【黒い砂漠】新地域「朝の国」は6月14日に実装！覚醒ウサ・メグの戦闘映像も公開

2023/05/26 2023/05/29

5月末から6月にかけては、黒い砂漠に連続したアップデートがやってきそうだ。

Pearl Abyssは5月26日、新地域「朝の国」および、ウサとメグの覚醒に関する「開発者コメンタリー」動画をリリースした。

https://www.youtube.com/watch?v=Ua5DpFPlOUA

Contents

「朝の国」は6月14日(水)に実装
8種類+αのボス
新アイテム
住居
板屋船
生活スキル「新緑の職人」と「千年物の人参」
新規バフ「漢方薬」
マルニの狙撃銃
伝統音楽との融合
ローカライズのこだわり
ウサ・メグの覚醒
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「朝の国」は6月14日(水)に実装

まず、新地域となる「朝の国」については、6月14日(水)に実装されることが決定となった。朝の国は黒い砂漠がこれまで描いてきた「中世(ヨーロッパ)」的な世界から離れ、韓国文化をモチーフにしたアジアンテイストな世界観を楽しめる地域になっている。

依頼(クエスト)はオムニバス形式になり、どの物語からプレイしていくかを選んで進めていく形となっている。オムニバス形式の依頼と併せて挿絵も楽しめ、韓国伝来の童話を読んでいるような印象を受けられるという。

韓国の説話に登場する「ドケビ」などを黒い砂漠に合わせて解釈し、NPCとして登場させている。日本で言えば「おばけ」「妖怪」のような存在だろうか。

こういった伝承的な要素によって、朝の国地域はこれまでにない新鮮な物語を楽しめるように開発された。

ビジュアル体験に関しても力を入れている。韓国文化財庁とも協力して作られた陶磁器や、「スクショ映え」する風景などによって、伝統的な韓国を旅しているかのような体験を目指して開発されている。

8種類+αのボス

朝の国のゲームプレイは、既存のような「狩り」のスタイルではなく、ボス戦闘を中心に添えた。

韓国の説話をベースとした、8種類の個性的なボスが登場する。それぞれに物語があり、敵の特徴を把握しながら攻略していくことになる。

狐の妖怪「九尾狐」
竹の兵士「竹葉軍」
虎に噛まれて命を落とした「倀鬼」
不思議な力を持った「巫堂霊」
乙女鬼神とも言われている「ソンカクシ」
ザ・暴れん坊「金豚王」
ドケビの王「ドゥオクシニ」
朝の国を恐怖に陥れた虎の王「山君」

猪突猛進的な戦闘スタイルの「金豚王」

虎の王「山君」は、民話に登場する虎をベースとしたデザイン

これらは韓国で先行実装されていたボスだが、今回のグローバル実装に伴い、新たなボス「イムギ」も公開された。

3つの属性

プレイヤーはどうやってボスを攻略していくかというと、朝の国を冒険しながら、「光の宝玉」というポイント的なアイテムを獲得していくのだ。

ボスは「太陽」、「月」、「大地」のいずれかの属性を持っており、それに対応した属性を「光の宝玉」によって上げていくことで、ボスに対して強くなっていく。また、ボスには「弱点」もあり、これも同様に属性が関係している。

獲得できる「光の宝玉」の個数は限られているそうなので、属性をどう割り振るかがポイントになるようだ。

既存装備は10%の効力

なお、朝の国のボスに対して、黒い砂漠のこれまでの装備の効力(攻撃力・防御力)は10%に抑えられる。残り90%は上記の属性による効果だ。

これによって新規キャラクター(新規プレイヤー)が朝の国からゲームを開始しても、十分に渡り合えるバランスになっているという。

当初発表では20%の効果を持つとされていたが、これが更に極端な配分となった。既存プレイヤーとしては積み上げた装備資産が活かされないという不満はあるかもしれないが、より多くのプレイヤーに楽しんでもらうための決定だという。今後変更される可能性はあるかもしれないとのこと。

難易度とランキング要素

各ボスには10段階の難易度が設定されており、難易度が上がるほど新たな攻撃パターンが追加され、攻略が難しくなるようだ。

また、ボスの難度はクラスごとに選択できるものが異なる。例えばあるボスで、ウォーリアでは2段階まで開放、レンジャーでは3段階まで開放されているというような形だ。

この場合、ウォーリアを使用した誰かが2段階のボス討伐に成功することで、ウォーリアの3段階の難易度が他の全員にも解放されていく。

黒い砂漠はクラスによって得手不得手があるため、このスタイルは正解だろう。

「各ボス・各難易度をそのクラスでどれだけ早く倒せたか」という討伐順位ランキングが用意されているので、攻略タイムアタックも盛り上がりそうだ。

新アイテム

太白のベルト

太白のベルトを装着すると、バフスキル「太白の気概」が利用できる。自分と周りの味方にすべての攻撃力+5、すべての防御力+10を60秒間得られる強力なバフだ。その代わり、再使用待機時間は10分と長く設定されている。

幻影の宝玉とデヴォレカイヤリング

ボスから稀にドロップする「幻影の宝玉」は、新規アクセサリー「デヴォレカイヤリング」の材料だ。

デヴォレカアクセサリーは、ネックレスとベルトが実装されているが、これにイヤリングを追加することで3セット効果として「すべての攻撃力+12」が新たに発動する。

新規水晶

Pasted-96-26

朝の国で冒険を進めると、水晶スロットが2つ開放される。そこには既存の水晶を適用することもできるし、朝の国で新たに実装される生活コンテンツ向けの水晶を適用することもできる。生活水晶は依頼で獲得したり、材料を集めて製作することもできる。

特別な水晶である「鳳凰の涙」など、様々な効果を持つ水晶が追加されたり、調合魔力の水晶のアップグレード材料なども登場するとのことだ。

旦の籠手

Pasted-96-29

最上位グローブとなる「旦の籠手」が実装される。朝鮮半島の歴史で弓の名手と言われている太祖・李成桂の手袋がモチーフとなっている。

ベグのグローブとリブルのグローブのように、ダメージ減少と回避の2つのバージョンが用意される。どちらかを作成すれば、あとでもう片方とも交換できるとのことだ。

「弘益の炎」という素材アイテムと、真Vボスグローブのカプラス10段などが必要なことは知られている。これに合わせて、カプラス抽出イベントも実装時に行われる予定だそうだ。

また、ボス討伐で完成品グローブが直ドロップすることもあるようだ。かなり低確率とのことだが、新規プレイヤーがいきなり最上位グローブを手に入れられる可能性もゼロではないだろう。

【黒い砂漠】旦の籠手の入手方法や材料を解説【朝の国】

https://ossan-gamer.net/post-87979

2023/6/15に実装された黒い砂漠の「朝の国」アップデートより、「旦の籠手」の入手方法などを解説する。【太古が眠る防具】旦の籠手3番目の「太古が眠る防具」として「旦の篭手」が登場した。「死した神の鎧」「ラブレスカのヘルム」と共に着用する場合、太古が眠る防具3セット効果として、「最大HP+300」が適用される。旦の篭手には2種類ある (2024/6/19 修正)旦の篭手の特徴は、ベグのグローブとリブルのグローブのように「ダメ減型」と「回避型」の2種類があることだ。カルフェオンエルビアの狩りで入手できる「燃え上がる太陽の残...

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住居

朝の国には既存の一般的な住居の代わりに、2つの「荘園」が用意される。朝の国ならではの家具も作成できるとのことで、ハウジング勢も楽しめるだろう。

板屋船

新規帆船の「板屋船」は、船員の数や専用装備を用意することで、様々な方向で活用できる船だそうだ。全体的な船舶の能力値は重帆船には劣るとのこと。

朝の国で獲得可能な製作材料とカラスコインで建造可能となっている。

【黒い砂漠】朝の国新規帆船「板屋船」の材料と装備

https://ossan-gamer.net/post-87997

「朝の国」アップデートでは、新規帆船「板屋船」が実装された。高い防御力を持ち、体当たりを行う「衝角」スキルのダメージ量がエフェリア重帆船より高いとのこと。※2024/5/29 強化素材が「荒波のブラックストーン」に変更スペック最大耐久度2,000,000食糧1,300,000バッグマス数20マス最大所持重量12,500LT艦砲左右、各9門砲弾積載量2,000発艦砲発射の再使用待機時間13秒速度105%加速度100%回転力110%制動115%船室150 ※ 「板屋船」の艦砲を発射時の速度と最大射程距離は「エフェリア重帆船」と同一です。※ 「板屋船」の船舶装備...

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生活スキル「新緑の職人」と「千年物の人参」

生活スキルも強化される。朝の国では生活をテーマにした依頼もあり、新たな生活スキル「新緑の職人」を手に入れることができる。

これによって、既存の採集コンテンツに一定の確率でミニゲームが発生するようになり、さらに多くの採集物を獲得できるようになるのだ。採集の種類ごとに、発生するミニゲームの種類も異なっている点も、作り込みへのこだわりを感じさせる。

また、これらのゲームでのみ獲得できる「千年物の山参」を使用することで、約3ヶ月間効果が続く特別なバフを受けることができる。

新規バフ「漢方薬」

料理や霊薬、エリクサーとは別に使用できる「漢方薬」が追加される。行動力 +500を即時回復かつ1時間の間、行動力回復量 +30の効果を持つものが例示されていた。

また、クッパなど韓国系の料理レシピも新たに追加される。

マルニの狙撃銃

新たに登場する「マルニの狙撃銃」では、どの部位に当たったかが正確にわかるUIが追加される。もはや本格ハンティングゲームような作り込みだ。

伝統音楽との融合

朝の国を盛り上げるBGMにも注目したい。朝の国では韓国の伝統音楽を多用し、戦闘BGMから瞑想的なBGMまでこだわりをもって作成されているようだ。ボスの戦闘などではボスの特徴毎に、それに合った伝統音楽のリズムを探して再構成したという。おそらくこれまでの黒い砂漠の音楽の中で、最も力が入っているのではないだろうか。

ローカライズのこだわり

以前4Gamerで日本運営チームへインタビューを行ったように、黒い砂漠はローカライズを丁寧に行っているゲームだ。

朝の国では韓国を題材とした伝承などに馴染みがないプレイヤーも多いだろう。そのため、いつも以上にローカライズに力を入れているという。

また、「異国観」を感じてもらうために、あえてローカライズをしないままハングルを残した部分もあるという。

このイメージショットもそういった「異国へやってきたイメージ」を伝えるため、甲冑を着込んだ西洋風のウォーリアが選ばれたのだそうだ。Pearl Abyssにとっては韓国は母国であるが、日本やその他の国々のユーザーにとっては、「大陸から船に乗ってやってくる異国の地」である。文化的な側面を考慮し、丁寧に開発されている点に好感が持てる。

ウサ・メグの覚醒

最後に、ウサとメグの覚醒についても紹介された。ウサとメグは朝の国の出身キャラクターとして開発されて、どちらも「伝承」の戦闘スタイルのみが実装されている。

ウサは5月31日に覚醒の世界同時実装が予定されていることが発表されているが、メグについては6月中の覚醒実装が予定されているようだ。二人は双子であるが、「犬猿の仲」として描かれている。「スターウォーズのジェダイとシスのように、武芸の修練法や価値観が異なるため、互いに敵対する関係になっている」と説明されていた。

覚醒ウサは右手に「筆」、左手に「本」を持つ、インテリジェンスなイメージを持つキャラになっている。戦闘コンセプトは、中距離をベースとした「ハイブリット型キャラクター」だ。花をモチーフにした攻撃で広範囲を攻撃することができる。動画で見える限りでは、伝承までのウサのようにどっしりと構えた戦闘スタイルに見えた。アクションゲーム初心者でも使いやすいキャラクターになると予想できる。