PCレビュワーが黒い砂漠用の「強いPCスペック」を教えちゃうよ
2024/11/12
黒い砂漠のPC版を遊ぶにはどんなPCが理想的なのか?また、どのくらいのスペックならエントリーとして使えるのか?
このあたりをゲーミングPCの実機レビュー経験から解説する。
Contents
「リマスター」が動くPCを買おう
黒い砂漠は10年前のPCでも動くわけだが、今は「リマスター」設定で快適に動くPCを買いたいところだ。
2018年に登場した「リマスター」の画質設定。これこそが、黒い砂漠が「美しいMMORPG」として認知されるようになったきっかけである。
VERY HIGHまでは「金属??」という感じだったが、リマスターにすると「金属!!」となったわけだ。
これらの煌めきや陰影表現を感じるにはリマスターモードが必要となることを知っておいてほしい。
なお、上記のいずれもFHD(1920x1080)での撮影となっている。
PCスペックでこんなに違う!フレームレートの例
では、リマスターでゲームをする場合、どういったスペックが要るのか?
黒い砂漠はアクション性が高いMMORPGだ。最低でも平均60fps以上は出したい所。
また、集団戦闘時のフレームレートの落ち込みがあるので、それを考えれば、基本的に出せるフレームレートは高いほどいい。
FHD(1920x1080) リマスター サウニール狩り平均fps
1920x1080でリマスターモードをプレイする場合、グラフィックボードについてはRTX 4060 Tiくらいあれば実用として十分である。
RTX 4070以上を選ぶのであれば、CPUにも投資した方が良い体験を得られるだろう。
例えば、同じRTX 4070 SUPERを使っていても、14700Fだと152fpsなのに対し、7800X3Dなら219fps出るわけだ。
Astromeda Creator |
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Astromeda GAMER |
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GALLERIA XA7R-R47T |
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GALLERIA ZA7C-R47T |
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GALLERIA XA7C-R47TS |
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GALLERIA RM7C-R47S |
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GALLERIA RM5R-R46T |
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GALLERIA XA7R-R47 |
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GALLERIA RL7C-R45-4(ノート) |
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FHD(1920x1080) リマスター サウニール狩り 1% Low fps
カクつきの指標となる1% Low(下位1%のフレームレート)についても、やはりRyzen 7000シリーズの「X3D」は高い値を示しており、カクツキを感じにくい。とはいえ、i7-14700Fなども悪くないスコアを出している。
一方、旧世代Ryzen 7の5700XとRTX 4070の組合せは、新世代のRyzen 5 7500FとRTX 4060 Tiよりも落ち込みが激しいことがわかる。
型落ちのCPUは安いが、動きもそれなりということは知っておいてほしい。
GALLERIA XA7R-R47T |
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GALLERIA RL7C-R45-4(ノート) |
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「4K」の壁は高く、RTX 4070 Ti SUPERくらいは要る
PCゲームで言う4Kは「3840x2160」の解像度のことだが、これはもう完全に「グラボ性能順」となる。
黒い砂漠の4Kリマスターの動作負荷は、最新AAAタイトルとまではいかないが、相応に高いのだ…
4K(3840x2160) リマスター サウニール狩り平均fps
raytrek 4CZZ |
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4K120Hz(120fps表示)のモニタを使いこなすならRTX 4090しかないわけだが、4K60Hz(60fps表示)ならRTX 4070 Ti SUPER以上をおすすめしておきたい。
上の動画はRTX 3080でのゲーム録画例。RTX 4070くらいでもこのくらいは動かせる。風景を見るだけなら十分だけど、戦闘し始めるとちょっと重さ、カクつきを感じる。4K用としては十分とは言えない。
下の動画はRTX 4080で、4Kでの戦闘も十分楽しめる性能になっている。
この2つの中間くらいにRTX 4070 Ti SUPERがあるので、そのあたりからが4K向けかなという感じ。
FSRは画質がイマイチ
黒い砂漠はAMDのFidelityFX Super Resolution(FSR1.0)に対応しており、内部解像度を下げてGPU負荷を下げつつ、アップスケールして表示することができる。
ただ、当サイトとしてはFSRを特に推奨しないし、PC選びの際に考慮もしない。
理由は2つある。
1つは、FSR1.0の品質はDLSSに比べると高くなく、「画質ガチ勢」はFSRは使わないと思われるためだ。
もう1つは、FSRはTAA(Tempray Anti-Alias)が強制となるため。砂漠のTAAはあまり品質が良くなく、移動する物体の描画がちょっと苦手である。
たとえば、雪が降るシーンなどで降雪をきちんと表示させたい場合はTAAをオフにする必要があるが、FSRを使う場合はTAAをオフに出来ない。
https://twitter.com/ossangamernet/status/1432952397236617216
CPU性能について
MMORPGとして、とにかく大人数での戦闘シーンではCPUの能力が試される。
AMDならRyzen 7 7800X3DやRyzen 9 7950X3D、Intelならi7-14700KFなどが、黒い砂漠の性能を高く引き出せる。
最近は300vs300の薔薇戦争のようなコンテンツもある。これらを見越してリマスターのまま、周囲の人を非表示にしないような楽しみ方をするなら、7800X3Dや7950X3Dが特におすすめだ。
黒い砂漠を楽しめる「おすすめPC」
当サイトではゲーミングPC実機のレビューを2018年から行っていて、黒い砂漠のデータも欠かさず取り続けている。
現在は株式会社サードウェーブの「GALLERIA」シリーズや、株式会社マイニングベースの「Astromeda」シリーズを主に取り扱っている。
実機のレビューなどを中心に、黒い砂漠用としておすすめできるPCを厳選した。
Astromeda
Astromedaは2面ガラスで光るイケイケなPCを作る、国産BTOPCメーカーだ。CPUクーラーにも360mm簡易水冷を搭載している。見た目も性能も良いPCを探している人におすすめだ。
なお、AstromedaのPCは、以下の当サイト限定クーポンで5000円オフになる。是非使ってもらえるとありがたい。(一部のセール品などは対象外です)
og.net-0214
黒い砂漠コラボPC
黒い砂漠の公式コラボモデル。
スペックとしては、i5-14400F / RTX 4060のミドルから、i7-14700F / RTX 4070 Ti SUPER搭載の「ハイモデルプラス」まで4種類の展開となっている。
PCの起動時ロゴ、デスクトップ背景なども黒い砂漠仕様になっており、フィルターやサイドパネルに闇の精霊がデザインされているなど、コレクターズアイテム的にも楽しいPCだ。
本体カラーは黒と白があるが、黒の方がデザイン的な満足度が高いかもしれない。
白モデルをレビューしたが、Pearl Abyssロゴや闇の精霊の口部分のプリントも白になる。本体が白だと白・白で被ってしまって見えにくい部分があった。
ミドルモデルのレビュー記事はこちら。
Astromeda Gamer (7800X3D / RTX 4070 SUPER)
7800X3DとRTX 4070 SUPERを搭載している、CPUがかなり強いPC。ワールドボス、拠点戦、占領戦などの集団戦闘などで、フレームレート低下しがちなシーンに強い。4Kまではちょっときつい。
レビュー記事はこちら。
Astromeda Streamer (7800X3D / RTX 4070 Ti SUPER)
配信に強いマザーボードを搭載している。背面には14のUSBポートを搭載し、オーディオインターフェースやヘッドセットなどのために、安定した電力供給を提供するUSB2.0ポートもある。VCなどを安定して行いたい人にもおすすめだ。
CPUはもちろん、強めの7800X3Dを搭載。グラボはRTX 4070 Ti SUPERで4Kプレイも視野に入るスペックだ。
レビュー記事はこちら。
GALLERIA
GALLERIAは日本でトップクラスの知名度や売り上げを持つゲーミングPCブランド。いち早く最新パーツを取り入れた高性能PCから、お手頃価格のエントリー機まで様々なラインナップがある。
GALLERIA RM5R-R46T (7500F / RTX 4060 Ti 8GB)
お手頃なゲームエントリーマシン。FHD(1920x1080)ならリマスターで十分に遊べる性能。安めながら必要な性能を備える、バランスのいいPCだ。
少し小型のミニタワーマシンとなっており、内部メンテナンスや設置のしやすさなども特色になる。
レビュー記事はこちら。
GALLERIA XA7R-R47S 7800X3D搭載 (Ryzen 7 7800X3D / RTX 4070 SUPER)
CPUに7800X3Dを搭載し、グラフィックスもミドルハイのRTX 4070 SUPERを搭載したすることで、隙がないPCだ。
ワンランク上のRTX 4070 Ti搭載機のレビュー記事もあるが、販売終了しているのでPC内部等の参考程度にどうぞ。
GALLERIA XA7R-R49 7800X3D搭載
7800X3Dに加え、RTX 4090を搭載することでゲーミング最強クラスのスペックを実現している強力なPC。4Kリマスターで集団戦を楽しめる。
Thirdwave-G
GALLERIAを製造・販売するサードウェーブの「コスパ重視」の最新ゲーミングブランド。強化ガラス製サイドパネルと、Micro-ATXの少し小ぶりなケースが特徴。カスタムで「光るPC」にもできる。
Lightning-G AF7XW Ryzen7 7800X3D搭載 (Ryzen 7 7800X3D / RTX 4070)
FHD(1920x1080)~WQHD(2560x1440)でのゲームプレイにぴったりの、7800X3D搭載マシン。グラフィックボードはRTX 4070を搭載。
外観もシンプルでオシャレだし、GALLERIAよりはしっかり安い。最初の一台にもおすすめできる。
LEDのカスタムモデルのレビュー記事はこちら。
記事の内容は執筆、更新日時時点の情報であり、現在は異なっている場合があります。 記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
黒い砂漠 ©Pearl Abyss Corp. All Rights Reserved.
Black Desert ©2019 PEARL ABYSS CORPORATION. All Rights Reserved.
サイト上の黒い砂漠の著作物利用に関しましてはPEARL ABYSS社の公認をいただいております。
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