「10万円ゲーミングPC」としてのGALLERIA RT5の実力に迫る!
2020/06/16
第3世代RyzenのエントリーモデルであるRyzen 5 3500は評判がいいですね。
今回はRyzen 5 3500とGTX 1660 SUPERを搭載したゲーミングPC「GALLERIA RT5」をドスパラさんよりお借りしたので、使用感や性能をレビューしたいと思います。
※M&B2のデータは500vs500ではなく250vs250でした。訂正してお詫び致します。
Contents
- GALLERIA RT5はどんなマシンなのか?
- GALLERIA RT5のスペック、外観
- GALLERIA RT5(Ryzen 5 3500搭載)のベンチマーク
- ゲームの平均fpsまとめ(1920x1080)
- 【RDR2】Red Dead Redemption 2
- 【BF5】Battlefield V
- VALORANT
- 【Fortnite】フォートナイト
- Apex Legends
- 【FF14】Final Fantasy XIV
- 【MHW:IB】モンスターハンターワールド:アイスボーン
- 【Division 2】ディビジョン 2
- 黒い砂漠
- 【M&B2】Mount & Blade II: Bannerlord e1.4.1
- 温度や動作音、電力関係
- GALLERIA RT5まとめ
GALLERIA RT5はどんなマシンなのか?
CPU:AMD Ryzen 5 3500
GPU:NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER
メモリ:16GB
ストレージ:256GB NVMe SSD, 1TB HDD
カンタンに3項目で紹介します。
必要十分を備えている
GALLERIA RT5はAMDのRyzen第3世代となるCPU、「Ryzen 5 3500(6コア6スレッド)」、グラフィックボードに「NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER」を搭載したPCです。
小型のmicroATXマザーボードを搭載しており、一回り小型のPCに仕上がっています。
グラフィックボードのGTX 1660 SUPERは黒い砂漠のリマスターをFHDで60fps前後で動かす能力を持っています。
そのため、黒い砂漠の「ミドル推奨PC」としてもラインナップしています。
小型である
左側がGALLERIA RT5のケースのサイズ。ミドルタワーサイズのKTケース機より拡張性や各種ドライブなどの搭載数は劣るものの、全体的に一回りコンパクトで、重量も軽いです。
旧世代マシンからの買い替えや新規ゲーマーが買いやすいロープライス
GALLERIA RT5は「最高を求める人向けのマシン」ではありませんが、「エントリーモデルよりは少し良いものが欲しい」「本格的に3Dなゲームを遊んでみたい」というニーズに応えてくれるマシンです。
興味を持っていただけたら以降のセクションを読んでみてください。
このマシンでどのようなことが出来るかをまとめています。
GALLERIA RT5のスペック、外観
まずはGALLERIA RT5のスペック詳細です。
ドスパラはBTOメーカーとして、注文時に細かなカスタマイズが可能です。
初心者がどのカスタマイズを選んでも動きますが、私の主観で無駄のないカスタマイズポイントを書いてみました。
パーツ等 | 標準構成 | おすすめカスタマイズ |
OS | Windows 10 Home 64ビット | |
保証 | 持ち込み1年保証 | 3年延長保証 |
CPU | AMD Ryzen 5 3500 (3.60GHz-4.1GHz/6コア/6スレッド) |
AMD Ryzen 5 3600X (3.8GHz-4.4GHz/6コア/12スレッド) |
CPUファン | AMD静音CPUファン | |
CPUグリス | ノーマルグリス | Thermal Grizzly製グリス(TG-K-001-RS) |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER 6GB (DVI x 1/HDMI x1, DisplayPort x1) |
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電源 | 500W 静音電源(80PLUS BRONZE) | |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM (PC4-21300/8GBx2/2チャネル) |
32GB DDR4 SDRAM (PC4-21300/16GBx2/2チャネル) |
SSD | 256GB NVMe SSD (M.2 2280, 読み込み速度 3000MB/s,書込速度 1000MB/s) |
512GB NVMe SSD (M.2 2280, 読込速度 3200MB/s, 書込速度 2000MB/s) ※ゲーム1本50GBから100GBの時代なので多ければ多いほどいい |
ハードディスク/SSD | 1TB HDD | お好みで |
光学ドライブ | なし | お好みで |
カードリーダー | SDカードリーダー[SD / Micro SD (SDXC対応)]付属 | |
サウンド | マザーボード 標準 オンボードHDサウンド | |
ケース | ガレリア専用 KTMミニタワーケース(MicroATX) | |
LAN | ギガビットLANポート x1 (マザーボードオンボード) | |
マザーボード | AMD B450 チップセット マイクロATXマザーボード PCI-E x16 x1, PCI-E x1 x1 / メモリスロット x2(最大32GB) / SATA3 x4 / M.2 x1) |
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入出力ポート | 前面:USB3.0 x2 背面:USB2.0 x2 USB3.1 Gen1 x4 |
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キーボード | なし | お好みで |
マウス | なし | お好みで |
※上記は執筆現在の構成となります。GALLERIA RT5商品ページで確認してください。
ケース外観
GALLERIA RT5のケースは、ドスパラのガレリア専用 KTMケースとなっています。ATX規格よりも小型のMicroATX規格用のケースです。
「185mm(幅)×395mm(奥行き)×370mm(高さ)」というサイズは、ミドルタワーよりも一回り小さく、ちょっと狭めのデスクスペースにも余裕を持って置くことが出来ます。
前面には2つのUSBポート、カードリーダー、マイク、ヘッドフォン端子があります。
標準では5インチベイに光学ドライブ(Blu-ray、DVDなど)がついていないので注意が必要です。オプションで追加することが出来ます。
ケース背面
背面はこのようなレイアウト。上に電源、中央にマザーボードからの端子類、下部にグラボなどのPCIスロットの端子があります。
マザーボード接続部
USBポートや音声ジャックがあります。
USBポートはUSB2.0~3.0、3.1Gen1となっています。
背面パネルの中央にはモニタと接続するための映像出力ポート(DVI-DやHDMIなど)がありますが、使わないので塞がれています。
このパネルより下部にあるグラフィックボードの端子とモニタを繋いでくださいね。
グラフィックボードの接続については後述します。
ケース内部
ケース内部はこのような感じになっています。
サイドパネルは後方の2つのネジを外せば簡単に外れるようになっているので、内部のお掃除などもしやすいですよ。
CPU&CPUクーラー
CPUはAMD Ryzen 5 3500が搭載されています。
最新型Ryzenのうち、6コア6スレッドというエントリー向けのモデルですが、その能力は侮れません。
後ほどベンチマークなどでIntel製品などと性能比較しますね。
CPUクーラーについてはAMD純正のWraith Stealthクーラーが搭載されています。トップフロー型です。
【CPU】高負荷時(室温26℃)
Ryzen 5 3500は温度コントロールがしっかりしています。
比較的CPU負荷の高いDivision2で試したところ、瞬間的に温度が74.5℃まで上がることがありましたが一瞬で戻りました。
リテールクーラーなのでどうかな?と思いましたが動作としては問題ない温度です。
それにゲームでは全コア使用率100%が何十分も続くことはまずありえないので、温度面に関しては心配しなくて大丈夫だと思います。
おすすめカスタマイズ
CPUクーラーの冷却力を更に引き出すために、CPUグリスも良い物を使うのが基本です。
Thermal Grizzly製グリスへの変更がおすすめです。
プロオーバークロッカーも利用している信頼性の高い高性能グリスです。
マザーボード
マザーボードにはASRockのB450M-HDVが使われていました。
ASRockは個人的にも好きなマザボメーカーです。
https://twitter.com/Shimizu_OC/status/1063959313931063297
SSD
256GBという容量はゲーマーにとっては多いとは言えないでしょう。
最近のゲーム1つが30GB~100GB超あるので、数タイトルインストールすれば容量が埋まってしまいます。
おすすめカスタマイズ
カスタマイズで512GB以上のNVMe M.2 SSDへの変更をおすすめします。
「512GB NVMe SSD (M.2 2280, 読み込み速度 3200MB/s, 書込速度 2000MB/s)」が最速のものになります。
もちろんその下の1TB(約1000GB)もおすすめです。
microATXということでM.2スロットは一つしかありません。余裕を持ったサイズで注文したほうが良いです。
M.2 NVMe SSDはこんなに速い!
GALLERIA RT5に搭載されているM.2 NVMe SSDは、読み書きが非常に速いのが特徴です。
シーケンシャル読込が約3200MB/s、書込も1000MB/sを超えています。
SATA SSDの読書速度
M.2 NVMe SSDではないSATA接続のSSDの読書速度は560MB/sくらいです。
M.2 NVMe SSDの方が読み込みが6倍近く速いことがわかります。
3.5インチベイ(SSD/HDD)
M.2ではないSSDやHDDは3.5インチベイに格納されます。2スロット空いているのでSSDやHDDを足すことも出来ます。
おすすめカスタマイズ
保存用のハードディスクとは別に、ハードディスク(追加1)でもう一台SSDを追加がおすすめです。
Samsung 1TB SSDを追加すれば、更に多くのゲームなどを同時にインストールしておくことが出来ます。
色々なゲームをとっかえひっかえ遊ぶ場合にはM.2 SSDが1TBあっても足りません。私も合計で1.5TBくらいはSSDを使っています。
PCにおいて容量は正義です。いちいち再インストールしないですぐに別のゲームを遊べます。
メモリ
メモリは標準で16GB。速度を活かせる8GBx2のデュアルチャネルです。
CPUクーラーはサイズ的にメモリ部分に干渉しないので、CPUクーラーを外さなくてもメモリは着脱可能です。
おすすめカスタマイズ
16GBで足りることも多いと思いますが、ゲームをしながら色々な調べ物をしたりする場合や動画編集などどを行う場合には32GBあると余裕が出ます。
グラフィックボード
グラフィックボードはPalit製のGeForce GTX 1660 SUPER(VRAM 6GB)が搭載されていました。
2スロットを専有します。GPU使用率が高くてもしっかり冷えるグラフィックボードでした。
BF5をDXRオンでプレイした時の温度です。GPU使用率は97%と限界に近い状態での測定にもかかわらず67℃で抑えており、全く問題ありません。
Palitは比較的安価なグラボメーカーとして知られていますが、最近のPalitは冷却性能的にも良いと感じています。
モニタとのケーブル接続は、このグラフィックボードの端子に繋ぎます。
DisplayPort が1つ、HDMI が1つ、DVI-Dが1つとなっています。
PCI-eスロット
microATXなので拡張性はあまりないのですが、グラボの上にはPCIe 2.0スロットが1つあるので対応機器を挿せます。
電源
貸出機では、電源はAcbelの500W電源であるPCA013が搭載されていました。
電力的に使うのは高負荷時で200Wちょっとなので、500Wで十分と言えます。
アイドル時 |
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黒い砂漠リマスター |
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砂漠最小化放置 |
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光学ドライブ
DVDやBlu-rayなどの光学ドライブはオプション扱いになっていますので注意してください。
最近はドライバ関係もネットでDLするのがスタンダードになっており、光学ドライブの出番は確実に減っています。
PCでDVDやBlu-rayを見たい!という方や、お手持ちのソフト類のインストールなどでディスクドライブが必要な場合はオーダーしても良いと思います。
キーボード
キーボードは標準では付属せずオプションとなりますが、GALLERIAシリーズはキーボードにもこだわっています。
方式はメンブレンですが打感は良く、人を選ばず使えるキーボードといった印象です。
キー配置も一般的な109日本語フルキーボードなのですぐに使えるでしょう。
同時押しに対応
GALLERIAシリーズのキーボードは、エントリークラスのゲーミングキーボードでもあります。
PS/2でPCと接続した場合、赤枠内の最大24キーの同時押しに対応しています。WASDキーで移動するゲームでは、複数のキーを同時押しすることが多く、確実なレスポンスが求められます。
また、音ゲーみたいなゲームでも5つ6つのキー同時押しをすることがありますよね。
USB接続でも13キーが同時押しで反応します。
Windowsキー&アプリケーションキー無効化機能
ゲーム中に誤ってWindowsキーを押してしまうといった事故を防ぐため、Windowsキーとアプリケーションキーの機能を無効にする機能がついています。
連打機能
PS/2で接続した場合は、キーボード連打機能を利用することができます。連打オフ、秒間50回、または秒間120回の切り替えが可能です。
マウス
マウスも標準では付属せずオプションとなります。
マウスは有線のため持った感じが軽量で取り回しがしやすい印象を持ちました。
サイド左右に2つずつ、4つボタンがありますが、ちょっと小指側は押しにくいですね。
ただ、左右対称にボタンがあるので、左利き右利き問わずサイドボタンが使えるのは良いところです。
ホイールの手前についている黒いボタンで、ポインタのスピードを4段階のうちから瞬時に切り替えることができます。
付属するもの、しないもの
主な付属品
- PC本体、電源ケーブル
- 取扱説明書
標準では付属しないもの
- モニタ(ディスプレイ)
- モニタとの接続ケーブル
- マウス
- キーボード
- 光学ドライブ
- LANケーブル
など
GALLERIA RT5(Ryzen 5 3500搭載)のベンチマーク
ベンチマークテストとは、実際にマシンを動かしてどのくらいの能力かを測定するテストのことです。
専用のベンチマークソフトを使って行います。ある程度、マシンの動作レベルがわかりますよ。
※各ベンチマークの値は、私がドスパラより実機をお借りした時点でのものです。OSやソフトアップデート、ドライバ、個体差などで結果が異なる可能性があります。
Cinebench R15 (CPUベンチマーク)
Cinebench R15はCPUの純粋な性能を比較できるベンチマークとして多く利用されています。
CPU(マルチスレッド)
マルチスレッドでのCPUの総合力テストです。
マルチスレッドの能力が発揮されるのは以下のようなシチュエーションです。
- マルチスレッドに対応したゲームのプレイ時
- ゲームの実況配信
- 映像編集ソフトでの編集時
- 複数タスクを同時に行う時(ゲームを複数同時に実行など)
Ryzen 9 3900X |
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i9-9900K |
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i9-9900KF |
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i7-9700K |
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Ryzen5 3600 |
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i7-9700F |
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i7-8700K |
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i7-9750H |
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Ryzen 5 3500 |
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i7-8750H |
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i7-6700K |
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※当サイト調べ
GALLERIA RT5に搭載されているRyzen5 3500はは6コア6スレッドCPUとしては妥当なスコアです。
動画編集などをする場合は、上位のRyzen 5 3600や3600Xにアップグレードすると良いです。
CPU(シングルスレッド)
シングルスレッド性能は、1つのコアの1スレッドだけを使う場合の性能です。
ゲームでは複数のスレッドに上手く処理を配分できない部分もあることから、シングルスレッド性能も非常に重要な能力となります。
i9-9900KF |
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i9-9900K |
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i7-9700K |
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Ryzen 9 3900X |
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i7-9700F |
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i7-8700K |
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Ryzen5 3600 |
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i7-6700K |
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i7-9750H |
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Ryzen 5 3500 |
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i7-8750H |
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※当サイト調べ
シングルスレッド能力は第6世代のi7-6700Kや、ノート用9世代のi7-9750Hと同等の結果となっています。
こちらも3600や3600Xにアップすると性能上昇が期待できます。
FF14ベンチ(紅蓮のリベレーター)
GALLERIA ZZ |
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GALLERIA AXZ |
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GALLERIA ZG |
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GALLERIA XF |
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GALLERIA RT5 |
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FF14ベンチではさすがにRTXシリーズとは差が付きますが、FHD解像度を最高品質で「非常に快適」に遊べるレベルです。
Division 2ベンチ(DX12)
Division2に内蔵されるベンチマーク機能です。DX12オンで1920x1080のテストを行いました。
(画像のプリセットが「カスタム」になっているのは垂直同期をオフにしているからです。)
ウルトラ |
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高 |
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中 |
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低 |
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グラボのGTX 1660 SUPERがネックとなってfpsが決まってきます。余裕が出来始めるのは中設定以下です。
以下は低設定での結果です。
このくらいであれば十分に実用域です。低~中設定で遊ぶのが良さそうです。
3DMARK TimeSpy(DirectX12テスト)
定番のベンチマークソフト、3DMARKでのDirectX12テストです。
Time SpyではCPUでのスコアも算出するため、CPUの能力でも点差が大きく開きます。
GALLERIA ZZ |
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GALLERIA AXZ |
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GALLERIA ZG |
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GALLERIA XF |
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GALLERIA RT5 |
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3DMARK Fire Strike(DX11テスト)
GALLERIA ZZ |
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GALLERIA AXZ |
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GALLERIA ZG |
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GALLERIA XF |
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GALLERIA RT5 |
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GALLERIA GCR2070RGF-E |
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ゲームの平均fpsまとめ(1920x1080)
ここからは実際にGALLERIA RT5でゲームをプレイしてのレビューをします。
fpsはシチュエーションやゲームバージョン、ドライバなどによっても異なりますのであくまでも参考程度で見て下さい。
今回はGTX 1660 Tiの動作に合わせて、それぞれのゲームで実用的なゲーム設定をチョイスしました。
各テストで取得した平均fpsを載せていきます。
RDR2 |
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RDR2 |
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BF5 |
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BF5 |
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VALORANT |
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Fortnite |
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Fortnite |
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Apex Legends |
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FF14 |
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MHW:IB |
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Division2 |
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黒い砂漠 |
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黒い砂漠 |
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黒い砂漠 |
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黒い砂漠 |
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M&B2:Bannerlord |
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【RDR2】Red Dead Redemption 2
RDR2では精密プリセットレベルを「画質重視」の最高と「パフォーマンス優先」の最低の2パターンで設定し、サンドニの街の一定区画をぐるっと周るテストを行いました。
以下はコースの概要動画です。
画質優先最高設定(ほぼウルトラ)
平均fpsは35.9fpsとなりました。思ったより動きますね。PS4のように30fps環境だと割り切れば遊べなくはないかも。
パフォーマンス優先
テクスチャの精密度も低にしています。
平均65.7fpsとなりました。概ね60fps以上となるものの、テクスチャはのっぺりとしてRDR2の良さは消えてしまいます。
【BF5】Battlefield V
DXR対応タイトルであるBF5は、RTX 2080 Tiの実力をいかんなく発揮できるタイトルです。
シングルプレイ(大戦の書「ティライユール」>「平等」序盤)のfps(1920×1080)を測定します。
最高品質設定(DX12,DXRオン)
DXRをオンにして最高品質でのプレイ。GTX 1660 SUPERはRTコアが搭載されていません。とりあえずテストということで。
平均37.5fpsとなりました。DXRによる負荷が大きいので致し方なし。
DX12最高設定
DXRをオフにして、DX12における最高設定でのプレイです。
平均88.1fpsを記録しました。60fps以上はキープしています。もうちょっと設定を落とせば144Hzモニタでも遊べそうですね。
VALORANT
RIOT Gamesの新作FPS「VALORANT」では、トレーニング用の射撃場を使ってテストを行うことにしました。
グラフィック設定は以下の通り。
- マテリアル:高
- テクスチャ―:高
- ディテール:高
- UI:高
- ビネット:オン
- VSync:オフ
- アンチエイリアス:MSAA 4x
- 異方性フィルタリング:16x
- 明瞭度を上げる:オン
- ブルーム:オン
- ディストーション:オン
- 一人称視点の陰影:オン
フレームレートが比較的落ちやすい「オーディン」を使ってスキルテストからスパイク解除シナリオまでを通してプレイします。
平均194.8fpsとなり、144Hzモニタ以上240Hzモニタ未満という結果になりました。ただしソロでのテストなので実際にはfpsはもう少し落ちるでしょう。
【Fortnite】フォートナイト
ゲーム内で任意の位置に建築が行えるフォートナイト。
建築物が増えてくるとオブジェクトによる演算負荷が増えるため、fpsが落ちるようです。
そのため、ソロバトルロイヤルで建築物が画面内に増える終盤の1vs1シーンをリプレイからサンプリングしました。
最高画質(DX12)
Fortniteも最高画質にするとそれなりの負荷になります。平均90.8fpsとなりました。
描画距離最高、他最低(DX12)
ガチ目でやるのに適していると思われる設定。
3D解像度はそのままに描画距離だけを最高にし、その他の装飾的な要素を低くしています。
平均fpsは159.72fpsとなりました。なお最小は143.9fpsです。一応144fps常用ラインに乗るでしょうか。
Apex Legends
Apex Legendsでは144fps以上を計測したいので、コマンドラインに「-novid -high -fullscreen +m_rawinput 1 -useforcedmparms -noforcemaccel -noforcemspd +FPS_MAX Unlimited」をつけ、fps上限解除をしてテストをしました。
変化の少ないトレーニングモードでfpsを測定してみます。
高設定
テクスチャストリーミングをGTX 1660 SUPERに合わせて6GBに、ラグドール中、それ以外は高の設定です。
平均では120.4fpsを記録。144Hzディスプレイを十分活かせる性能でした。
低設定
テクスチャストリーミング割当はそのままに、他の設定を下げてテストしました。
平均228.9fpsとなりました。ただし負荷の少ないテストモードでも150fps程度まで落ちるシーンもありました。
本番のAPEXで144fpsを維持するのはちょっと難しいかもしれません。
【FF14】Final Fantasy XIV
FF14では「地下霊殿 タムタラの墓所」でのパーティープレイ時のパフォーマンスをチェックしてみました。
最高画質設定、fps上限なし(1920x1080)
平均113.1fpsとなり、安定したパフォーマンスを発揮していました。
【MHW:IB】モンスターハンターワールド:アイスボーン
アイスボーンになって今までのモンスターハンターよりも重い雪原のマップ「渡りの凍て地」が登場しました。
雪のパーティクル表現やフォグなどの処理が美しく、そのぶんGPUパワーを消費します。
テストでは「渡りの凍て地」のクエスト「深雪のダイバー」に行ってみました。
DX12で雪品質も最高設定でプレイしました。HDRはなしです。ダイナミックレンジもよほど良いHDRディスプレイでなければ効果が感じられないので32bitとしています。
深雪のダイバー
平均50.6fpsとなりました。60fps維持は難しいので、少し画質設定を下げると良いでしょう。
【Division 2】ディビジョン 2
Division2では「グランドワシントンホテル」のミッションをソロで「中画質」設定でプレイしました。
平均107.7fpsを記録しました。ほとんどのシーンでひっかかりもなく、快適にプレイできました。
一時的に下がっているのはエレベーターのローディングです。
黒い砂漠
GALLERIA RT5は黒い砂漠の「ミドル」推奨PCとなっています。
黒い砂漠は通常、フルウインドウより全画面モードの方が格段にfpsが出るので、全画面モードでテストしています。
黒い砂漠での動作を知りたい方はこちらの記事もあわせてどうぞ。
【戦闘テスト】セレンディア神殿
クザカが湧くセレンディア神殿内を一周しての平均fpsです。普段はほぼ人がいなくて環境変化が少ない場所なので、基本的なfpsをチェックするために使っています。
HIGH/ウルトラモード
ウルトラモードでは平均23.7fpsとなりました。スクリーンショット用ならなんとか利用できると思います。
ウルトラで60fpsオーバーを楽しむ場合にはRTX 2080 Ti搭載のGALLERIA ZZがおすすめです。
CPU:Intel Core i9-9900K
GPU:GeForce RTX 2080 Ti
メモリ:16GB
ストレージ:1TB NVMe SSD
HIGH/リマスターモード
リマスターもグラボを使い切るので、ほとんどグラボの能力でfpsが決まるようなものです。
GTX 1660 SUPERだとリマスターで60fps台がインゲームで出れば良い方、と考えたほうが良いです。
HIGH/VERY HIGH
VERY HIGHでは平均128.7fpsへと上がります。戦闘時はこのくらいのフレームレートが欲しいところです。
LOW/VERY LOW
VERY LOWまで下げると平均182.7fpsになりました。ただしCPUの限界が訪れ、一瞬カクついたりもしました。
【M&B2】Mount & Blade II: Bannerlord e1.4.1
アーリーアクセス中のMount & Blade II : Bannerlordのe.1.4.1にて、250vs250の戦闘を行いました。設定はインストール時デフォルトです。
平均72.2fpsとなりましたが、大事なのは序盤の最も両軍の数が多い時点で安定して動くかです。
60fpsを割り込むシーンではCPUが限界だったので、バトルサイズは500より下げたほうが安定するでしょう。
温度や動作音、電力関係
エアフロー
GALLERIA RT5は小型ケースなので排熱がどうなっているか調べました。
写真の右側がケースの前方になります。前から吸って後ろから吐く空気の流れになっています。
下にあるグラボ、その上のCPUなどの排熱は背面ファンと電源ファンの2つでで排気しています。
天面近くにある電源ユニットは、自身で発熱しつつCPU/GPUの熱を受けるため、内部温度が底面設置よりは上がりやすいかもしれません。
そのため電源ファンは多く回りやすく、ノイズの発生源となりやすいです。
3.5インチストレージもエアフロールート上にないため負荷時の温度がやや上がりやすい印象です。
これらの点はどうしてもミドルタワーのGALLERIA KTケースよりはやや劣ってしまう点になります。
ミドルタワーのKTケースの場合
GALLERIA XFなどで採用されるKTケース(ミドルタワー)の場合は、フロントからの吸気上にすぐに3.5インチベイがあり、SSD類がすぐに冷却されます。
そして排熱は電源ファン、リアファンの他、天面にも穴が開いているので天面ファンをつけて上方向に冷却することが可能です。
このあたりはそのまま「値段とサイズの差」と言えるでしょう。
全開ゲーム時のサイドパネル付近
黒い砂漠で全開で遊んでいる時の、サイドパネル付近の音がこれくらい。なお電源オフ時では38dBAくらいです。
音の大きさを伝えるのは難しいのですが、体感では一般家庭用のエアコンの動作音と同じくらいに感じます。
おススメの設置場所
GALLERIA RT5製品紹介ページより
音や温度を考えると、個人的に設置場所はドスパラさんのサンプル写真通り、デスクの下に置くのが良いと思います。
机の板が音を遮ってくれますし、床に近い方が冷たい空気を吸ってくれて冷却効率が高まります。
ただホコリも吸いやすいのでお掃除は時々しましょう。
GALLERIA RT5まとめ
良いところ
- GTX 1660 SUPERの性能に対して十分かつ、バランスのいいCPU性能
- グラボのレベルに画質設定を合わせる必要はあるが、2020年仕様の重量級ゲームも動かせる
- ケースが小さいので置き場所が厳しい人の選択肢になる
- ミドルタワーに比べると軽いので、力がない人でも設置しやすい
- 高速なM.2 NVMe SSDを搭載
- 全体的に省エネ
- コスパを重視する人に向いている
惜しいところ
総評
CPU:AMD Ryzen 5 3500
GPU:NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER
メモリ:16GB
ストレージ:256GB NVMe SSD, 1TB HDD
「とにかく値段と性能で勝負!」というドスパラらしいコンセプトを感じる、ミドルタワーより一回り小さいmicroATXマシンです。
性能はこのクラスではしっかり出ていると思います。
新型Ryzenはやっぱりコスパで考えれば強いですね。
- とにかく安くてしっかりゲームができる性能のPCが欲しい人
- 画質やフレームレートなどにそこまでこだわらない人
- PCの置き場所を取りたくない人
- 小型のPCで部屋をすっきりしたい人
- PC内のカスタマイズなどをあまりしない予定の人
以上に当てはまる方にはGALLERIA RT5は良い選択肢となるでしょう。
費用対効果ではぶっちぎりではないでしょうか。
もう少しパワーが欲しいなら
CPU:Intel Core i7-9700F
GPU:GeForce RTX 2070 SUPER
メモリ:16GB
ストレージ:512GB NVMe SSD, 2TB HDD
しかしあくまでもエントリークラスですから、最新ゲームを高画質でプレイする場合は最も人気のGALLERIA XFがおすすめです。
ウルトラワイドFHD(21:9,2560x1080)やWQHD解像度などで十分プレイ可能なスペックとなっています。
また、ケースサイズが大きくパーツ交換やメンテナンスもしやすい設計なので、カスタマイズして長く使いたい場合にもおすすめです。
記事の内容は執筆、更新日時時点の情報であり、現在は異なっている場合があります。 記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
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