【黒い砂漠】おすすめゲーミングPC 【2023年】
2023/12/04
PC版の黒い砂漠をプレイするために、どのくらいのPCスペックが必要なのかを紹介します。
私は普段、ゲーミングPCをテストし、レビューさせていただいています。そして、黒い砂漠を2015年からプレイしてきて、アップデートごとの動作の重さの変化などを細かくチェックしてきました。
様々なグレードのPCで黒い砂漠の動作を見てきた中で、「これくらいのスペックがあれば」と思うものを紹介したいと思います。
※2023/12/4 おすすめPCの再選定
Contents
個人的におすすめのマシンを厳選
黒い砂漠は「これくらいスペックがあれば十分」というものがありません。大人数コンテンツの快適度はCPUとGPUのトータルバランスの高さで限界が決まります。
さまざまなスペックをテストした上で「黒い砂漠におすすめのマシン」を厳選しました。下に行くに従って価格が高く、ビジュアルや快適性を求めるコアプレイヤー向けになります。
※価格は記事更新時点のものです
GTX 1660 SUPER搭載PC【とにかく安く】
GPU:GTX 1660 SUPER 6GB
メモリ:16GB DDR4
ストレージ:1TB NVMe SSD
とにかく安くてリマスターが動くPCということだと、GTX 1660 SUPERあたりになります。以下はi5-12400搭載の前世代機でのレビューになります。
1920x1080でリマスターがギリギリ動くという感じで、狩りなどではフルHD(1920x1080)でも60fpsを切ることもあり、快適性を追求するならFSRを入れて画面をちょっと荒くするなども必要です。
生活コンテンツ主体のプレイヤーや、そこまでガチガチにやらない人ならリマスターの標準画質を維持できるのでコスパは良いと思います。砂漠を最小化で動かしておきたい場合のセカンドPCとしてもアリかと。
この価格帯だとケース内外のデザインや拡張性にこだわらず、少しでも安い方が良いという人も多いかと思います。価格重視でMagnate MTなどもおすすめです。
RTX 4060 Ti搭載PC【1920x1080】
GPU:RTX 4060 Ti 8GB
メモリ:16GB DDR4
ストレージ:1TB(Gen3) NVMe SSD
次にエントリーより"ちょっと良い"グレード。黒い砂漠を1920x1080の解像度で、リマスターのきれいな画質で遊べるPCです。
VRAMが8GBとなり、黒い砂漠以外のゲームでも高画質な設定を利用できるスペックです。
黒い砂漠では対応していませんがリアルタイムレイトレーシング(RT)対応のゲームで美しいレイトレ画質を体験できる点も、GTXシリーズと明確に異なる点です。
RTX 4070搭載PC【~2560x1440】
GPU:RTX 4070 12GB
メモリ:16GB DDR4
ストレージ:1TB NVMe SSD
RTX 4070は、1920x1080のリマスターより少し解像度の高いウルトラワイド(2560x1080)や、2560x1440(WQHD)など、1920x1080以上4K未満でプレイしたい人に向いています。また、ウルトラモードで1920x1080、2560x1080くらいの解像度で遊びたい、という人の期待にも応えるでしょう。
上の動画はRTX 3080機で録画した4K動画ですが、RTX 4070もほぼこれに近い滑らかさです。4Kリマスターで遊べないことはないですが、戦闘時に60fpsを切ることも多いのでタイトな戦闘には向かないです。動画にしてみると滑らかに見えるのですけどね。生活コンテンツやスクショを撮って遊ぶという用途ならRTX 4070で4Kも実用域だと思います。
RTX 4070はDLSS3対応の最新ゲームでの恩恵が大きいです。
最新の高画質ゲームなども遊びたい人に向いています。
RTX 4070 Ti搭載PC【WQHD~4Kリマスター】
RTX 4070 Tiくらいになると、画質重視でリマスターを4K60fpsターゲットで遊んだり、あるいはFHDでフレームレートを求めて遊ぶなど、画質も速さも両方が楽しめるのでおすすめ。
4Kウルトラも60fpsには至らないものの40fps台で動作することから、スクショなどを撮ったりキャラメイクを高解像度、高画質で遊びたい人に向いています。もちろん、2560x1440以下の解像度であればとても快適です。
以下の3機種の詳細比較は以下の記事にもあるのでご参考に。
FHDでひたすらフレームを求めるなら7800X3D
GPU:RTX 4070 Ti 12GB
メモリ:16GB DDR5
ストレージ:1TB(Gen3) NVMe SSD
明らかにフレームレートが一段上がります。
静かな動作音を優先するなら13700F
GPU:RTX 4070 Ti 12GB
メモリ:16GB DDR5
ストレージ:1TB(Gen3) NVMe SSD
空冷CPUクーラーと65WのCPU動作で、あまりうるさくならないのが利点。
動画編集など、何でもできる性能なら14700KF
GPU:RTX 4070 12GB
メモリ:32GB DDR5
ストレージ:1TB(Gen4) NVMe SSD
動画編集や配信など、CPUを使うタスクもよくやる人にはトータルバランスに優れた選択肢。
RTX 4080搭載PC【WQHD~4Kリマスター】
GPU:RTX 4080 16GB
メモリ:32GB DDR5
ストレージ:1TB(Gen4) NVMe SSD
RTX 40シリーズの上位「RTX 4080」です。黒い砂漠ではリマスター4Kのサウニール狩りで平均107fpsを出したので、4Kが実用域で使えるグラボであることは間違いありません。他のレイトレゲームなど重量級タイトルを見ると、適正は2560x1440や3440x1440くらいの4K未満モニタではないかと思います。以下はレビュー記事です。
RTX 4090搭載PC【4Kウルトラも動作】
RTX 40シリーズの中でも現行最強GPUであるRTX 4090は「真の4K」を体現するグラフィックボードです。発売当初は60万とかでしたが、だいぶ安くなってきました。
黒い砂漠の4Kは2022年のAAA級タイトルと比較しても負けないほど重いので、RTX 4090のパワーを使い切ることができます。
4K&リマスターの狩りでは3桁fps出るようになりましたし、ウルトラでの4Kも割と余裕で動きます。
https://twitter.com/ossangamernet/status/1598357292352929793
GPU:RTX 4090 24GB
メモリ:32GB DDR5
ストレージ:1TB(Gen4) NVMe SSD
RTX 4080と比べて格が違いますが、お値段もかなり張るので、本当にPCゲームが好きなエンスージアスト向けです。他のゲームでは持て余すことも多いと思いますが、他では味わえない超快適なゲーム体験ができますよ。
必要なPCスペックは「画面をどれだけ細かく、美しく表示するか」で決まる
黒い砂漠を遊ぶのにどれくらいマシンパワーが要るかは、モニタの解像度、ゲーム設定、求めるフレームレートなどで変わってきます。
【画質設定】リマスターが2023年の標準画質【美しさ】
黒い砂漠は画質の良い順に以下の画質設定があります。
- ウルトラ
- リマスター
- VERY HIGH
- HIGH
- MIDDLE
- LOW
- VERY LOW
- 最適化モード
この中で2022年の標準画質は「リマスター」です。最近のアバターもリマスターモード以上に合わせた見た目で作られている感じがします。
ウルトラはリマスターより更に高精細になりますが非常に重いので、通常はスクリーンショット撮影などの用途に限られるでしょう。ただ、私は画質を求めて、ちょっと無理をしてウルトラで遊ぶこともあります。
VERY HIGH以下の画質は鏡面反射がなくなって少しレトロな画質になりますが、動作が軽くフレームレートが稼げます。集団戦闘などでは今でも選択される設定です。VERY HIGH以下ではCPU性能も重要で、シングルスレッド性能の高いCPUほどフレームレートが出る傾向にあります。
【画面解像度】1920x1080(FHD)~3840x2160(4K)【精細さ】
プレイする際の画面解像度が高いほど、要求スペックは高くなります。
1920x1080のFHDモニタは普及率も高く、ゲーミング向けの144Hzモニタも2万円台と安価に手に入ります。
4Kモニタも低価格化し、今は60Hzモニタならやはり安価に2~3万円台で手に入ります。
4KはFHDの4倍の表示の細かさになるので、グラボの負荷がものすごい上がります。2022年現在でも4K解像度をリマスターで遊べるスペックは、遊び方にもよるのですが、個人的にはRTX 3080がギリギリという印象です。
多くの人がFHD(1920x1080)やWQHD(2560x1440)の解像度のモニタで遊んでいると思います。
FSR機能のメリットとデメリット
黒い砂漠は2021年に、AMDのFidelityFX Super Resolution (FSR)に対応しました
FSRはリマスター&ウルトラモードで利用できる「軽量化設定」の一つです。
低い解像度から高解像度を生みだす機能となっています。
リマスターの輝きを維持しつつフレームレートを稼ぎたい、という時の利用では満足度が高いです。ミドルスペックPCで4Kモニタを使う場合にも使えます。
デメリットとしては2つ。
- 画質がいくらか下がる
- アンチエイリアスがTAAに強制されるため、動く物体の描画が乱れやすい
特にTAAは雪が雨になるくらい物体の動きに弱いので、画質重視でもFXAAを使います。なので、FSRを前提としてPCを選ぶのはあまりおすすめしません。
砂漠のFSRで強制されるTAAの問題点は、「動きのあるものに対する画像の描画精度が低いこと」です。静止画像というか、ちょっとしたチラツキなどの動きを「止める作用」は強いんだけど、動いてるものの自然な描画にはちょっと問題がある。 pic.twitter.com/ZCQTJbzxNz
— おっさんゲーマー (@ossangamernet) September 1, 2021
PCスペックによるフレームレート(滑らかさ)の差
黒い砂漠はPCのスペックによってどのくらい快適さが違うのかは、私もプレイヤーとして気になる点です。
そこで、なるべく条件を揃えて実機テストをして、データをまとめてみています。
ただ、誤差の少なさや再現性を優先してテストしているため、平均フレームレートの値は実際の戦闘風景より少し高めに出ている点はご了承下さい。集団戦などではこの値よりぐっと下がることも珍しくありません。
CPU > GPUくらいのバランスで選んでもOK
いずれにせよ重要なことは「グラボが同じでもCPUが違うと結構違う」ということです。
例えば、1920x1080でのRTX 3080搭載機でも、10世代CPUのi9-10900Kだと平均211fpsであるのに対し、12世代のi9-12900Kだと平均220fps出ています。
高いフレームレートを目指す人や集団戦の快適性、安定性を重視する人は、IntelならKつきなどの強いCPUをおすすめしたいです。
また、Ryzenの3D V-Cache搭載機はかなり性能が高く、Intel機と同等以上のスコアを出しやすいです。例えば、Ryzen 7 7800X3Dなどはおすすめです。
CPUクーラーなども簡易水冷などになってくるので、お値段もちょっと上がっちゃいますが。
選べるならワンランク上のPCを
ちょっと良いPCスペックがあった方が「MMORPG」をより楽しめます。
黒い砂漠に必要なPCスペックは、画面に表示される人数をどのくらい想定するかでも変わってきます。
ソロで狩りをするなら、RTX 3070くらいあれば、FHDリマスターで十分狩りが出来ると思います。
問題は「大人数」で「他のプレイヤーのエフェクトオン」という、とにかくCPU&GPUパワーが求められるシチュエーションです。近いのは拠点戦・占領戦・ワールドボス・フィールドボスなどですかね。他のプレイヤーのエフェクトは表示しなければかなり軽くなるのですが、攻撃を見分けるためにオンにしたい、となるとマシンパワーが必要です。
戦闘ほどではないですが、とにかくたくさんのプレイヤーが集まるMMOライクなイベントの際にも、CPU&GPUパワーが必要となります。
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