ドスパラのGALLERIAシリーズで採用される電源のまとめ
2020/06/05
ドスパラの電源選びの参考になる情報をまとめたいと思います。
電源は電気を送る生命線パーツ
PCの電源はPC全体に電力を供給するパーツです。
電源の仕事はざっくり言えば
- コンセントからの電源を受け取る
- それぞれのパーツに合わせた電力に調整して送る
この2つです。
ダムから川、川から用水路を経て田んぼに水を送るイメージと近いでしょう。
ダムの水をその流れのまま田んぼに送ったら大変なことになってしまいます。
そこでコンセントからの電気を必要な量に調整してPCの各パーツに送るのが電源のお仕事です。
だからこそ電源が安定していないとPCのすべての動作が安定しません。
そう考えると、電源は非常に重要なパーツだということがわかるでしょう。
電源の選び方
まずは容量が最優先
PCが使用する電気容量が十分供給される電源であることが重要です。
この点では、基本的にドスパラで選べるカスタマイズの中で最低限のものを選んでも足りるはずですので、どれを選んでも良いことになります。
理想としては80 PLUSのデータに基づく「PCの総使用量の2倍」が目安となります。
80 PLUS Bronzeレベルの効率設計で、廃熱を減らし電力を節約します。
https://www.silverstonetek.com/product.php?area=jp&pid=734
電源は使用率50%で最大の効率が出るように作られています。
また、次に紹介する電解コンデンサというパーツが電源には含まれています。これは小型の電池みたいなものです。
電解コンデンサがヘタる原因である「発熱」も、電源にかかる負荷が高いと増えてしまいます。
つまり、300Wで動作するシステムでは600W電源くらいがちょうどよく、500Wで操作するシステムならなるべく1000Wに近い電源を搭載するのが理想です。
とはいえハイエンドに近づくにつれて2倍を確保するのは難しくなってきます。
GALLERIA XV(i7-8700 & RTX 2060)の場合
実測では256Wが最高でした。余裕を見て300W使用すると見込んで、600W以上の電源が安心です。
GALLERIA ZZ i9-9900K(i9-9900K & RTX 2080 Ti)の場合
i9-9900K & RTX 2080 Tiというハイエンド環境では実測で453Wを記録しました。
これも余裕を見て500W使用すると考えると2倍で1000Wがあると理想です。
もう少し少ない850Wくらいでも良いでしょう。
12Vラインの出力性能
ゲーム用途ではATX 12Vラインという、最も消費電力の多い電源系の性能が重要です。
12VラインがCPUやグラフィックボードに電力を供給しているからです。
12Vラインの出力が低いと、CPUやグラフィックボードに対して十分な電力が送れないことがあります。
また、12Vラインにはシングルレール、マルチレール(日本ではレーンとも呼ばれる)という区分けがあります。
例えば700Wの電源があったとして、シングルだと12V出力がCPUでもグラボでも600W1本から共通して提供されます。
マルチだと、例えば4ラインになっていたとすると12V × ラインのアンペア数で計算する必要があります。
例えばグラボで200Wが必要な場合、2ラインから提供してやらないと電力不足になることがあります。
ただ、ドスパラなどBTOの場合、そこも当然適切にやってもらえるので基本的には気にしなくて大丈夫だと思います。
しかし、自分でメンテナンスで電源ケーブルを取り外すなどする場合には、マルチレールの電源は注意が必要です。
電源としての信頼性
電源は部品の関係で「消耗品」です。最も怖いのは「短期で故障してしまうこと」だと思います。
とはいえ、2019年現在のドスパラ採用の電源を調べてみた所は劣悪なものは扱っていないように思います。(メーカー名が出ていない製品は流石にわかりませんが)
電源の壊れ方
- 電源(特にアルミ電解コンデンサやファン)には寿命がある
- 電源の中はゲームなどで負荷が上がると熱くなる
- 熱くなるとコンデンサが劣化して寿命が早まる
- 劣化を防ぐためにファンも回るのでファンの故障率も上がる(ファンレスはファンの稼働率を下げて寿命を延ばす意味もある)
- 電源が故障した場合に正しくフェイスセーフが働かないと二次被害が起こる恐れがある
というわけです。
これらに対して考えられる対策は
- 高品質な電解コンデンサを利用する(耐熱温度が高い日本製105℃品、固体電解コンデンサなど)
- 放熱性の良い設計にし、ファンを余り回さなくて良いようにする
- ファンの品質を上げる
- 保護回路を充実させる
などです。これらが充実している電源は信頼性の高い電源と言えるでしょう。
静音性
こればかりはカタログスペックでわからないところです。
電源は内部で発生する熱を逃がすため、ファンが付いています。
このファンが回るということは、つまり換気扇のように音が発生します。
ファンコントロールシステムがついていると、低出力時には回転を抑えるので静かなPCになります。
予算と耐用年数(どれくらい使いたいか)
どれくらいの期間、そのPCを使いたいか?ということを考えて選ぶのはアリだと思うんですよね。
1.保証が切れたら自分で修理してみる場合、壊れたらPCを買い換える場合
コスパを重視してそんなに良い電源を使わなくていいと思います。個人的には無名の電源(メーカーが本当に書いていない初期電源)は避けるくらいです。
PCが起動しなくなってきたり壊れた時には電源も一緒に買い換えると良いでしょう。
2.なるべく長く一台をもたせたい場合、高級機を買う場合
高級機は性能的な製品寿命が長いため、消耗品である電源もなるべく長寿命なものを選びたいところです。
日本製の耐熱105℃コンデンサを採用した電源や、各種保護がついたものが良いでしょう。
選び方のまとめ
- (可能であれば)デフォルトよりワンランク上の電源に換える(できれば単品で3年以上の保証があるもの)
- 特に拘るなら日本製の耐熱105℃コンデンサを採用した電源や、各種保護がついた製品を選ぶ
- 自分でメンテする人はプラグインでケーブルが着脱できるものが楽
- 12Vラインがシングルレーンだとメンテの時に配線をあんまり考えなくていい(挿し込める物を繋げばいい)
と言う感じです。次の項目ではメーカーごとの電源について紹介します。
無名の電源
○○○W(80PLUS Bronze)
メーカーが書かれていない電源です。80PLUSの基準には通っている品ですが、80PLUS自体は電源の消費電力などを規定するだけの基準なので、全体の信頼性などはわかりません。
不安があれば上位の電源に変えると良いでしょう。
Acbel
台湾で設立された電源メーカーです。
AcBel 500W 静音電源(80PLUS BRONZE/ PCA013)
台湾で設立されたAcBelの製品です。
内部接続ケーブル
直出し固定ケーブルを採用しています。
冷却ファン
120mmファンを搭載しています。
12V出力
12Vは12V1~12V3のマルチレール、総出力が500W(下図では483.9+3.6+12.5)となっています。
1レールあたりは12V x 20A = 240Wとなっています。
例えばRTX 2070ではカード電力が175Wとなっているので足りますが、RTX 2080 Tiでは250Wが必要です。
つまりグラボによってはV1~V3のうち、2系統から電力を取る必要がある場合があるのです。
ドスパラの場合はお店に任せて大丈夫ですが、自分で配線する際には注意が必要です。
保護機能
保護機能 | 搭載 |
過負荷保護(OPP) | |
過電圧保護(OVP) | ○ |
過電流保護(OCP) | ○ |
過温度保護(OTP) | ○ |
低電圧保護(UVP) | |
短絡保護(SCP) | ○ |
保護系統には過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、過温度保護(OTP)、短絡保護(SCP)を備えています。
ActivePFCを採用しており、100V電源でも200V電源でも設定をすることなく使うことが出来ます。
>>製品ページ
AcBel 700W 静音電源(80PLUS BRONZE/ PCA015)
台湾で設立されたAcBelの2013年発売の製品です。
内部接続ケーブル
直出し固定ケーブルを採用しています。
冷却ファン
120mmファンを搭載しています。
12V出力
12Vは12V1~12V3のマルチレール、総出力が680Wとなっています。
1レールあたりは12V x 25A = 300Wとなっています。
RTX 2080 Tiでは250Wが必要ですが、1系統からで足りますね。
保護機能
保護機能 | 搭載 |
過負荷保護(OPP) | |
過電圧保護(OVP) | ○ |
過電流保護(OCP) | ○ |
過温度保護(OTP) | ○ |
低電圧保護(UVP) | |
短絡保護(SCP) | ○ |
保護系統には過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、過温度保護(OTP)、短絡保護(SCP)を備えています。
ActivePFCを採用しており、100V電源でも200V電源でも設定をすることなく使うことが出来ます。
>>製品ページ
AcBel 700W 静音電源 (80PLUS GOLD / PCB010)
台湾で設立されたAcBelの2013年発売の製品です。
内部接続ケーブル
直出し固定ケーブルを採用しています。
冷却ファン
120mmファンを搭載しています。
12V出力
12Vは12V1~12V4のマルチレール、総出力が672Wとなっています。
このため、1レールあたりは12V x 18A = 216Wとなっている点に注意が必要です。
例えばRTX 2070ではカード電力が175Wとなっているので足りますが、RTX 2080 Tiでは250Wが必要です。
つまりグラボによってはV1~V4のうち、2系統から電力を取る必要がある場合があるのです。
ドスパラの場合はお店に任せて大丈夫ですが、自分で配線する際には注意が必要です。
保護機能
保護機能 | 搭載 |
過負荷保護(OPP) | |
過電圧保護(OVP) | ○ |
過電流保護(OCP) | ○ |
過温度保護(OTP) | ○ |
低電圧保護(UVP) | |
短絡保護(SCP) | ○ |
保護系統には過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、過温度保護(OTP)、短絡保護(SCP)を備えています。
ActivePFCを採用しており、100V電源でも200V電源でも設定をすることなく使うことが出来ます。
使ってみての感想
利用した電源はファンノイズが若干気になった。
>>製品ページ
CORSAIR
CORSAIRはアメリカのPCパーツ、周辺機器製造メーカーです。
電源に関してはOEM品を扱っています。
CORSAIR 850W 静音電源 (80PLUS PLATINUM / HX850i)
HX850iはCORSAIR HXi Seriesの850W電源です。単品購入時は10年の保証がつく製品です。
HX850iはCORSAIR LINK(CORSAIRのパフォーマンス監視システムソフト)に対応しています。
全てのコンデンサに日本製の耐熱105℃コンデンサを採用しています。
内部接続ケーブル
フルプラグインです。
冷却ファン
ファンは140mmの流体軸受ファンを使用しています。
ファンレスに対応したZero RPM Fan Modeは、負荷率40%未満ではファンが停止してファンノイズを抑制します。
12V出力
シングルレールで850Wに対応します。
保護機能
保護機能 | 搭載 |
過負荷保護(OPP) | ○ |
過電圧保護(OVP) | ○ |
過電流保護(OCP) | ○ |
過温度保護(OTP) | ○ |
低電圧保護(UVP) | ○ |
短絡保護(SCP) | ○ |
過負荷保護(OPP)、過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、過温度保護(OTP)、低電圧保護(UVP)、短絡保護(SCP)を採用しています。
ActivePFCを採用しており、100V電源でも200V電源でも設定をすることなく使うことが出来ます。
>>代理店ページ
OEM元
Channel Well Technology(CWT)という情報があります。
CORSAIR 1000W 静音電源(80PLUS GOLD / RM1000x)
RM1000xはCORSAIR RMx Seriesの1000W電源です。単品購入時は10年の保証がつく製品です。
RMxシリーズはCORSAIR LINK(CORSAIRのパフォーマンス監視システムソフト)には対応していません。
全てのコンデンサに日本製の耐熱105℃コンデンサを採用しています。
内部接続ケーブル
フルプラグインです。
ATX24pinケーブル、EPS/ATX12V 8(4+4)ピンケーブル、PCIe 8(6+2)ピンケーブルなど、リップルノイズを抑制するために各パーツと接続するケーブルにも日本製の105℃コンデンサを搭載しています。
冷却ファン
ファンは135mmでボールベアリングよりも静音性と寿命の長いライフルベアリングファンを使用しています。
ファンレスに対応したZero RPM Fan Modeは、負荷率40%未満ではファンが停止してファンノイズを抑制します。
12V出力
シングルレールで1000Wに対応します。
保護機能
保護機能 | 搭載 |
過負荷保護(OPP) | ○ |
過電圧保護(OVP) | ○ |
過電流保護(OCP) | ○ |
過温度保護(OTP) | ○ |
低電圧保護(UVP) | ○ |
短絡保護(SCP) | ○ |
過負荷保護(OPP)、過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、過温度保護(OTP)、低電圧保護(UVP)、短絡保護(SCP)を採用しています。
ActivePFCを採用しており、100V電源でも200V電源でも設定をすることなく使うことが出来ます。
>>代理店ページ
OEM元
Channel Well Technology(CWT)という情報があります。
DELTA
Delta Electronicsは台湾の企業で、電源製造やオートメーション、インフラ系を扱う企業です。日本にも法人があります。
DELTA 650W 静音電源(80PLUS BRONZE / GPS-650JB)
組み込み前提製品のためか、詳細が見つかりませんでした。
>>DELTA デスクトップ&ワークステーション用電源ページ
Enhance
Enhanceは電源を製造している台湾のメーカーです。他社のOEMなども手がけています。
Enhance 600W 静音電源(80PLUS TITANIUM / ATX 1860)
ATX-1860そのものの情報は出てきませんが、ATX1800 TITANIUM SERIESだと思われますので、そのシリーズ共通の機能をご紹介します。
冷却ファン
120mmのファンを搭載しています。
内部接続ケーブル
ATX-1800シリーズにはフルプラグインと直出し固定ケーブルの両タイプがあるようです。
12V出力
ATX1800 TITANIUM SERIESはシングルレールです。
保護機能
保護機能 | 搭載 |
過負荷保護(OPP) | ○ |
過電圧保護(OVP) | ○ |
過電流保護(OCP) | ○ |
過温度保護(OTP) | ○ |
低電圧保護(UVP) | ○ |
短絡保護(SCP) | ○ |
過負荷保護(OPP)、過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、過温度保護(OTP)、低電圧保護(UVP)、短絡保護(SCP)を搭載しています。
ActivePFCを採用しており、100V電源でも200V電源でも設定をすることなく使うことが出来ます。
>>ATX1800 TITANIUM SERIES製品ページ
Enhance 800W 静音電源(80PLUS GOLD / EPS-1780GA1)
EPS-1780GA1そのものの情報は出てきませんが、EPS1700 GOLD SERIESだと思われますので、そのシリーズ共通の機能をご紹介します。
冷却ファン
135mmのファンを搭載しています。
内部接続ケーブル
EPS1700シリーズは直出し固定ケーブルを採用しています。
12V出力
EPS1700 GOLD SERIESはシングルレール、マルチレール両方の製品があります。
保護機能
保護機能 | 搭載 |
過負荷保護(OPP) | ○ |
過電圧保護(OVP) | ○ |
過電流保護(OCP) | ○ |
過温度保護(OTP) | ○ |
低電圧保護(UVP) | ○ |
短絡保護(SCP) | ○ |
過負荷保護(OPP)、過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、過温度保護(OTP)、低電圧保護(UVP)、短絡保護(SCP)を搭載しています。
ActivePFCを採用しており、100V電源でも200V電源でも設定をすることなく使うことが出来ます。
Enhance 800W 静音電源(80PLUS TITANIUM / ATX-1880)
ATX-1880そのものの情報は出てきませんが、ATX1800 TITANIUM SERIESだと思われますので、そのシリーズ共通の機能をご紹介します。
冷却ファン
120mmのファンを搭載しています。
内部接続ケーブル
ATX-1800シリーズにはフルプラグインと直出し固定ケーブルの両タイプがあるようです。
ドスパラで利用された実績としてはATX-1880GA1があり、こちらは直出し固定ケーブルです。
12V出力
ATX-1800シリーズはシングルレールです。
保護機能
保護機能 | 搭載 |
過負荷保護(OPP) | ○ |
過電圧保護(OVP) | ○ |
過電流保護(OCP) | ○ |
過温度保護(OTP) | ○ |
低電圧保護(UVP) | ○ |
短絡保護(SCP) | ○ |
過負荷保護(OPP)、過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、過温度保護(OTP)、低電圧保護(UVP)、短絡保護(SCP)を搭載しています。
ActivePFCを採用しており、100V電源でも200V電源でも設定をすることなく使うことが出来ます。
>>ATX1800 TITANIUM SERIES製品ページ
SilverStone
SilverStone Technologyは台湾のPC関連メーカーです。
電源に関しては自社製造ではなくOEM品を扱っており、安価なものから高級品まで様々な商品を提供しています。
SILVERSTONE 650W 静音電源(80PLUS BRONZE / ET650-B)
Essential シリーズの650W電源です。
内部接続ケーブル
直出し固定ケーブルです。
冷却ファン
120mmファンを搭載しています。
12V出力
シングルレールで600Wに対応します。
保護機能
保護機能 | Ver1.0 | Ver1.1/1.2 |
過負荷保護(OPP) | ○ | ○ |
過電圧保護(OVP) | ○ | ○ |
過電流保護(OCP) | ○ | |
過温度保護(OTP) | ○ | |
低電圧保護(UVP) | ||
短絡保護(SCP) | ○ | ○ |
保護系統はバージョンによって異なります。
Ver1.1/1.2では、過負荷保護(OPP)、過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、過温度保護(OTP)、短絡保護(SCP)を備えています。
ActivePFCを採用しており、100V電源でも200V電源でも設定をすることなく使うことが出来ます。
>>製品ページ
OEM元
Channel Well Technology(CWT)という情報があります。
SILVERSTONE 750W 静音電源(80PLUS PLATINUM / SST-ST75F-PT)
Strider Platinum シリーズ。
内部接続ケーブル
フルプラグイン電源です。
ATX24pinケーブルにはフラットケーブルを採用し、取り回しがしやすいのが特徴です。
冷却ファン
120mmファンを搭載しています。負荷率が20%(=150W)未満の場合はファンレスモード(回転オフ)を利用できます。
12V出力
シングルレールで750Wに対応します。
保護機能
保護機能 | 搭載 |
過負荷保護(OPP) | ○ |
過電圧保護(OVP) | ○ |
過電流保護(OCP) | ○ |
過温度保護(OTP) | ○ |
低電圧保護(UVP) | ○ |
短絡保護(SCP) | ○ |
保護系統には過負荷保護(OPP)、過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、過温度保護(OTP)、低電圧保護(UVP)、短絡保護(SCP)を備えています。
ActivePFCを採用しており、100V電源でも200V電源でも設定をすることなく使うことが出来ます。
>>製品ページ
SILVERSTONE 750W 静音電源(80PLUS GOLD / SST-ST75F-GS)
Strider Gold Sシリーズ。
内部接続ケーブル
フルプラグイン電源です。
ATX24pinケーブルにはフラットケーブルを採用し、取り回しがしやすいのが特徴です。
冷却ファン
120mmファンを搭載しています。
12V出力
シングルレールで750Wに対応します。
保護機能
保護機能 | 搭載 |
過負荷保護(OPP) | ○ |
過電圧保護(OVP) | ○ |
過電流保護(OCP) | ○ |
過温度保護(OTP) | ○ |
低電圧保護(UVP) | ○ |
短絡保護(SCP) | ○ |
保護系統には過負荷保護(OPP)、過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、過温度保護(OTP)、低電圧保護(UVP)、短絡保護(SCP)を備えています。
ActivePFCを採用しており、100V電源でも200V電源でも設定をすることなく使うことが出来ます。
>>製品ページ
Seasonic
Seasonicは台湾の電源、PC用電源メーカーです。
信頼性の高い高級電源メーカーとして知られています。自作界隈では「紫蘇」という愛称で呼ばれています。
日本ではオウルテックが代理店となっています。
Seasonic 750W 静音電源 (80PLUS GOLD / FOCUS-GX-750)
FOCUS-GX-750はSeasonic FOCUS GX Seriesの750W電源です。単品購入時は10年の保証がつく製品です。
全てのコンデンサに日本製の耐熱105℃コンデンサを採用しています。
内部接続ケーブル
フルプラグインです。
冷却ファン
ファンは120mmの高性能流体軸受け(FDB)ファンを使用しています。
回転効率が良く、静かな回転、頑丈な構造と言った、信頼性の高い技術が大幅にファンの寿命を延ばします。
S2FC(ファンレスモードを含まないファン制御)とS3FC(ファンレスモードを含むファン制御)のいずれかを選択できる切り換えスイッチがあります。
これにより静音性を重視するか、常時冷却を優先するかを選択することが出来ます。
12V出力
シングルレールで750Wに対応します。
保護機能
保護機能 | 搭載 |
過負荷保護(OPP) | ○ |
過電圧保護(OVP) | ○ |
過電流保護(OCP) | ○ |
過温度保護(OTP) | ○ |
低電圧保護(UVP) | ○ |
短絡保護(SCP) | ○ |
過負荷保護(OPP)、過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、過温度保護(OTP)、低電圧保護(UVP)、短絡保護(SCP)を採用しています。
ActivePFCを採用しており、100V電源でも200V電源でも設定をすることなく使うことが出来ます。
>>メーカーページ
>>代理店ページ
Seasonic 750W 静音電源 (80PLUS GOLD / SSR-750FX)
SSR-750FXはSeasonic FOCUS Plus Seriesの750W電源です。単品購入時は10年の保証がつく製品です。
全てのコンデンサに日本製の耐熱105℃コンデンサを採用しています。
内部接続ケーブル
フルプラグインです。
冷却ファン
ファンは120mmの高性能流体軸受け(FDB)ファンを使用しています。
回転効率が良く、静かな回転、頑丈な構造と言った、信頼性の高い技術が大幅にファンの寿命を延ばします。
S2FC(ファンレスモードを含まないファン制御)とS3FC(ファンレスモードを含むファン制御)のいずれかを選択できる切り換えスイッチがあります。
これにより静音性を重視するか、常時冷却を優先するかを選択することが出来ます。
12V出力
シングルレールで750Wに対応します。
保護機能
保護機能 | 搭載 |
過負荷保護(OPP) | ○ |
過電圧保護(OVP) | ○ |
過電流保護(OCP) | ○ |
過温度保護(OTP) | ○ |
低電圧保護(UVP) | ○ |
短絡保護(SCP) | ○ |
過負荷保護(OPP)、過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、過温度保護(OTP)、低電圧保護(UVP)、短絡保護(SCP)を採用しています。
ActivePFCを採用しており、100V電源でも200V電源でも設定をすることなく使うことが出来ます。
>>メーカーページ
>>代理店ページ
Seasonic 1000W 静音電源 (80PLUS PLATINUM / SSR-1000PD)
SSR-1000PDはSeasonic PRIME Seriesの1000W電源です。単品購入時は12年の保証がつく製品です。
全てのコンデンサに日本製の耐熱105℃コンデンサを採用しています。
MTLR(Micro Tolerance Load Regulation)という負荷レギュレーションで、0.5%の負荷制御の許容範囲内で電力電圧を一定に保つことが出来ます。
内部接続ケーブル
フルプラグインです。
冷却ファン
ファンは135mmの高性能流体軸受け(FDB)ファンを使用しています。
回転効率が良く、静かな回転、頑丈な構造と言った、信頼性の高い技術が大幅にファンの寿命を延ばします。
40%の負荷までファンを停止させることのできる切り換えスイッチがあります。
これにより静音性を重視するか、常時冷却を優先するかを選択することが出来ます。
12V出力
シングルレールで750Wに対応します。
保護機能
保護機能 | 搭載 |
過負荷保護(OPP) | ○ |
過電圧保護(OVP) | ○ |
過電流保護(OCP) | ○ |
過温度保護(OTP) | ○ |
低電圧保護(UVP) | ○ |
短絡保護(SCP) | ○ |
過負荷保護(OPP)、過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、過温度保護(OTP)、低電圧保護(UVP)、短絡保護(SCP)を採用しています。
ActivePFCを採用しており、100V電源でも200V電源でも設定をすることなく使うことが出来ます。
>>メーカーページ
>>代理店ページ
オウルテック
オウルテックはパソコンやスマホの周辺機器の企画、製造、販売を行っているメーカーです。
電源に関してはSeasonic、FSP TECHNOLOGY、その他のOEM製品を取り扱っています。
ドスパラではFSPの電源を扱っています。
オウルテック 550W 静音電源(80PLUS PLATINUM / PT-550M)
台湾FSP TECHNOLOGYのOEM電源AURUM 92+シリーズです。単品購入時は3年保証のある製品です。
汎用部品を「FSP MIA IC」というIC2つに集約(特許取得)。部品点数とコストを削減しつつ電磁ノイズを低減、安定性を向上させています。
耐熱105℃の日本メーカー製アルミ電解コンデンサを使用しています。
内部接続ケーブル
PCI-e用とSATA用の電源はプラグイン、M/Bに接続するATXメインコネクタ(24pin)とCPU用のATX12Vコネクタは固定のセミプラグイン方式です。
冷却ファン
120mm流体軸受けファンを搭載しています。
12V出力
12V1~12V4のマルチレールで516Wに対応します。
このため、1レールあたり12V x 18A = 216Wの供給電力となります。
例えばRTX 2070ではカード電力が175Wとなっているので足りますが、RTX 2080 Tiでは250Wが必要です。
つまりグラボによってはV1~V4のうち、2系統から電力を取る必要がある場合があるのです。
ドスパラの場合はお店に任せて大丈夫ですが、自分で配線する際には注意が必要です。
保護機能
保護機能 | 搭載 |
過負荷保護(OPP) | ○ |
過電圧保護(OVP) | ○ |
過電流保護(OCP) | ○ |
過温度保護(OTP) | |
低電圧保護(UVP) | ○ |
短絡保護(SCP) | ○ |
保護系統には過負荷保護(OPP)、過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、低電圧保護(UVP)、短絡保護(SCP)を備えています。
ActivePFCを採用しており、100V電源でも200V電源でも設定をすることなく使うことが出来ます。
>>製品ページ
OEM元
台湾FSP TECHNOLOGY
オウルテック 650W 静音電源(80PLUS PLATINUM / PT-650M)
台湾FSP TECHNOLOGYのOEM電源AURUM 92+シリーズです。単品購入時は3年保証のある製品です。
汎用部品を「FSP MIA IC」というIC2つに集約(特許取得)。部品点数とコストを削減しつつ電磁ノイズを低減、安定性を向上させています。
耐熱105℃の日本メーカー製アルミ電解コンデンサを使用しています。
内部接続ケーブル
PCI-e用とSATA用の電源はプラグイン、M/Bに接続するATXメインコネクタ(24pin)とCPU用のATX12Vコネクタは固定のセミプラグイン方式です。
冷却ファン
120mm流体軸受けファンを搭載しています。
12V出力
12V1~12V4のマルチレーンで576Wに対応します。
このため、1レールあたり12V x 18A = 216Wの供給電力となります。
例えばRTX 2070ではカード電力が175Wとなっているので足りますが、RTX 2080 Tiでは250Wが必要です。
つまりグラボによってはV1~V4のうち、2系統から電力を取る必要がある場合があるのです。
ドスパラの場合はお店に任せて大丈夫ですが、自分で配線する際には注意が必要です。
保護機能
保護機能 | 搭載 |
過負荷保護(OPP) | ○ |
過電圧保護(OVP) | ○ |
過電流保護(OCP) | ○ |
過温度保護(OTP) | |
低電圧保護(UVP) | ○ |
短絡保護(SCP) | ○ |
保護系統には過負荷保護(OPP)、過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、低電圧保護(UVP)、短絡保護(SCP)を備えています。
ActivePFCを採用しており、100V電源でも200V電源でも設定をすることなく使うことが出来ます。
>>製品ページ
OEM元
台湾FSP TECHNOLOGY
オウルテック 700W 静音電源(80PLUS GOLD /AS-700)
FSPのOEM電源です。単品購入時は3年保証のある製品です。
汎用部品を「FSP MIA IC」というIC2つに集約(特許取得)。部品点数とコストを削減しつつ電磁ノイズを低減、安定性を向上させています。
内部接続ケーブル
直出しスリーブケーブルを採用しています。
冷却ファン
120mm流体軸受けファンを搭載しています。
12V出力
シングルレーンで672Wの出力に対応しています。
保護機能
保護機能 | 搭載 |
過負荷保護(OPP) | ○ |
過電圧保護(OVP) | ○ |
過電流保護(OCP) | ○ |
過温度保護(OTP) | |
低電圧保護(UVP) | |
短絡保護(SCP) | ○ |
保護系統には過負荷保護(OPP)、過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、短絡保護(SCP)を備えています。
ActivePFCを採用しており、100V電源でも200V電源でも設定をすることなく使うことが出来ます。
>>製品ページ
玄人志向
玄人志向は日本のCFD販売が提供するブランドで、電源についてはOEM品などを取り扱っています。
玄人志向 700W 静音電源(80PLUS TITANIUM / KRPW-TI700W/94+)
1次側に国産の耐熱105℃の日本メーカー製アルミ電解コンデンサ、2次側に固体電解コンデンサを利用し、信頼性をアップさせています。単品購入時は3年保証のある製品です。
内部接続ケーブル
PCI-e用とSATA用の電源はプラグイン、M/Bに接続するATXメインコネクタ(24pin)とCPU用のATX12Vコネクタは固定のセミプラグイン方式です。
冷却ファン
120mmファンを搭載しています。
12V出力
シングルレーンで696Wに対応します。
保護機能
保護機能 | 搭載 |
過負荷保護(OPP) | ○ |
過電圧保護(OVP) | ○ |
過電流保護(OCP) | ○ |
過温度保護(OTP) | ○ |
低電圧保護(UVP) | ○ |
短絡保護(SCP) | ○ |
保護系統には過負荷保護(OPP)、過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、過温度保護(OTP)、低電圧保護(UVP)、短絡保護(SCP)を備えています。
また、無負荷運転保護(NLO)を備えています。
ActivePFCを採用しており、100V電源でも200V電源でも設定をすることなく使うことが出来ます。
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電源のもうちょっと詳しい話
今回は2019年2月執筆時点のドスパラのマシンに採用されている電源を電源メーカー提供レベルの情報でお届けしました。
どのレベルで書くかは結構迷いました。
電源の販売元と製造元は異なる
ドスパラで扱っている電源製造メーカー(実際に製造)は台湾製が多く、販売が日本の企業でも台湾の電源メーカーにOEM(製造依頼)したものを販売している形がほとんどです。
しかし、OEM情報は基本的にメーカーから得ることは出来ません。オウルテックなどは「FSPの電源です」と明かしていて偉いですね。
FSP:OEM元企業(実際に電源を作っている)
オウルテック:OEM先企業(電源を企画設計してOEM元に依頼する)
製造元も色々なグレードの製品を作っている
では、OEM元が評判が良ければいいか?というと、一概には言えません。
同じ電源メーカーでも商品グレードによって機能や利用部品の品質が異なります。
メーカーだけではなく製品ごとに品質を推測するしかありません。
同じ型番の製品でも仕様が変わることがある
部品として何を使っているかなどは電源メーカーが仕様変更を行う可能性が常にあります。良い方向へも悪い方向へも変わります。
実際に、SilverStoneのET650-Bなどは、同じ製品でもバージョンが上がった際に保護機能が増えました。
例えばEnhanceなどは日本製の耐熱105℃アルミ電解コンデンサを使用しているという情報もあります。
しかしメーカー公開情報には含まれず、現在も利用しているかどうかはわかりません。
書かれていないものは載っていないか、当該メーカーが重視していない(海外メーカー品に交換する可能性がある)ものと考えた方が良いです。
「確かな情報」を書くことは難しい
というわけで、電源に関しては確証のない情報が多いので、とりあえずは公式をまとめとこう!と考えたわけですね。
Amazonで単品販売されている製品については価格の参考の意味もあって、併せて紹介しています。
Amazonの故障レビュー自体も「売れ行き数に比例して故障報告が増える」という点に気をつけてください。初期不良率0.1%の製品でも1000人が買ったら1人は当たる計算になります。
記事の内容は執筆、更新日時時点の情報であり、現在は異なっている場合があります。 記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
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