【2025年】新型ゲーミングPC「GALLERIA Xシリーズ」のまとめ
ゲーミングPCブランド「GALLERIA」のラインナップが一新され、「X Series」が新登場した。
これまでのGALLERIAケースのコンセプトを踏襲しつつも、さらに魅力的なケースになっている。
Contents
CPU冷却では「360mm」の簡易水冷クーラーを搭載可能に

ミドルタワーのGE-Gケース (ATX)
先代のGALLERIAは240mmの簡易水冷クーラーが上限だったが、新しいGALLERIA Xシリーズでは、ミドルタワー機で360mmの簡易水冷クーラーも搭載可能になった。
上位CPUを選択する際のGALLERIAの唯一の弱点だったのだが、ここできっちり払拭してきた形だ。

ミニタワーのGEm-Gケース (MicroATX)
一方、ミニタワーの場合は240mmまでとなっている。
2種類のケースカラー
ケースカラーは「ガンメタル x ダークグレイ」と「ホワイト x ライトグレイ」の2パターンが用意されている。

GALLERIA Xシリーズ製品ページより
サイドパネルも先代のコンセプトを引き継いでいる。内部が控えめに見える程度の窓サイズにとどめている。
コンソール部分は丸みを帯びた柔らかなフォルムに。PCの置き場所を問わない斜め45度の配置という点は、先代同様だ。
フィルター清掃なども改善され、トップはマグネットで着脱可能に、フロント部はサイドから引き抜いて清掃できるようになるなど、利便性が向上している。
大型グラフィックボードのための金属ステー「リジッドカードサポート」も引き続き搭載する。
GALLERIA Fシリーズとの差別化ポイントは?
今回のシリーズ刷新で、GALLERIAは「Fシリーズ」というピラーレスケースのラインナップも登場している。
見た目以外の違いをざっくりまとめてみた。
見た目 | ![]() |
![]() |
シリーズ名 | Xシリーズ | Fシリーズ |
ざっくり | 性能・コスパ重視 | 見た目重視 |
CPU | 9950X3Dまで | 9950X3Dまで |
CPUクーラー | 空冷 簡易水冷240mm 簡易水冷360mm |
簡易水冷240mm 簡易水冷360mm |
GPU | RTX 5090まで | RTX 5080まで |
GPUステー | リジッドカードサポート | 詳細不明 |
価格 | 標準的 | 低スペック帯は高級 上位になるほど Xシリーズと差がなくなる |
Xシリーズは空冷を選べる分、安い
Xシリーズでは、エントリー~ミドルクラスのマシンはFシリーズより明らかに安い。
それは、空冷クーラーで十分冷却可能な5700Xや7700Xなどを搭載している分、クーラーの価格や配線などの工賃が浮くからだろう。




360mmクーラー搭載の上位機はXとFで価格差が少ない
標準で簡易水冷を搭載するグレードになってくると、価格差がなくなってくる。
上位になるとFシリーズを選んだほうがお得かもしれない。




XシリーズはRTX 5090が選択可能
XシリーズはRTX 5090が選択可能で、Fシリーズでは選択できない。




グレード別のおすすめPC
ラインナップはエントリーからハイエンドクラスまで幅広く用意されている。
主にCPUの強さでGOLD/Platinum/Diamond/Masterと4つにクラス分けされており、採用されるマザーボードやモデル名が決まってくる。
それぞれのクラス帯のおすすめモデルとともに紹介しよう。
Gold - エントリー向け小型ゲーミングPC
CPU | メモリ SSD |
M/B (規格) 【サイズ】 |
モデル名 | グラボ |
Core Ultra 5 225F (10C/10T) |
16GB 1TB |
B860 (mATX) 【ミニタワー】 |
XGC5M-◯◯ | RTX 3050~ RTX 5080 |
Ryzen 7 5700X (8C/16T) |
16GB 1TB |
B550 (mATX) 【ミニタワー】 |
XGR7M-◯◯ |
型番が「XG」から始まるのが「Gold」のモデル。
エントリー向けで、手ごろな価格のCPUを搭載し、小型のmicroATXマザーボードを搭載したミニタワーモデルとなっている。
Core Ultra 5 225F & RTX 5060 8GB搭載
軽めの3Dゲームを遊ぶのにぴったりのRTX 5060 8GBを搭載。Intel B860チップセットのmicroATXマザーを搭載し、USB 3.2 Gen2×2 Type-Cポートも備えている。
空冷の12cmサイドフロークーラーを標準搭載。




Ryzen 7 5700X & RTX 5060 Ti 16GB搭載
コスパ系で定番の5700Xに、GeForce RTX 5060 Ti 16GBを搭載。豊富なVRAMで、ローカルAIに興味がある人の最初の一台に向いている。
空冷の12cmサイドフロークーラーを標準搭載。




Platinum - 一般ゲーマー向け普及帯PC
CPU | メモリ SSD |
M/B (規格) 【サイズ】 |
モデル名 | グラボ |
Core Ultra 7 265 (20C/20T) |
16GB 1TB |
B860 (mATX) 【ミニタワー】 |
XPC7M-◯◯ | RTX 3050~ RTX 5080 |
Ryzen 7 7700 (8C/16T) |
16GB 1TB |
A620 (mATX) 【ミニタワー】 |
XPR7M-◯◯ Ryzen 7 7700搭載 |
|
Ryzen 7 9700X (8C/16T) |
16GB 1TB |
A620 (mATX) 【ミニタワー】 |
XPR7M-◯◯ Ryzen 7 9700搭載 |
|
Core Ultra 7 265 (20C/20T) |
16GB 1TB |
B860 (ATX) 【ミドルタワー】 |
XPC7A-◯◯ | RTX 3050~ RTX 5090 |
Ryzen 7 7700 (8C/16T) |
16GB 1TB |
B850 (ATX) 【ミドルタワー】 |
XPR7A-◯◯ Ryzen 7 7700搭載 |
|
Ryzen 7 9700X (8C/16T) |
16GB 1TB |
B850 (ATX) 【ミドルタワー】 |
XPR7A-◯◯ Ryzen 7 9700搭載 |
型番が「XP」から始まる「Platinum」モデルでは、ATXマザーを搭載したミドルタワー機が選べるようになる。
また、ミドルタワー機では最上位のグラボであるGeForce RTX 5090も選べるようになる。
Ryzen 7 7700 & RTX 5070 12GB搭載
この価格帯で鉄板になるのがRyzen 7 7700とRTX 5070 12GBの組み合わせだろう。
FHD(1920x1080)~WQHD(2560x1440)くらいまでをカバーする、トレンドなPCだ。
空冷の12cmサイドフロークーラーを標準搭載。




Intel Core Ultra 7 265 & RTX 5070搭載 (ミニタワー)
ミニタワーについては、RyzenのA620搭載機よりも、以下のIntelのB850搭載機のほうがマザーボードが新しく、高機能なのでおすすめだ。具体的には、Intel B850には「USB 3.2 Gen2×2 Type-C」ポートがついている。
空冷の12cmサイドフロークーラーを標準搭載。




Diamond - コアゲーマー向けハイスペックPC
CPU | メモリ SSD |
M/B (規格) 【サイズ】 |
モデル名 | グラボ |
Ryzen 7 7800X3D (8C/16T) |
32GB 1TB |
A620 (mATX) 【ミニタワー】 |
XDR7M-◯◯ Ryzen 7 7800X3D搭載 |
RTX 3050~ RTX 5080 |
Ryzen 7 9800X3D (8C/16T) |
32GB 1TB |
A620 (mATX) 【ミニタワー】 |
XDR7M-◯◯ Ryzen 7 9800X3D搭載 |
|
Core Ultra 7 265KF (20C/20T) |
32GB 1TB |
Z890 (ATX) 【ミドルタワー】 |
XDC7A-◯◯ | RTX 5060~ RTX 5090 |
Ryzen 7 7800X3D (8C/16T) |
32GB 1TB |
B850 (ATX) 【ミドルタワー】 |
XDR7A-◯◯ Ryzen 7 7800X3D搭載 |
|
Ryzen 7 9800X3D (8C/16T) |
32GB 1TB |
B850 (ATX) 【ミドルタワー】 |
XDR7A-◯◯ Ryzen 7 9800X3D搭載 |
Diamondでは、ゲーミング最強クラスのCPUである、Ryzen 7 7800X3Dや9800X3Dが選べるようになる。
これらのCPUでは240mm簡易水冷クーラーを標準搭載するが、360mmにアップグレードも可能だ。
このくらいのCPUになると、グラフィックボードもRTX 5070 Ti 16GBなどの上位モデルを合わせたいところ。
Ryzen 7 7800X3D & RTX 5070 Ti 16GB搭載機
7800X3Dは一世代前の最強ゲーミングCPUだが、今でも十分に戦える戦力を持っている。
240mm簡易水冷クーラーを標準搭載。




Ryzen 7 9800X3D & RTX 5070 Ti 16GB搭載機
9800X3Dは、ゲーム性能以外にもマルチスレッド性能が7800X3Dより上がっている。ゲーム以外にもPCを色々な用途で使いたい人におすすめだ。
240mm簡易水冷クーラーを標準搭載。




Ryzen 7 9800X3D & RTX 5080 16GB搭載機
RTX 5080は本格的な4Kゲーミング性能を持っている。コンシューマーグラボとしては非常に性能が高い。
240mm簡易水冷クーラーを標準搭載。




Ryzen 7 9800X3D & RTX 5090 32GB搭載機
9800X3Dはこのシリーズまで。RTX 5090と組み合わせたい人はこれになるだろう。
240mm簡易水冷クーラーを標準搭載。




Master - クリエイター向けハイスペックPC
CPU | メモリ SSD |
M/B (規格) 【サイズ】 |
モデル名 | グラボ |
Core Ultra 9 285K (24C/24T) |
32GB 2TB |
Z890 (ATX) 【ミドルタワー】 |
XMC9A-◯◯ | RTX 3050 ~ RTX 5090 |
Ryzen 9 9900X3D (12C/24T) |
32GB 2TB |
X870E (ATX) 【ミドルタワー】 |
XMR9A-◯◯ Ryzen 9 9900X3D搭載 |
|
Ryzen 9 9950X3D (16C/32T) |
32GB 2TB |
X870E (ATX) 【ミドルタワー】 |
XMR9A-◯◯ Ryzen 9 9950X3D搭載 |
Masterは妥協を許さない人向けのモデルで、クリエイティブ作業などにも向くモデルだ。すべてミドルタワーとなる。
285K、9900X3D搭載機の標準の簡易水冷クーラーは、下位GPUモデルは240mm、上位GPUモデルは360mmになっている。
9950X3D搭載機は基本360mmクーラーだ。
Ryzen 9 9950X3D & RTX 5080搭載機
何でもこれ一台でやりたい人向けの非常に強いモデル。
360mm簡易水冷クーラーを標準搭載。




Ryzen 9 9950X3D & RTX 5090搭載機
シンプルに、現行最高峰のマシンだ。
360mm簡易水冷クーラーを標準搭載。




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