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ウォッチドッグスレギオンの評価。PC版を120時間遊んだので良かった点を書いていく

      2020/12/10

ウォッチドッグスレギオンは、個人的にはかなり面白かったです。PCの動作レビュー用に購入しましたが、結局120時間以上プレイしてしまいました。

ディストピアと化したイギリス・ロンドンを背景とし、それに歯向かうレジスタンスとして活動するお話です。

現代風刺を中心に、作り込まれた世界観

まず、オトナ向けの作品だと思います。

導入を終えて街に出ると、頭上には配送用、ニュースネットワーク用、治安維持用などのドローンが飛んでいて、自動車も送迎用に自動運転車が当たり前に走っている…

ウォッチドッグスレギオンはそんな近未来SFですが、ストーリーで語られていることは現代社会でも問題となっているような、センシティブかつ、ネガティブな話題が多いです。

  • テクノロジーの進化によって、人間労働者が不要になっていく問題
  • 貧困による治安の悪化
  • テクノロジーが進化したことは人間にとって本当に良かったのか?
  • 人体を失って機械と一体となることは幸せか?
  • メディアによるプロパガンダや嘘
  • プライバシーはどこまで守られるべきか
  • 性の多様性
  • 人種問題
  • 移民問題
  • ジェンダー論

車に乗るとこれらの問題を取り上げたラジオ(ポッドキャスト)が流れ、世界観の説明に一役買っています。

いやはやまさか、ゲーム世界でこういった薄暗い要素をゴリゴリに詰め込んでくるとは思いませんでした。

もちろんそれらの問題は背景に過ぎない要素であり、ストーリー上ですべてにアクセスして答えを出すわけでもありません。

しかしそういった要素が描かれていることによって、バーチャル世界ながらもそこにある生活の表現や、時代背景の考察に十分な情報を与えてくれています。

プレイヤーは過酷な世界に疑問を持つ人たちを勧誘しながら、レジスタンス組織「デッドセック」を運営します。

そして、ロンドンの圧政や巨悪に立ち向かっていく。

それが「ウォッチドッグスレギオン」の大筋です。

声と容姿が気に入ったメンバーを揃える楽しみ

レジスタンス組織「デッドセック」のメンバーは、一般人から構成されます。街ゆく人たちを一人一人チェックして、顔が良い見込みのある人がいたら「デッドセック入らない?」と声をかけていくのですね。

キャラクターはフルボイスです。声優さんを何人起用しているかはわかりませんが、声のパターンはそれなりにあるので、40人雇ったとしても声被りがそこまで気になるほどではありません。

ボイスパターンとキャラの見た目、スキルなどの揃い具合で、自分の中でレアなキャラ度が決まっていく感じです。

ボイスは例えば、メインストーリーのカットシーン、キャラ切り替え時、他のメンバーのナンパ勧誘時などに喋ります。

特にストーリーでは、通信で他の仲間も会話に入ってくることがあり、会話のやり取りも楽しめるでしょう。

ある程度ランダムに生成されているキャラクターのように見えますが、思ったより愛着が湧きます。

そして、ゲーム設定によっては、キャラクターが死亡すると「ロスト」します。

お気に入りのキャラが消失した時の喪失感は、かなりのものです。

アパレルショップ巡り

TPSタイプのゲームをプレイする時の楽しみと言えば、オシャレ要素です。

ウォッチドッグスレギオンでは、街中に架空のアパレルブランドのショップが複数あります。

ショップごとに取り扱っている商品が違うので、各地を巡って買い物をする楽しみを疑似体験できます。

エンジェンダーフリー・ファッション

ウォッチドッグスレギオンでは、買った服はすべてのキャラクターで着用できます。

男女でファッションの境界がありません。男性も女性も、全く同じデザインの服を着ることが出来ます。

街に出ればスカートをはいた男性もいれば、坊主頭の女性もいます。同性のロマンス描写もあります。

このあたりも、ウォッチドッグスレギオンが訴えたい事を表していると感じました。

ファッションアイテムは数が多く、エンドゲームではほとんどファッションアイテム集めのためにお金を稼いで遊ぶことになるでしょう。

ゲームの攻略バリエーション

基本的にゲームはいくつかのパートのストーリーに分かれていますが、基本的にやることは同じです。

  1. 現地に行く
  2. 潜入任務などをこなす
  3. 人を雇う
  4. (買いたければ)アパレルなどのお買い物

シンプルにこの4つの要素で出来ています。

潜入任務の進め方は、扱うキャラや所持しているスキルなどによってさまざまです。

ガンガン敵を倒す

ウォッチドッグスレギオンを楽に進めていく上では、銃を使って、敵を殺してしまえば比較的簡単でしょう。

初心者にとっては、プロの殺し屋など、武器の強いキャラクターが使い勝手がいいと思います。

銃は威力も射程もあり、遠距離から敵を制圧できます。サプレッサー付きの拳銃を使えるスパイなどのキャラクターもいます。

彼らを使えば楽に攻略を進めていくことができるでしょう。

私も序盤では、とにかく片っ端から敵を倒して進めていました。

なるべくステルスで「仲間」にする

しかしゲームに慣れてくると、あまり撃たなくなってきます。

ガンガン銃を撃つ爽快感を捨てて、ステルスプレイをするメリットがわかってくるからです。

誰もが仲間になる可能性があるウォッチドッグスレギオンでは、大半の敵もまた、仲間に組み入れることが出来るのです。

例えば、敵の隊長。彼らはその時だけ湧くボスではありません。(そういうのもいると思いますが)

彼らもまた、日常は一定ルーチンの生活を送っていて、悩みを抱えている一人の人間なのです。

しかし要職に就いているだけあって、その辺で雇える一般人では扱えない強力なスキルを持っています。ガジェットとは別に利用できるため、味方になるとかなり強力です。

とはいえ、彼らの力を借りなくとも全編十分にクリアできますので、彼らを雇うかは割と趣味の範疇とも言えるでしょう。

そのため、警察官、アルビオン、クラン・ケリーなど、それぞれの敵対組織から仲間を採用し、制服着用アクセスを使って、可能な限り戦闘を避けて静かに潜入ミッションをこなしていくのも、ひとつのやり方になってきます。

ドローンを飛ばして偵察したり、直接ハッキングが必要な場所では蜘蛛の形をした「スパイダーボット」を遠隔操作するなどして、遠隔で低リスクに潜入することもできます。

そして、潜入中に強力な隊長を見つけたら採用候補に入れておき、彼らをなるべくスルーしてミッションをこなせば、恨みを買うことも少ないでしょう。

敵の採用

敵はデッドセックに不快感を持っています。そのままでは採用に至りません。

そこで深層プロファイルを使って、彼らが潜在的に解決したい問題を探ります。

採用の手掛りを調査することで、採用のためのミッションが開けます。

嫌われすぎると採用不可に

もし、最初から反感を持たれている相手に対して攻撃をしてしまったりして、デッドセックへの恨みが積み重なってしまうと、もはやその相手を説得して採用することは出来なくなってしまうようです。

このため、どうしても倒さなければいけない敵や、興味のない敵以外は、なるべくスルーした方が良いのかもしれません。

また、「自分の彼氏が襲われた」など、近しい人間関係の人にも影響が及びます。

逆に、嫌われている人の親近者を手助けすることで、関係が改善することもありそうです。

マスクの下の素顔は…

また、敵を仲間にする時、彼らの素顔は見えません。仲間になった時にどのような容姿のキャラクターが出て来るか?というのも楽しみの一つです。

もちろん、オシャレをさせてあげることもできます。

しかし、味方になっても敵組織に所属している二重スパイになるため、攻め入った先の組織に味方がいたりと、結構トラブルも多かったり。

##

コレクションゲームが好きな人はハマりそう

そんな感じで、キャラクターは美女やイケメンしか集めない!とか、ジジババ戦隊を作りたいとか、人によって遊び方の色が出そうなゲームです。

デッドセックの工作員は40名以上採用でき、解任も自由なので、厳選して何にでも対応できるチームを作っていく楽しみもあります。

長く遊べるかというと遊べます。オープンワールドはNPCキャラや自動車、ドローンなどで溢れており、スカスカのオープンワールドではありません。それらすべてを利用するプレイが楽しめます。

セーブデータも3つまで作ることが出来ます。難易度を上げてみたり、キャラ縛りをしてみたり、別のボイスを持つキャラのセリフを楽しんでみるなど、繰り返し遊べると思います。

4K+レイトレを体感してしまうともう戻れない

そして画質面の感動がかなり大きいです。やはり時代はレイトレです。

今までこれ以上にレイトレの重要性を感じたタイトルはなかったと思います。

車やショーウインドウに風景が映り込むくらい、大したことないでしょ

最初は私もそう思っていました。しかし、これが100時間以上プレイした今となっては、自然すぎて当たり前になってしまうのです。

ウォッチドッグスレギオンは近未来の社会を描いた作品です。ビル街はガラスだらけですし、車も金属質で反射します。アスファルトには雨上がりに水が溜まります。

本来反射すべき要素が正しく反射して写り込んでいることが、「当たり前」という感覚になってくるのです。

例えば、ビルのガラスなどにリアルタイムに反射した「車が通った」といった情報は、ゲームプレイに応用できるわけですよ。これはまったく新しい体験です。

そうなると、レイトレをオフにした時、「あれ、本来映るものが映ってないな?バグかな?」と思うほど、レイトレオフにすると違和感、大袈裟に言えばちょっとしたストレスになってしまうのです。慣れって恐ろしい…

なので、ウォッチドッグスレギオンでレイトレを使わないのは、ゲームの価値の半分くらいをスポイルしていると思うくらいです。

ウォッチドッグスレギオンで4Kレイトレが出来るおすすめゲーミングPC

PC版では、4K+DLSS+レイトレで、なるべく画質を維持して60fps前後を出せるのはRTX 3080搭載PCくらいでしょう。PS5版でもレイトレを楽しめると思いますが、4Kで30fps固定のため、やはりアクションやドライブ時の応答性は若干厳しいはずです。レイトレのクォリティもやや妥協されているので、本気で4KレイトレしたいならPCがおすすめです。

今ちょうど、Ryzen 7 5800XとRTX 3080を搭載した「GALLERIA ZA7R-R38」をドスパラにお借りして実機のデータ取りをしているのですが、ウォッチドッグスレギオンでは4K +DLSS高性能設定で、大体60fps前後で遊べる感じです。

これでも60fps「前後」であり、重いシーンでは50fps程度に落ちます。

また、驚くべきことにフルHDに下げてレイトレ切ったところで大してfpsが上がらないんですよね。レイトレオンで60fpsならレイトレオフで80fpsになるくらいです。

それならもう、画質がキレイな4K+DLSS+レイトレで遊ぶ方が画質で感動できる分メリットがある感じです。4KモニタでG-SYNCを効かせることが出来れば、50fpsは60fpsとあまり変わらないので、30fpsとは全く違う快適な操作感を得られます。

なお、GALLERIA ZA7R-R38はRTX 3080搭載機の中ではコスパ的にかなり高く、i9-10900Kとほぼ並ぶ実ゲーム性能を持っていることもあって品薄が続いているようです。

動作時の電力消費も470W程度とRTX 3080搭載機にしては低く、ランニングコストにも長けていると思います。おすすめの1台です。

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CPU:Ryzen 7 5800X
GPU:RTX 3080
メモリ:16GB
ストレージ:1TB SSD

 


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