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Forza Motorsport(2023)ベンチマークテスト。VRAM16GB推奨ってマジ?

   

2023年10月11日にリリースされた「Forza Motorsport」の動作をチェックしてみた。

Forza Horizonってあるやろ、あれの親分みたいなもんやねん。

公式によるスペック一覧

Forza  Motorsportが公式発表している必要スペックは以下の通り。

Low、High、Ultraの3段階に分けられている。

最小
Low
推奨
High
理想
Ultra
CPU i5-8400
Ryzen 5 1600
i5-11600K
Ryzen 5 5600X
i7-11700K
Ryzen 7 5800X
CPUコア数 6 6 8
GPU GTX 1060
RX 5500 XT
RTX 2080 Ti
RX 6800 XT
RTX 4080
RX 7900XT
VRAM 4GB 8GB 16GB
メモリ 8GB 16GB 16GB
ストレージ SSD SSD NVMe SSD

 

ポイントとなるのはUltraのVRAMだろう。なんと16GBを要件としている。

本当にそのくらい使うのかをチェックしてみた。

4Kプレイ画面をFHDに縮小したもの。コースのハイレゾテクスチャや、レイトレによる映り込みなどで、よりリッチなグラフィックスになった。そんな車が多く走るためか、VRAM要件はかなり高い。

VRAM使用量をチェック

Xbox Game Pass版でHigh Resolution Track Texture適用した状態でベンチマークテストする。(High Resolution Track Textureはなぜか外せなかった)

そして、以下を基本設定し、それ以外は「高」と「ウルトラ」にそれぞれ統一してテストをした。

  • 解像度スケール100%
  • 違法性フィルタリング 16x
  • レイトレーシング全反射+ RTAO
  • コーステクスチャクオリティ:高
  • モーションブラークオリティ:高
  • レンズフレアクオリティ:高
  • DLSSなし

VRAM使用量(ベンチマーク結果のビデオメモリ項目)

高設定 ウルトラ設定
1920x1080(FHD) 8.89GB 10.70GB
2560x1440(WQHD) 8.91GB 10.86GB
3840x2160(4K) 10.66GB 11.24GB

 

解像度が上がるほど少しずつVRAM使用量が上がる。

4Kのウルトラでは、ゲーム内で11GBを使用するが、VRAMはゲームだけが使うものではない。

私のPC全体では、4Kウルトラは13GB超のVRAM使用量を記録した。16GBギリギリ使うことはないけれど、12GBは超えてきた形だ。

VRAM12GBまでのミドルハイGPUなら高のWQHD、16GB以上のハイエンドクラスGPUならウルトラ4K設定が安心して使えると言って良さそう。

ハイエンドマシンでもFHD100fps台

1920x1080でも、ウルトラだとVRAM10GB超え

VRAMを使うだけあって、ウルトラはかなり重い。

i9-13900KF & RTX 4090においては、FHDでもGPUバウンドとなる結果を示し、「達成」FPSは100fpsとなった。

レイトレーシング設定がなかなか重いようで、レイトレーシング設定を切り替えるだけでもいくらかのフレームレートの違いが生じる。

レイトレーシングクオリティによるフレームレートの違い (1920x1080 / ウルトラ)

レイトレーシングオン、オフによって、フレームレートはFHDで16fpsほど違うようだ。

レイトレーシングクオリティ 達成FPS
レイトレーシングオフ 120fps
クルマの反射 107fps
クルマの反射+RTAO 104fps
全反射 104fps

 

しかし、16fps落として「全反射」を狙うほど、価値ある視覚効果とも思えない。

皆さん、「レイトレ」と聞くとサイバーパンク2077を思い出すのではないだろうか。(思い出せ~思い出せ~)

あれのなによりすごかったのは光の効果だ。溢れる光によって影が生み出されるという、現実さながらの光源効果こそがレイトレだと言わしめたわけ。

そこんとこForza Motorsportの場合、レイトレの効果はどちらかというとAO(アンビエントオクルージョン=影をつける効果)の方が顕著に働いているように見える。そして、光がない。

つまり、レイトレオンにすると画面が全体的にちょっと暗くなるだけなんだ。

影のリアリティとしては正しいのだが、画としてはややおとなしい印象を受けてしまう。

AOによる影は非常に大切で、接地感を増したり「物がそこにある感じ」を演出するのだが、ここに本来RTGI、レイトレーシンググローバルイルミネーションが入ってこそ、光と影のコントラストができる。

どうも現バージョンにはPC版もRTGIが効果に入っていないのでは?と思うさみしさがあるんだよな。ヘッドライトなども昼夜問わず光っている感じがしない。

しかしゲーム性は素晴らしいぞ。初心者からベテランまでどころではない。障害がある人も楽しめるような非常に丁寧なアシスト。巻き戻しのリワインド機能などで、手軽に本格レーシングライフを楽しめる。

(c) Microsoft 2023

Forza向けおすすめゲーミングPC

CPU:i7-13700F
GPU:RTX 4070 Ti 12GB
メモリ:16GB DDR4
ストレージ:1TB(Gen3) NVMe SSD

HighでWQHDくらいまでを楽しめるスペック。人気の一台でございます。

CPU:i7-13700F
GPU:RTX 4080 16GB
メモリ:16GB DDR4
ストレージ:1TB(Gen3) NVMe SSD

16GBを搭載するRTX 4080の中で、CPU性能抑えめの安価なモデル。

CPU:i9-13900KF
GPU:RTX 4090 24GB
メモリ:32GB
ストレージ:1TB(Gen4) NVMe SSD

100fpsが狙えるRTX 4090搭載モデル。これ買っとけばこういうゲームがポンと出てきたときにも気にせずすぐ飛びつけるというわけですわ。

 


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