RTX 4090で玄人志向電源付属12VHPWRケーブルの温度を測定した
RTX 4090で玄人志向の1200W電源に付属していた12VHPWRケーブルを使っています。
3DMarkのTime Spy Extreme Stress TestでRTX 4090に400Wを超える消費電力をかけ続けた場合に、電源ケーブルの温度は大丈夫なのかチェックしてみました。
使用電源について
以前のマシン構成と動作テストの記事でも紹介したように、電源は玄人志向 PLATINUM KRPW-PA1200W/92+を使っています。
玄人志向 PLATINUM KRPW-PA1200W/92+ | コスパがいい1200Wフルモジュラー電源。RTX4090に繋がる12VHPWRコネクタケーブルがついている。 ★★★★★ |
この電源にしたのはRTX 4090を動かすために必要な12VHPWRコネクタケーブルがついていて、その上で1200W電源として安いのと、カタログスペック的に良さそうだったからです。
12VHPWRコネクターケーブルって何なの?
RTX 4090で採用されているのは、12VHPWRという16pinの補助電源コネクタで、これは既存の8pinでは接続できません。
そこで、RTX 4090には12VHPWRから8pin PCIe x4に変換するケーブルが付属しています。
しかしこれはかなりケース内がゴチャりますし、ケースによっては入らないこともあります。また、この変換ケーブルの質に問題があるのか、溶解するなどの事例が起きていることから「12VHPWRのネイティブケーブルがついてる電源を買おう」と思ったわけです。
玄人志向 PLATINUM KRPW-PA1200W/92+に付属していた12VHPWRケーブルは、電源側が8pin PCIe x2接続となっていて、600Wを提供できるケーブルとなっています。帯には125℃などと書いてあり、これが何を示しているかの説明はないですが、なんとなく強そうです。
RTX 4090はTDP450Wなので、よほどのOCモデルなどでない限りこれで間に合うはずです。
12VHPWRケーブルは、8pin複数を挿すRTX 30シリーズよりは着脱自体は圧倒的に楽です。
こんな感じで、すっきりとした配線が可能です。ケーブル自体も平たく柔らかいため、無理なテンションがかかりづらそう。
高負荷時のケーブル温度をチェック
3DMark Time Spy Stress Testを用いています。
RTX 4090の消費電力はAfterburner読みで400~420Wくらいです。
その状態で12VHPWRの温度をサーモグラフィーカメラのFLIR One Proで見てみます。これはスマホにType-Cで接続して手軽に非接触温度測定ができるので、一家に一台あると何かと役に立ちます。(Android用 / iPhone,iPad用)
グラフィックボード接続部
〇で囲った部分が12VHPWRケーブルの接続部ですが、高負荷時でも温度は65℃程度でおさまっています。
電源側
電源側も念のため見てみましたが全く問題なく、40℃ちょっとです。
こうやって実際に計測してみると安心できますね。
・80PLUS PLATINUM認証取得
・12VHPWRコネクタケーブル付属
・印字付コネクタで接続先がわかりやすい
・ATX12Vケーブル 75cm 2系統で裏配線がしやすい
・フルプラグイン・フラットケーブル
・オール105℃日本メーカー製アルミ電解コンデンサ
・セミファンレスコントロールの135mm FDBファン
・5年保証
玄人志向 PLATINUM KRPW-PA1200W/92+
コネクタを正しく接続しないと危険
こちらの動画では「12VHPWRケーブルを緩く接続した場合」に、ケーブルの温度が著しく上がってしまうことをテストしています。
半分くらいの緩い接続では高い負荷をかけた時、ケーブル温度が100℃を越えています。
そして、しっかりとコネクタを差し込んだだけで、温度が下がっていくのをリアルタイムに確認できます。
正しく接続することが大事ですね。
テスト機のパーツ構成など
パーツ部位 | 購入パーツ (リンクはAmazon) | レビュー |
CPU | i9-13900KF | Pコアx8(HTTで16スレッド) Eコアx16(16スレッド) 併せて32スレッドのCPU 13900Kでも良かったが映像機能はいらなかったので安い方をチョイスした。5900Xからの乗り換えだが性能は流石の一言。ハイエンドゲーミング用としては文句なし! ★★★★★ |
クーラー | ASUS ROG STRIX LC II 360 ARGB AIO | 安心と信頼のAsetek社製ポンプ搭載。13世代CPU向けのクーラーを買う時はLGA1700ソケットに対応している必要あり。こちらはもちろん対応品。全開時はそれなりの音量になるので回転数調整は必須。 ゲームなら13900KFのPL265W(PL2)動作を60℃前後で実用的なノイズで動かせる感じなので、240mm水冷とか140mm空冷でもいけるんじゃないかな。 ★★★★★ |
マザーボード | ASRock Z790 PG Lightning | 13世代CPUは前からあるZ690と新しく出たZ790が使えるのがポイント。安いZ690にするか迷ったけど、BIOS更新などで何かあるとめんどくさいのでコスパ重視でASRockさんのZ790に。 メモリもDDR4と迷ったが将来性のあるDDR5版をチョイス。インスタント設定ではCPUクーラーを選択すれば適切なCPUパワーに設定してくれるので楽ちん。 ★★★★★ |
メモリ | Crucial DDR5-4800 16GBx2 | OCメモリと迷ったがとりあえず安いメモリをチョイス。DDR5-4800として問題なく動作。 ★★★★★ |
GPU | ZOTAC GAMING GeForce RTX 4090 AMP Extreme AIRO | 争奪戦の中、売っていたものを買ったらZOTACだった。AB読みで400Wオーバーの消費電力を記録するが、冷却性能がちゃんとしてるので70℃行くかどうか。空冷で問題ない感じ。 ★★★★★ |
SSD | SAMSUNG 980 PRO 2TB | シーケンシャルリード7000MB/sの爆速SSD。なお、1TBはテスト用のゲームインストールであっという間に埋まった。 ★★★★★ |
電源 | 玄人志向 PLATINUM KRPW-PA1200W/92+ | コスパがいい1200Wフルモジュラー電源。RTX4090に繋がる12VHPWRコネクタケーブルがついている。 ★★★★★ |
内蔵USB2.0ハブ | NZXT Internal USB HUB 4X PC内蔵用USB HUB | 簡易水冷とケースの関係でM/B上のUSB2.0ハブが足りなかったため購入。マグネットが内蔵されており、大抵のケースに張り付くので設置も楽。ケーブルマネジメントの帯もついていてとても良かった。 ★★★★★ |
ケース | Fractal Design Define 7 XL Black | ミドルタワーより一回りデカいフルタワーケース。ケースに対しRTX4090が赤ちゃんみたいなサイズ感になった。組みやすさは最高峰だがケースの持ちづらさも感じる。とはいえ長く使えそう。 ★★★★★ |
OS | Windows 11 64bit Home | 13世代CoreはWin11最新アプデ(22H2)を推奨されている。以前からレンタルPCを使ってWin11で色々なハードウェア、ゲーム、アプリを試してるけど、今のところ問題ない。もちろん、Win10からのアップデートより新規インストールの方が問題が少ないと思う。 ★★★★★ |
記事の内容は執筆、更新日時時点の情報であり、現在は異なっている場合があります。 記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
【今日のおすすめ】
【auひかり】最大10Gbpsの超高速通信!最大126,000円還元キャンペーンキャッシュバックで初期工事費も実質無料!