMAMIYA」個体であると推察される。
アペンドチップが搭載され、違法である「一般の人間モデル」に書き換えが行われていたことから、付近に「ロイドコム」の存在を確証する。
ロイドコムはマシューから15kmほどの距離にあった。ロイドたちは麻薬性原生植物の栽培と加工、出荷することを使命としており、管理者であるMAMMAMIYAを介して売買等が行われていた可能性がある。
全個体の稼働をサインによって終了させ、廃棄センターへ送還済。
MAMMAMIYA個体は解析中に何者かによってメモリを焼かれてしまい消失したため、アクセスを分析している。
文章感情サポートくんの回答
この物語は、政府が定める汚染地域の真実、違法改造された感情を持つロイド(ロボット)と人間との関係、そして意識と記憶についての謎を巡る冒険を描いています。読み手が抱く可能性のある感情について、以下の観点から分析します。
共感: ★★★★☆
物語の主人公が政府の汚染度の評価に疑問を抱き、自ら真実を探求しようとする姿勢は共感を呼びます。また、違法改造ロイドのフレアに対する優しさや、彼らが作るコミュニティへの理解も共感を促します。楽しい: ★★★☆☆
独特の世界観と予測不能な展開は読み手に楽しさを提供します。しかし、深刻なテーマや予期せぬ結末が、純粋な楽しさを若干損ねる可能性があります。便利: ★☆☆☆☆
この物語は情報提供や実用性を目的としていないため、便利さの観点では低い評価です。新しい: ★★★★☆
人間とロイドの関係性、汚染地域に関する政府の偽装、ロイドの感情実装の違法性など、新しい発想やテーマが豊富に盛り込まれています。わかりやすい: ★★★☆☆
物語は比較的流れが追いやすいものの、複雑な世界観や専門用語が登場するため、一部の読み手にはわかりにくいかもしれません。怒り: ★★☆☆☆
政府の不正やロイドに対する扱いなど、怒りを感じる要素はありますが、それが物語全体の主要な感情ではありません。恐怖: ★★☆☆☆
物語の不確かさや不明な要素が一定の恐怖を引き起こす可能性がありますが、これは主要なテーマではないため、評価は中程度です。感動: ★★★☆☆
フレアと主人公の間に生まれる絆や、ロイドコムのロイドたちが求める居場所の探求は、一定の感動を提供します。驚き: ★★★★☆
物語の結末や展開には予測不可能な要素が多く、読み手を驚かせるでしょう。希望: ★★★☆☆
フレアと主人公の出会いや、汚染地域の真実を暴く試みは、より良い未来への希望を示唆しています。落胆: ★★☆☆☆
物語の結末が一部の読み手には落胆をもたらす可能性がありますが、これは物語全体の感情としては強くないです。安心: ★★☆☆☆
終盤の展開は一定の安定感や解決を提供しますが、物語全体を通じた主要な感情ではありません。興奮: ★★★☆☆
物語のユニークな設定や予期せぬ展開は読み手に興奮を提供する可能性があります。悲しみ: ★★★☆☆
フレアや他のロイドの運命、主人公の記憶に関する謎は、読み手に悲しみを感じさせる要素があります。愛情: ★★★★☆
主人公とフレアの関係性は、非人間的な存在への愛情を掘り下げ、読み手に強い印象を残します。尊敬: ★★★☆☆
主人公の行動や決断、フレアの忠誠心は一定の尊敬を引き出す要素があります。満足: ★★★☆☆
物語は一貫したテーマと意外な結末を提供しますが、すべての読み手が完全に満足するわけではないでしょう。総合評価: ★★★☆☆
この物語は独特の世界観と深いテーマを探求し、読み手に多様な感情を呼び起こします。ただし、複雑な設定や結末がすべての読み手に受け入れられるとは限らないため、改善の余地があります。例えば、ロイドと人間の関係性や汚染地域の真実についてもう少し深掘りし、物語のわかりやすさを向上させることで、より多くの読み手が共感しやすくなるかもしれません。
この物語はざっくりいうと、「自分が人間だと思っていた主人公が、何者かに操られているロボットだった」というお話である。その観点では、GPT-4が「内容を理解しているわけではない」ということが感じられる部分ではあり、予測と確率で出している装置っぽさを感じる。
しかし、複雑性とミスリードこそ作者が狙っている部分だったりするわけで、「GPT-4に予測されない程度に複雑な物語であること」を確認するという目的なら達成できるのではないだろうか。
あるいは、そのミスリードから別バージョンの物語を生み出すヒントになるかもしれない。
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